何でも事典 2001/1/1-12/10
2001/12/10
当日消印有効ってなんだ 
●テレビなどを見ていると懸賞で『締め切りはX月X日、当日消印まで有効』という言葉を聞くが、それでは何時までに葉書をポストに投函すれば良いのだろうか。これはポストに投函するか郵便局の窓口に持っていくかで違ってくる。ポストに出す場合は、郵便物を集める集配車の最終回収時間に間に合えば、その日の消印が付く。ただし、ポスト脇に書いてある回収時間はあくまでも目安で、掲示してある時間より早く回収してしまうことが少なくないので、早めに投函するのが無難だ。また、小さい郵便局の場合は、窓口の開いている時間に持っていけば大丈夫だし、24時間開いている『集配郵便局』という大きな郵便局の場合は、時間外窓口で速達扱いとして手渡すと、その日の消印が付く。ただし、普通郵便では平日19時、土曜日は15時でアウトになってしまう。

油売りはサボらない
●昔からサボっていると、どこからともなく『油を売るな!!』という声が飛んでくる。それでは、なぜ『油を売る』が『サボる』と同じ意味になってしまうのだろう。かつて電灯が点るまでは、一般家庭では油が夜間の照明に使われていた。油は升に入れて販売していたが、升の底に残っている油の最後の一滴が落ちてくるまで待つ必要があった。油屋は当然、最後の一滴が落ちてくるまで、お客さんと世間話などをしながら長い時間を過ごすことになる。一見するとおしゃべりばかりしてサボって見えることから、『油を売る』というようになった。なお、油関連の言葉に『油断』がある。油断は注意を怠るという意味だが、これは家来の一人に油の入った壺を持たせ、万が一油をこぼした場合は、『命を絶つ』と言明したことから『油』で命を『断つ』、転じて油断になった。この2つの言葉はまだ油が貴重な時代に出来た言葉だ。

印鑑に朱肉が使われる理由
●印鑑というと何かにつけて必要だが、文字通り『判を押した』ように、印鑑を押すインクには印肉が使われている。実際には印判が朱色でなければいけないという決まりはないが、習慣上朱が一般的になっている。昔から日本では赤い色は、太陽とか、燃え盛っている火を連想させることから尊く神聖なものとされ、魔除けの色にもなっている。たとえば、神社の朱塗り、赤い鳥居、達磨さんの色彩がそれである。印鑑の朱肉もめでたい色であると同時に、魔除けの意味を持たせたようだ。庶民が印判を使うようになったのは江戸時代でで最初は黒印が使われた。朱肉を使われるようになったのは明治からだ。

2001/12/3
回転寿司はなぜ安い
●この不景気のなか、繁盛している商売の代表は回転寿司だ。一皿に2カン乗って100〜200円が標準で、高めの皿でも300〜400円止まり。腹いっぱい食べても普通の人なら一人2,000円でお釣りがくる。“今時”の回転寿司には子供の好きそうなプリンや唐揚げなども流れており、休日に家族連れで出掛けても1万円でお釣りがくる。それでは、なぜ回転寿司がこんなに安いのか。それはネタを見るとタコは西アフリカ、イカはベトナム、サケやサバはノルウェー、甘エビはアイスランドなど海外から輸入されているからだ。もちろん、味噌汁の具になるシジミも中国産という具合で、国産のネタを使っている割合は30%弱、70%弱が輸入物だという。輸入物は冷凍されているため味が落ちると思われがちだが、新鮮なまま船の上で冷凍されるケースが多く、生のまま流通してどんどん鮮度の落ちる国産物に比べると、美味しく感じるネタも少なくない。輸入物のおいしい魚が回転寿司の隆盛を産んだといってよかろう。

激安バーガーの秘密
●今年の流行語の一つにワンコイン亭主がある。普通、ワンコインというと500円だが、なかには100円亭主も出てきて、端から見ていて涙ぐましいものがある。そのワンコイン亭主ご用達が平日限定・激安バーガーだ。100円でお釣りのくるハンバーガーが販売されているが、採算が取れるか心配になる。輸入牛肉を使っているにしても、ハンバーガーには人件費、材料費、土地代がかかる。正価では原価率が40%程度なのに、激安バーガーは70%程度と非常に高く、お客さんが全員激安バーグばかり食べていると経営はお手上げ状態になるはずだ。しかし、それでも経営状態が良いのは原価率の低いソフトドリンクやポテトを販売して、カバーしているからだ。ハンバーガーショップがセット販売やサイドオーダーをすすめるのは激安バーガーの原価率の高さをカバーするためなのである。

喫茶店のコーヒーはなぜ高い
●最近のコーヒー店というと、セルフサービス、スタンド式が主流だ。昔ながらの喫茶店は、ドトールなどに押され、細々と営業を続けている。セルフ式のコーヒースタンドではブレンドが1杯200円前後なのに対し、街の喫茶店では500円近くもする。コーヒースタンドと喫茶店とでは、こんなにコーヒーの価格は違うが、実際にはコーヒー1杯に使用される豆代はせいぜい20〜30円前後で、価格の違いは人件費や土地代の差で、ゆったりしたスペースをとっている喫茶店のコーヒー代が高くて当然といえる。

2001/11/26
カブ湯が咳止めに効果
●先週号では風邪の効率的な予防法を紹介したが、栄養素としてはビタミンCの大量摂取が有効とされる。お勧めしたいのがサツマイモだ。案外知られていないがサツマイモには繊維質だけでなくビタミンCが大量に含まれている。サツマイモのビタミンCはデンプン質に包まれているので加熱による損失は極めて少ない。また、皮をむかずに調理した方がビタミンCの流失は防げるという。皮ごと調理する時は水洗いにたわしを使うよりも、柔らかい布やスポンジでこすった方が良い。サツマイモは徹底的に洗うよりサッと洗った方がカリウムやマグネシウムなどのミネラル分が流れ出すのを防ぐことが出来るからだ。

大根おろしはすぐに食え
●大根おろしもビタミンCをたっぷり含んだ健康食品として知られている。しかし、大量に大根おろしを作っても、そのまま作りおきしていてはビタミンC効果を効率よく得ることは出来ない。例えば、大根おろしに含まれているビタミンCは5分経つと残存率は90%、20分後には80分と時間の経過とともに減ってしまう。食塩や二杯酢、三杯酢で合えれば、ビタミンCの減少を少し押えることが出来るが、それでもおろしてすぐに食べるのにはかなわない。

イチゴの効果的な洗い方
●イチゴは冬が出回り期だ。イチゴはビタミンCが豊富な果物だが、実は傷みやすいので、買ったその日に食べるようにしたいものだ。イチゴを食べる時に注意したいのは洗い方で、基本はヘタをつけたまま洗うことである。というのも、ヘタを取って洗うと、その部分からビタミンCがどんどん流出してしまうからだ。イチゴでジュースやジャムなどを作る時にも、洗ってからヘタを取って調理するのが基本といえる。

冷凍野菜は凍ったまま調理
●野菜に含まれるビタミンCは水に溶け出したり、加熱調理で失われるほか、冷蔵庫で保存しているだけでも消失する。しかし、冷凍野菜は新鮮なものを急速冷凍したものだから、ビタミンCの含有量は落ちていない。しかし、自然解凍すればビタミンCが溶け出すので調理する際には凍ったまま過熱した方が良い。

ビタミンC入り飲料の欠点
●ビタミンC入りの飲料が大流行だ。なかには『レモン?個分のビタミンC』入りといったキャッチフレーズをつけて売り出しているものもある。確かにビタミンCを簡単に摂取することが出来るが、問題はこのようなジュース類には糖分が多く入っていることで、肥満の素になりかねない。

2001/11/19
カブ湯が咳止めに効果
●冬の訪れが早くなり、東北地方から雪便りが聞こえてきた。日本列島全土に冬将軍が居座るのはもうすぐだが、まだ雪の降っていない地区でも風邪が流行している。風邪といえば、いろいろな症状があるが咳ほど苦しいものはない。咳き込むと熱が出やすいし、眠ることも出来ず体力を消耗しやすいからだ。咳を止めるのに大きな効果があるのがカブだ。カブにはビタミンC、B、A、ブドウ糖などが含まれ、風邪以外の胃腸の病気にも効くというから『腹風邪』には最適だろう。咳止めになるのはカブの絞り汁で、成分エキスがそのまま喉に入るので効果は抜群だ。カブ汁の作り方は@カブを良く洗う、A皮ごとおろし器でおろす、Bそれをキッチンタオルなどでこす、Cこの絞り汁大さじ2〜3杯、氷砂糖1〜2個に熱湯50CCを注ぐ…というもので、それを熱いうちに飲む。そうすると、喉の不快感が消え、咳がおさまる。

蜂蜜レモンで風邪予防
●風邪をひきやすい人や風邪が流行する季節に予防効果を発揮するのがレモンだ。レモンはクエン酸とビタミンCが豊富で、風邪予防のエース的な存在だ。しかし、そのままレモンを食べるのは至難の業で、『蜂蜜レモン』にして摂取すると良いだろう。レモン1〜2個の絞り汁に、蜂蜜小さじ1〜2杯を加えて熱湯を注げば出来上がり、熱いうちに飲めば発汗作用が出るので効果的だ。毎日、蜂蜜レモンを飲めば風邪の季節もスイスイ乗り切ることが出来る。

緑茶のうがいでウィルス退治
●最近、注目されているのがお茶パワーだ。緑茶の食中毒を予防する作用が、最近になって新たな効用として注目を集めている。それは緑茶の成分にカテキンにウィルスの感染を防止する効果があるからだ。インフルエンザは多くの人を苦しめ、しかも毎年新たな種類が発生し、ワクチンの製造が間に合わないこともある。このウィルスを寄せ付けないためにも緑茶のうがいをおすすめしたい。

食べたミカンの皮を利用する
●冬はコタツに入ってミカンを食べる、そんな楽しみがある。食べたミカンの皮を捨てる人が多いかも知れないが、そんなに簡単に捨ててはもったいない。風呂にミカンの皮を湯船に浮かべれば体があたたまるし、それよりも何よりも、ミカンの皮は『陳皮』(ちんぴ)という立派な漢方薬で、咳を止めて、痰の切れを良くし、血行を良くするなどの効果があり、更に二日酔いや便秘などにも効き目がある。ミカンの皮をカラカラに乾燥させ、乾燥剤を入れ空き瓶に保存しておけば、家庭の常備薬代わりになる。

ビジネス界の世界一
(投資相談の報酬bP)
 モナコの投資コンサルタント、ハリー・D・シュルツ氏の投資相談料は60分で平日2,400ドル(約28万8,000円)、週末3,400ドル(約40万8,000円)という。同時が主宰する投資情報誌『インタナショナル・ハリー・シュルツ・レター』は1部50ドル(6,000円)もする。

(お金持ちの投資家bP)
 バークシャー・ハザウェイ社を率いるウォーレン・バフェット氏は世界一の投資家として有名。同氏の資産は推定で280億ドル(3兆3,600億円)といわれている。

(最古の同族会社bP)
 石川県小松市にある法師旅館は717年に創業されて以来、46代続いている世界最古の同族会社である。

(給料の低いCEObP)
 アップル・コンピュータ社の常任CEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズ氏の給料は年間1ドル。ただ、就任時に同社からはガルフストリーム社の豪華な飛行機と、1,000万株のストックオプションが贈られている。

2001/11/12
風邪には胡椒入りスープ
●全国各地で初霜、初氷、初雪のニュースが連日入ってくるが、これは『風邪便り』と同じ意味を持つ。風邪にかからない方法は『十分な睡眠と栄養豊かな食事』ということだが、年末に向けて大忙しのビジネスマンが十分な睡眠と栄養豊かな食事を摂るのは至難の業だ。今回は風邪に負けない食事の秘訣を紹介しよう。まず、お勧めは胡椒がたっぷり入ったスープである。風邪をひいている時には、コショーなどの刺激物を摂取するのは『喉や胃を荒らすから…』との理由で避けがちだが、これは『常識の嘘』の一つだ。胡椒には、胃腸を温めて調子を整える作用があるし、それ以外にも解熱作用や筋肉のコリを取り除く働きがある。ビタミンやミネラルも一緒に摂ることができる具沢山の野菜スープなどに胡椒をたっぷりかけて食べれば、発汗、発散作用で熱が外に出てきて、体の中にこもっていた熱っぽさは取れていく。一度お試しあれ。
長ネギの匂い成分が効く
●古くから伝わる民間療法に『長ネギ湯』を飲んで風邪を治すというのがある。これはネギに含まれているアリシンという成分が含まれていることを知らぬ間に、経験的に良いものと認識したものだ。アリシンはネギ独特の匂いの原因になる成分で、血行を良くしたり、発汗作用を促す働きを持ち、これが風邪からの回復を早める手助けをする。また、長ネギの白い部分が持つ殺菌・解熱作用も風邪の症状を改善するのに役立っている。

発汗にはタマネギ湯を
●長ネギが風邪に効くのと同様、タマネギも負けていない。というのも熱いタマネギ湯は体を温め、熱を発散させ、おまけに解熱効果も備えているという優れ者だからだ。そもそも、タマネギは長ネギと同じ硫化アリル、ビタミンB1、カルシウム、リンなどが含まれ、それが体に良い効果をもたらす。さて、タマネギ湯の作り方だが、タマネギ4分の1を細かく刻んだものと味噌小さじ2分の1程度をあらかじめ温めた器に入れて熱湯を注ぐだけで作ることができ、まだ熱いうちに飲むというものだ。。

喉痛はニンニク汁でうがい
●喉が痛い、これは口から入ろうとしている菌を扁桃が防いでいる証拠だ。その時はニンニクの殺菌力を利用して、後押ししてやれば早いうちに直る。おろしニンニクをガーゼで濾した汁をぬるま湯コップ1杯に2、3滴混ぜてうがいをするだけで良い。喉の奥までしっかりと、うがい液が届くようにすることが肝要だ。ニンニクは加熱すると殺菌力が落ちるので、匂いが気になっても、必ず生で使わないと意

2001/11/05
マツタケは高級品!?
●秋の味覚といえばマツタケ、即座に答えられても、なかなか口にすることが出来ないのが現実だ。ちなみに2000年に赤ん坊から老人まで日本人1人当たりが口にしたマツタケの数量は輸入物・国産を含めて30グラムに過ぎない。2000年のマツタケ輸入量が約3,500トンだったのに対し、国産はわずか181トン。従って、国産のマツタケを食べる幸運を享受出来る人は極めて少ないことになる。どうにか口に入る輸入物は品薄の状態にあり、また国産物も京都が豊作になったものの@岩手は例年の10分の1、A長野は乾燥気味で減産、B広島は9月の残暑で減産…という具合で、マツタケは庶民から遠のいて行くばかりだ。

世界のマツタケが日本に集合
●それでは、マツタケはどの国から輸入されているのだろうか。多い順(2000年)に列挙すると@北朝鮮1,309.8トン、A中国1,307.8トン、B韓国387.4トン、Cカナダ271.1トン、D米国86.7トン、Eトルコ68.6トンなどで、日本のマツタケ市場に向けて活発に輸出される。アフリカのモロッコ、オセアニアのトケラウ諸島という国々まで日本にマツタケを輸出しており、モロッコでは『マツタケ長者』が誕生するほどだ。日本でマツタケが収穫できる府県は広島が90トン程度で、あとは長野、岩手、岡山、京都、山形で生産している。国内キノコで生産量が多いのはエノキダケ、ブナシメジ、生シイタケ、マイタケ、ナメコ、ヒラタケの順だが、エノキダケの11万トンに対し、マツタケはたった181トンだから、いかにマツタケが貴重品か理解出来よう。

関西人はマツタケ好き
● それではマツタケの好みを首都圏と近畿圏の東西で比較するとどうなるか見ることにしよう。圧倒的な強さで近畿圏に軍配が挙がる。2000年の地域別輸入量は近畿圏が2,281トン、一方の首都圏は近畿圏の4分の1の575トンに過ぎない。卸売市場の取扱量(輸入+国産)は大阪・京都市場の839トンに対し東京市場は574トンと少ない。嗜好としては東京が『つぼみ』重視なのに対して、関西は『かさ』の開いたものに人気が集まる。関西ではかさの開いたマツタケをすき焼きや佃煮に使うからだ。

輸入物なら韓国産
●輸入物にはそれぞれ特徴がある。北米産は香りが強く歯触りは柔らかめだが、色が白いのですき焼き向き。中国産は香りが逃げやすいので、フライが向くとか。日本のマツタケに近いのは韓国産、他の生産国に比べて値は張るが鮮度なら輸入物では一番だ。


力持ちの世界一
(飛行機を停止させた男)
1997年6月、オーストラリアのオットー・エイクロン氏は、離陸して飛び立とうとしている300馬力のセスナ2機を反対方向に引っ張り、15秒間停止させた。

(ビア樽を頭に乗せた男)
1998年6月、英国のジョン・エバンス氏は、11個のビア樽を頭に乗せることに成功した。また、同氏は重さ159.6kgの軽自動車を33秒間頭に乗せた。

(驚異的な肺活量を持つ男)
1994年9月、英国のニコラス・メイソン氏は、気球を約45分間で2.44メートルまで膨らませた。

(トラックを牽引した男)
1999年11月、米国のハロルド・コリンズ氏は重量約23トンのトラックを約40秒の間に30.5メートル牽引した。同氏は『鉄の熊の首領』とあだ名されている。

(客船を牽引した男)1998年9月、米国のモーリス・カタルシオ氏は44トンの客船を91メートルも引っ張った。なお、彼は当時69歳だった。


2001/10/22
食事のときに水を飲まない
●現在、秋が真っ盛り。美味しいと、ついつい食が進み、気がついてみれば体重が増えていたという経験をされた読者は多いに違いない。最近、ペットボトルが普及したこともあって、食事の時にミネラル・ウォーターやお茶をガブ飲みしながらおかずやご飯を食べる人がいるが、実はこれが肥満の原因の一因になっている。食事中に水を飲まないのがいい理由は、固形物を食べた時に一緒に水が入ると、胃に食物がとどまる時間が短くなって、速いスピードで腸に送られてしまうからだ。胃での残留時間が短くなると、その分、満腹感が減り、胃での消化もされにくくなる。お茶を飲むなら、食前に少し飲むか、食後にゆっくり飲んだ方が体に良いに決まっている。

満腹感より満足感
●食べ過ぎないように食事の量を減らすと、どうも満足感が得られず、欲求不満に陥りかねない。しかし、量が少なくても満足感を得る方法はある。それは無意識に食べずに、出来る限り目で楽しみ、食べる時も香りを楽しみ、味をじっくりかみしめ、歯ごたえを確認し、栄養バランスを考えながら食べることだ。味わって食べれば、自然に食べるペースがゆったりし、少ない量でも満足感は得られる。何の意識もせずにパクつくことは食べ過ぎのもとになる。ただし、ゆっくり食べるにも一工夫がいる。冷ましながら食べる熱い料理や確り噛まないと食べられない固い料理にすると、食べる速度が必然的にゆっくりになるので、肥満の原因といわれる早食いを防ぐことになる。

食欲を抑えるインテリアとは
●早食いは満腹中枢の反応を鈍くするので肥満の一因になる。そう判っていながら食べるスピードを落とすことが出来ない人はインテリアを工夫してみると良いだろう。食欲を抑える色は濃い青で、カーテンやテーブルクロス、更に食器まで青に統一すれば食欲を抑えることができる。逆に食欲を増進する色はオレンジ、茶色などの暖色系だから、インテリアで食欲をコントロール出来る。

後片付けは素早く
●食後の後片付けを素早くやった方が肥満防止にはいいらしい。食卓におかずの残っている食器が残っていると、いったん食べ終えたはずなのに、ついつい気になって仕方なく食べてしまう。しかし、とっとと皿を片付けてしまえば、食べたくても食べられないので我慢するしかなく、テーブルの上がスッキリするので一石二鳥だ。ダイエットをしている人なら、皿に少しぐらいおかずが残っていても、素早く食器類の後片付けをするくらいの心構えがほしい。


2001/10/15
台風の語源は?
●地球の温暖化が進み、海面水温が年々上昇しているせいか、今年は台風の当たり年で、10月に入っても台風の心配をしなければならないのは久々のことかも知れない。ところで、台風を英語にすると“Typhoon”(タイフーン)になり、日本語の台風と語感が似ているため、寿司同様に語源を日本語と思っている人が多いようだが、これは大間違いだ。もともと、中国で強い風のことを『颱』と書き“たいふうん”とも呼んでいて、それが英語のタイフーンになって、日本で『颱風』という漢字をあてたものだ。この『颱風』が戦後に簡略化されて現在の『台風』になった。ちなみに台風は地域によって呼び名が違う。北大西洋や北太平洋東部で発生する台風をハリケーン、インド洋で発生する台風をサイクロンという。台風は北半球および南半球で発生しているが赤道付近では1個も発生しない。それは地球が自転しているので、赤道あたりでは風が渦を巻かないからである。

台風の基準は?
●台風の基準は1991年4月から、それまでの『気圧』から『風速』に変わった。すなわち、気圧の低さではなく、どれくらい風が強いかが基準になった。台風として認定される基準は中心の最大風速が毎秒17.2メートル以上、それ以下は熱帯性低気圧になる。気象庁は2000年6月に大きさも強さも新しい分類に変更した。変更後の大きさは『大型』(強風域の半径500〜800キロ未満)、『超大型』(半径800キロ以上)以外の表現は無くなった。強さも『強い』(最大風速毎秒33〜44メートル未満)、『非常に強い』(45〜54メートル未満)、『猛烈な』(54メートル以上)としか表現しないことになった。

沖縄に上陸しない
●台風が発生すると、台風がいつどの地区に上陸するかが話題になるが、それでは『上陸』の定義は何だろうか。気象庁によると、北海道、本州、四国、九州のいずれかの海軍に達した時に用いる。島や半島を横切った場合には『上陸』ではなく『通過』となる。従って、台風銀座の沖縄を台風が到来した時は『通過』としかいわない。また、赤道付近で発生した低気圧は常に台風になるとは限らない。実際には台風になる低気圧と、台風にならない低気圧がある。台風になるための条件は@海面水温が26〜27度以上あること(台風は海上で発生する)、A赤道に向かって北東からの風と南東からの風があること…で、この2つの条件が備わると、それが地球の自転によって渦となり、北に向かって台風になる。

映画界の世界一
(最も興行収益を上げた映画bP)
1997年に公開された『タイタニック』は全世界で18億3,500万ドルの興行収益を上げた。もっとも、近年は入場料が値上がりしており、一概に昔の映画と比較できない。ちなみに、1939年の『風とともに去りぬ』は興行収益3億9,340万ドルだったが、インフレを補正すると37億9,000万ドルにもなる。

(最も収益の多い俳優bP)
ハリソン・フォード氏が主演した24本の映画は、合計30億1,000万ドルの収益を上げた。そのうち10本は2億ドルを超える収益があった。

(最もお金のかからなかった映画bP)
1927年のサイレント映画『ザ・シャッタード・イリュージョン』(オーストラリア)の制作費は1,458ドル。

(コストパフォーマンスが最も高い映画bP)
ダニエル・マイリックとエドゥアルド・サンチェス監督の映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の制作費は2万2,000ドルで、それに対し収益は2億4,050万ドルだった。

2001/10/8
虫食いのマツタケを選べ
●秋の味覚に欠かせないのがマツタケだが、高価なのが玉に傷だ。せっかく、大奮発して買っても、大外れでは目も当てられない。素人がおいしいマツタケを選ぶのが所詮無理な話で、ここは玄人である青果市場のプロに聞くことにしよう。マツタケにつく虫は何を決め手に選ぶのかということになるが、虫は良い香りのマツタケを選んでいるというのが『虫食い説』の根拠だ。そもそも昆虫は目が悪いため、エサを探すのも天敵の接近を知るのも嗅覚任せで、昆虫学的にいっても納得がいく。ただし、虫がいたままではマツタケは食べにくい。しかし、食べられる部分を塩水につければ、虫は出て行くので心配は入らない。なお、虫食いは軸に部分に起こる。プロは軸の部分を指で押して、ブョッとした部分を選ぶという。

両性のフグの白子は危険
●寒くなると出番が多くなるのがフグ。食通はヨーグルトのように滑らかなフグの白子を食べたがる。白子はフグの精巣で、卵巣ほど毒のある種類は少ないが、それでも、クサフグ、コモンフグ、ヒガシフグ、サンサイフグなどの精巣は食用に出来ない。食べることの出来る白子はトラフグ、カラスフグ、マフグ、シマフグ、シュウサイフグ、メフグという種類に限られる。それでも、奇形のフグを食することは出来ない。それは雌雄同体のフグで、一匹のフグが雌の器官である卵巣と雄の器官である精巣を同時に持ち合わせているものだ。卵巣と精巣が一体ずつ揃っているもの、背中合わせにくっついているもの、卵巣の一部から精巣が生えているものなど形態はいくつかに分かれるが、どの形態でも毒を持っているものが多い。単純な雄なら精巣は無毒で食べられたのに、有毒の卵巣にくっついていたばかりに食用にできない。

毒消しが困難なフグの毒
●フグの肝臓や卵巣、そして種類によっては精巣にも含まれている猛毒は1912年、田原良純博士によって『テトロドトキシン』と名づけられた。その後、50年にフグ毒を結晶として取り出すことに成功、64年に化学構造が判明、70年にフグ毒の合成に成功した。このフグ毒の結晶は外形的には無色で無味無臭、水やアルコールやベンゼンなどの有機溶剤には溶けない性質を持つ。毒の強靭さを示す性質として@耐熱性が高い、A直射日光や紫外線に抵抗力が強い…があるが、これは煮沸しようが日に干そうが毒消しが不可能なことを意味している。また免疫性がないことも問題で、そのため、毒ヘビにかまれた時のように免疫血清で解毒することも出来ないフグ毒、想像以上に手強いものがある。

2001/10/1
柿の成り年、不成り年
●秋は柿、ブドウ、梨、リンゴなどが次々と出回り、果物好きにはこたえられない季節だ。ところで、柿は昔からやたらに実が成る年と余り成らない年があるが、それはなぜだろう。ただし、その現象は若い木には起こらない。多くの場合は樹齢15年経った、人間でいえば青年時代から起こり始め、老木になるほど目立ってくる。成り不成りのサイクルは1年おきだが、植物によっては2、3年サイクルのものもある。この現象が起こるのは、成り年は養分を多く使い、木そのものが疲弊するので、その次の年は休養して養分を蓄えるからだ。ちなみに桜は枝を切ってはいけないが、柿の場合は実を枝ごと折ると、翌年には若い小枝が出て、その小枝に花が咲き、実がたくさんなる。柿は枝を茂らせると実の付きが悪くなる。

リンゴの果実部分は?
●丸い真っ赤なリンゴ、皮をむいて、すぐの真っ白い部分を果実と思っている人が少なくない。しかし、実際は違う。そもそも、果実は多くの、種子を中心にして、その周りを果皮が包んでいる。そして、果皮は外果皮、中果皮、内果皮とに分けることができる。バナナの場合は多肉質の細胞である中果皮と内果皮を食べる。中の方の小さな黒いツブツブは種の痕跡だという。リンゴを食べる部分は正確には花托(かたく)という部分で、花をつけていた柄のてっぺんが膨らんだものだ。本当の果実の部分は、普通、芯と呼ばれ、種を囲んでいる部分だ。

ビタミンCが豊富な柿の葉
●柿の色はビタミンAの前身であるカロチンの色だ。1個の実で見た場合、果物のなかで高いカロチンの含有率を誇るが、ビタミンCはネーブルやグレープフルーツなどに比べると少々劣る。その代わり、柿の葉はビタミンCたっぷりで、特に4月から初夏にかけての若葉に多く、100グラム中1,000ミリグラム含まれ、レモンの10倍、ホウレンソウの20倍も含んでいるという。昔から柿の葉は肌を綺麗にするといわれ、健康茶として根強い人気を持つ。

酔い覚ましに柿が一番
●飲酒後の体をいたわるものといえば、シジミ汁や梅干し入りのお茶などが昔から伝えられているが、実は柿の効き目は抜群だ。酔い覚ましに効く柿の成分はフルクトース(果糖)とペクチン、そしてタンニンで、フルクトースはアルコールの分解を助け、ペクチンは血液中のアルコール濃度を下げ、渋みの素であるタンニンは胃の粘膜を引き締める。どの果物よりフラクトースとペクチンの多い柿、それに利尿効果の高い柿、酔人ご用達の果物といえる。

生存者と人命救助の世界一T
(高所から落下して助かった幼児)
スペインで1997年、生後1年6ヵ月の幼児アレハンドロ君が7階のマンションの窓から落下したが、歯が折れて打撲を負っただけで助かった。

(パラシュートなしで生き残った女性)
ユーゴスラビアのスチュワーデス、ヴェスナ・ヴロヴィックさんは、乗っていた飛行機が爆発したため、高度1万160メートルの上空から落下したが、生き残った。

(オートバイの最速事故で助かった男性)
米国で行われたオートバイのレースで、ロン・クック氏は時速322kmで衝突事故を起こしたが助かった。

(自動車事故の最年少生存者)
1999年、アルゼンチンのバージニアさんは自宅で産気づき病院へ行こうと、ヒッチハイクして車に乗せてもらった。ところが渋滞で車が動かず後部座席で女の子を出産。しかし、もう1人生まれそうだと聞いた運転手は、前の車を追い越そうとして他の車の衝突。しかし、赤ん坊と女性は軽傷を負っただけで、別の車で病院に運ばれ男児を出産した。

2001/9/24
お風呂に木炭を入れる
●木炭といえば昔は燃料としての使い道が一般的だったが、最近はそれ以外に清浄効果や脱臭効果が注目されている。木炭は室内の空気を浄化し、精神にも良い影響を及ぼし、現代人のストレス解消に役立つことが知られている。ところで入浴はリラックスするのに最適の方法だが、木炭をバスタブに入れると、お湯を柔らかくして、皮膚へのあたりをよくしてくれる。それだけでなく、木炭本来が持つ『遠赤外線効果』が血行を良くし、疲れた体をほぐすことができるし、体の芯まで温まるので、湯冷めしにくいという。今夜から、ぜひ試してみよう。

タンポポを入浴剤に
●最近、アロマオイルやハーブを利用して入浴する人が少なくない。アロマオイルやハーブを使って入浴するとリラックス効果が得られるのは判っているが、アロマオイルは比較的高価で、ハーブもなかなか入手しにくいのが難点だ。しかし、わざわざ、それらを使わなくても、入浴のリラックス効果を身近な植物から得ることができる。ユズ湯などはその代表的なものであるが、乾燥させた“よもぎ”、更に食べ終わった“ミカンの皮”も立派なバスハーブになる。そのまま入れるのではなく、ガーゼなどにくるんで、風呂に入れれば、リラックス効果は増幅する。

効果が抜群な足湯
●入浴は疲れを取り除くのに最適だが、それは血液中に溜まった疲労物質を除去する働きがあるからだ。そのためには、血液の循環を良くしてあげる必要があるが、足は血液を送り出す心臓から一番遠いため、それだけ血の巡りが悪くなっている。しかし、足に到達した血液は心臓に送り返され、血液を全身に送り出すポンプの役割を果たしており第2の心臓ともいうべきものだ。従って、足を集中的に温めてやれば、全身の血行もよくなる。そして、足を温めるのに一番効率が良いのは『足湯』で、深めの洗面器やバケツにお湯を張って、15〜20分ほど、両足を浸すだけで済む。

冷え性の人はぬるめの湯に
●冷え性の人に合った入浴法はぬるめの湯に時間をかけて浸かることだ。体をゆっくり温めれば、お風呂を出てからの体温下降カーブはそれだけ緩やかになるため、湯冷めはしにくい。また、ぬるめの湯につかると交感神経の働きがやわらぐので、リラックス効果も高くなる。もし、風呂に長時間入ることで、心臓への負担が大きくなるようなら、半身浴をしたり、頭に冷たいタオルを乗せると良いだろう。ぬるめの湯に入浴すれば、冷え性で冬場に寝つきの悪い人でも、ぐっすり眠れるはずだ。

2001/9/17
1世帯当たり貯蓄額が減少
●金融広報中央委員会は9月11日、『家計の金融資産に関する世論調査』(2001年)を発表した。まず貯蓄の保有状況だが、2001年の1世帯当たり平均保有貯蓄額は1,439万円と前年の1,448万円を下回った。貯蓄額が減少に転じたのは1998年の1,309万円以来のことだ。また、貯蓄保有世帯の中央値は900万円と前年の920万円を下回ったが、これは1991年以来、10年ぶりで、一家の台所事情は予想以上に厳しくなっているようだ。

収入低下を補う消費減
●1世帯当たりの貯蓄保有額が減った理由を列記すると@定例的な収入が減ったので貯蓄を取り崩した(49.7%)、Aこどもの教育費用、結婚費用の支出があった(31.9%)、B耐久財消費財購入費用の支出があった(26.1%)、C土地・住宅購入費用の支出があった(26.1%)、D旅行・レジャー費用の支出があった(10.0%)、E株式、債券価格の低下により、これらの評価額が減少した(6.9%)…だった。減少した理由で特に目立ったのは@の定期的な収入が減ったこととEの有価証券の評価額が下がった…などで、レジャーや耐久財購入を見送りながら、家計をやりくりしている姿を感じ取ることが出来る。なお、貯金の目的は病気・災害への備え(69.4)%)がトップ、2番目は老後の生活資金(58.6%)、3番目が子供の教育資金だったが、老後を意識した貯蓄づくりといった意識が年々高まっているため、高齢化社会を意識すると老後の資金作りは大事になってくる。

●このような状況下で一般世帯はどのような投資手段で資産を増やすつもりなのだろうか。『今後保有を増やしたい、また始めてみたい金融商品は?』という答のトップは預貯金(郵便貯金を除く)で、47.1%と前年の37.8%から大きく跳ね上がった。なお、郵便貯金も43.2%と前年の36.9%から増えている。株式は9.6%と8.9%から増加したものの、『資産運用は預貯金で…』という守りの姿勢がより堅固になったことを示している。前年に比べて数字が下落したのは公社債投信と信託及び株式投信などだった。

老後を意識して安全運転
●資産運用をする際に、一般世帯が重視している理由は何か。そのトップは『元本が保証されている』で、34.5%もの人が支持している。2番目は機動性を意識した『預入・払い戻しが自由』(21.5%)、3番目は『取扱信用機関の信頼性』で、『利回りが良い』は長期化した超低金利が嫌気されたせいか4番目になった。これは一般家庭が超低金利に嫌気をさし、現在のマネー環境に大きな期待を寄せていない証拠といえるだろう。

冒険旅行の世界一
(自転車による旅の記録bP)
ドイツのウォルター・ストール氏は1959年1月〜1976年12月までの間に、159カ国64万6,960キロメートルを自転車で旅をした。

(エベレスト登頂の記録bP)
ネパールのバブ・チリ氏は、2000年5月21日、エベレスト山頂までの8,848メートルをわずか16時間56分で登り切るという記録を樹立した。

(車イスによる旅行記録bP)
カナダのリック・ハンセン氏は1973年に交通事故で下半身不随となった。しかし、1985〜1987年にかけて車イスで4大陸34ヶ国を回り、総距離4万75.16キロメートルを旅した。

(徒歩旅行の記録bP)
米国フロリダ州のアーサー・ブレシット氏は、1969年12月25日に出発し、以来7大陸277カ国を徒歩で訪れた。総歩行距離は5万3,351キロメートルだった。同氏は3.7メートルの十字架を背負って、行く先々でキリスト教を伝道して回った。

2001/9/10  1122号
じゃがいもの汁は良薬
●『花より団子』という格言があるが、『読書の秋より食欲の秋』という人の方が多いかも知れない。実りの秋といわれるように、これから旬の食べ物が市場に多く出回る。美味しいものを美味しく食べることが出来るのが秋だが、暴飲暴食をすると健康に悪いのはいうまでもない。それでは、暴飲暴食のおかげで、胸焼けをしたり、胃もたれをした場合にはどうするか。意外や意外、じゃがいもの“すりおろし汁”を飲めば良い。胸焼けにじゃがいもの汁なんて飲んだら、病気がもっと悪くなりそうな気がするが、じゃがいものビタミンCの作用が胃の粘膜を守ってくれるし、胃潰瘍の人にも効果的だという。食間の空腹時に、生のまますりおろしたじゃがいもの汁をスプーンで1〜2杯飲むだけで効果覿面(てきめん)だ。ただし、じゃがいもの芽は有毒なので、必ず取り除いていただきたい。

じゃがいもの黒焼き
●じゃがいものすりおろしを飲んでも胸焼けや胃もたれが改善しない場合にはどうするか。この時は『じゃがいもの黒焼き』が効果的らしい。作り方は簡単、じゃがいも4、5個を皮つきのまますりおろして鍋に入れ、かき混ぜながら弱火で煮詰めれば良いのだ。水分がなくなり、鍋の底に黒いおこげができるまで約1時間、このおこげをかきとって、すりこぎなどで潰して粉末にする。それを密閉容器で保管しておき、1日に1〜2回、1グラム程度を粉薬のように飲めば不快な症状は和らぐ。

ナシと大根おろしは名コンビ
●大根おろしにはジアスターゼという消化を助ける消化酵素があるが、旬の果物を使うと食欲不振や胃もたれに、より効果が大きくなる。大根おろしにナシを入れると、その実に含まれている消化酵素が大活躍をする。ナシの実をおろすと大根と似たような食感になるので、食べる人には抵抗はないし、実をあられ切りにして、大根おろしに混ぜて食べても美味しく食べられるので一度試していただきたい。

胃に優しい豆乳
●胃の調子が悪い時に牛乳を飲むと良いとされているが、豆乳にも同様の働きがあるらしい。豆乳の成分はタンパク質、脂質、糖質、ビタミンB1だが、この脂質が荒れた胃に作用してくれるらしい。市販のものでも良いが、自家製でも作れるので紹介したい。まず、大豆を200グラム用意する。水で洗ったあと一晩水につける。次にその、大豆をミキサーにかけたものを鍋に入れて煮る。沸騰したものに水を加え4、5分煮込み、フキンで絞って絞ったのが豆乳、これに蜂蜜を加えたものを空腹時に飲むと良い。

2001/9/3
効率的な並行読書
●読書の秋ということで、それでは何か気の利いた本を読もうとしても、日頃、本を読んでいないと、どのような本を選んだらよいのか判らないという人が多いはずだ。また、多忙な状況で1冊の本を読み切るのが難しいという人もいるだろう。こういう場合には、数冊の本を同時に読む『並行読書』をぜひ勧めたい。1冊の本を読むのでさえ時間がかかるのに、並行読書なんかできない・・・と思うかも知れないが、1冊の本を完全に読破しようとするとダレて挫折することが多い。それだったら、1冊の本にあきた時には別の本を読む方が効率的というものだ。

専門分野の本を探す
●仕事や研究などで、どうしても専門分野の本を探す必要に迫られる。誰もが、そのような経験をしたことがあるはずだ。まして、自分の専門外のことを著した書籍を見つけるのは困難を極める。そういう時は百科事典を利用すると良い。簡単なことなら百科事典でも用は済むし、もう少し詳しく調べたいのなら、百科事典に付記された参考文献を探し、その著者の本を探せばよい。また、百科事典の専門分野を担当している著者の本を探すという方法もある。

本の内容を把握する
●課題などを出されて、どうしても特定の本を読まなければならないことがある。ゆっくり読む時間があれば問題はないが、時間がない場合には、どうすればよいのだろうか。オーソドックスな方法は『斜め読み』で、ページの右上カドから左下カドに目を走らせ、はし書きやあと書きをジックリ読んだあとに、ページをめくりながら漢字を追うだけでも、ある程度の内容は把握できる。ほかにも、小見出しだけを読み、流れを把握するという方法もあるが、一番手っ取り早いのは、その本を読んだ人から直接内容を聞き出すことかも知れない。

良い本かどうか見抜く
●とりあえず、書店で本を買ってみたものの、内容がつまらず、途中でやめてしまうことは珍しくない。小遣いを減らされている世の亭主族にとって迷惑千万な話だが、そんな無駄な時間とおカネを省くためにも、少し工夫する必要がありそうだ。一番良い方法は、本屋には申し訳ないが、適当な箇所をいくつか選んで、数ヵ所読んでみることだ。冒頭と最後の部分は面白くて当然、パラパラめくって面白い部分が多ければ買うと決めておけば良いだろう。また、目次や索引を見て、自分が興味のある部分を拾い読みして、選ぶという手もある。限られた時間と費用で、本を選択するには、その人なりの工夫を見つけて欲しい。

達人技の世界一U
(コマ回しの記録bP)
1998年、米国ジョージア州のウッドストック高校でホール・グラハム氏が回したコマは2時間52分11秒回り続けた。
(ルービック・キューブの記録bP)
1982年にハンガリーで開かれた『ルービック・キューブ世界選手権』でベトナムのミン・サイ氏が樹立した記録は、22.95秒というものだった。

(輪ゴム飛ばしの記録bP)
1999年、米国ペンシルバニア州のレオ・クラウザー氏は、同州のワイオミング・エリア高校体育館で、輪ゴムを30.16メートル飛ばすという記録を作った。

(トランプ投げの記録bP)
米国ペンシルバニア州のジム・カーロル氏は、1992年、マウント・アイダ・カレッジで、普通のトランプを61.26メートル飛ばすことに成功した。

(ピーナッツ投げの記録bP)
オーストラリアのエイドリアン・フィンチ氏は、1999年、重さ4グラムのピーナツを34.1メートルの距離まで投げた。

2001/8/27
風邪を即効で治すには
●昼間と夜間の温度差が大きくなってきたせいか、夏風邪を引いて苦しんでいる人が多いようだ。一番手っ取り早く風邪を直す方法は、とにかく汗をかくことにつきる。苦しいだろうが、布団にもぐって、体の間に隙間ができないようにする。首にタオルを巻いておくと、どんどん汗が出てくるはずだ。また、食べ物も鍋焼きうどんとか熱いものをとるといい。ただし、汗をかいたらスポーツ飲料などで水分とミネラルを補うことを忘れずに…。汗を出すだけでは脱水症状になってしまう。

鼻づまりを治すには
●風邪をひくと鼻がつまりやすい。鼻がつまると、ついつい口で息をしてしまうため、喉までいためてしまう。鼻づまりをすぐに緩和したいのなら、長ネギを利用するのが一番だ。長ネギを切って、切り口を縦に裂くと、ネバネバの液が出てくる。このネバネバの液をガーゼにつけて、しばらく鼻にあてると、鼻づまりが治っていく。もう、ひとつの方法は、水を通すというものだ。鼻の両脇をこすって、つまった鼻汁が外に出やすいよううにしてから、一方の鼻の穴を押さえ、手ですくった水を流し込む。日常的に鼻を洗う習慣をつけると鼻がつまりにくくなり、風邪の予防にもなる。

乗り物酔いを即、解消
●乗り物酔いをしやすい。そういう理由で旅に出られない人がいる。電車やバスはもちろん、遊園地の回転木馬で酔ってしまう人もいる。そもそも乗り物酔いは体の平衡感覚をつかさどる耳の奥の三半規管が、乗り物の振動によって異常をきたして起きることが多い。それによって、頭痛やめまい、吐き気をもよおしてしまうのだ。その吐き気をすぐに止める方法があるので伝授しよう。いわゆる鳩尾(みぞおち)を両手の指を使って、息を吐きながら5、6秒押せばいいのだ。これを10回も繰り返せば、胃あの働きが調整されて、嘔吐感は消えるはずだ。ぜひぜひ、試してもらいたい。

いびき防止は横向きに寝る
●夏は旅行のシーズン、リラックスをしにいったつもりが、余計にくたびれて帰ってきた人は少なくない。その最大の理由はいびき、同行者のいびきで一睡もできずに眠れなかったという嘆きはよく聞かされる。旅行で疲れて、普段、いびきをかかない人までいびきをかくから、余計にたちが悪い。案外、自分でもいびきをかいている場合もある。いびきを防ぐ一番簡単な方法は、横向きに寝ることだという。仰向けに寝ると気道が狭くなり、いびきが出やすいが、横向きだと気道を確保できるのでいびきがでにくい。

2001/8/13
スズメバチが大発生
●ここ数年、スズメバチの被害が増えている。アシナガバチ、スズメバチに刺されたという届出は1990年に約4,800件だったのが95年には3万件、99年には5万件を超えた。この原因はスズメバチがジュースの空き缶の残りを飲んだり、干物を食べたりというように、スズメバチたちの都会化が進んでいるためだという。また、今年に入ってスズメバチの被害が増加しているのは、少雨と猛暑で、巣作りが容易でエサとなる虫が多くなったからだ。野外で実際に調査をした専門家によれば、民家などに巣を作るキイロスズメバチの巣の数は例年の10倍以上も発生しているという。夏に巣が大きくなり、女王蜂を育てる9月から10月にかけては、スズメバチの警戒心が強まるので注意が必要になるのはいうまでもない。

マムシより怖いスズメバチ
●新聞紙上などでスズメバチに襲われた人が亡くなられたというニュースが流れることは珍しくない。現実にスズメバチに刺されて、年間30〜40人も死んでいるから、マムシ並に危険な昆虫といってよいだろう。ともあれ、住居及びその近くに巣などを発見した場合は迷わず保健所に相談して専門業者に駆除してもらうのが一番。特に、スズメバチの一種であるオオスズメバチは地中に巣を作るため分かりにくいので注意が必要だ。

何度も刺せる毒針
●ミツバチは比較的皆に可愛がられるが、スズメバチはハチのなかでも悪役にされている。これは他のハチにもいえることだが、女王蜂を中心の集団生活をするスズメバチは警戒心が強く、巣に刺激を与えようとする部外者に対して、毒針を武器に攻撃してくるからだ。攻撃はスズメバチの体が相手にぶつかった瞬間に反射的に刺し、すぐにハリを抜いて、体勢を整えて、何度も襲ってくる(ミツバチと違ってハリが体内から抜けることはない)。悪いことには、攻撃中に興奮物資を空中にバラ撒き、これが警戒フェロモンとなって、他のスズメバチを呼び込むので、集中攻撃を受けかねない。

黒い服を着ない
●スズメバチはハリに毒のある限り、何度も攻撃してきて、人の命をおびやかすが、万が一、遭遇してしまったらどうするか。一番良い方法は大声を出さず、そばにきても手ではらわず、静かに去ることだ。また、野山を歩く時は、黒はスズメバチを刺激するので、白い服と帽子を身につけ、出来る限り肌を露出しないことだ。万が一刺されたら患部を洗い冷やして抗ヒスタミン及びステロイド軟膏を塗り、すぐに病院に行くことだ。

2001/8/6
夏バテは万葉の昔から
●夏バテは比較的新しい言葉で、昔は『暑気あたり』とか『夏やせ』と呼ばれていた。『夏やせ』は万葉集にも出てくることばだったが、昔の夏バテと現在の夏バテでは内容が大きく異なる。昔の夏バテは@汗をかいて塩分不足になり、Aだるくなり疲れが出る、Bそのため、食欲が落ち、淡白で栄養価の低い食事が増える、C夜寝苦しくなり睡眠不足になる・・・などが原因だったが、現在の夏バテは様相を異にしている。確かに暑さ負けしている人たちも多いが、『寒さ負け』が原因という声も出ている。朝夕の通勤時間、電車の中は冷房が効いている。会社に行けば、どこにも出かけない限り、外気と温度差のある状態に置かれている。普通の状態なら、血管は体を冷気から守るため収縮するのだが、冷房馴なれすると、外の暑い外気に触れても血管が拡張しなくなる。血管がずっと収縮したままだと、自律神経のバランスが崩れ、ひどい場合には血行障害、体温保持中枢の異常が起こり、手・足腰の冷え、頭痛、倦怠感、胃腸病、めまいなどさまざまな体の変調が起きてくる。夏バテを予防するには冷房は弱くしたほうがいいのはいうまでもない。

ひ弱な力士たち
●相撲は肉体のぶつかり合い。その迫力は見る者を圧倒する。力士の筋力はさぞかし強いと思われがちだが、実際には一般人より劣るというデータがある。某大手病院が『片方の足を伸ばす筋力を測定し、これを体重で割ったもの』を指標として測定した結果はオリンピック選手クラスだと1.2、国体選手クラスで1.0、スポーツをしている一般人で0.8が平均だという。しかし、力士の平均は0.73で、0.5とか0.6という低い値も少なくなかったらしい。力士の筋力が弱くなった背景は、力士の大型化にある。体重で圧倒するのを目的に太るのはいいが、筋力を鍛えないので、『相撲とり、引退すれば、ただのデブ』になりかねない。

なぜ流行る大観覧車
●観覧車が流行している。遊園地に限らず、お台場、葛西臨海公園、大阪・梅田のビルの屋上にある観覧車には連日、多くの若者が押しかけるという。利用者の多くは若者、密室で都会の夜景を眺められ、しかも1,000円足らずの料金で10〜15分も乗ることができるとあっては、カップルが利用するのはよく判る。商売的に考えれば、大観覧車は常に動いていて新しい客を次々乗せられるので、設置してしまえば、ジェット・コースターなど他の乗り物に比べて、利益率は格段に高い。営業側から見れば、観覧車だけに、回転率も高い乗り物なのである。

2001/7/30
100円雑誌の収支
●最近、駅前などで、少し怪しそうな人が雑誌を1冊100円で売る姿を見かける。マンガや人気週刊誌は飛ぶように売れているらしいが、それらは駅のホームにあるゴミ箱から拾い集められたものだ。“雑誌拾い”は何人かでグループを組み、どうにか1人50〜60冊程度を確保し、販売人に売却するという。ちなみに、拾った雑誌の買取価格は1冊20円程度。“雑誌拾い”がどんなに頑張っても1,000円程度の収入にしかならない。しかも、電車賃は自腹だから、“雑誌拾い”は決して割のよい商売とはいえない。

消防車? いえ救急車です
●思わぬ怪我をした時や急病で困った時に、頼りになるのが白い車体の救急車というのは常識だったが、最近では赤い消防車が駆けつけるケースが見られるようになった。何かの間違い、そう思う読者はいると思うが、東京消防庁は1999年8月から119番に出動要請があっても、救急車が出払っている時などに、代わりに消防車が出動するという制度ができており、これに基づいたものだ。階段や通路が狭く、患者を運ぶ台車が使えない場合にも救急車と一緒に消防車も出動する。ただし、消防車で出動した隊員は消防活動にきたと勘違いされないように、制服は普段の紺色ではなく水色を着る。東京消防庁では消防車の代替出動を年間7万件以上と想定しており、火事のない場所でも赤い消防車を見かけるケースが増えそうだ。

菜食の方がキレやすい
●ここ数年『キレる』現象が多くの事件を招いている。それでは人が『キレる』とはどんな現象なのだろうか。“感情”は普通、脳に送られた信号が情報の中継所である『視床』を通じて『大脳皮質』に届き、そこから『扁桃』に送られると同時に、信号を受け取った『前頭葉』が抑制の信号を『扁桃』に送り、コントロールされた形で感情表現される。ところが『キレる』と、『視床』まで届いた情報が、そのまま『扁桃』に送られてしまい。“理性”の場である『大脳皮質』からの情報を受け取る前に感情が爆発してしまう…と考えられている。また、原因の一つとして考えられているのは“セレトニン”の減少だ。“セレトニン”は呼吸や血圧などの基本作用にかかわる物質であり、快・不快や暴力と関わりがあるという。サルを使った実験では“セレトニン”が不足したサルは攻撃的になり、仲間に噛みついたり殺したりすることが判っている。ちなみに、“セレトニン”を作るのは動物性タンパク質。肉を食べないベジタリアン(菜食主義者)の方が切れやすいとは意外だ。

2001/7/23
大豆で脳に活性化
●豆腐、油揚げ、そして納豆の原料となる大豆は良質のタンパク質を多く含んでいることで知られる。そのことから大豆は健康食品の代名詞となっているが、同時に脳を活性化し学習能力を高めてくれる機能を持つ。その役割を果たしているのが大豆に多く含まれているレシチンという成分だ。レシチンは、多種多様な情報を脳まで送り届けてくれるので、これを摂取することで、記憶力や学習能力を高めることが出来るのだ。また、レシチンは細胞が生まれ変わるために必要な酸素や栄養分を取り入れる機能がある。レシチンは人気の健康食品だが、ここは大豆を美味しくいただこう。夏の冷奴は夏バテで頭の働きが鈍った人には最高のご馳走だ。

物忘れがひどくなったら
●サフランはスペイン料理で有名なパエリアや洋風粥ともいえるリゾットなどの料理を鮮やかな黄色に染めてくれるスパイスだ。このサフランが見直されている。もし、『物忘れがひどい』、『うっかりミスが多い』と悩んでいるのなら、サフランを摂取するといいだろう。ところで、ボケ症状をもたらす大きな原因は、脳のなかでも、記憶や学習に重要な働きをしている海馬(かいば)という場所の萎縮や、海馬の神経細胞の脱落といわれている。実は、この海馬の悪い状態を改善し、その働きを高める役目がサフランに含まれているクロシンという色素成分にあるという。最近では、クロシンにイチョウ葉エキスやビタミンEなどを配合した健康食品が市販されているので是非利用されたい。サフランを摂取すれば、ボケ防止や、アルツハイマー病や脳梗塞などの予防にもなる。

タケノコが脳を活性化!?
●実に意外なものが脳を活性化させる。それは日本人の食卓で馴染みが深いタケノコだ。タケノコは確かに成長のシンボルで、そのイメージ通り、細胞を若返らせて、老化を防止してくれる。老化防止に効果があるのは、白くて柔らかい穂先の部分の皮に近い部分、つまり姫皮と呼ばれる部分で、タケノコの旨みの成分であるアスパラギン酸やチロシンを多く含んでいる。そして、この成分が人間の新陳代謝を活発にしてくれるほか、ホルモンの材料となって脳を活性化してくれるという。タケノコのなかでももっとも効果的なのは掘りたてのタケノコだ。旨み成分は時間が経つとエグミ成分に化けるので注意が必要だ。従って、掘りたてのタケノコは手に入れたら出来るだけ早めに食べたいものだ。すぐに食べない時は、アク抜きをしてから水に浸して、冷蔵庫に保存しておくといい。

2001/7/16
エアコンの売上げ40%増

●今年の梅雨は陽性型だった。いつ梅雨が明けるかヤキモキさせられたが、7月11日に関東甲信越で平年より9日、作年より5日早い梅雨明け宣言が出された。ところで、この猛暑で笑いが止まらないのが家電メーカー、6月25日からの1週間でエアコンの売り上げは前年を40%上回ったという。しかし、エアコンの爆発的な売れ行きで取り付け工事は3週間遅れが普通。まごまごしているとクーラーを設置した頃には猛暑が収まっているかも知れない。

猛暑は外出しないのが一番
●東京で梅雨入り宣言が出された6月6日以後、最高気温が平年を更新する日が続いている。6月6日から7月10日までに気温が30度を超す真夏日にならなかったのはわずか2日だけだ。7月に入ってから暑さに拍車がかかってきたが、東京消防庁によると1〜9日までに男性68人、女性29人、合計97人が熱中症で病院に運ばれた。前年同期の45人に比べて2倍以上に増え、生命が危険な状態な陥った重篤患者は3人を数える。同消防庁は予防策として@炎天下で外出したり、高温となる屋外や屋内での作業やスポーツを避ける、A外出の際は帽子をかぶるか日傘をさす、B休憩を適宜とって水分を補給する…などを呼び掛けている。これは普通の健康体の人に当てはまることで、老人や赤ん坊など体の弱いものは炎天下に出歩かないことが一番だ。日傘といえば、今年の流行食は黒。東京のあるデパートでは7月に入って8,000〜10,000円クラスの高価なものが前年同期比60%増の売り上げを見せている。

日射病と熱射病は正反対
●夏に警戒しなければならないのが日射病と熱射病だ。この2つの病気を混同している人が少なくないが、全然違う病気で、当然対処法も違ってくる。まず、日射病だが、太陽の直射を頭部や首筋に受けた時によく起こる。顔が赤くなって、汗が出なくなるという症状である。一方の熱射病は、高温時に動き回ったケースに起こりやすく、顔色が青くなり、冷や汗が出なくなる症状で、日射病とは全く違うのが判る。日射病の応急処置は、涼しい木陰などで頭を高くして寝かせ、呼吸を楽にするために上着を脱がせるなど楽な体勢にしてあげ、頭や体に水をかけてあげて、水分を欲しがった場合には十分に飲ませてあげることだ。なお、熱射病の場合は頭を低くさせて寝かせ、毛布などでくるんで体を温めるのが一番で、決して頭を冷やしてはいけない。状態が落ち着いたら、小さじ1杯の塩を混ぜた水を飲ませてやるのが良い。ツバの広い帽子、これが一番の予防策だ。

2001/7/9
奈良漬でスタミナ回復!?
●下戸は酒粕をみただけで、顔が赤くなる奈良漬、その効力は大きい。奈良漬の原料である瓜などの野菜を酒粕につけると発酵が起こるが、実はその過程で生まれたメラノノイジンという物質が、細胞膜を丈夫にし、ビタミンやミネラルなどの吸収を助ける働きをするという。メラノノイジンの正体は、つけた素材をベッコウ色にする色素で、酒粕につけないでアルコールに漬けたコピー商品には何の効力もない。

スイカは栄養たっぷり
●夏といえば、スイカがつき物。冷やしたスイカにかぶりつく、それを想像するだけでも涼しくなる。スイカというと『水分ばかりで栄養がない』、そういう人が少なくないが、大きな誤解だ。果肉の部分はビタミンA、B1、Cを含み、ミネラルもカリウム、リン、鉄分、カルシウムと実に豊富だ。更に、グルタミン、アルギニン、シトルリンといった重要な成分が含まれている。なかでもシトルリンは利尿効果が高く、腎臓病患者には最適といわれるほどだ。スイカは、たっぷりの水分で乾いた喉を潤すだけではなく、栄養バランスに優れた夏の贈り物といって良いかも知れない。

豚肉パワーで夏を乗り切る
●沖縄といえばゴーヤ・チャンプルーを思い出す人が少なくない。もともとチャンプルーは炒め物のことで、ゴーヤ以外で豆腐、野菜、ヘチマなどでチャンプルーを作る。忘れてはいけないのは、チャンプルーの脇役として豚肉が使われることだ。チャンプルーは沖縄では夏のスタミナ食といわれるが、それ豚肉のビタミンB1が糖質を分解して、エネルギーにする働きを持っているからだ。糖質は体だけでなく、脳にとっても大事なエネルギー源。ビタミンB1が不足すると、集中力が低下したり、忘れっぽくなったり、イライラしたりする。ビタミンB1が多く含まれている豚肉、夏は他の季節より多めに食べたほうが良さそうだ。イライラを鎮めるカルシウムも豊富なので、シジミは栄養たっぷりの食品といえるだろう。もちろん、シジミは二日酔いにも最適だ。

冷奴でボケを防止
●夏になるとバテバテで頭が全く働かない。そんな経験を誰でも持っているはずだ。その場合は冷奴を意識して食べよう。大豆は良質のタンパク質を多く含み健康食品として注目されているが、脳を活性化させ、学習能力を向上させてくれる。その役割を果たしているのはレシチンという成分で、細胞が生まれ変わるために必要な酸素や栄養分を取り入れてくれる。トンカツに冷奴、これが夏のお勧めメニューだ。

2001/7/2
バテたら蜂蜜を…

●まだ、沖縄以外は梅雨明け宣言を出していないのに、先週は全国各地で30度を超える真夏日を記録、甲府では6月26日に36.4度を記録した。夏に弱い人はこの話を聞いただけで卒倒しそうだが、こんなことにならないように夏バテに最適な食品を紹介しよう。そもそも疲労は食事から摂取したエネルギーを使い果たした状態で、車でいえばガス欠状態だから起こる。その状態で何もしないと、人間の体も壊れてしまう。そうならないためには、消化吸収の早い糖質を摂取するのがいいらしい。かといって、砂糖やでん粉のような糖質がエネルギーに変わるためにはビタミンB1の助けが必要で、砂糖水だけを飲んでも、疲労回復に時間がかかる。その点、蜂蜜は成分がブドウ糖と果糖なので、ビタミンB1に頼らず、すぐ消化吸収されて血糖になり、エネルギーに変換できる。マラソンで選手がレース途中のスペシャルドリンクに蜂蜜を混ぜているのも、スタミナ回復に即効性があるからだ。夏バテの友は蜂蜜、ことしは是非そうしたいものだ。

グレープフルーツも最適
●疲れを取る食品で、お勧めはグレープフルーツだ。グレープフルーツにはクエン酸がたっぷり含まれているが、これが体内の疲労物質を無くす働きを持っている。レモンや梅干しもクエン酸がたっぷり含まれているが、より効果的にするには前述の蜂蜜をかけるといいかも知れない。また、リラックス効果を得たいのならラム酒やブランデーをかけてグレープフルーツを食するといいだろう。

夏バテにはシジミ
●夏バテで苦しんでいる場合、えてして、肝臓の機能が弱っている場合が少なくない。昔のことわざに『土用シジミは腹薬』とあるが、これはシジミに肝臓の働きを高めるタウリンという物質が含まれているためだ。タウリン以外にも、良質のタンパク質、ビタミンB2、B12や、イライラを鎮めるカルシウムも豊富なので、シジミは栄養たっぷりの食品といえるだろう。もちろん、シジミは二日酔いにも最適だ。

ショウガに健胃効果
●夏バテをする人は胃が弱っている場合が少なくない。そういう時はショウガを上手に利用するといいだろう。舌をピリピリさせるショウガの辛み成分のジンジロゲンには強い殺菌力がある。カツオのたたきやアジ、イワシの薬味に、昔からショウガがつき物だが、それは腹痛の原因である魚の寄生虫であるアニサキスに対して、ジンジロゲンが効力を発揮することが経験的にわかっており、健胃効果があるのを知っていたからだ。

2001/6/25
夏といえばビール

●喉の渇きをいやすために、ビールを水代わりに飲む人も夏に現われる。それでは、本当に夏にビールを多く飲まれるのだろうか。ビール酒造組合によると1999年から2000年にかけてのビール出荷量の比率は冬季(1999年12月〜2月)22.4%、春季(2000年3〜5月)23.8%、夏季(6〜8月)31%、秋季(9〜11月)22.8%だった。これは暑い季節になるとビールが売れることを裏付けるデータだが、1990年の夏季は26.4%に過ぎなかった。これは、この年は全国的に冷夏に見舞われたためで、“寒すぎる夏”はビール業界にとって天敵であることを示している。

欧州人はビール好き
●キリンビール株式会社によると、世界の国別ビール消費量のトップ10は@米国、A中国、Bドイツ、Cブラジル、D日本、E英国、Fメキシコ、Gロシア、Hスペイン、I南アフリカ…の順で、全体的な数量では、日本が世界5位の消費国に位置している。しかし、1人当たりの消費量のトップ10は@チェコ、Aアイルランド、Bドイツ、Cオーストリア、Dルクセンブルク、Eデンマーク、F英国、Gベルギー、Hオーストラリア、Iスロバキア…の順で、欧州勢が大半。全体の消費量では1位だった米国は12位、5位の日本はやっと25位に入るありさまだ。チェコでは年間1人当たり254本のビールを飲むのに対して、日本は89本、中国は16本に過ぎなかった。ちなみに、1人当たりビール消費量のトップ30には欧州勢が20ヵ国も入っていた。ただし、フランスはトップ30にも入らず、ワイン王国の面目を保っている。

都市部で好まれるビール
●それでは日本はどうか。1人当たりビール消費量(沖縄を除く)の多い順に並べると@東京、A大阪、B高知、C愛知、D石川、E新潟、F秋田、G広島、H京都、I青森・和歌山…になる。一方、少ない順に並べると@千葉、A埼玉、B奈良、C群馬、D栃木、E滋賀、F岡山、G茨城、H神奈川、I和歌山…になる。ここで特徴的なのは、ビールを多く飲むのは東京、大阪、愛知などの都市圏が多いのと、石川、新潟、秋田、広島、京都などの酒どころが多いことだ。なお、高知県が3位に入っているのは酒が好きな県民性といったところだろう。アルコールでも『酒といえば焼酎』という九州圏では福岡の15位が最高だ(熊本19位、佐賀21位、長崎25位、大分28位、宮崎35位、鹿児島37位)。1位の東京では年間1人当たり118.8本飲むのに対して、千葉63.5本と大きな差がある。


2001/6/18
見るだけでも効果大!?

●梅干しを見ると唾液が出るが、実際に梅干しを見て匂いを嗅ぐだけで唾液量は増えるとか。しかし、単に唾液の量が増えるだけではない。唾液は健康と深い関係があり、@自然に出る唾液(無刺激唾液)、A食べ物などの刺激で出てくる唾液(刺激唾液)の2種類がある。刺激唾液は脳が食べ物に反応して出てくる唾液のことだが、これが実は体に良い効果をもたらす。刺激唾液は無刺激唾液と違って、消化酵素をはじめ、さまざまな酵素が含まれている。そのなかでも『ペルオキシターゼ』と『カタラーゼ』は人体に有害な活性酸素を減らす働きがあるとか。梅干しを食べるに越したことはないが、眺めるだけでも健康にいい。

酸っぱさが体に良い
●梅干しと言うと、あの酸っぱさが好きな人と嫌いな人がいるようだ。しかし、実はあの強い酸味こそが、梅干しパワーの秘密なのだ。人間は梅干しのような刺激物を食べた場合、体を守ろうとする働きがある。それは生体防御反応と呼ばれるものだが、酸っぱい刺激を脳が感じると、胃を痛めないように胃粘膜の分泌が促進されるとか。梅干しを食べると逆に胃壁が丈夫になる。梅干しを与えたラットと与えなかったラットに、1時間後にアルコールを与えて、胃壁の状態を見ると、梅干しを投与されたラットの胃は出血がなかった。人間の場合でも効果はてき面。ただし、梅干しの効果が出てくるのは食べてから2時間後、梅干しを食べるならお酒を飲む前にしていただきたい。

梅干しの選び方
●梅干しにもいろいろな種類があるが、大きく分けると@塩だけで漬けたもの、A塩以外に調味料を入れたもの…に大別できる。塩だけで漬けた梅干しはクエン酸が多く酸っぱいが、問題は塩分が多いことだ。塩分の採り過ぎに注意している人は中粒1個が適量だ。

血の流れを良くする
●梅干しパワーのひとつに血流を良くする働きがある。血液に中性脂肪が増えると血がドロドロし、血流が悪くなって、悪さをする場合がある。中性脂肪が増える原因は高血圧とか暴飲暴食といわれてきたが、実はストレスでも増えることが判っており、多忙な現代人に高脂血症が増えている。血流が悪化すると血小板が固まり、血栓症を引き起こすことが考えられ、最悪の場合は脳梗塞や心筋梗塞を招きかねない。梅干しに含まれている『ムメラフール』という物質は、クエン酸と一緒になって、血小板が固まるのを防ぐ性質がある。梅肉エキスを飲むと血液の流れが良くなるとのデータもある。梅干し1日1個を心掛けたい。

2001/6/11
梅雨の語源とは
●6日、気象庁は『関東甲信越地方が梅雨入りした』と発表した。これは昨年より2日、例年に比べても2日早いという。『梅雨』は日本付近から揚子江流域にかけて現われる6、7月の雨の多い時期をさす。6、7月にかけて雨季になる地域は世界中を探しても余りないという。ところで、『梅雨』の由来だが、梅の実がなる頃だから『梅雨』(ばいう)という説と、この頃はジメジメしていて黴(かび)がよく生えるので『黴雨』(ばいう)という説がある。梅雨は雨が多く、湿気が多くいことから、嫌う人が少なくないが、梅雨時の雨は田植えには都合がいいらしい。ちなみに、雨の少ない夏を前にしての雨は、実際には恵みの雨になる。なお、梅雨時に雨が降らない状態をカラ梅雨という。なお、11日は暦の上で『入梅』(にゅうばい)だが、梅雨(つゆ)とは違う。入梅は太陽が春分点から80度の場所に調達した時をいうのである。ただ、入梅が梅雨と時期的にぶつかるだけなのだ。

効率良い糖分摂取にあんこ!
●梅雨には『梅』がつきもの、そこで梅のパワーを、ここで披露しよう。梅といえば、『梅干し』を連想された読者が多いに違いない。そもそも、梅が日本に伝来したのは平安時代の前で、中国からだという。江戸時代までは高貴な人々の薬として食された。一般庶民に食べられるようになったのは江戸時代になってからで、そのころにはコレラなど伝染病の薬として大切にされた。天正4年(1576年)に『壷を開けるな』という遺言によって残された梅干しが、現在も腐らずに乾燥した状態で残っており、まさにミイラ状態といえるだろう。

梅干しが体に良い理由
●梅干しには別名、『難逃れ』という名前がある。梅干しを1粒食べれば1日中健康でいられるということらしいが、実は梅干しに多く含まれるクエン酸が大事な役割を果たしている。梅干しは体に良いといわれているが、その主役となっているクエン酸にはどのような効用があるのだろうか。その一つは殺菌効果だ。クエン酸は腐敗菌の増殖を抑える効果がある。実際、クエン酸は強い酸性を示しているが、それこそが腐敗を抑えているのだ。梅干しの2番目の効力は疲労回復効果だ。20代から30代のまでの健康な男性に10分間走ってもらって、梅干しを食べた時と食べない時とに分けて、疲労回復度を比較すると、75%の人が『疲労回復が早くなった』という。それは梅干しのクエン酸がエネルギー源になりやすいことに加え、疲労物質の乳酸がたまらないような役割があるからだ。

2001/6/4
栄養たっぷりのアンコ
●小豆に砂糖を加えて作った『あんこ』の栄養価は高い。ちなみに、あんこに含まれている主な成分は@食物繊維、A鉄分、B炭水化物、Cカリウム、Dタンパク質、EビタミンB1、FビタミンB2、GビタミンB6…などで、これだけをみても小豆が体に良いことが判る。小豆は煮ることにより食物繊維含有量が倍近く増える。というのも、小豆を煮るとレジスタント・スターチと呼ばれるでん粉ができるからだ。そもそも、人間の腸は老廃物をためやすい場所だが、食物繊維は老廃物と発ガン性物質などを取り込み、体外へと排出される。従って、あんこは食物繊維を摂取できる有効な食べ物といえるだろう。キンピラゴボウ50グラムに含まれる食物繊維が3グラムなのに対し、大福1個(70グラム)は4グラムだから、食物繊維の量では大福に軍配が挙がる。あんこを使った和菓子などで、最も食物繊維を含んでいるのは羊かん。それは、羊かんには寒天の食物繊維が含まれているからだ。

あんこが健康美人を作る
●あんこには鉄分もたっぷり入っている。ほうれん草のおひたし50グラムの鉄分が0.45グラムなのに対して、大福1個(70グラム)1.05グラムだから、鉄分摂取には大福の方が効果的である。同じ、あんこを摂取するなら、鉄分の多いよもぎが入っている草もちの方が良い。なお、ビタミンB2は脂代謝を助け、B6は体内に入ったタンパク質が体を形成する物質に変化するのを助け、肌荒れ防止に役立つとか。あんこが便秘と肌荒れに良いのは一目瞭然で、健康美人になりたければ、大福を食うと良い。

効率良い糖分摂取にあんこ!
●あんこで健康美人になれるかも知れないが、糖分の摂り過ぎになる。そんな懸念が出てこよう。しかし、人間が1日に必要な糖分は300グラムだが、実際に食事で摂取しているのは平均250グラムで、現実には間食で50グラムを補給する必要がある。食後3時間後には血糖値が低下して、脳への栄養補給がスムーズに行かなくなることを考えると間食は必要なのである。あんこたっぷりの大福はチョコレート、アイスクリーム、ケーキなどに比べて、小さなカロリーで大きな糖分を摂取することができる“優れ者”なのである。糖分が脳に運ばれても、それだけではエネルギーにならない。エネルギーの火付け役となるビタミンB6があってこそ、やっと機能し始める。日本の伝統的な農産物小豆、それを煮て、砂糖を加えて作るあんこは日本人の健康を支えてきたといっても過言ではない。

オペラの世界一
(カーテンコールの記録bP)
1988年2月24日、ルチアーノ・パヴァロッティは、ベルリンのドイツ・オペラ座でドニゼッティの『愛の妙薬』のネモリーノ役を演じた後、165回のカーテンコールと1時間7分の拍手喝さいを受けた。

(長い拍手1)
プラシド・ドミンゴは1991年7月30日、オーストリアのウィーン国立歌劇場で『オテッロ』での演奏後、101回のカーテンコールを受け、1時間20分の拍手を浴びた。

(ショッキングな現代オペラbP)
リヒャルト・シュトラウスの『サロメ』(1905年)は、ヘロデ王の孫娘サロメが褒美としてバプテスマのヨハネの首を要求するという新約聖書に記載されている記事をオペラ化したもの。あまりに観客のショックが大きかったため、ニューヨークメトロポリタン歌劇場では27年間上演が禁止された。なお、メトロポリタン歌劇場は1966年9月に完成し、4,065人を収容する世界最大のオペラハウス。

2001/5/28
カロリーが少ない和菓子
●最近、若い女性の間で密かな和菓子ブームになっているという。和菓子といえば小豆がメイン、正月はおしるこ、桃の節句には桜餅、端午の節句には柏餅、そして彼岸にはおはぎやぼた餅というように、日本人の生活に小豆が欠かせないことが判る。ところで、和菓子人気の一つに『カロリーが少ない』というのがあるが、果たして、その説は本当なのだろうか、実際に検証すると(各1個、単位=キロカロリー)、@鯛焼き(100グラム)222、A大福(70グラム)165、Bようかん(100グラム)148、Cチョコレート(70グラム)386、Dドーナツ(65グラム)287、Eショートケーキ(83グラム)382…という結果が出ており、カロリーは洋菓子よりも和菓子の方が少ないことが一目瞭然だ。

小豆の煮汁は解毒剤
●小豆の歴史は古く、古代中国の薬学書には小豆の煮汁が解毒剤として使われていたとの記述があるとか。王侯貴族にも珍重され、日本に渡ってきたのは3世紀、当初は中国同様薬として使われていた。ということは小豆に薬効ありということだが、具体的にはどのような効果があるのだろうか。その第一はポリフェノールが多く含まれ、人間の体を酸性化させ傷つける活性酸素を除去する働きがあることだ。ポリフェノールは小豆そのものに一番多く、ゆで小豆、粒あん、こしあんと加工が進むにつれて減少する。しかし、熱を加えてもそこそこポリフェノールは残っており、あんに加工すると小豆のアミノ酸と砂糖のブドウ糖が熱によってアミノカルボニル化合物に変化して、抗酸化物質のメラノイジンが生まれるという。ちなみに赤ワイン1杯(200cc)とようかん2切れ、鯛焼き1個半に入っているポリフェノールの量はほぼ同じだから、下戸は赤ワインの代わりにようかんとか鯛焼きを食べるといいかも知れない。

目の疲れには小豆を!!
●小豆の皮は赤いが、その正体はアントシアニンだ。アントシアニンの種類は400を数えるが、そのなかで一番有名なのがブルーベリーの『疲れ目防止効果』だが、それでは小豆に含まれているアントシアニンの効果はどうなのだろうか。目に負担を与える実験をした後に、あんこを食べなかった人が同じ作業を繰り返すと基礎視力が落ちたのに対し、あんこを食べて作業をした人は基礎視力が下がらなかった。ブルーベリーでなくても小豆で目の疲れを取ることが証明されている。ちなみにブルーベリーのアントシアニンは目から脳への神経伝達物質ロドプシンの減少を抑え、目の疲れを予防する。

2001/5/21
じゃがいもが冬眠する

●北海道だけで、全国のじゃがいも生産の8割を占める。北海道は厳しい冬があるので、じゃがいもは春に植えて秋に収穫するだけだ。また、じゃがいもは本来生鮮食品。なのに春になっても北海道産の生のじゃがいもを食べることができるのは、雪が積もる前に家の近くの畑に穴を掘り、そのなかに20キロ入りのミニコンテナごと埋めて『冬眠』させるからだ。多くの品種を10キロづつほどに分けて入れるので大きな穴になるらしい。板切れやトウモロコシの殻などを保温材代わりにし、空気穴を確保して、土を軽くかぶせるだけで『冬眠装置』が出来上がる。雪が積もれば、外気温が氷点下20度だろうが30度だろうが、地下のじゃがいもは0〜2度前後の温度で休眠している。従って、雪解けの頃に掘り出しても、とてもみずみずしいじゃがいもを食べることができるわけだ。ただし、貯蔵中にでん粉が糖化するため、ホクホク感はなくなり、その分、甘さが増すようだ。

湿気と萌芽に注意
●それでは、一般消費者はじゃがいもをどのように保存したら良いだろうか。一番注意して欲しいのは湿気だ。仮に、じゃがいもを段ボール箱で入手した時には、段ボールのフタを早めに開き、湿気を溜めないようにしたいものだ。湿気が多いとじゃがいもを腐らす要因になるので気をつけたい。次は『緑化』を避けることである。なるべく、日光や蛍光灯の下にさらさないように、真っ暗で涼しい場所に置きたい。更に注意したいのは『萌芽』(発芽)である。萌芽を防ぐには摂氏2度程度でじゃがいもを保存するのがベターだが、仮に芽が出た場合は、その部分を除いて食して欲しい。

じゃがいもに有毒成分
●貯蔵するうえで、じゃがいもの『緑化』と『萌芽』を避けたい理由は、それらに有毒成分が含まれているためだ。じゃがいもは収穫後に光を浴びると、ソラニンやチャコニンなどの“グリコアルカノイド”(GA)と呼ばれる物質が皮の周辺に蓄積し、これがエグ味の原因になる。特に、メークインはGA含有量の多い品種で知られている。GAは表皮が紫色に変色した部分や、芽の基部に多く、これらは緑化した部分を大きく切り抜き、芽をえぐれば問題はない。しかし、外国では集団中毒を起こした例もあり、油断はできない。ちなみに、GAが大量に含有した部分を食べると腹痛や胃腸障害、虚脱、目まい、眠気、下痢などのさまざまな症状が出ることが報告されている。じゃがいもを美味しく食べるには出来るだけ光をあてないことが需要だ。

2001/5/14
じゃがいもの名前の由来
●じゃがいもには、馬鈴薯、ポテトという呼び名がある。『じゃがいも』は約400年前にインドネシアのジャカルタからオランダ人が長崎に持ち込んだことが名前の由来になっている。一方、『馬鈴薯』は、中国の古書に、地中に鈴のようにイモができるアメリカホドイモの記述を、小野蘭山という学者が取り違えて、そのまま命名したためだ。最後に、『ポテト』だが、インカ帝国で“パパ”と呼んでいたのが、いつの間にかサツマイモの“パタタ”になり、なまって『ポテト』になった。

じゃがいもの花の色は?
●『じゃがいもの花の色は?』、そう質問されると、『白』、『赤紫』、『淡赤紫』、『紫』というさまざまな答が返ってくるが、どの答も正解だ。白は農林1号や紅丸など、赤紫はキタアカリやベニアカリなど、淡赤紫は男爵薯やコナフブキ、紫はメークイーン、ワセシロなどで、品種によって花の色が違ってくる。もともと、フランスの宮殿では観賞用としてじゃがいもが栽培され、あのマリー・アントワネットが髪飾りにしたほどだ。その美しさに魅せられて、北海道各地で『じゃがいもの花見』が行われているらしい。

海の男を救ったじゃがいも
●現在は食生活が変わり、不足している栄養分をサプリメントで摂取することができるが、一時代前は海の上で数週間も過ごす長い航海ではどうしても新鮮な野菜や果物を食べることができなかった。壊血病にかかる船員たちは少なくなく、時として命を落とすこともあったという。しかし、壊血病はビタミンCを摂取すればすぐに直る病気であったため、船にじゃがいもを積むようになった。そもそも、じゃがいもはナス科の植物、アルカリ食品の一つで、ビタミンCが豊富に含まれている。野菜や果物に比べて長持ちする食品だ。海の男たちが船に積んでいたことも、じゃがいもの世界普及に拍車をかけたようだ。

ポテトチップスは栄養十分
● ポテトチップスは基本的に油で揚げるのでジャンク・フードに分類する人が少なくない。ビタミンCは熱や水に弱い性質があるため、揚げれば破壊されるという説は、ポテトチップスでは『常識の非常識』なのである。というのも、じゃがいものでん粉質がビタミンCを包み込み、熱で破壊されるのを防いでいるからだ。ポテトチップス100グラムに含まれるビタミンCは年間平均24mg、新ジャガになると49mgも含まれているという。また、高血圧の原因となるナトリウム(塩分)の増加を抑えるカリウムもたっぷり入っており、健康に良い食品だ。

2001/4/30
花の蜜と蜂蜜は違う
●『菜の花とミツバチ』は春の風物詩といえよう。都市化がどんどん進んだため、この光景をほとんど見かけなくなった。ミツバチから採取したのが蜂蜜、健康食品として皆によく知られている。そもそも、蜂蜜は古来より薬として使われていたが、中国では便秘、下痢、胃痛などに良いとされ、古代ヨーロッパでも湿布、外傷、火傷、痔に良いとされていた。ところで、蜂蜜というと、単にミツバチが花の蜜を集めてきたと思われがちだが、実はそんな単純なものではない。花の蜜はハチの体内で多様な変化をしながら脅威のパワーを獲得、それが人間にも効果があるということらしい。

内勤バチと外勤バチ
●ハチの巣は1匹の女王蜂を中心に2万〜4万匹の働きバチで構成される。働きバチには@花の蜜を集める外勤バチ、A巣の中で蜜を管理する内勤バチに分類できる。花の蜜にミツバチが新たな栄養成分を加えて、やっと蜂蜜になる。ミツバチが花の蜜に新たな栄養成分を加える方法は@花の蜜を採取する時に付着した花粉が蜜に混ざる、A花のミツを吸った後、採取したミツは一度胃の中に収められる…というもので、花粉は蜜にビタミンとミネラルを与える。また、ミツバチの胃の中に収められた蜜はグルコシダーゼという酵素によって、果糖とブドウ糖に分かれる。更に、ブドウ糖にグルコースオキシンダーゼという酵素が加わり、抗菌力を高めるグルコン酸が出来るという。ちなみに、蜂蜜の周りには黄色ブドウ球菌がほとんど繁殖しないことで知られている。また、無視できないのは糖分濃度の濃縮だ。内勤バチは巣に持ち帰った蜜の水分を口のまわりで蒸発させ、糖濃度を高める

抗菌と便秘防止に最適
● 蜂蜜は、ミツバチの花粉による栄養素の強化とグルコン酸による殺菌抗菌作用、さらに糖濃度を高め栄養価を凝縮したもの…といって良いだろう。具体的には人間に害を及ぼすO−157菌などの殺菌する力を持っている。甘いものは虫歯の引き金になるとして敬遠されがちだが、蜂蜜は虫歯の原因といわれるミュータンス菌の活動を抑制するパワーを持っているので、蜂蜜を上手に利用するといいだろう。また、蜂蜜は便秘に悩む人にとっては有益な食材だ。グルコン酸が腸の働きを活発にするからだ。グルコン酸が小腸を通り抜け大腸に到達すると、これが善玉菌のビフィズス菌のエサとなり菌を増加させ、排泄バランスが整い、便秘が改善するという。ただ、蜂蜜だけでグルコン酸を摂取しようとするとカロリーオーバーになるので乳製品と一緒にベターだ。

2001/4/23
春眠暁を覚える!?
●『春眠暁を覚えず』は孟浩然が作った漢詩『春暁』の一文、春の朝は気持ち良く、夜が明けたのを知らずに眠ってしまう。そんな様子を表したものだ。しかし、実際には不眠で悩む日本人は推定1,000万人以上を数える。不眠症の定義は『安眠できない夜が慢性的に4週間以上続いた状態』だとか。不眠症の原因は『精神的興奮や不安によって眠れない』、『呼吸器や循環器系に問題を抱えている』に大別でき、大半は精神面の不安が不眠の背景になっている。更に、タイプ別にすると@入眠困難(床についても寝つきが悪く1時間以上眠れない)、A中途覚醒(夜中に何度も目覚めてしまう)、B早朝覚醒(朝方の3時か4時に目覚めて、以後眠れなくなる)になる。自分がどの不眠症のタイプかを知るには、睡眠ポリグラフ(脳波、眼球運動、筋電図などを連続的に測定する方法)で検査すれば一目瞭然だという。

眠ろうとすれば眠れない
●不眠症の克服法は、入眠困難型が@眠れないからといって床に就かない、A寝巻きを2枚用意しておく…というもの。眠れないから…と早く寝ようとすると、意識過剰で逆に眠れなくなる。寝巻きを2枚用意するのは気分転換のためだ。要は少しでもリラックスできる環境を作ることが肝心である。中途覚醒型の克服法は@寝酒は控えめに、A目に見える場所に時計を置かない、B眠れない時は一度床から外に出る…など。寝る前の深酒はアルコール中の覚醒物質が働くと夜中に目が覚めることが多いし、時計を見ると心理的なプレッシャーがかかる。眠れないなら床を出て眠くなるまでボーっとするのがいいらしい。早朝覚醒型は老人性不眠症ともいわれる。その克服法は@昼寝をしない、Aうつ病の可能性があるので診察を…ということだが、35歳が眠りの老化の曲がり角で、早朝覚醒型不眠症に誰もがなる可能性がある。

2日で7〜8時間寝ればOK
●不眠症はどうやら、眠れないことによる意識過剰が背景にあるようだ。睡眠時間を1日単位でとらえずに2日トータルで考えれば、その合計で7〜8時間眠ることができれば問題はないらしい。実は不眠症をうったえる人たちが増えてきた原因は日本国民が夜型に移行したからかも知れない。国民生活時間調査によれば、午後10時以降に起きていた人は昭和35年(1966年)に34%に過ぎなかったのが、現在では80%近くまで増えている。深夜放送やインターネットなどが眠る時間を減らしたことで、『眠れない』、『朝が辛い』、『昼間も眠い』などの“帽子現象”に皆が蝕まれている。

2001/4/16
アイシャドウは虫除け
●アイシャドウは目をくっきり見せる化粧法だ。アイシャドウといえば、クレオパトラを思い出す人が多いが、ルーツは古代エジプトにあった。実はこのアイシャドウ、おしゃれのためのメイクアップではなく、実用的な目的があったのだ。当時は衛生状態が悪く、目の周りにハエが止まり、バイ菌をうつされることが少なくなかった。最悪の場合は失明に至ることもあったため、虫除けにアイシャドウが使われたのだ。具体的には孔雀石を砕いたブルーの粉を油で練り、香料を溶け込ませたものを塗るようになった。古代エジプトのシンボルは濃厚なメイクアップを施した目。この目は『ホルスの目』と呼ばれ、完成当時のピラミッドの頂上にも大きく描かれていたことで知られている。

水戸黄門の秘密
●最近、テレビで話題なのは『水戸黄門』を石坂浩二が演じていることである。『水戸黄門』のテレビ初放映は昭和44年(1969年)で、実に30年を超える長寿番組となった。そもそも『水戸黄門』の『黄門』は中納言を指し、水戸徳川家に与えられる最高の官位で、代々の当主は皆黄門と名乗った。テレビに出てくる黄門は読者もご存知の通り、2代藩主の徳川光圀(みつくに)のことだった。光圀は『大日本史』を編纂したが、全国を歩いて調査したのは配下の安積澹泊(あさか・たんぱく)と佐々十竹(さっさ・じっちく)で、実際には光圀が領地内から出た記録はない。『水戸黄門漫遊記』はこのような老人がいたら面白いという発想から、講釈師が面白おかしく作り出したものである。

弥次・喜多の正体は?
●弥次、喜多は『東海道中膝栗毛』に出てくる名コンビだが、この作品自体はお伊勢参りや都見物のガイドブックだった。江戸時代後半になると町民は豊かな財力を持つようになり、暇さえあれば名所見物の旅に出るようになった。といっても江戸時代の旅は表向き、神社・仏閣などの信仰地を訪れ、一家の健康と繁栄を祈ることが名目になっていた。一番人気は伊勢神宮、ついで江ノ島、大山巡りというものだが、お参りはあくまでも口実で、グルメ、ショッピング、夜遊びが目的だったとか。それを目当てにガイドブックが出版されたわけだが、その最高傑作『東海道中膝栗毛』を十返舎一九(じっぺんしゃ・いっく)が1802年に著し大ヒットした。これに味をしめた一九は金毘羅参詣、木曽街道、善光寺などのガイドブックを次々と書いていったが、実際には江戸を離れずに、各神社が各地に派遣していたPRマンから情報をもらって書いていたという。

高価な食べ物の世界一
(高価なコーヒーbP)
インドネシアの『コピ・ルワク』というコーヒーは1kg当たり85ポンド。なぜこんなに高いかといえば、豆をいったん『パラドクスラス』という樹上で生活する小動物に食べさせ、その排せつ物を抽出してコーヒーにする、という独特の作り方をするからだ。

(高価なステーキbP)
神戸牛を使用したものが最も高い。育てる過程で日本酒を使ってマッサージしたり、ビールを飲ませたりする。神戸牛のおとなしい性質やストレスの無い生活が肉の品質に影響しているようだ。海外では神戸牛を入手するのが困難で、英国では1キロ当たり1万円もするという。

(高価なワインbP)
1985年、ロンドンのオークションに出されたボルドー産の『1787年物シャトー・ラフィット』は、落札価格が13万6,248ドルだった。また、フランス・ブルゴーニュ地方ボーヌのメゾン・ジャフェランで醸造された1993年発売のボジョレーヌーボーは、最初の1杯についた価格が1453ドルだった。


2001/4/9
卵のカラを簡単にむくには?
●せっかく、ヒビ割れのないゆで卵を作ったのに、思うようにカラをむくことが出来ずにイライラされた経験をお持ちのことと思う。最近は簡単に卵のカラをむくアイデア商品が売っているようだが、そんなものを買う必要はない。ほんの一工夫するだけで卵のカラはむける。卵が茹で上がったら、鍋のお湯を全部捨てて、卵だけを入れたまま鍋を強く揺すればいいのだ。そうすると、卵が鍋の肌にぶつかって、カラに細かいヒビが入る。この状態で、鍋の上から水道水をジャージャーかけると、いとも簡単にツルリと皮がむけてしまう。これまで卵をむくのが苦手、そう思っていた人はぜひぜひ、トライしていただきたい。

卵のヒビ割れ防止
●卵を冷蔵庫から出して、すぐに茹でるとカラがヒビ割れして困ったという経験をお持ちの方は多いだろう。これは、卵の中身が熱で膨張する時、圧力にムラが生じやすいからだ。従って、ヒビ割れさせないためには、室温でしばらく常温に戻せばいいのだが、実際には冷蔵庫から卵を出したら、すぐ調理という読者が多いに違いない。それでは冷蔵庫から出したばかりの卵にヒビを入れないようにするにはどうしたら良いか伝授しよう。実は、火にかける時に塩か酢を水に少し加えるだけで良い。具体的には塩なら水の1%、酢なら3%が適量だ。塩や酢には、タンパク質を固める働きがあるので、茹でている間にヒビ割れができても、卵白を固めて、中味が流れ出すのを阻止してくれる。塩か酢をうまく利用すれば、ヒビから卵白がはみ出したような醜いゆで卵をあえて作らなくて済む。

卵でヤケドを治療する
●ひどいヤケドを負ったら、もちろん病院にいかなければならないが、軽いヤケドだったら、塗り薬でどうにかなる。しかし、塗り薬がない時はどうしたら良いのだろうか。心配することはない。そのような時は卵をうまく利用すれば良い。具体的には卵の白い部分、卵白だけをとり分けて、ヤケドした場所に塗りつければ良いのだ。卵白の膜(まく)はヤケドした患部を細菌の感染やホコリから守ってくれるし、傷を治す働きがあるらしい。更に良いことに卵白が乾くと、ヤケドの部分をすっかり覆ってくれるので、いわば包帯代わりにもなる。ヤケドを一番負いやすい場所は何といっても台所。卵なら、どこの家の冷蔵庫にあるはず。身近な卵でヤケドを治す、頭の片隅に入れておいて欲しいものだ。ちなみに卵白の膜はプロレスラーなどの格闘家も利用している。額を割ったときなどに、その部分に貼るというわけだ。

2001/4/2
桜餅のルーツは向島・長命寺
●花といえば桜、春先にしばしば食べられるのが桜餅だ。通説では桜餅は江戸が発祥の地、大岡忠相が町奉行になった1717年に江戸・向島で生まれた。向島の長命寺の門番をしていた山本新六は隅田川土手から降ってくる桜の葉をどうにか利用できないかと思って作られたのが『桜餅』だった。つまり、小麦粉に寒梅粉(かんばいこ)というモチ米を砕いたものを混ぜて焼き、2度ごしした餡を包んで、塩漬けにした桜葉で巻いたのが桜餅だったのである。ちなみに本家・長命寺の桜餅は3枚の桜葉が巻いてあったという。

桜餅の葉は伊豆・松崎町産
●ところ変われば品変わるという言葉があるが、西日本に行くと『長命寺』型は少数派になる。西日本の桜餅は、『道明寺』といわれるもので、これは道明寺粉といわれる米の粉で餡を包んで蒸して、やはり桜の葉で包んだものだ。土地が違えば桜餅も変わってくるが、塩漬けの桜の葉で餡を包むことに変わりはない。なお、桜餅に使われる桜の葉の大部分は静岡県松崎町で作られている。品種はオオシマザクラという品種、ここでは花よりも葉の方が大事・・・。。

桜湯に使う八重桜
●桜湯はお見合い、結納時、結婚式に出される定番ともいうもの。通例、これらの祝い事では『茶』を出さない。というのは『茶』が『お茶を濁す』という不吉な言葉に通じるからで、『花が開く』桜湯が飲用されるようになったからだ。なお、桜湯に使われる桜は八重桜で、これだとお湯のなかできれいに花が開くとか。ただ、かなり食塩と酸味料を使っているので、日常的に飲みたいという人は少ない。桜湯はあくまでも祝い事の儀式なのである。

桜えびは駿河湾が主産地
●静岡は『桜の葉』の名所ということになろうが、『桜』の名を冠した名物はほかにもある。これは天ぷらや佃煮などの食材として利用される桜えびだ。桜えびの正式名称は『甲殻類・十脚類・遊泳類・車えび族・桜エビ科』で海中に生息していると甲殻が美しい桜色をしているので『桜えび』という名がついた。そもそも、桜えびは深海性の生物で、昼間や月夜には200〜300メートルの深さに生息し、闇夜には20〜30メートルまで浮上するのだが、駿河湾の桜えびは、富士川・安部川・大井川の河口付近沿岸の淡水が混入する場所にいる。明治27年11月に偶然網にかかり、以降、駿河湾を中心に桜えび漁が続けられている。昔は1年中桜えびをとっていたが現在は3月下旬〜6月上旬の春漁と10月下旬から12月下旬までの秋漁の2回だ。

2001/3/26
桜の開花予報はいつから?
●日本の花といえば桜、そう答える人は少なくないはずだ。南の方から、桜の開花情報がテレビなどで流れると、自分の住んでいる街では『いつ桜が開花するのか』、待ち遠しくなる。ところで開花予想はどのようなシステムで出されるのだろうか。気象庁が開花情報を発表するようになったのは1951年(昭和26年)。全国各地で標準木を決めて発表する。ちなみに東京では靖国神社のソメイヨシノを基準にしている。標準木の3本のうち2本に花が咲くと開花宣言が発せられる。なお、開花予想が発表されるのは桜のみだ。それだけでも、桜が日本の代表的な花であることが判る。ちなみに日本で最初に桜が咲くのは南の沖縄県で、今年は久米島が一番だった。桜前線の開花基準となる桜は地域で種類が異なり、沖縄はカンヒザクラ、九州から北海道南部までがソメイヨシノ、北海道東部は5月中旬に咲くチシマザクラである。

豊作神事が『花見』のルーツ
●『桜』=『さくら』の語源に迫ってみよう。一番代表的なものは古事記に出てくる『木花乃佐久夜姫(コノハナサクヤヒメ)』から由来している。コノハナサクヤヒメは大日如来の再来とも言われているから、桜は霊験あらたかな花ともいえよう。また、コノハナサクヤヒメは縄文時代の女神という説もある。もうひとつは『さ』は農事などを司る山の神を表す古語で、『くら』は神が鎮座する場所を示し、『さ』神がいる場所が『さ・くら』になったというもので、そのため、田植え前に豊作を祈願した神事が花見のルーツともいわれている。なお、花見の歴史は古く、万葉時代の歌に早くも詠まれている。8世紀には野生の桜を見に出掛けていたが、平安時代になると都市部に野生の桜を移植し、桃山時代には豊臣秀吉が京都の醍醐で盛大な花見を催すほど桜の名所は多くなる。

ソメイヨシノは東京産
●植物学的に桜を分類するとバラ科の一種で、野生のものは東アジアに多く分布する。日本の野生種は約10種類といわれ、ヤマザクラやオオシマザクラがその代表といえよう。この野生の品種同士を交配して作り出した栽培品種を合計すると約300種類に達するとか。桜のなかで一番代表的なのがソメイヨシノで、明治初期に東京・染井村の植木職人が苦心して産み出した傑作で、オオシマザクラとエドヒガンをかけ合わせて作られた。その他でポピュラーなのはヤエザクラとシダレザクラ、華やかさが見る人を魅せる。毎年のように新しい品種が出来ており、21世紀にどのような新種が生まれるか注目される。

2001/3/19
製麺機がヒントのOA機器

●事務所で欠かすことの出来ないOA機器にシュレッダーがある。不要になった書類は機密保持のためにシュレッダーにかけて細かく切ってしまうことは常識だが、実は日本の製麺機がルーツだった。1960年、明光商会の創業社長・高木禮二氏は、オフィスにコピー機が普及し、デスクが書類の洪水になるのを見込んで、ごみ処理と機密保持の両方が出来る処理法の開発に取り組んだ。書類をドロドロの粘土状にして水に流すシステムやコンクリートで固めるシステムなどを考えたが、ふと浮かんだのがアルバイトで使ったことのあるうどんの製麺機だった。書類をうどんのように細かく切ってしまえば機密保持が出来る。そう考えて作ったのがシュレッダーだった。

アンデスメロンの由来
●メロンに『アンデスメロン』という品種がある。この名前を聞くと『原産地は南米・アンデス』に違いないと思う人が多数派だが、出生地は日本なのである。そもそも、メロンは虫がつきやすく、せっかく実がついても、商品化率は低く、それがゆえに高価な果物とされてきた。これを受けて、日本を代表する種子メーカー・サカタが虫害のない、農家が安心して栽培できるメロンを開発した時、『アンシンデスメロン』(安心ですメロン)と命名しようという話になった。しかし、アンシンデスメロンでは余りに安直だとして、『アンデスメロン』に落ち着いたというわけ。アンデスメロンの開発を契機にメロンが高嶺の花でなくなったのは嬉しいが、くれぐれも原産地が日本であることをお忘れなく。なお、現在、高級メロンの代表となっている夕張メロンは、メロンとカボチャを掛け合わせたもので、果肉が赤いのはカボチャのカロチンが含まれているからだ。

ウィスキーの鍵の有無
●ウィスキーをバーで注文すると『スコッチですか、バーボンですか?』と聞かれることが少なくない。スコッチウィスキーはスコットランド生まれのウィスキーで、大麦や燕麦を材料に、スコットランド特産のピート(泥炭)を燃やして発酵させ、その特有の香りをうつして蒸留させたものを熟成して作る。一方、バーボンウィスキーの原料はトウモロコシで、これに麦を加え、ケンタッキー州特有の石灰分の多い水を加えて、発酵、蒸留して熟成させて造る。しかし、違いはそれだけではない。英語のスペルが違うのである。スコッチはWHISKY、バーボンはWHISKEYと綴る。双方のスペルを最後の部分をよく見ていただきたいが鍵(KEY)があるのがバーボン、ないのがスコッチである。

価値ある品物の世界一
(高価な宝石bP)
1995年5月、スイス・ジェネーブのサザビーズで行われたオークションで、100.10カラットのなし型をした「D」フローレスのダイヤモンドにつけられた価格は史上最高の1,655万ドルだった。原石の最高額では、1989年にギニア産の255.10カラットのダイヤモンド原石が980万ドルで取引された記録がある。

(高価なかばんbP)
ルイヴィトンのラゲージ・セットは、アーモール・トランク、ワードロブ・トランク、スーツケース4個、帽子入れ、クルーザー・バック、宝石箱からなり、合計60万1,340ドル。

(高価な腕時計bP)
小売価格が最も高いのは、アブラハム・ルイス・ブレケットの18金時計で、ツールビロン、万年カレンダー、ミニット・リピーターなどがついて価格は45万ドル。ロレックスで最も高値が付いたのは、18金にダイヤをあしらった『オイスター・パペチュアル』で、1997年のオークションで8万3,220ドルで落札された。

2001/3/12
パソコンが無駄遣い!?

●東京生命が調査した『我が家の無駄遣い調査』によると、無駄遣いナンバーワンはパソコンだった。パソコンが一家に一台一家という状況になっているにもかかわらず、パソコンが厄介者扱いされているのは『買ってはみたが扱いが判らない』、『トラブルが起こっても何をしていいか判らないので放置している』、『機能が多すぎて使いこなせない』という不便を消費者が感じている証拠だ。買ってはみてもちょっとしたトラブルの直し方をメーカーに電話してもなかなかつながらないということも多く、嫌気を指して当然かも知れない。なお、2位以降は懸賞用はがき〔応募はがき〕代、健康器具、自動車関連経費、食費、宝くじ購入費、家電製品、携帯電話、洋服代、パチンコ代の順だった。

20世紀を代表する女性
●住友生命保険が発表した『20世紀を代表する女性』のナンバーワンはシドニーオリンピックで見事金メダルを獲得した高橋尚子選手だった。Qちゃんスマイルを振りまきながらの疾走で大きなポイントを稼いだようだ。ちなみに2位はカトリック修道女のマザー・テレサ、3位は歌手の美空ひばり、以下はダイアナ元英皇太子妃、マーガレット・サッチャー元英首相、女優のオードリー・ヘップバーン、柔道の田村亮子、美智子皇后、女優のマリリン・モンロー、そして10位に自分の母親と続いている。高橋選手は全体の16.2%の票を集め断然トップ、マラソン金メダルの威力は大きい。

理想の父親トップは加山雄三
●万年筆メーカー・パーカーが調べた『理想の父親』のトップに輝いたのは加山雄三。強くて優しそうなイメージが理想の父親にマッチしている。2位は巨人軍監督の長嶋茂雄、長嶋本人だけでなく、一茂、三奈の息子・娘の活躍も父親としての株を上げたというところか。3位以降は中村雅俊、所ジョージ、高倉健、西田敏行、石原慎太郎、高橋英樹、伊東四朗、小林稔侍の順。政治家でランクインしたのは石原慎太郎だけだった。

TDLの一人勝ち
●帝国データバンクによると、テーマパークの売上高ナンバーワンは東京ディズニーランドで年間1,797億円に達した。2位のハウステンボスが396億円だから、いかに東京ディズニーランドの怪物的な存在かが判ろう。経営が破綻したがシーガイアは186億円の売上に甘んじている。なお、4位以降は志摩スペイン村、スペースワールド、倉敷チボリ公園、サンリオピューロランド、日光江戸村、レオマワールド、サファリパークの順だ。ちなみにサファリパークの売上は40億円に過ぎない。

2001/3/5
ハンバーガーは博覧会生まれ
●マクドナルドが日本で営業を始めてから30周年。いまや、ハンバーガーは日本だけでなく、ロシアや中国でも“若者食”になっている。それではハンバーガーはいつどこで生まれたのだろうか。実は、ハンバーガーが誕生したのは1904年、米国・セントルイスだった。その年、セントルイスで世界博覧会が開催され、会場を見物できるようにと開発されたのがハンバーガーだったのである。そもそも、ハンバーガーにはさむハンバーグ・ステーキがドイツ・ハンブルグで生まれたのは知られているが、そのルーツは中央アジアに遡る。中央アジア・タタール地方に住む騎馬民族が肉を馬の鞍の下に入れているうちに振動で叩かれて砕かれ、これに味付けしたのがタタール(タルタル)ステーキだった。18世紀、タタール地方を訪れたドイツ人が料理法を持ち帰り、外側をカリっと焼き、内側をレアに焼いて食べるようになったのがハンバーガー・ステーキだった。米国に移住したドイツ人が食べていたハンバーグ・ステーキを専用の丸いパンではさんで博覧会で売り出したのが大ヒットし、約一世紀を経た現在に及んでいる。

シラタキは牛肉の天敵
●スキヤキは代表的な日本料理だが、松坂牛など和牛の価格が高いので、一般庶民には今でもご馳走に違いない。スキヤキは室町時代ごろに鴨や鹿、ウサギの肉を畑仕事の合間に『鋤』(スキ)の上に乗せて焼いて食べたことに由来している。スキヤキの主役はもちろん霜降りの牛肉、シラタキは名脇役になると、一歩間違えると、牛肉の大きな敵となる。というのも、牛肉のそばにシラタキをおくと、せっかくの柔らかい霜降りも固くなってしまうからだ。牛肉が固くなる理由はシラタキを製造するのに欠かせない石灰水が肉のタンパク質を固くする作用があるため。また、シラタキは肉を固くするだけでなく、肉の色を黒ずませてしまうので、牛肉とシラタキはできるだけ遠くに離すようにしよう。

ハラミは牛の横隔膜
●牛肉といえば、焼肉も若者を中心の人気のある料理だ。少し前まで『骨付きカルビ』だったが、今、人気なのは『ハラミ』だ。ハラミは焼肉バイキングなどでは余り、お目にかかれない牛の横隔膜の筋肉。タンやミノと同じ内臓肉だが、肉質はとても柔らかく、適度に脂肪もあり、口当たりが良いのが人気の秘密なのだろう。また、ハラミは、ビタミンB、鉄分がカルビの2倍から5倍も含まれ、しかもカロリーはその半分しかないとか。ならば、おいしくてヘルシーなハラミが骨付きカルビから人気を奪って当然だろう。

何でも世界一
(恐ろしい魚bP)
フグの毒は、卵巣、卵、血液、肝臓、腸、皮膚に含まれ、わずか0.1グラムの毒でも成人が約20分で死に至る。サメは魚類の中でも嗅覚が鋭く、水中の血を1億分の1の濃度で嗅ぎ分けるばかりか、他の魚の恐怖も嗅ぎ取るといわれる。ピラニアは、血の匂いを嗅いだり、水中で騒ぎがあると、どんな生き物に対しても攻撃を仕掛ける。

(危険なワニbP)
イリエワニは毎年2000人を殺すと推定される。過去最大の犠牲者を出したのは、第2次世界大戦中、連合軍がビルマ沖のラムリー島に上陸し、日本兵を海岸のマングローブ林に追い込んだ時のことだ。800〜1,000人の日本兵のうち、翌朝生きていたのはわずか20人で、残りは生きたままワニの犠牲になったといわれている。

(危険な霊長類bP)
怒ったマウンテンゴリラの雄は霊長類の中でももっとも危険になる。住みかに侵入してくる者がいると、家族を守るために突進して唸り声を上げる。ときには相手を叩いたり噛んだりすることがある。


2001/2/26
年間に5つの節句

●3月3日はひなまつり、『桃の節句』だ。『桃の節句』は上巳(じょうし)の節句のことで、もともとは旧暦3月上旬の巳の日だったのが3月3日に固定され、魔を祓う…とされる桃の花を供えるようになった。桃の節句以外に@1月7日人日(じんじつ)の節句、A5月5日、端午(菖蒲)の節句、B7月7日、七夕の節句、C9月9日、重陽(菊)の節句…があり、これらを全て含めて五節句という。

1月7日が節句の理由
●それでは節句とは一体どういいう意味だろうか。古来、中国では数字の重なる日を忌み嫌った。そこで節目となる日(節日=せつにち、せちび、せつび)に供物を捧げる風習(供句)があり、これが結合・変化して節句になった。ちなみに、数字の重なる1月1日ではなく7日に節句が設定されたのは、人日の節句が他の新年行事とぶつかるのを避けたためだ。また、人日は、元旦に鶏、2日に狗(犬)、3日に猪、4日に羊、5日に牛、6日に馬、7日に人、8日に穀(農産物)を占う…という中国の習慣にひっかけて名付けられた。この占いだが、晴れれば吉、雨だと凶というように非常に簡単なものだったようだ。

雛人形のルーツは?
●端午、七夕、重陽の節句の話はまたの機会にして、桃の節句につきもののひな人形の起源と歴史に触れよう。桃の節句が女の子を連想させるのは判るが、それでは何故、“おひなさま”を飾るようになったのだろうか。そもそも、おひなさまは、古代中国で人形に汚れを移して流すという、流し雛が変化したものだった。日本では平安時代に木で作った人形を川に流す風習があったが、ひな人形を飾り、女性の祭りとして定着したのは江戸時代からだ。宮廷、大奥、大衆へとひなまつりが広がり、人形を売る店も増えていくが、一般の人たちがひな人形を買うようになったのは明治時代の末だった。

ひなまつりの作法
●初節句にひな人形を贈る習慣があるが、里方から贈るのが普通だ。最近は里方が現金を贈り、そのおカネで若夫婦が気に入った人形を買うケースが多い。お祝いをもらったお返しは、お祝いした日から1週間以内に、内祝いとして子供の名前でする。お礼の手紙には赤飯や紅白の砂糖を添えるだけでなく、赤ちゃんのスナップ写真などを用意しておくと喜ばれる。また、ひな人形を飾るのは3月3日の10〜20日くらい前の大安の日、初節句なら2月10日前後を選ぶのが普通らしい。ひな祭りのお祝いは節句の当日か、その前の晩にして、料理はお寿司と蛤のお吸い物が定番だ。

2001/2/19
焼酎の甲と乙類の違いは
●焼酎には甲類と乙類の2種類がある。これは酒税法の分類によるもので、甲類はアルコール含有物を連続して蒸留し、非常に純度の高いアルコールを取り出して、これを水で割って出荷する。不純物を含まず無色透明、しかも癖や臭いがないのでカクテルに向いている。なお、居酒屋定番メニューのハイサワーは甲類焼酎を炭酸で割り、 レモンなどの果汁を加えたものだ。一方、乙類焼酎は本格焼酎ともいわれ、単式蒸留、すなわち、たった1回の蒸留で作られる。このため、原料の味、香りが多く残り、よくいえば個性的、悪くいえば癖の強いものとなる。沖縄の泡盛、鹿児島のイモ焼酎、宮崎のそば焼酎、米のもろみを使った球磨焼酎などは乙類焼酎に含まれる。

老酒と紹興酒の違いは?
●中華料理屋で老酒を頼んでも、紹興酒を頼んでも、琥珀色をした酒を運んでくる。その2つの色、香り、味を比べても、大きな違いを感じない。老酒は中国の醸造酒のなかで長年貯蔵された逸品で、古い酒なので『老』の字を冠したというわけ。日本酒の特級酒やブランデーのナポレオンと同じと思えばよいだろう。紹興酒は中国・浙江省・紹興でとれた酒という意味だ。紹興は日本でいえば灘、伏見といったところか。

ブランデーとコニャック
●紹興酒と老酒の関係同様、ブランデーとコニャックが別物だと思う人が多い。しかし、ブランデーもコニャックも種類は同じ、フランスのコニャックでとれたブランデーを特別にコニャックと呼んでいるに過ぎない。コニャック地方は特に品質の良いブランデーを作り、ブランデー誕生の地であるため、この地方で製造したブランデーにコニャックという名をつけることが法律で許されている。なお、ブランデーが生まれたのは17世紀、当時はワインの生産過剰に加えて輸出が伸び悩んでいたため、その措置に困った生産者が泣く泣く蒸留したのがブランデーというから、何が幸いするか判らない。

ビールと発泡酒の違い
●最近、人気なのが発泡酒。ビールと味がそっくりで、しかも価格も安いとあって、人気を呼んでいる。よくよく考えれば、ビールも発泡酒も発泡性アルコール飲料だが、それではどう違うのだろうか。酒税法によるとビールは麦芽の比率が67%以上の醗酵酒のことで、これに対し、麦芽の比率が67%未満の場合は雑酒のなかの発泡酒に分類されている。同じ発泡酒なのに、酒税法上では全く別物になってしまう。なお、ビール工場で出来たばかりのビールは生ビールで酵母が生きているが、ラガーは熱処理した酵母抜きビールである。

曲芸の世界一
(空中芸のbP)
イギリス人のマイク・ハワードさんは1995年8月、高度6,000メートルの上空で空中ブランコ芸を演じた。ほんの少し手を滑らせただけでも命取りになる。ブランコは熱気球から吊り下げられていた。

(自転車芸のbP)
中国のサーカス団員は1996年、1台の自転車になんと17人も乗って曲芸を披露した。

(離れ業のbP)
米国人の元スタントマン、ダニエル・グッドウィンさんは1983年、ニューヨークの世界貿易センタービルの北タワー(高さ419メートル)に上ることに成功した。

(蜂使いのbP)
米国人のフランク・ボーンホーファーさんは1924年に、あごひもからすっかりミツバチに覆われたヘルメットを付けて写真に映った。蜜蜂はめったに刺さないといわれ、彼は1回も刺されなかった。

(剣を呑む男bP)
『デズモンド侯爵』の芸名で知られる米国のベンジャミンさんは、長さ60センチの剣を13本も胸部の最下部まで呑みこんだ。

2001/2/12
ペットボトル入りビールはない

●コーラなどの炭酸飲料、ジュース、ミネラル・ウォーター、焼酎などがペットボトルに入って、スーパーやコンビニなどで陳列されている光景をよく見かける。しかし、ペットボトル入りのビールを見た人はいないだろう。ビールといえば、リサイクルがきくビンかアルミ缶と相場が決まっているが、両者を使用するのは何もビールメーカーが環境に配慮しているからではない。この最大の理由はペット・ボトルには通気性があり、わずかずつ炭酸ガスが抜け出してしまうからだ。ペットボトルに入ったコーラなどの炭酸飲料水はビールの2倍以上の炭酸ガスが含まれ、多少ガスが抜けても味は変わらないが、ビールは短期間で『気の抜けたビール』になってしまう。

カロリーの少ないビール
●俗に中年男性のデップリと突き出たお腹を『ビール腹』という。その姿を想像したからか、最近ではビールを敬遠してワインや焼酎を飲む若い人が増えているという。しかし、よくよく調べてみると、カロリーが高いのは@ウィスキー、A焼酎、B日本酒、Cワイン、Dビール…の順で、なんとビールが一番低いという結果が出た。ただ、他の酒は水で割ったりして、ビールと比べ飲む量はぐっと少ないから、結果的にビールほどカロリーを採らなくて済む。また、ビールにあったつまみはソーセージ、唐揚など脂肪たっぷりでカロリーが高いものばかり。これを見ると、同じ酒飲みでもビール好きが太るのは合点がいく。

甘口の酒は糖分が多い?
●日本酒やワインには甘口と辛口がある。甘口というと、この言葉の感じから糖分が多く、いかにも太りやすい感じを受けるが、甘口辛口は醸造法の違いによるもので、糖分の量が多い少ないの問題ではない。実際には、お酒が甘い辛いなどという場合は、飲む人の味覚や体調、気分、つまみなどに左右されることが多いとか。太りにくいアルコールということであれば、ウイスキーや焼酎などの蒸留酒を水か炭酸で割って、脂肪の少ない塩辛、たたみいわし、野菜スティックをつまみいにすればいい。

ポン酢はオランダ語が本家
●日本酒といえば冬は鍋。そして、鍋物に欠かせないのが『ポン酢』である。ポン酢は醤油に柑橘類の酸味をきかせたつけ汁のことで、どんな素材にもあい、それぞれの素材の持ち味を引きたててくれる万能調味料だ。ポン酢に使われる柑橘類はポンカンやザボンであるため、ポンカンからポン酢と名づけられたと思われがちだが、実際にはオランダのポンスがルーツ。なお、ポンスはダイダイの絞り汁のことである。

2000/2/5
節分は1年に4回
●本誌が読者の手元に届く頃は2月4日の立春を過ぎ、暦の上では春になっている。話題にするには少しタイミングがずれて恐縮だが、今回は節分に触れることにしよう。そもそも、節分とは『季節』の分かれ目の日をさす。すなわち、『立春』、『立夏』、『立秋』、『立冬』のことで年に4回ある。年に4回節分があるのに、2月の節分がポピュラーなのは『鬼は外』、『福は内』の掛け声をあげながら、豆をまく行事が一般的な風習になっているからである。

鬼は本来形のない悪霊
●節分は『追難(ついな)』という宮廷で行われていた儀式が民間に伝わったもものだ。9世紀中ごろ、宮廷儀式として行われていた追難は『鬼門』封じのために行われ、悪霊を追い払うのが目的だった。この儀式で鬼を追い払う役を『方相師』と呼び、恐ろしい面をつけて、矛と盾を持って不吉な鬼を追い払った。それが、いつの間にか方相師は鬼に格下げされてしまった。節分行事の鬼とは、本来、形のない悪霊だったのだ。

福豆は安産のお守り
●節分と豆まきは密接な関係がある。節分では、年男、つまり、その年の干支生まれの人、今年なら巳年の男性ないしは一家の主人が『鬼は外、福は内』といいながら豆をまき、それぞれ自分の歳の分だけ豆を食べるのが慣わしだ。そうすると、1年間病気にならず、妊婦のいる家では、この豆を安産のお守りにする。最近では大きな神社だと芸能人や大相撲の力士などを招いて派手に豆まき大会をする神社が多くなっている。

豆は鬼であり鬼を退治する
●豆まきに大豆が使われるになったのはなぜか。大豆は非常に硬いのが特徴だが、 硬いものは『木火土金水』の五行では『金』に属する。『金』に属する大豆を炒ることで火の攻撃を浴びる。古来、『金』気に属するものは疫病や厄災を招くとされていたから、火で『金』を攻撃した(豆を炒る)うえで、『鬼は外』といって外にまかれ、『福は内』と家の中でまかれてから人々に食べられてしまうというわけだ。つまり、豆は災いをもたらす『金』=鬼そのものであって、鬼を成敗する道具だったといえよう。豆まきは邪気をはらうともに、『木』に属する春の気を呼ぶ行事でもある。また、以下のような伝説もある。その昔、京都の鞍馬山に鬼が住み、人々を苦しめていた。そこへ七福神の一人、毘沙門天が現れて、三石三斗(約600リットル)の豆を鬼の目をめがけて投げるよう言い残した。悪魔のような鬼の目、つまり『魔目(まめ)』めがけて豆を投げれば『魔滅(まめ)』につながる、という次第。

戦争による悲劇
(戦時下の環境汚染)
1991年1月、イラクのサダム・フセイン大統領は、ペルシャ湾の原油を海に放出するように命じた。その損失量は約81万6,000トンとされる。また、イラク軍は600基の油井に火を放ったが、立ちのぼる黒煙は上空2,000メートルにまで達し、80キロ沖合いの軍艦をも包み、遠くヒマラヤ山脈にススを降らせた。燃え続ける火が完全に消されたのは約10カ月後だった。

(最大の犠牲者を出した戦争)
第2次世界大戦で失われた人命は、すべての関係国の戦闘員・民間人をあわせると推定5,640万人にものぼる。そのうち、ポーランドでは、人口の2割弱に相当する602万8,000人もの人命が失われるという悲劇となった。

(最も費用のかかった平和維持活動)
1992年に始まったボスニア・ヘルツェゴビナでの国連活動は、1994年までで1988年度の国連活動費の15倍に相当する40億ドル以上を要した。


2001/1/29
恵比寿様だけが日本の神
●さて、七福神の大トリは唯一、日本の神様である恵比寿(えびす)天だ。左手で鯛を抱え、右手に釣竿を持つ姿から判るように、もともと大漁をもたらす神様だったが、商業の発展とともに『商売繁盛』の神様になっていった。また、イザナミ、イザナギの間で産まれた第3子、蛭児大神(ヒルコオオカミ)と同一視されている。蛭児大神は3歳になっても立てないため、葦の舟で流されたが、運良く浜に流れついたとのエピソードがあり、『海』を連想させるからだ。また、出雲神話に出てくる大国主命(オオクニヌシノミコト)という説もある。いずれにしても、七福神のなかでは、恵比寿天が大黒天同様人気を集めている神様であることは間違いない。

おみくじは江戸時代に普及
●初詣や七福神巡りなどの神社仏閣めぐりで欠かせないのがおみくじだ。初詣では年の初めの運だめしとばかり、おみくじを引いた読者は多かったことだろう。そもそも、おみくじの始まりは天台宗比叡山の僧が人間の運勢吉凶を五言四行の漢詩百首で詠んだものといわれるが、広く一般に普及し始めたのは江戸時代である。ここでは簡単におみくじの吉凶ランキングと引き方の作法をお教えしよう。

お参りをしてからくじを引く
●まず、吉凶ランクは@大吉(上々)、A吉(上)B小吉(上の下)、C半吉(中の上)、D末吉(中)、E末小吉、F凶(下)…というのが基本形。なかには中吉とか大凶を入れる神社仏閣も多い。また、神社でのおみくじの引き方だが@境内に入ったら手を洗い清める、A神前に立ち賽銭を投げ入れる、B大鈴が下がっていれば、これを勢いよく鳴らす、C二礼二拍手一礼により拝礼をする、D軽く会釈をし、神前から下がる、E@からDが終わったら叶えて欲しい願いを出来るだけ具体的にしておみくじを引く。縁談運とか商売運などの項目がなかった場合は全体の吉凶で判断しよう。ちなみに、次におみくじを引くなら最低2時間、通常は2週間程度間隔をおきたい。というのも運勢の流れは最低2時間だからだ。

くじを木に結ぶ理由
●もともと、おみくじを木に結ぶのは『縁結び』に引っ掛けたものだ。本来、おみくじは持ち帰るものなのだが、実際に引いてみて、心を揺らす内容だったら、開運の願いをこめて、指定された場所におみくじを結んで帰ろう。最近は占いブームで、一枚100円とか200円もする紙切れが飛ぶように売れる。大願成就したら必ずお礼参りはするよう心がけたい。

2001/1/22
実存の禅僧が布袋さん
●先週号では、七福神のうち、大黒天、毘沙門天の紹介をしたが、今週の布袋(ほてい)から紹介しよう。布袋は七福神のなかで唯一実存する神様で、8世紀から9世紀を生きた中国の禅僧・契此(かいし)をモデルにしたといわれる。契此の吉凶占いはほとんどど当たったというほど、霊力にあふれ、その姿はとても福々しかったとか。契此が布袋といわれるようになったのは、いつも大きな布の袋を持っていて、施されたものを袋に入れていたからである。やがて、いつのまにか、施しを求めて市中を歩く布袋を、釈迦が入滅して56億7,000万年後に地上に降りてくる救世主・弥勒(みろく)菩薩の化身に見立てるようになった。

福禄寿は道教の長寿神
●福禄寿(ふくろくじゅ)は中国の道教の神様である。よくよく見れば、福禄寿の『福』は幸福、『禄』は身分、『寿』は寿命を意味し、めでたいもの尽くしだ。また、福禄寿は南極星の化身であるとされ、中国ではかなり厚い信仰を受けていた。日本では星の信仰が浸透していないため、単独で祀られることは少ない。また、鶴に乗り、自由の世界を飛び回り、道を教える『鶴上の仙人』ともいわれるので、その姿にあやかって、海外旅行や留学先での安全を守ってくれる神様として人気があるようで、福禄寿をお守りとして持つとよいだろう。

数合わせの寿老人
●寿老人(じゅろうじん)は福禄寿と同じ中国の神様だ。満面に笑みをたたえ、手には杖や団扇や桃などを持ち、鹿を伝えている。ちなみに、寿老人がいつも連れている鹿は玄鹿(げんろく)という。なお、杖、団扇、鹿は長寿のシンボルだ。福禄寿と寿老人はイメージが似通っており、本来は一つの神様との見方が強い。そのようなことから寿老人は聖なる数7にするめの数合わせという声もある。六福神では座りが悪い。

唯一の女神弁財天
●七福神のなかの紅一点が弁財天(べんざいてん)である。通称・弁天様は、西北インドにあった大河・サラス・ヴァーティー)を指し、その偉大さが神になったようだ。そこから豊穣の神様になり、川の流れる音が音楽にたとえられ音楽の神様にもなった。また、言葉の女神ヴァーチュと同一視され、弁舌・学問の神様として敬愛されている。なお、巳の日に弁財天をお参りすると財産を得ることができると噂され、蓄財の神様として有名になっている。今年は巳年、弁天様が脚光を浴びる年になるのは間違いない。

チームワークの世界一
(タップ・ダンスのbP)
1996年8月、ニューヨークのメーシー百貨店の前で、6,654人もの人達が同時にタップ・ダンスを踊った。
(人間ムカデのbP)
1996年11月、カナダのゲルフ大の大学生1,665人は、全員の足をしっかりと結び付けて人間ムカデとなり、一人も転ぶことなく30メートル行進した。
(竜踊りのbP)
1996年11月、香港・シャティン競馬場の正面観覧席で長さ1.9キロメートルの竜を2,431人が踊らせた。
(砂のお城のbP)
1993年9月、カナダのジョーさん、ジョージさん、テッドさんの3人がつくった砂のお城は高さ6メートル56センチにもなる。
(アルミ缶模型のbP)
1997年12月、イタリアの元建設作業員40人は約1,000万個のカラのアルミ缶を使い、聖ペテロ・パシリカ聖堂の5分の1の模型を作った。高さ29メートル。オークションにかけられ、収益はすべて慈善事業団体に寄付された。


2001/1/15
七福神ってどんな神様だ?
●いつものことだが、日頃、神社仏閣などに無縁な人々も、正月ともなると大混雑をいとわず、お参りに出掛ける。なかには初詣のはしごをする人まで出てくる始末で、いつの時代でも日本人が八百万(やおよろず)の神仏を受け入れる風土を感じ取ることが出来よう。元日から7日、いわゆる“松の内”は七福神が祀られている神社やお寺を巡り(七福神巡り)、1年の福を授かろうという習慣が全国各地にある。1月は七福神の繁盛時ではあるが、これらの神様の名前をスラスラといい、どのような神様なのか判っている人はどれだけいるのだろうか。

日中印混合の神様
●ご存知のお方も多いと思うが、改めて七福神の名をあげよう。読者も一緒に復唱して欲しい。恵比寿天、大黒天、弁財天、毘沙門天、布袋、福禄寿、寿老人で七福神、漢字で書くことが出来たら完璧だ。それはともかく、毘沙門天、大黒天は仏法守護の戦闘の神、弁財天は音楽と弁才を司る女神で、いずれもインドで信仰されていた。福禄寿と寿老人は中国の長寿の神様で道教信仰に結びついている。布袋は中国の高僧・契此(かいし)の福々しい姿を映したものといわれる。日本の神様といえば、漁民に信仰され、転じて海運守護や商売繁盛の神になった恵比寿天だけだ。七福神はいわば中国、インド、日本の混成チーム、ある意味では宝船は平和の象徴ということが出来るだろう。

大黒天は破壊の神だった
●大黒天は打出の小槌に大きな袋を抱え、二俵の米俵に立って、糧食を司る神様で、どんな人にも福をもたらしてくれる。そんなイメージが強い。人当たりも良さそうに見えるが、ルーツをたどると柔和というイメージとは正反対の性格を持っている。大黒天のインド名はマハカーラ、ヒンズー教の主神であるシバ神の化身で、本来の顔は髪の毛を逆立て、怒りの表情に満ち満ちており、三面八臂(3つの顔に8つの腕)という顔さえ持っている。

毘沙門天も戦闘の神
●学業成就にご利益がある毘沙門天も大黒天や弁財天と同様インドの神様で別名は多聞天である。東を守る持国天、西の広目天、南の増長天とともに、毘沙門天は北方を守護する神で、それら東西南北を守る神々を四天王と称している。毘沙門天は甲冑を身にまとい、左手に宝塔、右手に金剛棒を持つ勇ましい神として信仰を集めていた。上杉謙信が丸に毘沙門天の「毘」の字を描いた旗を使ったのは武運を託したため。この戦いの神が七福神に入っているのは歴史上の謎になっている。

2001/1/1
21世紀は白が流行色
●いよいよ2001年から21世紀が始まるが、『新世紀』の流行色は『白』になるらしい。化粧品メーカーの資生堂が行ったアンケートによると、『21世紀を色にたとえると何色?』との質問に何と全体の16%を白が占めたという。以下はオレンジ、黄色、ピンクなど明るい色が続いている。暗かった20世紀末に対し、21世紀は明るくなってほしいとの期待感が白を選ばせたということだろう。このアンケートを見て、ファッション業界は『白』を基調にしたデザインを図っているという。

流行は23日おきに生まれる
●世の中のオトーサンは流行に乗り遅れるのを年齢のせいにしているが、それは年をとったからではなく、流行の変化のスピードについていけないからだ。たとえば、1999年に大ヒットした『だんご3兄弟』がヒットチャートの1位を占めたのは、わずか3週間。かつて大ヒットした『およげ!たいやきくん』は11週も続いたから、流行のサイクルが短くなったことが理解できよう。実際、最近の新聞は23日に1回のペースで新しい流行を伝えているというデータがあるが、その新しい流行はわずか2ヵ月後に終わってしまうらしい。21世紀は、よほど敏感にアンテナでも張っていないと、若者でも流行に乗り遅れて当然だろう。

高画素のデジカメは名機か
●21世紀もパソコン全盛の時代になりそうだが、多くの人たちが欲しがっているのがデジカメだ。当初、一般市場に出てきたのは10万画素、最近では300万画素が当たり前になっている。しかし、画素が大きければいいとは限らない。たとえば、メールに添付するような場合には時間がかかって、電話代が余計にかかってしまいかねない。たとえば、ハガキ大の大きさにプリントするなら130万〜150万画素もあれば十分だ。

21世紀はエコの時代だが
●21世紀は環境に優しい時代になることを望む人が多い。いま、ひそかに健闘しているのが『太陽光発電住宅』だ。『太陽光で発電するから電力コストはタダ』、そんなうたい文句で、住宅を購入した人はそれなりに優越感があるが、M社が売り出しているシステム価格は1,200万円、ここから補助金340万円などを差し引き、更に電気代が年間23万円強節約できることを勘案しても、初期費用を回収するには37年かかるという。安価なものでも回収に約23年かかるとか。ただし、太陽光を利用できるのはお日様が顔を出している昼間だけ。夜間はまだ電力会社から電力を買うことになるし、雨や曇りの時は発電量が落ちる。普及するにはまだ時間がかかりそうだ。

干支にまつわるエトセトラ
2001年は大改革の年に
●暦を見ると、2001年(平成13年)は辛巳(かのとみ)歳で、今後20年間の間に行われる大変革の兆しが表れる年だという。この大変革は政治経済体制に止まらず、医療機関や教育制度にまで及ぶとのことだが、本当に大変革の2001年になるかどうか。ちなみに20世紀の巳年の歴史的な出来事を見ると、1905年(明治38年):日露講和条約を締結、1917年:ソビエト政権誕生、1929年:世界大恐慌、1941年:真珠湾攻撃で日米開戦、1953年:ソ連でスターリン死去、1965年(昭和40年):米ソ宇宙遊泳に成功、1977年:スペイン軍政に終止符、1989年:北京で天安門事件が勃発など、政治経済はもちろん科学面でも歴史に残る出来事が起こっている。

蛇は西洋、インドでも神様
●西洋とインドでも蛇がおカネの守り神的な存在になっている。日本の話はあとに譲るが、ギリシア神話でホメロス(ローマ神話でマーキュリー)といえば商売の神様で、ヘルメスは2匹の蛇がからみついた翼の杖を持ち、世界を飛翔している。また、ヒンズー教の三大神シバは四面の顔、三眼を持ち、蛇を首飾りにしている。蛇は西洋でも神様のお使いというところか。

蛇はカネ儲けのシンボル
●今は、なかなか見当たらないが、蛇の抜け殻を財布に入れておく人がいる。それは、蛇の抜け殻を財布に入れておくと、おカネが貯まるとか出世するといわれていたため、蓄財の縁起かつぎをしたのだろう。『おカネが『身』(巳)につく』、『実(巳)入りが良くなる』といった語呂合わせもあるが、蛇は何度も脱皮して成長する…ことが蛇を蓄財の神に祭り上げている。蛇のなかでも最高の霊力を持っているといわれるのが白蛇だ。白蛇は七福神で蓄財の神ともいわれている弁財天こと弁天様の化身といわれる。弁天様の起源は水の神だが、白蛇も恵みの雨を降らせて豊作をもたらす豊穣の神で、それが転じて白蛇が蓄財の神になった。

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