何でも事典

2002/12/2
白バイは最初赤かった!?
●マラソンや駅伝を先導する警察官の白バイ姿は颯爽としたものがあるが、最初は白くなかった。白バイが初めて登場したのは、今から84年前の大正7年(1918年)で、当時の白バイはボディからハンドルまで真っ赤で、まるで今の消防車のような感じだった。赤にした理由は、現在のように車が多くなく、しかも赤い車がなかったためだ。しかし、時代が変わると、派手な車が現れ、赤バイが目立たなくなってきた。そういう理由で、昭和11年(1936年)に白バイが誕生する。

卵の黄身が黄色いわけ
●最近、卵の黄身が鮮やかになっているのを知っているだろうか?それは卵の栄養分が豊富だからというわけではない。その秘密は鶏が食べる餌にある。黄身の黄色は、鶏の主食であるトウモロコシに含まれているカロチノイド系の色素のせいだ。たまたま、トウモロコシが不作になった場合は、黄身の色が変わらないように、餌に色調強化剤が混ぜられる。そこまでする必要はないと思うのだが、消費者は『黄色い黄身の方が栄養タップリ』と思い込んでいるため、生産者としては、そうせざるを得ないということなのだろう。そもそも、黄身自体には栄養がなく、黄身の色が薄くても関係がない。むしろ、色調強化剤を使用した真っ黄色の卵の方が、栄養価が低いというデータがあるから、黄身の色のこだわるのをやめたい。

ラガーシャツは何故横縞
●冬場はラグビーシーズン、なぜか多くのチームが横縞のラガーシャツを着てグランドを走り回っている。それでは何故、横縞シャツが多いのだろうか。実は、横縞のラガーシャツは世界では少ない。ラグビーの世界リーグといわれる五ヵ国対抗に出場する競合国のラガーシャツは皆単色で、横縞は正統派ではないのだ。ラグビー後進国の日本は単色のラガーシャツを着たくても、着られる色がなくなってしまったのだ。かくして、日本代表のフィフティーンは日の丸をイメージした赤と白の横縞ラガーシャツを着るようになった。

今川焼きは武将と関係ない
●『今川焼き』は水でといた小麦粉でアンコを包み、鉄板で焼く菓子のことで、地方によっては『回転焼き』、『太鼓焼き』、『黄金焼き』、『甘太郎』、『二重焼き』、『大判焼き』とも呼ばれている。太鼓焼きは、太鼓のような形をしているからとの理由で、判りやすいネーミングだが、肝心の『今川焼き』は本体のイメージが沸かない。この今川焼きは、江戸時代に神田・今川橋で売っていたことからついた名前で、戦国武将だった今川義元とは何の関係もない。

船・戦艦の世界一
(最大の貨物船bP)
大型石油タンカー『ヤーレ・バイキング』は全長約460メートル、積載重量約56万トン、船幅約70メートルもある。このタンカーは、かつては『ハッピー・ジャイアント』と呼ばれていたが、イラン・イラク戦争時に壊滅的な打撃を受けた。その後、シンガポールとアラブ首長国連邦(UAE)が6,000万ドルの資金を投じて修復し、1991年に新しい名前で生まれ変わった。
(最大の戦艦bP)
第二次世界大戦中の日本海軍の軍艦『大和』と『武蔵』は、ともに全長263メートル、船幅40メートル弱、満載排水量7万1,111トン、長さ約23メートルある大砲を9基備えていた。
(最大のクルーズ船bP)
『ボイジャー・オブ・ザ・シー号』(訳すと、海の探索者)というクルーズ船が世界最大で、全長311メートル、幅48メートル、重量14万2,000トン。乗客3,114名と乗員1,181名の合計4,295名を収容することが出来る。

2002/11/11
薬を食後30分以内に飲む訳
●薬を買うと、『食後30分以内に飲め』と指示されたものが少なくない。その理由は空腹で食物がはいっていないと、胃や腸の粘膜を刺激しかねないという理由があるからだが、それはあくまでも表向きの理由に過ぎない。本来の目的は薬の飲み忘れ防止だという。すなわち、一日三回の食事とセットにしておけば、よほどウッカリしない限りは飲み忘れを防止出来るというわけだ。ちなみに薬の服用時間に『食間』があるが、食事と食事の間で、胃の中に余り食物が入っていない時に飲んで欲しいというものだ。いずれにしても、薬の説明書の通りに薬を飲んでいれば大きな間違いは起こらないということだろう。

マイクにハンカチを巻く理由
●バスガイドの手元を見ると、マイクに白いハンカチを巻いているが、それは無用な雑音が発生するのを防ぐ心配りだ。バスガイドは社中で立っていることが多い。そうすると、何かの都合で力を入れた瞬間に、息が漏れることが多い。その息づかいや鼻息がマイクに入ると雑音になるのを防ぐためにマイクにハンカチを巻くというわけだ。また、最近は社中でカラオケをする人たちが多く、マイクが次々と人の手を渡っていく。ハンカチをマイクに巻くのは衛生上の問題ということも出来よう。

年齢を忘れれば若くなる
●若返りの秘訣は自分の年齢をすっかり忘れてしまうことだ。自分が40歳だろうが50歳だろうが、30歳のつもりで暮らしていれば30歳のようになる。ニューヨークに40歳で記憶を喪失した男性がいたが、自分が50歳であることを知らないため、周囲の人は40歳にしか見てくれず、25歳の女性と恋愛していたといううらやましい話がある。アメリカの著名は精神分析医によると、人間はどうしても実際の年齢に合わせて、自分を老け込ませる習性があるといい、老け込まないようにするには、自分の年齢を忘れるといいだろう。

力士が頭に花
●今年最後の大相撲、11月場所が福岡国際センターで10日より行われている。大相撲では、花も飾っていないのに、控え室から土俵へ向かう通路のことを『花道』と呼ぶがそれは何故だろうか。その由来は古く平安時代に遡らないと判らない。平安時代にはもう相撲は行われていて、毎年7月になると、天皇が力士を集めて、天覧相撲である『節会(せちえ)相撲』が行われていた。この時に力士は頭に造花を付けて土俵に登場した。つまり、『花道』とは力士が頭に花を飾って歩く通路をさした言葉だった。一度、花を飾って花道を歩く力士を見たいものだ。

2002/11/4
働き尽くめのミツバチ
●菓子の材料に使ったり、ケーキやパンにつけて食べると美味しい蜂蜜はあの小さなミツバチたちの厳しい労働の結晶であることは誰もが知っている。ところで、1キログラムの蜂蜜を作るにはどれだけのミツバチを必要とするのだろうか。結論を急げば、800匹ほどのミツバチがひと夏働き尽くめで、やっと1キロの蜂蜜を作ることが出来る。また、1キロの蜜を集めるのに、ミツバチは地球4周半しなければならないという。ミツバチの命は4〜6週間、蜜の採集は想像以上に過酷な労働だ。

刑務所は8時間労働
●刑事罰に懲役と禁固刑がある。懲役囚には一定の労働が課せられているが、具体的にはどのような内容なのだろうか。そもそも、懲役は囚人に勤労の習慣をつけさせ、

技能の習得や順法精神を植え付けさせることを目的としたもので、作業には家具などを作る生産作業と炊事や洗濯などをする自営作業がある。労働時間は『塀の外』同様8時間で、平日は朝7時45分から午後4時25分(うち1時間休憩)、土曜日は正午までの4時間だという。勤労報酬は、ごくわずかだが、出所する際に『賃金』をもらうことが出来る。

お銚子2本は間違い
●寒くなると日本酒が美味しくなる。『おでんに熱燗』は酒飲みにとってこたえられないが、酒飲みでも『銚子』と『徳利』の区別がつかない人が少なくない。銚子はもともと鍋形の器で、注ぎ口があり、持ちやすいように柄がついており、結婚式の三々九度で使う酒器のようなものだった。また、『銚』という金偏の漢字を使っていることから判るように金属製のものであった。一方、徳利は江戸時代に登場し、ほとんど今と同じ形である。よく、酒場で『お銚子、2本追加』と叫ぶ人がいるが、正確には『徳利2本…』なのだ。

ふぐ刺しの身は何故薄い
●冬はフグが美味しい季節だ。ただ、フグは高級魚の代表的なもので、1年に1回食べるか食べないかという人が多いはずだ。フグ刺しは皿の模様がハッキリ映るほど薄く切られているが、その理由はなんだろうか?『フグは高級魚だから薄く切って、多く食べたような気になる』とまことしやかに語る人がいるが。これは大嘘だ。フグを薄く切るには理由がある。フグの身はこりこりと硬く引き締まっている。この歯ごたえのあるフグの身を厚く切ってしまったら、硬いだけで、旨みを味わうことが出来なくなってしまう。つまり、フグ本来の旨みを味わうためには出来る限り薄く切って食べたほうがいいわけだ。逆に柔らかい身の魚は厚く切ったほうがいいという。

2002/10/21
ティッシュ2枚重ねの秘密
●常々不思議に思うことの一つに、ティッシュペーパーはどのメーカーのも、袋入り箱入りに関係なく、すべてが2枚重ねになっていることである。それでは、なぜティッシュペーパーは2枚重ねなのだろうか。ティッシュペーパーは薄いほど柔らかで使い心地が良い。しかし、あまり薄くしてしまうと破れやすくなって、使いにくくなるという欠点がある。そこで、破れにくく使い心地が良いようにするにはどうすればいいかを追求したしたら、薄い紙の2枚重ねが最適ということになった。そもそもティッシュペーパーはメイクを落とすために開発されたもので、それくらい高級感があっても当然ということなのだろう。ちなみにJIS(日本工業規格)によると、箱入りのティッシュペーパーは2枚重ねの平版で、一箱の枚数は300枚(150組)と400枚(200組)に限定されている。

缶原料はなぜアルミとスチール?
●ビールやジュースなど缶入り飲料にはアルミ缶とスチール缶がある。どうせなら、全ての缶をコストの安いアルミにしてしまえばいいのに、そうは出来ない事情がある。というのも、アルミは安価でも手で潰せるほど柔らかいので、ビールやコーラなどの炭酸飲料のように内部からのガスの圧力で缶の形を維持できないと缶が変形してしまうからだ。また、缶ジュースや缶コーヒーなどは、缶に入れたあと空気を抜いて高温殺菌しなければならないので、アルミ缶だと内部の圧力低下で缶が潰れてしまう。ただ、スチール缶でも缶全体がスチール製というわけではない。スチール缶は胴体、上ブタ、底が別々に作られ、二重巻き締めという工法で接続される。胴体部分はスチールでも、上ブタは開けやすいのでアルミが用いられる。ただし、コーンスープなどの塩分の高い飲料は例外だ。それはアルミが塩分に弱いため、スチールを使わざるを得ないからだ。

炭を入れてご飯を炊こう
●最近、炭の効用が注目されている。炭をごはんに入れたり、部屋に置いたりという具合で、本来の燃料という用途からすると全く考えられない使い方をされている。それではなぜ前述したような使われ方がされるのだろうか。それは炭の表面に無数の微細な孔とは無縁ではない。炭の表面には1グラム当たり表面積が約300平方メートルに達する孔があり、無数の微生物が棲息している。これらの微生物が有害物質を吸着し、効率よく分解してくれるらしい。炭の微生物は水道水ならカルキ臭を取り、発ガン物質のトリハロメタンを分解するし、サリンのような毒性の強いものまで除去してくれる。

建物の世界一
(長いエスカレーターbP)
香港のオーシャン・パークにある屋外エスカレーターは全長227メートル、上から下までの高さは115メートルある。
(長い螺旋(らせん)階段bP)
米国のイリノイ州カーマイにあるマプコ・ホワイト鉱山の中にある螺旋階段は、長さ336メートルもある。段数では1,520段にもなる。
(高い灯台bP)
横浜市の山下公園にあるマリンタワーは高さ106メートルで、世界一の高さを誇る。周囲約50キロメートルまで灯台の光が届く。
(長い階段bP)
スイスのスピエツ近郊にあるニーセンバーンケーブルカーの階段(業務用)は、高さが何と1,669メートルにもなる。この階段の段数は1万1,674段。
(重いドアbP)
岐阜県土岐市にある核融合科学研究所の放射線防御用のドアは、重さが720トンもあり、高さ約12メートル、幅11メートル、厚さ2メートルにもなる。

2002/10/7
羊羹はもともと羊料理
●『羊羹』(ようかん)の主な材料は小豆と砂糖なのに、この単語を分解すると『羊』(羊)の『羹』(あつもの)になる。羹は肉や魚を入れた吸い物の意味だから、具体的には羊を入れたお吸い物ということになる。それがなぜ、姿、形がまったく異なる今のような羊羹になったのだろうか。羊羹のルーツは中国で、前述したように羊肉の吸い物だった。奈良時代に禅宗文化とともに羊羹は日本へ伝わってきたが、仏教では肉を使うことが出来なかったので、羊の代わりに小豆を使ったというわけだ。姿、形を変えた日本の羊羹は鎌倉時代から茶道で使われ、小豆を蒸した物がお茶菓子として出されるようになった。これが蒸羊羹のルーツだ。練り羊羹は安土桃山時代に誕生している。羹というもので、安土桃山時代に誕生し、幕末の頃にはユズ、サツマイモ、クリなどバラエティな羊羹が登場する。

遣唐使が豆腐を伝える
●豆腐は中国がルーツで、明確な記録はないが、日本に伝来したのは奈良時代に遣唐使の僧侶により伝えられたとされている。豆腐が文献に初めて登場するのは寿永2年(1183年)のことで、春日大社の神主の日記に『春近唐符一種』という記述があり、このお供え物の『唐符』が豆腐である。当初は僧侶の精進料理だったのが、室町時代になって全国的に浸透したようだ。本格的に庶民が食べるようになったのは江戸時代で、天明2年(1782年)に刊行された豆腐料理の本『豆腐百珍』は爆発的な人気を呼び、料理本ブームの先達的な存在になっている。その後、豆腐は全国各地に広く普及し、今日では健康食品やダイエット食品としても日本ばかりでなく海外からも注目されるほどだ。

環境に優しいコーン繊維
●トウモロコシは地球環境を守るため役に立っている。これはトウモロコシでんぷんを原料にした自然循環型の生分解性ポリ乳酸繊維ラクトロンと天然繊維(綿・羊毛)などを混用した生分解性繊維素材だ。トウモロコシ天然素材は石油などの化学原料を全く使用していないため、使用後に廃棄すると、土中や水中の微生物の働きで水と炭酸ガスとに分解され、全く地球を汚さないエコロジー繊維素材なのだ。トウモロコシ繊維は、廃棄の段階で加熱すると、ラクトロンが溶融し、天然繊維と接着することで空気層を多く含んだ有機物の塊(ピートモス)になる。これを、適当な大きさにカットして土中に埋めれば、優れた土壌改良剤となり、農作物の育成促進が図られるという。更に微生物が炭酸ガスと水に分解し、再び光合成することにより、農作物に栄養をもたらす。

2002/9/23
ミッキー・マウスの前身は?
●ディズニー・ランドにはたくさんのキャラクターがいるが、何といっても一番の人気者はミッキー・マウスで、世界中で一番愛されているネズミでもある。ミッキー・マウスが初めて登場したのは1927年に制作された『飛行機クレージー』(初公開は1928年の『蒸気船ウィ−リー号』)だった。ミッキー・マウスはウォルト・ディズニー氏が無名の頃に飼っていたネズミがモデルといわれ、当初はモーティマー(Mortimer)と呼んでいたが、夫人の願いでミッキー(Mickey)という名に替わったという。最初はミッキー・マウスの目に白目がなく黒目がちで、半ズボン姿で尻尾を出していて、見るからに痩せ気味だった。その後、白目が加えられ、服を着てネクタイを締めた姿になり、今では尻尾までが無くなっている。

優しい大統領の話とは?
●世界的に人気のあるクマといえば、多くの人は『テディ・ベア』を挙げるに違いない。ベアはそのままクマを意味するが、なぜテディなのだろうか。そもそも、テディは米国の第26代大統領セオドア・ルーズベルトに由来する。テディはセオドアの愛称なのだ。1902年秋、ルーズベルト大統領がミシシッピにクマ狩りに出掛けたが1頭も仕留めることが出来なかった。そこで、大統領の友人がクマの子を連れてきて、『このクマを撃ってもいい』といったが、大統領は撃たなかった。この話をワシントンポスト紙が漫画にして掲載したが、そこに描かれていた可愛い子グマが大評判になり、やがて縫いぐるみにまでなったのがテディ・ベアの真相だ。ちなみにテディ・ベアの縫いぐるみを最初に売り出したのは米国のアイデアル・トイ社とドイツのシュタイフ社という説がある。

レールが3本の鉄道
●レールは普通二本で構成されているが、実は3本レールの鉄道がある。レールが3本ある路線は箱根登山鉄道の小田原〜箱根湯本間と山形新幹線(奥羽本線)の山形〜蔵王間である。電車は右と左にそれぞれ車輪があり、それを走らせるためにはレールは2本あれば済むが、なぜレールが3本なのか。それにはやはり理由がある。箱根登山鉄道は前述した小田原〜箱根湯本間の小田急電鉄が乗り入れているからだ。箱根登山鉄道のレールの感覚は1,435ミリなのに対して小田急電鉄は1,067ミリ。小田急電鉄の乗り入れを可能にするためにもう一本レールを敷いたという。また、山形新幹線の山形〜蔵王間がレール3本になっている理由は、貨物列車専用に内側に新たな線路を敷いたからだ。

2002/9/16
病気の世界一

(世界最古の病気)
古代エジプトの第20王朝時代(紀元前1250〜1000年)のミイラから、肝臓、腎臓を冒す結核が発見された。前1350年の文献にもハンセン病患者の記述がある。
(死因の第1位)
世界保健機関によれば、死因の第1位は循環器疾患で、全死者の30%程度が同疾患が原因で亡くなっているという。
(急速に広まっている病気)
国連のエイズレポートによれば、1998年の患者数は580万人と推定されている。キャリアは全世界で3,340万人にのぼる。日本でも10〜20代の若い世代で増えているとの報告がある。
(最も猛威を振るった流行病)
ペスト菌が引き起こす肺ペスト(別名、黒死病)は1347〜1351年に欧州の4分の1を死に至らしめた。
(癌による死亡が最も多い国)
ガンジー島(英領チャネル諸島)では、1年間で10万人に314人が癌で死亡する。一方、癌患者が少ない国は、マケドニア共和国で年間に10万人中6人しか癌で死亡しない。

2002/9/9
酒飲みだけが中毒する
●秋になると、山に入ってキノコ刈りをする人たちが多くなるが気をつけたいのは毒を持つキノコが少なくないことだ。アクシデントを防ぐためには知らないキノコを食べない方が良いだろう。ところで、毒キノコのなかには酒飲みだけが中毒するものがある。そのキノコの名はヒトヨタケとササクレヒトヨダケで、両方とも食べることの出来るキノコだが、酒を飲みながら食べると、頭痛、吐き気、めまいなどの中毒症状が表れる。酒を飲む前や飲んだ後も中毒症状が出るが、その理由は酒を飲むと毒性の強いアセトアルデヒドが体内で生成されるが、前述したキノコはアセトアルデヒドの分解を妨げる物質を含んでおり、酒と一緒に食べると悪性の二日酔いと同じ症状を引き起こすというわけだ。

結婚式にはビール
●最近の結婚式ではシャンパンで乾杯するのが増えているが、やはりビールで乾杯するのが一番だ。その理由は結婚・結婚式を意味するブライダル(bridal)という言葉が酒と関係があるからだ。ブライダルはそもそも『花嫁のビール(エール)の宴』という意味だった。昔、イングランドではビールの味の強い弱いによって2つに分け、強い苦味のあるビールをエール(ale)、苦味が弱いか、ついていないものをビール(beer)と呼んでいた。ただし、15世紀になってフランスからホップ入りのビールが輸入されるようになるとホップ入りをビール、ホップなしをエールと呼ぶようになった。中世のイングランドでは婚礼の祝い酒としてエールが用いられ、それを『花嫁のエール』と呼んだ。ブライドとエールを合体させた言葉がブライダルだったのである。

魚でないのに何故サカナ?
●酒を飲むときのおつまみを『サカナ』という。サカナは魚ではなく『肴』と書く。それでは、何故、サカナなのだろうか。酒には焼き魚や刺身がよく似合うからサカナになったと、もっともらしいことをいう人がいるがそれは大きな間違いだ。もともと、酒のサカナは『酒菜』の意味で、昔は野菜だけでなく、魚や鳥獣の肉などのおかずも『菜』と呼んでいた。その『菜』を酒のおつまみとしたので『酒の菜』が、つまって『魚』になった。魚もサカナと呼ぶが、昔は『ウオ』、または『ナ』と呼んでいた。『ナ』だとまぎらわしいので、『マナ』と呼ぶようになった。ちなみに『マナ』は『真魚』で、この名残りはマナイタという言葉に残っている。魚(うお・な)がサカナと呼ばれるようになったのは、昔から『酒菜』の代表的な役割を果たしてきたからに他ならない。

2002/8/26
なぜ大正えびなのか
●天麩羅ソバに乗っているエビの多くは『大正エビ』だ。それではなぜ『大正』という名がついたのか。大正エビの生息地は渤海湾や黄海で、日本に初めて入ってきたのが大正9年のことである。朝鮮半島沖でアンコウ網にかかったものを持ち帰ったのが始まりで、そのエビを取り扱っていたのが林兼商店と日鮮組の2つの業者だった。林兼商店ではそのエビのメスを大エビ、オスを芝エビ、日鮮組ではメスをクマエビ、オスを小エビと呼んでいた。その後、両社が大正11年に合併して『大正組』を設立、これをキッカケにまちまちな名称が『大正エビ』に統一されたというわけだ。

亀の甲羅干しは死活問題
●池でカメが甲羅干しをしている姿をよく見かけるが、好き好んで日向ぼっこをしているわけではない。カメは甲羅干しをしないと生きていけないのだ。人間が生きていくうえでビタミンDは欠かせないが、これはカメも同様である。ビタミンDはカルシウムを体内で吸収する重要な働きを持っている。体の中で働くビタミンDは、動物の体内にあるプロビタミンDが太陽の紫外線を浴びることで生成される。すなわち、太陽を浴びないと、ビタミンDが欠乏し、死んでしまう。また、ビタミンDが不足すると、その働きによって骨に取り込まれるカルシウムが少なくなり、カメの甲羅は柔らかくなる。カメが甲羅干しをしているのを見ると気持ちが良いが、彼らにとっては生きるための儀式なのだ。

頭痛に梅干は効くのか?
●頭痛を治す民間療法の一つに、すりつぶした梅干をこめかみや額に貼りつけるというのがある。梅干をこめかみに貼りつけ、貼る前と貼った後で、こめかみの周囲の体温がどう変化するかを調べると、こめかみの周囲の体温は少し上昇し、梅干を貼った部分の血行がよくなったことを意味する。頭痛は頭の筋肉のこりによる痛みだから、血行を良くする梅干は頭痛に効果があって当然だ。

水分過多で記憶力低下!?
●記憶力を高めるホルモンに『バソプレシン』がある。人間の記憶には短期記録と長期記録があるがバソプレシンは長期記憶に役立つありがたいホルモンである。しかし、このバソプレシン、記憶力以外に体内の水分を調節するホルモンでもある。体内の水分が減るとバソプレシンの分泌量は多くなり、反対に水分が増えるとバソプレシンは減少してしまうとか。記憶力を高めるには、ジュースや水などをガブ飲みしないほうがいい。いうまでもなく、体内の水分が多くなってバソプレシンが減ってしまうからだ。

旅行と輸送機関の世界一
(世界でもっとも長い鉄道bP)
ロシアのシベリアを横断するモスクワ=ウラジオストック間の鉄道は、全長約1万200kmにも及ぶ。始発から終点までの所要時間は8日間(およそ188時間30分)かかる。

(世界でもっとも長い道路bP)
米国のアラスカ州フェアバンクスから南米ブラジルのブラジリアまでをつなぐパン・アメリカ高速道路は全長2万4,000キロメートルに及ぶ。

(世界最大の港bP)
米国ニューヨーク州のニュージャージー港は一度に391隻の船が停泊可能。一般貨物の停泊地261ヵ所、その他130の埠頭がある。航行可能な海岸線は1,215km。

(世界でもっとも長いトンネルbP)
スイスのゲシュネンとアイロロを結ぶ2車線のサンゴタールド・トンネルは、全長16.3km。

(もっとも長い交通渋滞bP)
1980年2月16日にフランスのリヨンからパリへ向かう道路で起きた交通渋滞は、なんと全長176kmに及んだ。

2002/8/12
通販第1号はトウモロコシ
●通信販売、いわゆる通販は日本人の消費行動を一変させてしまった。今や、通販マニアという言葉もあるほどで、その人たちのために通販専門の番組まで生まれている。通販では日用雑貨からコンピュータまで、あらゆる商品を扱っているが、日本における栄えある通販第1号はトウモロコシの種苗だったのだ。西洋野菜と果樹の普及に大きな功労のあった津田仙(1837〜1908年、農学者)が東京・麻布に明治9年(1876)年に『学農社』という農業講習所を創設し、翌年に『農業雑誌』を創刊して、その中に『我国在来の玉蜀黍(トウモロコシ)は甘味薄くして良種にあらず、米国の玉蜀黍に比するに大いに劣れり。以って今般弊社に於て、米国良種の玉蜀黍を発売す。謹而有志の諸君に告ぐ。但し、一袋御税共10銭とす。金子御送方御面倒の方は、郵便印紙御封入にて御注文被下度候』という広告文を掲載したのが通販広告第1号なのである。前述したようにトウモロコシの種子1袋の料金は10銭で、種苗の通販は農家から大いに歓迎されたという。明治20年になると、日本各地の農園が種の通信販売に乗り出したという。

ガソリンは朝給油しろ
●当然のことだが自動車のガソリンが少なくなるとガソリンスタンドに行って給油をする。その際に、どの時間帯に給油をしたら得なのか考えたことがあるだろうか。朝でも夜でもガソリン価格は同じ、それなら得な時間帯を選んで給油した方がいいに決まっている。答は昼間より朝方に給油したほうが得なのである。一般に液体は低い温度では容積が小さく、高温になると膨張して容積は大きくなるが、ガソリンも同じ性質を持っているのだ。気温の低い朝方にガソリンは収縮して容積が小さくなるので、重量売りではなく容積売りのガソリンは朝ないしは気温が低くなった夜に買うのがベターだ。

稲が妻で、雷光が夫
●夏の風物詩に雷がある。昔の人々は雷を天の怒りととらえて、神が怒鳴っているのか思って『かみなり』(神鳴り)と呼んだ。また、雷の光も恐怖を感じさせ、雷光のことを『稲妻』、あるいは『稲光』というが、なぜ、『稲』の字がついているのだろうか。雷が発生するのが夏から秋にかけてで、そのころ稲が穂をつけ始める。昔の人は雷が稲に穂をはらませると考え、稲を妻、雷光を夫とみなして、両者が交わって、子供=穂(実)が出来ると考えた。それで、『雷光』のことを『いなずま』(稲夫)と呼ぶようになった。本来は『稲夫』と書くべきだったが、今は『稲妻』が一般化している。

魚の世界一
(最大の魚bP)
ジンベイザメは体長約13m、胴回りが7m、体重は15〜21トン。太平洋、大西洋、インド洋の温かい水域に棲息し、プランクトンなどを主食とするおとなしい魚だ。
(最も長生きの魚bP)
ウナギは最長で約90年といわれる(私たちが食べているウナギはひょっとすると年上かも知れない?)。そして、コイは何と150年も生き、カエルでさえ15〜30年も生きるという。ちなみに、カラスは100年生きられる。
(猛毒の魚bP)
紅海とインド洋に棲息する毒フグは猛毒で知られており、皮、内臓、卵などに含まれている毒をわずか0.1グラム摂取しただけで、成人でも20分で死に至る。
(速く泳ぐ魚bP)
バショウカジキが最も速く、瞬間的に時速100キロ以上の速さで泳ぐことが出来るのが確認された。なお、陸上の動物ではチータが最速で、時速96キロで走る。


2002/8/5
おいしいご飯の炊き方
●ご飯をとぐのを面倒くさがって、お湯を使う人がいる。しかし、少しでも美味しいご飯を食べようというのなら、それはやめた方がいいだろう。コメをお湯でとぐと、ビタミンB1の損失が多くなるし、50度以上のお湯ではデンプンの一部がノリ状になって、炊き上がりが不味くなるからだ。ご飯を炊くまで十分に時間がある時は、冷たい水に最低でも1時間か2時間浸けておいて、低温でコメに水分をゆっくり吸わせると美味しく炊き上がる。また、時間がない場合には、お湯につけてコメに少しでも早く水分を吸わせて、炊くと良いという。

強敵だった夏将軍!?
●絶頂にあったナポレオン・ボナパルトが悲劇の階段を転げ落ちるきっかけになったのは、冬のロシア遠征で大敗を喫したことと伝えられている。また、ナポレオン軍が厳寒と積雪に悩まされながらロシアに敗れたことから、この天候を人物に例えて『冬将軍』と呼ぶようになったことを多くの人は知っている。しかし、ナポレオン軍は『冬将軍』に大敗する前に、『夏将軍』にも手痛いダメージを被っていた。ナポレオンが国境を越えてロシアに侵攻したのは1812年6月下旬で、以後は酷暑に悩まされ、多くの兵士が病に倒れ、既に、この時にナポレオン軍兵士の4分の3を失っていた。兵力が少なくなり、士気も低下しているナポレオン軍、冬将軍の前に抵抗できなくて当然だ。

降水確率0%でも雨
●夏休みが佳境に入ったが、気になるのが天気だ。海や山で野外活動をしようとしても、雨が降ったら台無しになる。こういう時に皆が頼りにするのが天気予報だ。テレビなどの予報で『降水確率0%』と発表されれば、100%雨が降らないと判断して、行楽地に出掛ける人がいるが、実際に雨に降られたという人がいるはずだ。それもそのはず、降水確率は0〜100%まで10%刻みで発表され、四捨五入で処理されている。すなわち、4%なら0%と発表されるので雨が降ってもおかしくない。気象庁が発表する降水確率の0%は正確には0〜4%、10%なら5〜14%なのである。ちなみに降水確率は過去の測定データを比較して割り出している。もう少し詳細に述べれば、予想される大気と似た状態を過去のデータから選び、過去に同じような天候状態が100回あり、そのうち30回雨及び雪だったら降水確率は30%になる。なお、降水確率予報は『1ミリ以上の雨や雪が降る確率』のことで雨量や雨の降る時間の長さを予測するものではない点に注意されたい。

2002/7/29
ニンニクはスタミナ食?
●梅雨が明けると、夏バテに悩む人が多くなってくる。人によって夏バテ策を講じているが、それでは『夏バテ防止にニンニク』は正解なのだろうか。答は『イエス』である。ニンニクには“アリシン”と“スコルジン”の二つの有効成分が含まれている。スコルジンが体内の栄養物を燃焼させて、エネルギーに変える働きをするし、ニンニク特有の臭さの素になるアリシンは殺菌力や抗菌を持っていて、食欲増進を増す効果を持っている。ニンニクは風邪、扁桃腺炎、気管支炎、結核、脚気、不眠症など多くの病気に効くといわれ、ニンニクを患部につけると水虫にも効能があるので、いわば万能食品といっても過言ではあるまい。ちなみに、アリシンとスコルジンがニンニクの主要な成分であり、それぞれの効能が科学的に解明されたのは19世紀に入ってからだ。

すき焼きになぜ卵
●すき焼きには卵がつきものだが、なぜと問われて即座に答えられる人は少ない。そもそも、すき焼きの名の由来は、農具の鋤(すき)に野生の鳥や獣の肉を乗せて食べたことにある。昔のすき焼きは割り下で肉を焼き、ネギを付けただけのシンプルなものだったが、時代が経つにつれて、ネギ以外の野菜や豆腐、シラタキなどを入れ、最終的に卵まで入れるようになった。卵を使うのは黒っぽいすき焼きに彩りを添えるのと、熱くなったすき焼きを卵で冷まして口に入れるためといわれる。ちなみに卵を使うようになったのは昭和に入ってからだ。

小麦粉はなぜ紙袋入り
●台所を見れば判るが、塩と砂糖はポリ袋に入っているのに小麦粉と片栗粉は紙の袋に入っている。それは、塩と砂糖は湿気を吸うとコチコチに固くなってしまうので空気を通さない袋で保存する必要あるからだ。それでは小麦粉と片栗粉が紙袋に入っているのは何故だろうか。一方、砂糖や塩と違って、小麦粉は密封するとグルテンというタンパク質が腐って固まり変質してしまうからだ。つまり、小麦粉は呼吸していることになる。また、片栗粉を紙袋に入れるのは、小麦粉と全く理由が違う。片栗粉には水分が14.5%含まれているため、目減りを防ぐためにはポリ袋の方が良いのだが、かつてポリ袋で販売したら売れ行きはサッパリで、紙袋ばかりが売れたという。そのため、片栗粉は今でも筒型の紙袋に詰められて売られているが、これに似たことは乾物業界ではまだまだあるらしい。例えば、白玉粉は丸い筒型の袋、麦茶は丸い袋でないと売れない…などの事例があり、乾物業界の七不思議といわれているらしい。

2002/7/22
麦茶は夏の風物詩
●7月に入って、日本列島を台風が縦断し、梅雨を連れ去って、そろそろ夏本番の様相になってきた。じっとしていても汗が流れる夏、そんな季節にピッタリの飲み物は喉に涼しさを運ぶ冷たい麦茶だ。麦茶は緑茶が伝来する以前に飲まれていた日本最古の茶だった。平安時代の貴族たちは『麦茶』を『麦湯』と呼び、江戸時代には街中に『麦湯店』が登場するほどだ。明治になると一般家庭でも広く飲まれるようになり、大正、昭和、平成も夏の風物詩として定着している。また、見逃せないのは、麦茶にさまざまな薬効成分が含まれていることだ。具体的には、麦茶には食物繊維が多く含まれているため、整腸効果、便秘を助ける働きがあることで、実際に便秘気味の20代〜30代の女性に一週間、毎日2リットルの麦茶を飲み続けてもらうと、症状が改善されたという報告がなされている。

ブレンド茶は麦茶の変形
●夏になると、お茶関係の飲料水の売り上げが右肩上がりの上昇を見せるという。缶、ペットボトルに限定すると麦茶人気は第5位で、思ったより売り上げはパッとしない。その一方で、毎日のように新製品が出て、人気もうなぎ上りなのが、いわゆるブレンド茶だ。健康に良いとされる原料をブレンドし、すっきりした味わいが売り物のブレンド茶だが、その原材料成分を調べてみると、大半の商品に麦茶の原料となる『大麦』が入っている。メーカーによると、『大麦のさっぱりした癖のない味が他の原料の風味を引き出し、風味豊かなものにし、香ばしさが味の決め手になる』というもので、大麦はブレンド茶に欠かせないものになっている。

麦茶で血液サラサラ
●麦茶の長所は夏バテ防止に最適な飲み物であることだ。端的にいえば、麦茶は暑さで失われた体の水分を補給するのに大いに役立つ。そもそも、夏バテは、発汗によって水分が身体の外に出されることにより、血液が濃縮され、疲労物質が筋肉にたまりやすくなることから起こる。体の水分が発汗で足りなくなり血液がドロドロ状態になるが、250mlの麦茶を飲むと70gのサバを食べるのと同じくらいの『血液サラサラ効果』を得ることが出来る。具体的に、麦茶のどの成分が『血液サラサラ効果』に寄与しているか解明されていないが、とにかく麦茶の血液サラサラパワーは動脈硬化や心筋梗塞など生活習慣病への効果が期待されているため、本格的な研究がなされている。夏は『麦酒』(ビール)が一番という人も、これからは健康を意識して『麦茶』を飲んでみたらいかがだろう。

2002/7/15
動物の世界一
(小型の霊長類bP)
マダガスカルの西部に住む猿(ニシブラウンショウネズミキツネザル)は、体長がなんと約6センチ、体重約30グラム。

(大型の動物bP)
動物のなかで最大のものは、シロナガスクジラだ。体長は約25メートル、体重約200トン。生まれたばかりの時から体長6〜7メートル、体重3トンもある。

(動きが遅い哺乳類bP)
南米の熱帯に住むナマケモノは、動きの平均速度が時速が0.1〜0.16キロメートルと遅い。つまり、10秒で30〜40センチしか動かない。一方、チーターは最高時速120キロメートルで走る。

(食物にうるさい動物bP)
オーストラリアに棲息するコアラは、ユーカリの若芽だけを常食とする。葉にもこだわりがあり、たくさんの葉から選り分けて食べるのは全体の10分の1程度という。

(妊娠期間の長い動物bP)
インドゾウは最も妊娠期間が長い動物で、平均的に650日にもなるという。

2002/7/1
天文学の世界一
(宇宙で最も寒い場所bP)
地球から約5000光年離れたところにある『ブーメラン星雲』は、温度がマイナス270度。太陽系で最も寒い星は『冥王星』で、マイナス233度。ちなみに、すべてのものが凍結してしまう絶対零度はマイナス273度だ。
(最も熱い惑星bP)
太陽系で最も熱い惑星は『金星』で、米国の無人探査機パイオニアなどによると、表面温度は464度という。
(最も明るい星bP)
天空において最も明るい物体は『クエーサーHS1946+7658』で、太陽より少なくとも1.5×10の15乗は倍明るい。
(最も近い恒星bP)
太陽以外で地球に最も近い恒星は4.23光年かなたにある星、プロキシマ・ケンタウロスだ。
(最も小さい星bP)
中性子星は直系が10〜30キロメートルと極めて小さい。しかしながら、質量は太陽の3倍もある可能性があるという。
(最も大きい隕石bP)
1920年にナミビアのグルートフォルテーン近郊のホバウエストで発見された2.7×2.4メートルの隕石は、重さが59トンあったと推定される。

2002/6/24
缶詰の美味しい食べ方
●缶詰というと長期保存食品というイメージがあり、品質保証期間内に食べれば良いと思っている人は多いと思う。しかし、その缶詰にも、他の食品同様、“旬”が存在する。まず、フルーツの缶詰は、製造直後も美味しく食べられるが、1ヵ月後が一番美味しく食べることが出来る。また、ツナやオイルサーディンなどの『油漬け』は製造して6ヵ月ぐらいから美味しくなり、1年経ったあたりが最高の味で、『水煮』や『スープ煮』は3〜6ヵ月の間が一番美味しいという。なお、タケノコやアサリなどの『食材』は、味付けしていない素材を缶詰処理するので、食べ頃はない。

昔は一日2食が当たり前
●今は一日3食が当たり前になっているが、それではいつから3食になったのだろうか。実は江戸時代初期までは一日2食が標準だった。朝の8時ごろと昼間の2〜4時ごろの2回で、極めて質素な内容の食事だったらしい。お大尽も殿様も、一般人の食事の内容に差があっても、みんな2回だったというから驚きだ。ただ、江戸時代中期以降は、日本人の経済生活が向上し、社会生活が複雑になり、早朝から夜まで活動することが多くなったので、一日3食の生活が一般的になってきた。例外としては、朝から晩まで働いていた農民の食事回数で、一度の量は少しながらも6〜8回食事をしていた。『茶の子』、『朝めし』、『小昼』、『昼めし』、『おやつ』、『夕めし』。『夜食』という言葉はそのときの名残である。農家は生活が次第に合理化されてきたため、一般庶民とは逆に一日に食べる食事の回数が減ってきた。

なぜホットドッグなのか?
●ホットドッグといえば野球場などスタジアムの定番料理だが、ホットドッグを直訳すると『熱い犬』になる。それでは、ロールパンを二つに割って、そのあいだに温めたソーセージを挟んだ食べ物をホットドッグと呼ぶのは何故か。このホットドッグ、実は『ニューヨーク・ポロ競技場』でコックをしていたハリー・スチーブンスが1900年頃に作ったという。ホットドッグは、当初『ウイニー』と呼ばれていたが、それを『ホットドッグ』と名付けたのは米国の漫画家のドーガンで1903年のことだった。ドーガンが『ウィニー』を『ホットドッグ』と名付けたのに2つの説がある。まずは、ホットドッグに入れるソーセージが犬のダックスフンドに似ているからと言う説で、もう一つはスチーブンスが作った『ウイニー』に犬の肉が使われていることをほのめかすためと言う説だが、後者の説は100%信じたくない。

2002/6/17
ロボットの世界一
(人間に近いロボットbP)
ホンダ(東京・港区)が1997年に発表したロボット『P3』は、身長160cmで歩行や首の回転などはもちろん、3次元的な視覚を持ち、障害物を避けて歩くことが出来る。また、体を押された時に自分で体勢を整えることが出来る。
(頭の良いロボットbP)
現在はまだ試作中だが、マサチューセッツ工科大学(MIT)を中心とするプロジェクトでは、人工知能やロボット工学を集大成する試みが行われている。完成すれば、知性を持って考え、音を聞き、感じたり触ったり話すことが出来るロボットになるという。
(極地で働くロボットbP)
NASAの小型探査ロボット『ソジャーナー』は、1997年7月4日以来、地球から約1億2,900万キロメートルも離れた火星で働いている。
(制作費が安いロボットbP)
1996年に米ロス・アラモス研究所が作った高さ13センチのロボットは制作費がわずか1.75ドル(約220円)。

2002/6/10
夏の牛乳と冬の牛乳
●夏の牛乳と冬の牛乳とでは大きな違いがある。もともと栄養十分の牛乳だが、夏の牛乳はビタミンAが多くなる。それは通常、乳牛は冬の間には干し草を常食にしているが、夏になると青草にとって代わられるからだ。この青草に含まれているカロチンにはビタミンAが多く、必然的に牛乳に含まれるビタミンAも多くなるというわけだ。その一方で、脂肪分は夏の方が冬より少なくなる。というのも、夏になると牛が暑さでバテ気味になり、乳脂肪分が薄くなるからだ。また、バターは青い草を食べさせている時の夏の牛乳で作ったものの方が黄色いバターになりやすい。裏を返せば、黄色いバターはビタミンAが多く含まれているということになる。

冷やし豆腐はなぜ冷奴??
●夏になると食卓にしばしば乗っかってくるのが冷奴だ。食欲がなくても豆腐さえ食えば植物性タンパク質が摂れるのが嬉しい。ところで、冷やした豆腐はなぜ『冷奴』なのだろうか。さまざまな説があるが、昔から伝えられ有力なのは、江戸時代の大名行列の先頭にいる奴さんが着ているハンテンの紋が、白に四角という具合で、豆腐に良く似ていることから名づけられたというものだ。東京では湯豆腐のことを『湯奴』ともいうらしい。余談だが、料理用語で『ヤッコに切る』というのは、4センチ角に切ることを意味している。この4センチが奴が着ているハンテンの紋所の大きさだった。

昆布と海苔の表はどっち?
●昆布と海苔、あらためて、『どちらが表だ』と問われて、即座に答えられる人は少ない。まず、昆布の裏表の見分け方を伝授しよう。 昆布は中央に帯のような筋があり、この筋の部分が盛り上がっているのが裏、逆にへこんでいる方が表だ。ちなみに、昆布は海中で常に表を上にしている。さて、次に、海苔の裏と表の見分け方を伝授しよう。海苔をじっと見ると光沢のある面とない面がある。海苔は、そもそもコケ状のものを簾(す)に流し込み、日光で乾燥させたものだ。この時、直接日光に当った方が表というわけ。あとで、裏返して日光に当てるが、最初に日光に当った表はどうしても光沢は失われる。海苔巻きを作るときに、光沢のある方を表にして巻く人がいるが、実は『裏返し』にして巻いているわけだ。ついでに美味しい海苔の食べ方を教えよう。 香りが海苔の生命であるが、食べる前に、焦がさないように火で軽くあぶると湿気を取ることが出来、香りも楽しめる。しかし、あぶり過ぎは良くない。コツは2枚の海苔を重ねて、手早く返しながらあぶることだという。


2002/6/3
大リーグの何でも世界一
(投手成績のbP)
通算最多勝利はサイ・ヤングの511勝。連勝記録はカール・ハッベルの24連勝。連続無失点記録はオーレル・ハーシュハイザーの59イニングス(1988年8月30日〜9月28日)。

(ホームランの距離bP)
飛距離がもっとも伸びたホームランは、1960年9月10日にミッキー・マントル(ヤンキース)が打った193メートル。

(選手年齢のbP)
最年少の大リーガーはジョゼフ・ナックスホール(レッズ)で、1944年6月に初出場した時、15歳だった。一方、最年長はルロイ・“サッチェル”・ペイジで、1965年9月25日に59歳でマウンドに立った。

(延長記録のbP)
1984年5月9日、ホワイトソックスとブリュワーズは延長25回まで8時間6分もプレーした。試合は7−6でソックスが勝った。

2002/5/20
森林浴は体に良い理由
●今年は春が10日から2週間も早かったため、梅雨入りが平年より早いのではとの声が少なくない。それでは梅雨入りする前に森林浴などいかがだろう。森や林のなかで深呼吸をして、心身のリフレッシュをすると健康に良いといわれるが、健康のもとはフィトンチッドという成分だ。フィトンチッドのフィトンとは植物、チッドは細菌という意味で、植物が自らを守るために出す成分で、これが人間の健康にとって良いものとされている。森林の樹木の持つ役割は光合成作用によってて酸素を供給し、大気を浄化することだ。ただし、世界の人口が70億人になると、地球の酸素が欠乏状態になり、人間の生存が危ぶまれるという。ちなみに東京都民が吸う酸素量を試算すると23区の10倍相当の面積を持つ森林が必要だという。

お城と松の木の関係は?
●日本の城巡りを趣味としている人なら気がついているかも知れないが、お城には松の木が多い。松というと城の美観を整えるために植えたと思われがちだが、栄養食、非常食として利用されていた。松葉は殺菌力があるうえ、葉緑素やビタミン、ミネラルまで含まれている。中国では松葉や実、マツヤニだけを食べて仙人になったという話もあるほどで、日本でも凶作の時には松の葉や皮までが食用にされ、江戸時代の大飢饉の時は街道の松並木が丸裸にされたという記録が残っている。戦国時代には、兵糧攻めをされることは珍しくなく、蓄えていた食糧がなくなった時に松の木に手を出すことは珍しくなかった。

黄砂は万里の長城が元凶
●最近、話題になっているのは中国の黄砂だ。春になると森林喪失で砂漠化した中国やゴビ砂漠の黄色の砂ぼこりが季節風に乗ってやってくるが、今年は九州地方の空港などで、黄砂に視界がさえぎられ、欠航や到着地の変更などの実害が出ている。黄砂が増加した原因は中国黄土高原での環境破壊によるものだが、あの広い国土に見合った森林が不足していることが一番の理由だ。それでは中国で森林が少ないのはなぜだろうか。それは『万里の長城』の建設が原因という説がある。万里の長城の地図上の総延長距離は2,700キロあり、実際には日本列島以上に長いといわれる。万里の長城は北方の蒙古遊牧民族や匈奴(きょうど)の侵攻を防ぐため、紀元前4世紀の春秋時代から16〜17世紀の明の時代まで続いた。この建設のためにレンガが使われたが、その量は膨大で、そのレンガを焼く木炭作りのために森林の無秩序な伐採のツケが黄砂になっているが、日本にとってはハタ迷惑な話だ。

変わったコレクションの世界一
(ガムのコレクションbP)
イギリス人のスティーブ・フレッチャー氏は1980年から風船ガムとチューイングガムを合わせ5,100種類集めた。
(しびんのコレクションbP)
ドイツ人のマンフレッド・クローダ氏は、9,400種ものしびんを集めた。最も古いものは16世紀に作られたものという。
(ポテトチップの袋のコレクションbP)
アメリカ人のフランク・リッター氏は、世界15カ国の面白いポテトチップの袋を683種類集めた。
(飛行機の吐き袋のコレクションbP)
オランダ人のニック・フェレーメン氏は、470の航空会社の2,112枚にものぼる吐き袋を収集した。
(バスの切符のコレクションbP)
イスラエル人のヤコブ・ヨシポフ氏は、1万4,000枚ものバスの使用済み切符を保有している。
(バービー人形のコレクションbP)
イギリス人のトニー・マッティア氏は、バービー人形を何と1,125体も保有している。また、バービーのボーイフレンドであるケンの人形も多数保有している。

2002/4/29
ビールは太りやすい!?
●今年は発泡酒を含めたビールの売れ行きが好調だという。ビヤ樽という言葉で判るように、ビールが肥満の源と思われていることから、最近はカロリーを大幅にカットしたダイエットビールが登場し、それなりに人気を集めている。どうも春がくると薄着を意識して、これ以上太りたくないとの理由で、酒席でワインないしは焼酎にしようとする人もいる。しかし、果たして、その選択は正しいのだろうか。実際に、100グラム中のカロリーを比べてみると、ビールは39キロカロリー、ワインは白で75キロカロリー、赤で73キロカロリー、焼酎だと35度で201キロカロリーもある。日本酒で110キロカロリー、ウィスキーで250キロカロリーあるから、それらと比較するとビールは断然ローカロリーなのだ。ただ、問題は飲む量、どんなにカロリーが低いといって、ジョッキで何倍も飲み、ソーセージや唐揚げを好きなだけ食べていると太ってしまう。要は飲み過ぎず、食べ過ぎずが太らないコツなのだ。

黒ビールの正体は?
●今でこそ、ビールは各メーカーが趣向を凝らして、多種多様なビールを生産し、いわば百花繚乱という印象を受けるが、古典的なビールといえばラガーと黒ビールを挙げる人が少なくない。一般にビールといえば薄茶色だが、黒ビールはその名が示すように真っ黒だ。それでは、なぜ、あのように黒くなるのだろう。日本では大正時代から黒ビールが製造・販売されてきたが、黒ビールの色、香り、コク、味を作り出しているのはカラメル麦芽である。このカラメル麦芽は、普通の麦芽デンプンを糖化させ、熱を加えて作られたものだ。普通の麦芽にカラメル麦芽を加え、後は普通のビールと同じ工程を経て、黒ビールは完成する。

ビンビールが軽くなっている
●ビールといえば缶ビールという人は少なくない。サイズが豊富で、どこでも飲める気軽さがあり、酒飲みには便利なのだが、実際には多くの問題を抱えている。アルミが材料の缶をを作るためには膨大な電力が必要で、エネルギー消費量が多くなるし、リサイクルのシステムが整備されているといっても多くのゴミが出てくる。しかし、そうと判っていても、多くの消費者は缶ビールを買ってきた。しかし、今後は瓶ビールの消費が増大する可能性が出てきた。その最大の理由は重かったビール瓶が軽くなってきたからだ。缶ビールが家庭で敬遠されてきた理由は、瓶そのものが重いという理由だったからだが、環境問題がよりクローズアップされるようになると瓶が主流になってもおかしくない。

科学の何でも世界一
(最も高い温度bP)
1994年5月27日、米国ニュージャージー州のプリンストン・プラズマ研究所で行われた実験では、摂氏5億1,000万度の高温をつくることに成功した。これは太陽の中心部の30倍の熱さだという。

(最も低い温度bP)
1998年9月22日、英国のサセックス大学で行われた実験では絶対零度(摂氏マイナス273.15度)より数千億分の1度ほど高い状態を約1秒間保つことに成功した。絶対零度はすべての物質の活動が停止する温度のことで、理論上では存在するが実際に到達することはできない。

(最大の素数bP)
素数とは1より大きい自然数で、その数自身と1以外の自然数で割りきれない数字のこと。実証されている最大の素数は、2の697万2,593乗から1を引いた数。1999年6月1日に米ミシガン大学のナヤン・ハジュラトワラによって発見された。

(最小のトランジスターbP)
1999年11月15日、米国のルーセントテクノロジー社は、長さわずか50ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)のトランジスターを開発したと発表した。これは髪の毛の2000分の1の大きさ。

2002/4/15
ダイエット時の食べ方
●ダイエット時の食事の方法について触れよう。太らないためのダイエットの原則は@ゆったりした気分でゆっくり良く噛んで食べる、Aテレビを視聴し、雑誌などを読みながら…などの『ながら食いは避ける』、B食べ終わってまだ空腹でも、お茶やコーヒーなどノンカロリー飲料を余裕を持って飲む、C1日に必要なカロリーを計算し、基礎代謝に必要なカロリーに気をつけ、栄養過多にならないよう気をつける…などである。基礎代謝より多めにカロリーを摂取していても空腹感が強い時には、『カロリーの抑えすぎ』、または急激に吸収される『甘いもの』や『油もの類』の比率が多すぎることが考えられる。このようなケースでは、摂取カロリーをもう少し上げる(所要量より抑えるか、『油脂類』や『甘いもの(お菓子・ジュース類)』を控えて、『甘くない糖質』のご飯やパンなどの主食を多く食べるようにする(消化吸収がゆっくり)と、空腹感を感じにくくなる。朝飯はキチンととる

●当然のことだが、朝起きたら食事を摂ろう。というのは、血糖値が下がった状態では、体温が上がらず、活動する体勢に入れないからだ。起きて、すぐに食事が出来ない人はココアやカフェオレ(ミルク砂糖入り)などで、糖質・たんぱく質を補給すると良いだろう。なお、肝臓は50〜60グラムほどの糖質を貯蔵するので、1回に摂る糖質をこの程度に抑えて、脂身の少ない肉や魚、卵などのたんぱく質を十分に摂りたいものだ。また、野菜などが入った味噌汁があるといいかも知れない。ダイエットをしている人は、脂質を控えるのはダイエット中ならば、なるべく抑えるのが基本の基本といえる。間食は甘いものを摂る

●カロリーは『糖質』、『脂質』、『たんぱく質』の栄養素を合計したものだ。従って、その構成を知ると、積極的に食べたい食品、普通に摂りたい食品、ダイエット中は出来るだけ避けたい食品が見えてくる。昼食までに間食をする場合は、カロリーは控え目にして欲しい。具体的には、小量の糖質を中心に100kclほど補給するつもりで間食すれば、強い空腹感は消えるはずだ。ただし、ビタミン類が不足すると、三大栄養素の代謝がうまくいかず、疲労感や空腹感はなかなか消えないので、こういったケースでは朝食の内容を見直すか、意識してビタミン剤を摂取するといいだろう。間食は思い切って甘いものを食べよう。糖質は脳に栄養を補給するし、甘い物を控えているストレスをなくしてくれるからだ。ただし、饅頭1個、ケーキなら小さ目の1個でとどめておくのが無難といえる。

2002/4/1
空腹は、なぜ起こる?
●空腹はなぜ起こるのか、これを知ることはダイエットに有益なことだ。胃袋に食べ物がなくなるから空腹になると思っている人は少なくないが、実際には手術で胃袋を除去した人でも空腹を感じる。なのに、なぜ空腹を感じるのだろうか。その答は『脳が糖質を欲しい』という信号を出しているからだ。血糖値という言葉があるが、健康な人なら通常血糖値を100(1デシリットル当たり100ミリグラム)に保とうとする。食事を摂取すると血糖値が上がり、逆に摂取しなかったり、摂取する時間が長かったり、運動をすると血糖値は下がる。血糖値が下がると、糖質しかエネルギーとして使えない脳が空腹という形で、体に栄養を補給するように命令を出すわけだ。血糖値は健康体なら80〜100(空腹時)、空腹時や少し激しい運動直後、また朝おきたときは60〜70にまで落ちこむこともある。50〜60まで下がると意識を失うこともあるそうだ。

空腹だと脂肪を消費
●健康な人が断食などで食事を摂取しなかったら、血糖値は下がってしまうのかという疑問が沸いてくる。しかし、心配は要らない。食事をしないと12時間で脳の活動に必要な糖質は供給不能になる。すると、今度は細胞側ではやむをえず脂肪や蛋白質を分解して糖分を作るシステムになっている。脂肪やタンパク質を無理やり分解すると、老廃物『ケトン体』が出来る。絶食すると、2日ほどで糖質の代わりに『ケトン体』が脳を動かす主なエネルギー源になり、食事をしなくても、とりあえず脳は活動できるというわけだ。

満腹中枢は20分後に始動
●今度は満腹感の解明をしよう。満腹感は一体どこから来るのだろうか。食事は口から胃に入り、腸から栄養の吸収が始まる。すると、徐々に血糖値が上がり、脳の視床下部にある満腹中枢が働いて『満腹感』を感じさせ、体に栄養補給をストップするように要請する。ただ、満腹中枢が働き始めるのは約20分の時間を要する。『早食い』がいけないのは、満腹中枢が働く前に体が必要とするエネルギーを超える食事をしてしまうからだ。

 また、新聞を読みながら、テレビを見ながらという『ながら食い』をしていると、脳が『満腹になった』という命令を出しているのに、その命令に気づかず、ついつい食べすぎてしまうので、注意されたい。また、一度に食べ過ぎると、血糖値が上がり過ぎる。血糖値が上がり過ぎると血液がドロドロの状態になり、動脈硬化を促進しやすくなる。従って、食事はゆっくり時間をかけながら楽しむのが一番といえそうだ。

企業の世界一
(世界最大の会社bP)
米国のコングロマリット、ゼネラル・エレクトリック(GE)社は発行済み株式総額が2,000年5月時点で5,322億ドル(約70兆円)。1999年の総利益は107億ドル(約1兆4,000億円)。

(世界最大の金融機関bP)
米国の金融持ち株会社シティ・グループで、発行済み株式は2000年5月時点で2,071億ドル(約27兆3,300億ドル)。

(世界最大の石油会社)
米国のエクソン・モービル社で発行済み株式総額は2000年4月時点で2,808億ドル(約37兆円)。

(世界最大の雇用主bP)
インド鉄道は正規従業員を158万3614人(1997年)も抱えているという。

(世界最大の携帯電話会社bP)
イギリスのヴォーダフォン・エアタッチ・グループ。2000年にドイツのマンネスマン社との合併によって誕生した。

(世界最大の通信会社bP)日本電信電話(NTT)の発行済み株式総額は2000年5月現在で2,070億ドル(約27兆3,000億円)。

2002/3/25
ビタミン類を必ず摂取

●それでは、ビタミンとミネラルはどのような働きをするのだろうか。基本的には、三大栄養素の代謝に関わって、@皮膚・粘膜を健康に保つ、A成長を促進する、B基礎代謝を活発にする、C体の組織を健康に保つ、D血液を作る、E老化の防止…などで、欠乏すると脚気、成長停止・遅延、口角炎等の粘膜の炎症、骨粗しょう症、貧血、味覚障害、肥満、胃酸の減少、筋力の低下などを引き起こす。従って、適度にビタミン、ミネラルを摂取することが必要だ。

ビタミン剤も補助的に摂取
●ビタミンやミネラルなどには、『日常生活で得ることの出来るもの』と『日常生活のなかで、まあ不足しないもの』、『日常生活のなかでは得にくいもの』があるが、ダイエット中は、食事の量が減り、運動量が増えるので、どうしても不足しがちだ。そこで、ビタミン・ミネラル類を不足させないためには、『いろいろな種類のものを食べる』、『食べたものの栄養素を把握する』ことはもちろん大事だが、ビタミン剤等も、補助的に用いることが有効だ。ビタミンは相関しあって補うことが多いので、マルチビタミンタイプが良い。

適度な運動が必要
●ダイエットを効果的に行うには、食事に注意しながら適当な運動をすることが必要だ。運動の目的は体内に蓄積していた脂肪を燃焼することだ。運動をすると脂肪を分解するためのホルモンが分泌され、脂肪は脂肪酸の形になって、血中に送り出される。送り出された脂肪酸は筋肉に運ばれエネルギー源として利用されるので体内に脂肪が蓄積されにくくなる。また、運動はストレスの発散・解消につながるので、『ストレス食い』を防ぐことができるのもメリットといえる。さらに、一定量の運動をすると、筋肉が弱くなるのを防ぎ、同じ体重でも引き締まった見栄えの良い作ることができる。精神的なメリットとしては『やる気』を喚起し、1日をより意欲的、活動的に過ごさせるメリットがあるので、怪我をしない程度に体を意識して動かすと良いだろう。

有酸素運動がお薦め
●ただし、運動が肥満解消の決め手になるといって、何も考えずに運動するのは無謀だ。無理をすると、体を壊したり、怪我をして逆効果になる。ダイエット中に運動をする時には、一定時間以上継続して行う有酸素運動がお勧めだ。ウォーキングやエアロバイクなどは最大酸素摂取量を増加させ、脂肪を燃焼させる働きがあるので効果的といえる。また、 筋力を強化し、基礎代謝の高い体を作ることも必要で、重量の軽いダンベル体操などが良いだろう。


2002/3/18
脂質の摂り過ぎに注意
●前号では三大栄養素の『糖質』の特徴を明らかにしたが、今回は残り2つの『たんぱく質』と『脂質』について触れることにしよう。たんぱく質は『血と肉を体内で作る』ベースになるもので、たとえダイエットをしていても欠かせない栄養素だ。ただし、脂質は熱量が1グラム当たり9kcalになるので、摂り過ぎると脂肪に合成され、体に蓄積されるので要注意だ。逆に脂肪の摂らなさ過ぎも体に良くない。

食事はバランス良く
●それでは、三大栄養素を摂取しないとどうなるのだろうか。糖質の摂り過ぎは肥満の基になるが、糖質を摂らないと逆効果だ。そもそも、食欲は胃の内容物ではなく、脳に流れるブドウ糖の量で決まり、糖質が不足すると、脳が『空腹」を感じ、食欲を刺激するといわれる。また、脳自体が糖質しかエネルギー源として利用できないため、頭の働きが鈍くなるし、空腹を感じれば、どうしても間食が多くなる。次にたんぱく質だが、これが不足すると新陳代謝が不活発になりがちで、体重は落ちても脂肪がついたままの状態になり、かえって肥満になりやすくなる。最後に脂質だが、動物性はともかく、植物性脂肪を適度に摂る必要がある。ビタミンAやD、Eなどの脂溶性ビタミンと呼ばれるビタミンは、油といっしょに食べると吸収率が良くなるし、体の構成物質として欠かせないものを持っていたり、ホルモンの原料になるので、脂質と上手に付き合う必要がある。いずれにしても、栄養のバランスに注意しないと『正しいダイエット』にはならない。

微量栄養素を上手く摂取
●三大栄養素以外でも人間が生きていくうえで必要なものがある。それは、体の機能維持、調整に大きな役割を果たす『各種ビタミン』、『ミネラル』などで、たとえダイエット中でも意識して摂取する必要がある。というのも、これらは健康な状態を維持し、成長していくのに、微量ではあるが不可欠な栄養素だからだ。なお、ビタミン・ミネラルを列挙すると、ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンB6・ビタミンB12・葉酸・パントテン酸・ビタミンC・・ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK・・カルシウム・リン・鉄・ナトリウム・カリウム・ヨウ素・マグネシウム・マンガン・銅・コバルト・塩素・亜鉛・セレン・硫黄・フッ素・モリブデンなどで、耳にしたものも少なくないはずだ。ダイエット中は、食事の量を減らしがちになり、ビタミン、ミネラルが不足しがちになるので、サプリメントで補う必要がある。

人体の記録の世界一
(長身のbP)
米国イリノイ州のロバート・ワドロウ氏(1940年没)は身長が272センチメートルもあった。普通の人は脚立に上らないと面と向かって話が出来なかった。存命中の最高身長はチュニジアのラドレーヌ・シャルビブ氏で234センチメートル。

(背の低い人bP)
インドのニューデリー市のガル・モハンマド氏(1997年没)は身長が57センチメートルだったという。

(存命中の長寿bP)
英国スタフォードシャー州のエバ・モリス夫人は1885年生まれの117歳。長生きの秘訣は毎日ウイスキーをたらした紅茶を欠かさずに飲むことだという。記録で確認できる世界最長寿は日本の徳之島に住んでいた泉重千代氏で、120年と237日生きた。医学的に見て人間の生命の限界は120歳といわれている。

(太った人bP)
米国のジョン・ミノック氏は1978年、体重を635キログラムと測定された。同氏の身長は185センチメートル。

2002/3/11
カロリーとダイエット
●春が近づくとダイエットを始める人が多くなる。そもそも、ダイエットとは『日常の食事』という意味で、基本的には栄養バランスを保ちながら、カロリーを減らすことが基本なのに、『カロリー』の意味を知らずに使っている人が少なくない。日常生活のなかで『カロリーが高い』、『低カロリーでヘルシー』、『ノンカロリー食品』という言葉を耳にするが、『カロリー』とは何だろう。カロリーの単位として現在、日本ではkcal(キロカロリー)が広く使われている。kcalとは、熱量の単位で、cmが長さの単位、kgが重さの単位であるように、kcalは熱量の単位なのだ。

1kcalとは1kgの水の温度を、1度上げるのに必要な熱量のことだ。国際的にはkJ(キロジュール)への移行が進められているが、まだ日本ではなじみが薄い。

水と脂肪のカロリーは?
●カロリーの意味を漠然と判ったところで、『食物のもつ熱量』を具体的な数字に表わすと、@水分=1グラム当たり0kcal、A糖質=1g当たり約4kcal、Bたんぱく質=1g当たり約4kcal、C脂質=1g当たり約9kcal…になる計算だ。これらが体内に摂取し、吸収され、利用される過程で、これだけの熱量を発生するシステムで、運動不足や摂取過剰の状態で燃焼させないと、体にそのまま溜め込んでしまう。いずれにしても、この数字を見る限り、脂肪が肥満の素であることが判る。

やつれるダイエットは逆効果
●ダイエットというと、食べる量を減らすことが一番と思っている人が多いのに驚かされる。しかし、『痩せる』というより『やつれる』という言葉がぴったりな、自虐的かつ極端なダイエットは健康を害するだけでなく、体重が急激に戻るリバウンドをもたらし、かえって逆効果になりかねない。遠回りでも栄養バランスを保ちながらのダイエットが王道といえる。具体的には以下に挙げる三大栄養素を摂取することが肝要だ。三大栄養素とは@糖質(穀類・麺類、いも・でんぷん類、果物、菓子類、砂糖等に多く含まれる)、Aたんぱく質(肉類・魚類・卵類・豆類などに多くふくまれる)、B脂質(植物性と動物性がある。油脂類・肉類の脂身・魚類の脂身・ナッツ等の豆類に多く含まれる)で、それぞれに役割があり、特徴を掴むことが肝要だ。@の糖質は熱源となる(1gあたり4kcal)が摂り過ぎると、脂肪に合成され、体に蓄積される。しかし、脳は糖質しかエネルギー源として利用できないので、ダイエット中でも一定量は必ず摂らないといけない。たんぱく質と脂質の特徴は次号に譲ろう。

2002/3/4
猿が馬を守る
●古代、猿は馬を守る神の使いだった。猿が馬を病気から守ってくれるという信仰はインドから中国、そして日本へと伝わってきた。 古い絵巻物には厩に猿がつながれている場面がずいぶん描かれている。日光東照宮の厩には『見ざる、言わざる、聞かざる」で有名な『三猿』の彫刻がほどこされているほどだ。実は、大衆芸能の『猿まわし』は厩を回って馬の無病息災を祈念したのが始まりとされ、鎌倉時代初期が起源だったらしい。

猿回しは一時消滅
●江戸時代になると、猿回しは徳川幕府に永年雇用され、厩の御祓いを任されるようになる。正月には将軍、奥方、大名たちの目前で猿舞いなどを披露もしている。 猿回しは、各大名や旗本、そして有力町人などの厩でも御祓いの仕事があり、祝儀をもらうことができたので、生活はなかなか良かったらしい。しかし、明治維新で幕府や大名などの得意先が亡くなったとたんに存亡の危機を迎える。武家時代が終わり、馬を大事にする習慣がなくなったことや、猿回し自身が生活に満足して大衆芸能化の努力をしていかなかったこともその原因で、後継者不足もあって、昭和38年には一時消滅したが、山口県の『周防猿回しの会』が活動を始め、大衆芸能として復活し今日に至っている。

馬にとって大事な蹄
●蹄(てい)というのは馬の爪のことで、馬の体を支える役目を持っている。『蹄無ければ馬なし』と言われるくらい、蹄は馬の価値や能力をはかるうえで重要なものになっている。というのも、蹄がその役目を十分に果たせないと、馬は走ったり人や荷物を運んだりということができなくなるからだ。蹄を守るために、古代からさまざまな方法が考えられてきた。例えば、草やワラ、動物の皮などで作った『わらじ』や『サンダル』があった。ただし、これらは長時間の使用には耐えられないという欠点があり、履き替え用の『わらじ』を何足も持って行動しなければならないという煩わしさもあった。 そこで、より強度の強いものとして蹄鉄が考えられた。そのルーツは古代ローマ時代に発明され、金属製のサンダルを皮紐で装着するタイプだった。現在のように釘で蹄に装着するタイプの蹄鉄になったのは12世紀初頭だといわれている。蹄鉄が馬に使われるのは、馬の蹄の表面は熱や酸性物質に強いので、焼きゴテや塩酸も問題がないためだ。しかし、アルカリ性物質には弱く、馬自身の糞尿で蹄を痛めてしまう。従って、厩では糞尿の後始末が非常に重要な仕事になる。

ビックリ世界の気象
(過去最高の気温)
1922年9月13日、リビアのアル・アジジャンでは58度を記録する猛暑となった。

(竜巻の猛襲)
1974年4月3〜4日の2日間で、米国南部から中西部地方を合計148もの竜巻が吹き荒れた。

(最も乾燥した場所)
南米のチリ北部・アタカマ砂漠は地球上で最も乾燥した場所。100年間に数回にわか雨が降る程度で、降水量はゼロに等しい。

(最も暑い場所)
1917年7〜8月、米国カリフォルニア州デスリバーでは、約1ヵ月半に渡って50度程度の猛暑になったという。

(最も雨が多い場所)
インドのメガラヤ州モーシュンラムの年間平均降水量は1万1,873ミリメートルという。同国のチェラプンジでは1860年代に年間26万4,610ミリメートルの雨量を記録したこともある。

(最も重い雹)
1986年4月14日、バングラディッシュのゴパルガンジで、重さ1キログラムもある雹が降り注ぎ、92人が死亡したという。

2002/2/25
馬は群れる習性を持つ

●サラブレッドなどの競走馬を見ると、馬は単独で行動するものと思ってしまうが、実際には群れを作って生活をする、孤独が嫌いな動物だ。従って、放牧すると、すぐに仲間を作って群れをつくる傾向がある。それでは、野生馬はどういった集団を形成するのだろうか。具体的には『ハーレム群』と『若雄群』に分けることが出来る。『ハーレム群』とは“スタリオン”と称する1頭の種雄馬が牝馬を引き連れて生活している群れのことで、スタリオンは群れの脇や最後尾について移動しながら、自分の地位の高さを誇示している。もちろん、1頭のスタリオンが出れば、当然、あぶれる牡馬の数の方が多い。このような牡馬同士が集まって群れを作るのが『若雄群』というものだ。ただ、野心のある若い牡馬は次のスタリオンの座を虎視眈々と狙っており、今のスタリオンが死んだ時や、体が弱って来た時は、その間隙を縫って群れを横取りする事も少なくない。

牡が弱いと雌馬が主導権 
●群れを統括するスタリオンが弱い時は、雌馬が群れの主導権を握ることが少なくない。馬の群れには、ほぼ一貫した序列があり、安定した馬社会を形成するのに役立っている。野生状態で円滑な生活を営むうえで良く機能している。外的に襲われた時だけでなく、日常の些細なことで争ってばかりいては集団がバラバラになってしまう。馬の世界も自然とリーダーが存在して、まさに軍隊のように集団で行動しなければならない時がある。そんな時には馬の世界でも序列が幅を利かせるようだ。あんなに大きな馬が人に従順な態度を取るのは、人を群れのリーダーと認識しているからだ。従って、馬にはリーダーらしい態度で接しないと、人が従で馬が主というように序列が逆転してしまうこともあり得る。

心配機能が発達
●競走馬の調教は、馬の生理機能及び基礎体力を発達させるのが最大の目的で、特に、酸素運搬系、つまり、肺、心臓、血液、筋肉の各部位を鍛える。とりわけ、心臓と筋肉には調教効果が顕著に現れるようだ。心臓は調教を積むことで大きくなる。具体的には調教されていない馬の心臓は体重との重量比で約0.9%なのに、良く調教された馬は1.1%にまで増加する。心臓が大きくなれば、それだけ多くの血液を送り出すことができるので、酸素の運搬に有利に働くことになる。結果的には競争能力の向上にもつながる。血液は細胞や組織に酸素と栄養を与えるとともに、炭酸ガスと老廃物を運び去る役目も果たしているからだ。

2002/2/18
聞こえすぎて困る
●馬の聴力には定評があるが、競走馬の場合にはこれがマイナスに働くことが多いようだ。競馬場の歓声に驚く馬には『耳袋』で騒音をカットしたりする。しかし、よくよく考えれば、耳の状態、すなわち馬の精神状態が騎手に判りにくいという欠点もある。また、耳袋はコウモリのように音の跳ね返りを利用して距離感をつかむ感覚をも遮断するので、よほどのことがない限り使用しないほうが良い。馬券を買う側からすれば、精神が安定していて、何もつけない馬の方が買いやすい。

匂いに敏感な馬の鼻
●馬は鼻粘膜の表面積が広く、嗅覚細胞が発達している。どの馬を見ても鼻が大きいが、嗅覚の能力と関係あるからかも知れない。いずれにしても、馬の嗅覚はプラスに作用している。例えば、目が見えない母馬が大した不自由も無く、立派に子育てをしていた例もある。馬の嗅覚は犬ほどではないが、風向き次第では200メートル四方の匂いを嗅ぎ分けることが出来る。実際、 匂いを頼りにして、かなり離れた自分の馬房まで帰ったという例は少なくない。

嗅覚で状況を把握する
●馬は嗅覚を利用して周囲の状況を見極めることが出来る。嗅覚を駆使して、他の馬を認識したり、牡馬は牝馬の発情を見極めたりもする。また、知らない馬同士が初めて出合うと互いに匂いを嗅ぎあって、『相手はどういう奴なんだ』というように探ったりもする。もちろん、馬同士だけではなくて、人や物の場合もそうする。馬と一緒の時は、危害さえ加えなければ、人に寄っていって匂いを嗅ぎはじめるはずだ。

刺激的な匂いは嫌い 
●馬は甘い香りがを大好きで、刺激的な匂いを嫌う。嫌いな匂いやある特定の匂いに反応すると、歯茎がむき出しになるくらい上唇をめくり上げることがある。これを『フレーメン』という。『求愛行動』や『馬が笑う』などと言われることが少なくないが、実際には匂いに反応するケースが多いようだ。

牡馬の方がキレイ好き
●馬を放牧地に放すと、最初は走り回ったりするが、すぐに草を食べたりして、のんびりし始める。食べていない時はボーッとしていることが多いようだ。牧場見学に行くと、馬が余り動かないことに気がつくと思うが、馬は一日のほとんどを食べることに費やす。 また、人間同様、馬は普通止まって排泄をする。排泄物は縄張りを作る働きもあるのだが、家畜化された馬では全く関係がないようだ。ただ、牝馬はどこでも排泄するので牧草地や馬房は汚れやすい。

2002/2/11
視界が広いのが特長

●馬は目がパッチリとしているが、実は象や鯨よりも大きいらしい。それでは馬の目にはどんな特長があるのだろうか。まず、馬の目の位置だが、顔の両側についているので当然視野は広くなる。具体的には馬の視野は340度あるといわれ、真後ろ以外のほとんどを見ることが出来る。馬の場合、視野の広さはとても有利に働いた。馬が住んでいたのは元々草原地帯で、視界を遮るものは何もなかった。つまり、どこからも攻撃される危険があったわけだが、武器を持たない馬は視界の広さを生かして、早く逃げることが出来た。

ピントは合わせにくい
●馬の視界は広いが、対象物に焦点をピタリと合わせることは苦手らしい。その欠点を補うために、近くを見る時は頭を上げて、遠くを見る時は頭を下げたりして光の進入角度を変えたりするのだが、これも草原で生きていく上では利点になった。というのも、地面の草を食べながら、遠くを監視することが出来たからだ。放牧地で馬を観察すれば判るはずだが、馬がこちらに寄ってくる時、初めは頭を下げて確認する。そして、こちらに接近するにつれて、頭を上げるようになる。馬の眼が顔の横についていて、視界が広がる利点と引き換えに、両眼視のできる範囲が狭まるために立体視が難しくなるという欠点があるわけだ。

近くが見えにくい
●馬が両眼で物をハッキリとらえることができるのは精々2メートル弱くらいまでだという。それより近くは顔が邪魔して見えないか、奥行きの無い画像になってしまうらしい。よく障害物を目前にして止まり、キレたりする馬がいる場面を見た経験があると思うが、その理由には近くが見えないことも関係している。馬はもともと臆病なだけになおさらだ。

よく動く馬の耳
●『目は口ほどに物をいう』ということわざがあるが、馬の場合には、『耳でいろいろと物をいう』らしい。馬は周りの何かを気にしはじめると、耳がその方向へ向いて情報を集めるようになっている。人間の耳はあまり動くようには出来ていないが、馬の耳はクルクルと器用に動き、両方の耳を別々の方向へ向ける芸当も出来る。これは、耳の周りに10個の筋肉があって、耳の回転を可能にしているからだ。また、馬の聴覚はとても優れていて、人間の1.5〜2倍位の可聴域があるといわれている。例えば、馬に乗っていて、馬の耳がある一点に向いた場面があったら、その方向に何かあると思っていいだろう。馬の耳の向く方向にはきっと何かある。決して馬耳東風ではないのだ。

2002/2/4
ドサンコは野良馬

●『ドサンコ(道産子)』は北海道で生まれ育った人を指すが、あの少し太めのたくましい馬を思い出すことが少なくない。そのドサンコが北海道原産の馬と信じて疑わない人が少なくない。ドサンコの正式名は北海道和種馬、これだけ見ると確かに北海道原産と思われて当然だが、もともと北海道には馬はいなかった。その証拠に、アイヌ民族には馬に関する言葉がなかったことから推察できる。実は、北海道に馬を連れてきたのは松前藩で、道南地方でニシン、コンブ漁などを行う際の荷役用に使用した。荷役で使われた馬たちは、冬が近づき仕事が終わると、そのまま置き去りにされた。松前藩に捨てられた野良馬たちが、北海道の厳しい北海道の自然環境にも適応できるようになって、現在のドサンコになったのである。

●それでは松前藩に捨てられたドサンコはどのようにして生き残ったのだろうか。ドサンコたちは冬でも食べることの出来る笹を雪のなかから掘り起こして飢えをしのぎ、笹が見つからない時は海岸に出て海藻を食べたりしていたらしい。そのような苛酷な環境で生き残ったドサンコだからこそ、丈夫で力持ちで寒さにも強く、おまけに粗食にも耐えるという特徴を持つ馬に進化した。この特長をフルに活かされ、ドサンコは北海道開拓時代に移動や輸送、荷役作業に大活躍し、『ドサンコなくして北海道開拓はなかった』といわせる存在になった。

●このドサンコ、明治末頃には、9万頭を超えると。
 そんなドサンコも機械化など時代の波には勝てず、一時は1000頭近くにまで激減してしまいました。現在では少し盛り返して、約3000頭が生存しているといわれています。

●すごいドサンコ
 ドサンコの能力を知る記録としては、大正12年の能力共進会で、200kgの荷物を背負って40kmを3時間21分で走ったというものがあります。他にも長さ6m、重さ190kgの鋼材を2本背負って運んだというものもあります。
 昭和54年には北海道和種馬保存協会の人々が「ドサンコによる富士山登頂」に成功しました。ドサンコたちは途中一回も水すら飲まずに楽々と登頂したそうです。なかには生後3ヶ月の仔馬もいましたが、元気に母馬によりそっていたそうです。
 トレッキングなど、ドサンコの丈夫で持久力に富んでいるという特性をいかした職場にどんどん活躍の場が広がっていけば、ドサンコの将来も決して暗いものでは無くなるように思えます。またその能力もある馬です。

インターネットの世界一
(アクセス数の多かったサイトbP)
1998年に開催されたフランスのワールドカップの公式サイト(www.france98.com)が最多で、1998年6月10日〜7月12日の会期中、合計11億3,721万8,296回のヒット数があった。

(電子商取引の金額bP)
米テキサス州ダラスのマーク・キューバン氏は、1999年10月にオンライン販売でビジネス機『ガルフストリーム』を4,000万ドル(約53億2,000万円)で購入した。

(多くダウン・ロードされた電子ペットbP)
本物そっくりの魚がスクリーンセーバーになった『MOPy』で、世界中で1,000万人以上の人にダウン・ロードされている。

(オンライン・ショップbP)
1995年にインターネット上の営業を開始した『Amazon.com』で、世界160ヶ国以上、1,300万人以上の人に商品を販売してきた。同社がトップに立ったのは、約470万点にものぼる書籍やCD、ビデオが満載されているカタログによるところが大きい。

2002/1/28
馬は食用だった
●今でこそ馬は乗馬用として大事に扱われているが、もともと、馬は狩猟の対象、つまり、食用だった。実際に旧石器時代のフランス・ソリュトレ遺跡からは1万頭もの馬の骨の堆積が発見されている。旧石器時代は、馬の群を崖に追いやり、そこから落として捕獲していたようだ。フランスのラスコーやスペインのアルタミラの洞窟には生き生きとした馬の壁画が残され、そのころの様子をうかがうことが出来る。新石器時代に入ると、中央アジアやモンゴルの草原地帯では膨大な数の馬が飼育されていたようで、この痕跡が多くの遺跡から発見されている。馬がどのような形で利用されていたか定かではないが、牡馬は種馬を残して食肉用として飼育され、牝馬は搾乳を目的として飼われていたと類推されている。

紀元前に馬を戦争に利用
●アラビアでは紀元前1800年頃、アジア系民族・ヒクソス人によってアジアの馬が持ち込まれていた。同じ頃、エジプトにも馬が持ち込まれたようで、紀元前1300年頃にはヒッタイト人との戦いにおいて3,500台もの馬車が使用されたという。また、ペルシャでは、ダリウス王の時代(紀元前600年頃)に5万頭の馬を飼う牧場が建設されている。更に、パルティア王国(紀元前250年頃)の人々は日常生活のほとんどを馬上で過ごしたといわれるほど、馬は人々の生活に溶け込んでいた。

馬が大活躍する歴史
●古代ギリシャではエジプトから馬を輸入して飼い始め、すぐに神話にも取り入れられ、半人半馬のケンタウロス伝説などが作られた。紀元前350年頃にはクセノポーンによる『世界最古の馬術書』が書かれている。あのアレキサンダー大王の東征では7,000頭もの馬を連れていったといわれて、戦争と馬の結びつきは切っても切り離せないものになった。実際、ヒッタイト、アッシリア、ペルシャなどの大型二輪戦車軍団は有名だし、、チンギス・ハーンは馬の機動力を駆使して大帝国を築き上げていたことで知られる。1815年のワーテルローの戦いでも英仏両国は3万の騎兵隊で戦っているし、第一次世界大戦では150万頭もの馬が戦闘や運搬に使われた。なお、第一次世界大戦で戦死した馬はイギリスだけでも50万頭もいたらしい。 ただし、農作業に馬が使われ始めたのは比較的最近だ。英国でも18世紀頃になってようやく馬を使う地域が増え、米国でも1860年代に700万頭だった馬は1914年までに2,500万頭に増えている。ちなみに一台を42頭の馬で引く耕作機械なんていうのもあったという話も残っている。

2002/1/21
とても少ない野生馬
●野生馬という言葉をしばしば耳にするが、実際には純粋の野生馬は少ない。フランスのカマルグ、北米のムスタング、南アメリカのシメロン、日本の御崎馬などは野生馬と思われているが、実際には家畜馬が放たれてから飼育した再野生馬だ。またドサンコの名で有名な『北海道和種馬』は、江戸時代に松前藩がニシンや昆布漁をする時に労働馬として北海道へ連れていき、冬にそのまま置き去りにされた『野良馬』で、極寒を乗り切った逞しい馬だった。なお、現存する野生馬はモンゴルの野を駆けるモウコウマだけといって良い。他の馬は人間の手で家畜化され、地域性や用途などの条件を充たすように改良されていった馬たちだ。例えば、貧しい山間地帯で農耕に用いられた木曽駒は体が小さいが頑丈で粗食にも耐えられるし、地形が平坦で主に移動手段として用いられたアラブは長距離を早いスピードで走ることが出来る。ただ、どの馬でも共通するのは体がキレイで歩き方が優雅な点だ。 

馬は温血種と冷血に分類
●ところで、馬は膨大な数の品種が存在しているが、大きく分類すると@温血種とA冷血種の2種類になる。温血種には皆がよく知っている『アラブ』や『サラブレッド』などあり、小柄でスマート、気性は激しくても速く走ることが出来るという特長があり、主に乗馬用として利用されている。また、冷血種には『シャイヤー』や『ペルシュロン』などがいる。大柄で体型はずんぐりとしており、気性は穏やかだ。速く走ることは出来ないが、力持ちなので主に荷物を運んだりするのに利用されてきた。また、日本は馬を独自に@重種、A中間種、B軽種…というように三分法を採用している。主に、重種が冷血種、軽種が温血種にあたり、中間種というのはその中間に位置する馬だ。競馬でいうと平地競馬は軽種馬、ばんえい競馬は重種馬でおこなわれているようだ。

小さいからポニーか?
●ポニーというと子供たちの人気者だが、単に小さいからポニーではない。とりあえず、体高147センチ以下の馬のことを指す総称だ。現在は子供用の乗馬や愛玩用に飼われることが多いようだが、小さいからと侮ってはいけない。ポニーは頭も良ければ力もある。そのため。乗馬や農耕用はもちろん、炭鉱の坑道など狭いところでの仕事などでも大活躍した。ちなみに 日本の在来馬である木曽駒や御崎馬などもポニーにあたる。なお、世界一番小さい馬は『ファラベラ』で体高は60センチほど、これでは乗馬や農耕にも適さないため、主にペットとして飼われている。

経済の何でも世界一
(最も税金が安い国bP)
バーレーンとカタールが最も安く、所得の金額にかかわらず無税だ。両国とも石油の販売益が国内経済を支えており、歳入の大部分を占めている。

(1人当りGNPが大きい国bP)
世界銀行によると、1998年の一人当りのGNP(国民総生産)が最も大きい国はルクセンブルクで4万5,100ドル(約586万3,000円)だった。一方、1人当りGNPが最も小さい国はエチオピアで、わずか100ドル(約1万3,000円)だった。

(物価が高い都市bP)
エコノミスト・インテリジェンス・ユニットの調査によると、東京が世界で最も生活費がかかる都市で9年連続1位。ちなみに、ニューヨークと比較すると東京は64%も高い。

(農業依存度の高い国bP)
1998年の世界銀行の調査によるとギニアビサウ共和国のGDPのうちで農業が占める割合は62.8%だった。同国は世界最貧国20の一つに数え上げられている。

2002/1/14
人間より歴史が古い馬
●馬が地球に出現したのは果たしていつだろうか。それは、かなり昔のことで、実際には人類がまだ誕生していないくらい古い地層から馬の骨が見つかっている。日本に馬がやってきたのは、まだ大陸と陸続きだったころであり、歩いてやって来たものと類推できる。その当時の馬は三本指で立っていて、一本の指で立つ今の姿とは全く様子が異なっていたらしい。ただ、この馬が日本在来馬の祖先にあたるかというと、決してそうではないらしい。

家畜化されたのは4世紀
●文献上で日本の馬について書かれた最古のものは卑弥呼の記述のある『魏志倭人伝』で、3世紀末、魏の使者が邪馬台国を訪れた時に記されている。それは『邪馬台国には馬がいない』というもので、魏からの使者には馬はいないように見えたのだろう。『古事記』や『日本書紀』にも、馬のことが書かれているが、それによると、馬は月読命(ツクヨミノミコト)が保食神(ウケモチノカミ)という神を退治したとき、その死骸の中から米などの穀物と一緒に出てきたという。ほかにも、天照大御神(アマテラスオオミカミ)の弟、建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)が高天原で天斑駒(アマノブチゴマ)という馬の皮を剥いで、機織部屋に投げ込んだとの記述がある。また、『日本書紀』にはより具体的な記述があり、応神天皇の時代(応神15年)に、百済の王は阿直伎(あちき)という使者を遣わし、良馬2頭を貢いだとある。昔はこれが『馬伝来』とされていた。ちなみに応神15年は西暦285年で、この説には信憑性がない。馬が日本にいて、家畜化されたのは4世紀末のことで、中国や欧州などに比べると日本の馬利用はかなり遅れていたようだ。

大陸から馬はやってきた!!
●4世紀末以後の古墳からは、馬に関連するものが多数発見されている。埴輪の馬や石馬、馬の壁画などがそれで、埴輪の馬には馬具も装着されており、この頃には日本人の祖先が馬に乗っていることを示している。4世紀頃、大陸から騎馬文化を持つ民族が日本にやってきて征服、融和を繰り返しながら大和国家を作り上げたという説があるが、馬文化をはじめ、大陸的な文化が急速に広がっていったことを勘案すると頷くことができる。騎馬民族説に異論、反論は多く、 実際に騎馬民族が日本を征服したかどうかは分からないが、馬の文化を持った人々が日本に渡って来たことだけは確かだろう。そのような人たちのおかげで、日本にも馬の文化が広がり、馬と密着した生活を歴史のなかで見ることができる。

2002/1/1 
新春何でも事典

馬に関連したことわざ
●雑学事典の新春第一段は馬に関連したことわざを紹介しよう。読者の皆さんはどれだけ知っているだろうか。
・馬が合う…(乗り手と馬とが一体になる意か) 気が合う。意気投合する。
・馬肥ゆ…秋になって、馬が肥えてたくましくなる。
・馬には乗って見よ人には添うて見よ…物事は実際に経験してみないとわからないの意。
・馬の籠抜け…窮屈で困ることのたとえ。
・馬の背をわける…馬の背の片方には雨が降り、片方には降らぬ意で、夕立などが、ごく近い区域でここには降り、あそこには降らぬさまにいう。
・馬の鼻を立てなおす…旅立つ時、馬の首を行こうとする方に向ける。
・馬の耳に風…(馬は耳に風を受けても感じないことから) 人の意見に少しも感ぜず、聞き流していることのたとえ。馬耳東風。
・馬の耳に念仏…(馬に念仏を聞かせても、その有難みがわからないように)いくら説き聞かせても、何の効もないたとえ。
・馬は馬づれ…同類のものが集まりやすいこと。また、似たもの同士が集まるとうまくいくこと。牛は牛づれ。
・馬を牛に乗り換える…速い馬をおそい牛に乗り換える意。よいものを捨てて悪いものにかえるのにいう。
・馬を鹿に通す…「鹿を指して馬となす」に同じ。
・鹿を指して馬となす…人を欺き愚弄することにいう。また、間違ったことを強引に押し通すこと。白を黒と言い張ること。
・馬耳東風…人の意見や批評などを、心に留めずに聞き流すこと。
・人間万事塞翁が馬…世の吉凶禍福は転変常なく、何が幸で何が不幸か、予測しがたいことをいう。
・じゃじゃ馬…はねあばれる馬。駻馬。人の制御に従わない人。特に、不従順な妻や娘などをいう。
・馬脚を露す…つつみかくしていた事があらわれる。ばけの皮がはがれる。ぼろを出す。
・馬面…馬のように長い顔をあざけっていう語。うまがお。
・馬の骨…素姓のわからない人をののしっていう語。
・馬鹿・莫迦…おろかなこと。社会的常識に欠けていること。また、その人。愚。愚人。あほう。取るに足りないつまらないこと。無益なこと。また、とんでもないこと。役に立たないこと。馬鹿貝の略。(接頭語的に) 度はずれての意。
・南船北馬…(中国の南方は川や湖が多く船を使うことが多く、北方は平野が多いので馬に乗ることが多いことから)絶えず旅をしていること。東奔西走。

干支にまつわるエトセトラ
投資は暴騰暴落に注意
●平成14年(西暦2002年)は壬午(みずのえうま)、七赤金星(しちせききんせい)の歳になる。十干(じゅっかん)の壬は『姙む(はらむ)』という字に由来するもので、種子の内部に新しい命が宿っている状態をいう。また、『午』は『忤』(さからう)に由来しており、土中の陰と陽が盛んに逆らい争って、やがて衰微する方向に行こうとする状態を指す。なお、『七赤金星』は一日のなかでは夕暮れ、季節では秋に相当する。七赤金星の年は金融問題を中心にさまざまな変化があり、投資関連では突然の暴騰暴落に見舞われやすく、建設業や不動産業は隠されていた問題が表面化して、良い企業と悪い企業が選別されるという。長い不況から一日も早く脱出したいが、経済の本格的な回復はまだ考えられず、平成14年は引き続き忍耐を強いられそうだ。

馬頭観音はインドの神様
●馬頭観音といえば、近世には馬を護る仏とされ、交通や旅の無事を願って、街道の要所要所に作られた。梵名は『ハヤグリーヴァ』で、頭上に馬頭をいただくところから、馬頭観音と呼ばれている。しかし、梵名をそのまま訳すと大持力明王で、また憤怒の形相をしていることから『馬頭明王』とも呼ばれる。憤怒の形相でさまざまな魔性を砕き、苦悩を断つ。古代インドでは悪蛇を退治するパイドヴァ、太陽の車を動かすエターシャ等馬神の信仰が強く、ヴィジュヌが馬頭に化身して梵天の仇をとったという話もある。このような馬の神格化が馬頭観音を産んだといえる。

左馬で商売繁盛を祈願
●縁起物に『馬』の字が逆さに書かれた『左馬』(ひだりうま)がある。これは山形県天童市で生まれた独自の将棋駒で、天童市近辺において家を新築した方や商売を新しく始めた人への贈り物として重宝されている。というのも『左馬』は福を招く商売繁盛の守り駒とされているからだ。左馬は『馬』の字が逆さに書いてあり、『うま』を逆から読むと『まう』と読むことが出来る。『まう』という音は、昔からめでたい席で踊られる『舞い』を思い起こさせるため、『左馬』は福を招く縁起のよい駒とされている。また、『馬』の字の下の部分が財布の巾着(きんちゃく)の形に似ていることも『左馬』が縁起物とされた理由だ。巾着は口がよく締まって、入れたおカネが逃げていかないため、古来より富のシンボルとされてきた。一家に一個『左馬』はいかがだろうか。
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