何でも事典

2003/12/8
薬は水か白湯が一番
●これからの季節、寒さで風邪をひく人や忘年会で胃腸をこわす人が多くなり、必然的に風邪薬や胃腸薬を飲む機会が多くなる。その際に面倒くさがって、水や白湯以外で薬を飲む人がいるが、考え物だ。というのも、薬の成分とお茶やコーラなどの炭酸飲料水、ジュースなどに含まれる成分などと相性が悪いと、過剰反応を起こし、薬効が遅くなるなど良いことがないからだ。例えば、鎮痛剤に使われるアスピリンは水で飲めば3時間で効果が出るのに、コーラなどの炭酸飲料水で飲むと吸収が悪くなり5時間もかかる。怖いのはアルコールとの併用で、血管が拡張し代謝が過剰になるため、薬が効き過ぎて、肝臓や腎臓などに悪影響を及ぼすので、やめていただきたい。

このジュースで薬を飲むな
●水か白湯で薬を飲むのは常識だが、ジュース類でも柑橘系、特にグレープフルーツで薬を飲むのはやめた方がいい。というのも、グレープフルーツのなかの成分が肝臓の動きを弱めてしまうからだ。つまり、肝臓の持つ解毒作用が低下すると、薬の成分を必要以上に体内に運ばせ、薬が効き過ぎてしまう。特に、降圧剤、精神安定剤、免疫抑制剤などはグレープフルーツジュースで服用すると悪影響を受けるので要注意だ。また、果物や野菜などのアルカリ性食品と便秘薬の組み合わせも悪いので、注意したい。

炭焼き系が食べられない病気
●気管支喘息や慢性気管支炎の治療を受けている人が食べない方が良い食物がある。これは常識的に見て、スタミナ食で体には良いと思われる焼き肉だ。喘息系の薬にはテオフィリン、アミノフィリンなど気管支を拡張させる作用を持つ成分が含まれていることが多いが、牛肉を焼く時に出来る『ポリノサイクリックハイドロカーボン』という物質は、薬効成分を体外に早く排泄してしまう。焼き鳥でも焼き魚でも、この物質が出来るので、喘息系で患っている人は炭焼きの食べ物は避けなければならない。

貧血の人は食事中に茶を飲むな
●食事をしながらお茶を飲むのは日本人の習慣だ。しかし、健康診断などで貧血症と診断されたり、治療のために鉄剤を服用している人は、食事の前後、食事中もお茶だけでなくコーヒー、紅茶を飲むのを控えた方が体のためだ。というのも、お茶やコーヒーに含まれているタンニンは鉄分と結びつきやすく、一度タンニンと結びついた鉄分は、体内に摂り入れることが出来ないからだ。その代わり、タンニンが含まれないウーロン茶や番茶、麦茶を飲むと良い。

2003/12/1
ファッションの世界一
(最も高価なウェディングドレス)
1989年3月、エレーヌ・ゲインヴィルがアレクサンダー・レザ提供の宝石を使って作ったウェディングドレスに730万ドルの評価額がついた。プラチナ台にのったダイヤモンドが縫い込まれているもの。

(最も高価な帽子)
1977年、英国のデザイナー、デヴィット・シリングが作った淡黄色の帽子の値段は3万4,833ドルで、現在の価格で約11万ドル。帽子のてっぺんを覆うダイヤモンドのチェーンはネックレスとして、薔薇をかたどった飾りはブローチとして、露のしずくをイメージしたジュエリーはイヤリングとして身につけることも出来る。

(最も高価なショール)
珍しいチベット産レイヨウの後腹部の毛から作ったシャトゥーシュ・ショールは、小売価格が7,500〜1万5,000ドル。1枚のショールに最高5頭のレイヨウが使われており、衣類としての輸出入は違法とされる。

2003/11/17
肉じゃがは軍人の味?
●肉じゃがというと“おふくろの味”の代表のようにいわれているが、この料理のキッカケを作ったのは“おふくろ”とは似ても似つかぬ東郷平八郎だった。東郷平八郎は明治から大正にかけて名を馳せた海軍の軍人で、明治4年から11年の5年間英国に留学をした後、旧海軍呉鎮守府参謀長、そして旧海軍舞鶴鎮守府長官に任じられた。呉か舞鶴に赴任している時に、英国留学中に食べたビーフシチューの味が忘れられず、もう一度食べたいと思い、料理人に依頼をしたのが肉じゃがの始まりだ。しかし、英国に行ったことのない料理人はビーフシチューのレシピが判らず、しかも材料に使用するワインとドミグラスソースが手に入らなかったため、それらの代用として醤油と砂糖で味を付けて牛肉とジャガイモを煮込んで出来上がったのが『ビーフシチュー』ならぬ『肉じゃが』だったのだ。この時、東郷平八郎が『ビーフシチューを食べたい』と言わなかったら、おふくろ料理の定番である肉じゃがは存在しなかった。

どこの『馬の骨』の正体
●人を侮蔑する言葉に『どこの馬の骨か判らない』がある。しかし、なぜ『馬の骨』なのだろうか。『馬の骨』はもともと、中国で生まれた言葉で、大昔は役に立たないものの代表として、一に鶏肋(けいろく)、二に馬骨(ばこつ)と言っていた。鶏肋はニワトリの肋骨のことで、あまりに小さすぎて何の役にも立たないとされ、その逆に『馬の骨』は何の役にも立たないうえに大き過ぎて処分に困る邪魔者として扱われていた。

男が正しい『秋の空』
●『女心と秋の空』、『男心と秋の空』、すぐに変わるのは男か女かのの論議があるが、実際には『男心』の方が昔から使われている言葉で、辞書によっては『男心と秋の空』しか載っていないものもある。女心を表す時の正しい使い方は『女心と猫の眼』なのだが、いつの間にか使われなくなっている。『秋の空』も『猫の眼』も変わりやすいことに違いなく、そうであれば男心も女心も変わりやすいと思った方がいいかも知れない。

思うツボはどんなツボ

●物事が思惑通りに進むことを『思うツボ』というが、それではどんなツボなのだろうか。ここでいうツボはサイコロ賭博で使う壷のことだ。つまり、『思うツボ』はサイコロ賭博で半(奇数)か丁(偶数)かのサイコロの目を思い通りに的中する状態を指し、いつの間にか日常用語でも使うようになった。その他の博打用語で日常用語になったので有名なのは『いちかばちか』で、八は『丁』、一は『半』という説がある。

魚の世界一
(最小の魚)
海水魚及び脊椎動物の中で最小のものはコビトハゼで、平均体長は雄が8.6mm、雌が8.9mmしかない。インド洋中部に生息する。

(最も速く泳ぐ魚)
バショウカジキが最速とされる。米フロリダ州ロング・キー・フィッシング・キャンプでのスピードテストでは、3秒で91mの釣り糸を引ききった(時速109kmに相当)。

(最も遅く泳ぐ魚)
約30種あるタツノオトシゴはどれも泳ぐのが非常に遅い。コビトタツノオトシゴのような小型の種は、時速0.016kmを超えることはない。

(最も長生きの魚)
『プッテ』という名の雌のヨーロッパウナギは、1948年にスウェーデンのハルシンボリ博物館附属水族館で死んだ時、88歳だったとの記録が残っている。

(卵の数が最も多い魚)
マンボウは1回の産卵で約3,000万個の卵を産む。その1個の大きさは直径1.3mmである。

2003/11/3

“?”の疑問を探る
●“?”、何気なく使っているこの記号、『クエスチョンマーク』とか『疑問符』、挙句の果ては『ハテナマーク』と呼ばれたりする。それでは、“?”は何を意味しているのだろうか。諸説紛々だが、もともと“Q”が変化したとの説がある。また、ラテン語で『尋ねる、求める』という意味の“QUAERE”、ラテン語で『質問』を意味する“QUAESTIO”の最初の“Q”と最後の“O”が“?”になったという2つの説がある。なお、“QUAESTIO”は英語の“Question”の語源になっている。他の説には、@誰かに質問をした時に、耳に手を当てた形を図案化、A耳そのものの形、B首を傾げている姿を現した…があるが、一番変わっているのは“?”は猫の後ろ姿がデザインされたとの説だ。つまり、獲物に近づく猫を後ろから見た時の尻尾と肛門の姿を“?”としてデザインしたというから面白い。

割り勘のルーツは江戸時代
●割り勘は全体の飲食代金を人数割りして支払うシステムだが、このルーツは案外古い。実は、割り勘を編み出したのは江戸時代末期の戯作者・山東京伝(さんとうきょうでん)だといわれる。山東京伝は遊び人だったが勘定高く、飲み会などでは、その場で頭割りをして勘定をし始めるので、『京伝勘定』とも呼ばれたらしい。ちなみに、割り勘を英語で“go Dutch”というが、実際には『自分が飲み食いした分だけを自分で払う』という意味で、総額を単純に人数分で均等割りする『割り勘』とは少しニュアンスが違う。

戦争が発明した日用品
●花粉症や風邪の季節になると欠かせないのがティッシュペーパーで、箱を抱えたまま鼻をおさえる人は少なくない。この日常生活に欠かせなくなったティッシュペーパー、実は第一次世界大戦中に開発されたものだ。当時、戦傷者の手当で木綿が不足したため、吸水性が強くて、しかも柔らかい紙が求められ、ティッシュペーパーが開発されたということらしい。ティッシュペーパーは野戦病院で、負傷した兵士の傷口にあてがわれた以外に、鼻と口に当てると息は出来るのに毒ガスを防げることも発見され、防毒マスクのフィルターにも盛んに使用された。しかし、戦争が終わると、軍事用需要は減少し、せいぜい化粧落としや使い捨てタオルなどに使われるに過ぎなかった。これが普及したのは、箱から抜き出す度に次の分が出るポップアップ方式が考案されてからだ。この画期的アイデアを出したのはシカゴの発明家アンドリュー・オルセンで、今から80年以上も前の1921年のことだった。

2003/10/27
『油を売る』人は真面目
●『油を売る』は仕事をサボると同意で、油を売る人は不真面目と思われがちだが、言葉のルーツを知ると認識が大きく変わる。そもそも、『油を売る』は江戸時代に各家を巡回して行灯用の油を売っていた“油売り”の仕事の様子から出てきた言葉なのだ。“油売り”は升を使って測り売りをしていたが、水と違って油はなかなかスムーズに落ちてこない。適当に作業をすると、油が升に残って注文された分量を渡すことが出来ないため、時間をかけて油が落ちるのを待って、売るのが常識だった。その待ち時間を利用して客と世間話などをしていたわけだが、部外者から見ると、その仕事ぶりがいい加減に見えることから『油を売る』が『仕事をサボる』という意味になってしまった。

石焼芋はなぜ美味い
●寒くなると『石焼芋』が恋しくなり、ついつい石焼芋屋の屋台に駆け寄ってしまう。あのホクホク感と香ばしい匂いが何ともいえないという人は多いが、実は芋の調理法として『石焼芋』は美味しく食べることの出来るエッセンスがギッシリ詰まっている。石焼芋は直火などで調理するのと違って、熱した石で間接的に熱をジワジワと芋に伝えているため、他の調理法に比べ、熱が通るのが遅い。しかし、ゆっくり焼かれることにより、芋の成分であるアミラーゼという酵素の働きが活発になり、サツマイモのデンプン質が糖分に変化する効果がある。他の調理法の場合は、急速に熱が伝わるため、アミラーゼ効果が働かず、その結果デンプン質が十分に糖分へと変化できずに終わってしまう。また、普通の調理法では皮が剥かれてしまうが、石焼芋では皮の部分もジックリ焼かれ、そこからピラジンという食欲を増加させる香りが発生することも石焼芋が美味しく感じる秘密だ。

妊婦と酸っぱいものの関係
●妊娠すると酸っぱいものが食べたくなるといわれるが、それは俗説ではなく紛れもない事実なのだ。そもそも、人間の血液は本来アルカリ性なのだが、妊娠するとお腹の中にいる胎児が老廃物を出す。老廃物といってもまだ液体だけだが、これが血管を通り、母親の尿と一緒に排泄される。実は胎児の老廃物の中にフッ素が含まれていて、しかもアルカリ性を酸性に変化させてしまう性質があり、母親の血液を酸性寄りにしてしまうという弊害がある。そうなると、妊婦の体は酸性寄りになろうとうする血液をアルカリ性に戻そうという防衛本能が働き、クエン酸が含まれたレモン・ミカン・梅干しなどを自然に要求するようになるというわけだ。

2003/10/20
面の皮は厚くない!?
●図々しい人のたとえに『面の皮が厚い』があるが、本当に『面の皮』は厚いのだろうか。個人差はあるが、皮膚の厚さは、体の表皮が0.1〜0.3ミリ、その下にある真皮は0.3〜2ミリ程度が平均だという。それに比べ、面の皮の厚さは、少し興奮したりするだけで赤くなる0.1ミリ程度の薄さだ。なお、顔が赤くなるのは、興奮すると皮膚の裏側にある毛細血管が膨張し、大量の血液が流れ出して、その表面に色が浮き出るからだ。もっとも、皮膚の厚さは生後1年だと0.04ミリ、15歳だと0.07ミリ、20歳ぐらいで0.1ミリだから、やはり歳を重ねると『面の皮』が若干厚くなる。

『○○君』は敬称だった
●呼び名には気を遣うことが多い。役職などで呼ぶ場合は、そのまま『A課長』、『B部長』と呼べば済むが、名前だけで呼ぶ時は目下の場合は『○○君』、目上の場合は「○○さん」と呼んだりする。ところで、人の名前を呼ぶのに『○○君』を使用するようになったのはいつからだろうか。実は江戸時代の漢学者が始めたといわれる。しかし、当時は、年下の人間が目上の人間を尊ぶ意味合いで付けられていた敬称だったのが、いつの間にか目下に付ける言葉になってしまったのだから、まさに『言葉は生きている』だ。

カニ缶の白い謎の紙
●カニ缶を開けると、カニの身が半透明な紙に包まれている。それでは、あの半透明な紙の正体は何だろうか。その紙の正式名は『酸性パーチ』で、カニと缶の成分の化学変化を防ぐ役目がある優れ物だ。カニは金属に長い時間触れていると“ストラバイド現象”という化学変化を起こし、ガラス状の小片を作り出し、味も色も悪くなり、せっかくの御馳走が台無しになってしまうので、紙で化学反応を防いだというわけだ。ただし、『酸性パーチ』は化学変化を100%防ぐことが出来ないという報告もあり、やはりカニは新鮮なものが一番といえる。

千歳飴で長生き出来る?
●11月15日は『七五三』、必須アイテムはあの細長い『千歳飴』(ちとせあめ)だ。『長い千歳飴を食べると千歳まで生きる』といわれていたことから、子供の健康や幸せを願うよう、『七五三』には『千歳飴』がセットでついてくるようになった。しかし、実際には長寿と『千歳飴』との間には、特別な故事来歴などは存在していない。というのも、『長い千歳飴を食べると千歳まで生きる』といい始めたのは、千歳飴を売り出した大阪商人・平野屋甚左衛門が考え出した、販売用のキャッチコピーだったからだ。

ショッピングの世界一
(最大のショッピングセンター)
カナダ・アルバータにある『ウェスト・エドモントン・モール』は総工費約7億9,000万米ドル、面積48万3,000u。800以上の小売店やサービス店を抱え、デパートは11軒ある。駐車場は2万台収容可能で、更に1万台分の収容設備がある。

(最大の地下ショッピング街)
カナダ・トロントの地下街『PATH』は27kmにわたってショッピング街が続き、売り場面積は37万1,600u。

(最も高いショッピング街)
賃貸料の最も高い通りは米国ニューヨークの5番街で、1u借りるのに6,240ドルかかる。

(最古のショッピング街)
イタリア・ミラノの『ガレリア・ヴィットーリオ・エマヌエレ』は1865年から1877年にかけて建てられた現存する在庫のショッピング街。

(最大のデパート)
米国ニューヨークのヘラルド・スクエアにあるメーシー百貨店で、面積は19万8,500uで、11階建のビルは1ブロックを独占。

2003/10/13
『ざるそば』と『もりそば』
●一般的には海苔がかかっているのが『ざるそば』、かかっていないのが『もりそば』というようだ。しかし、元来は『ざるそば』には高級なそばを使い、つけ汁も必ず一番だしを使っていたらしい。一方、『もりそば』は余り良くないそばを使い、つけ汁も二番だしだったという。単に海苔が入るかどうかの違いではなかった。

山地と山脈はどう違う
●山地と山脈、この違いを咄嗟に答えるのは難しい。『山地』は山が多い土地のことで、幾つかの山からなる広い地域のこと呼ぶが、『山脈』は多くの山が列を作ったように長く連なっている地域のことをいう。それでは『丘』と『丘陵』の違いは何か。『丘』は軽い散歩で登ることが出来る緩やかな隆起した土地のことで、『丘陵』は平地の周りや山地の入口に位置する帯状に続いた高い土地のことをいう。地理学では高度300メートル程度以下の土地を『丘陵』と呼ぶそうだ。

一時雨と時々雨の違い
●天気予報で『一時雨』と『時々雨』という言葉をしばしば耳にする。それでは、『一時雨』と『時々雨』では、どちらが降水確率が高いのだろうか。気象庁によると、予報する時間内の4分の1未満が雨の時を『一時雨』、予報する時間内で降ったり止んだりする雨の合計時間が2分の1以内の場合を『時々雨』と規定している。これを見る限り、『時々雨』の方が『一時雨』より降水確率は高い。それでは、『霧』と『もや』とで視界が悪いのはどちらだろう。気象学では『霧』が水平視程1キロ未満(1キロ以上先のものが見分けられない)の状態であるのに対し、『もや』は水平視程1キロ以上の状態と区別されており、視界は『霧』の方が悪い。

『冷や汗』と『脂汗』
●『冷や汗』と『脂汗』はどちらも同じように思えるが、実際には大きな違いがあるらしい。『冷や汗』は医学的には『精神性発汗』と呼び、手のひらと足の裏から出てくる。一方、手のひらと足の裏以外の皮膚には汗腺の他に皮脂腺があり、それが油脂状の物質を分泌して肌をなめらかにする働きを持ち、脂汗はこの分泌物が汗と混じったものだ。しかし、手のひらと足の裏には皮脂腺がないため、脂汗は出ないというわけだ。

『温泉』と『鉱泉』の違い
●かつては摂氏25度以上が温泉、それ以下が鉱泉と区別していたが、昭和23年に温泉法が改正されてから『温泉』も『鉱泉』も同じになった。ただし、『鉱泉』は汲み上げた地下水に鉱物性物質やガスなどが一定以上含まれているものをいう。

2003/10/6
使い捨てカイロの処分は?
●木々が秋色に染まると冬が駆け足でやってくる。そして、これから大活躍するのが使い捨てカイロだ。寒さ対策として腰や足元にカイロを貼る人が少なくないが、問題は使い捨てカイロの処分方法だ。基本的には使い捨てカイロは燃えないゴミで出すのが正解。そもそも、使い捨てカイロの成分は鉄粉や塩、活性炭、保水剤などで、鉄が空気中の酸素と化学反応して酸化鉄になり、この際の発熱作用を利用している。使い捨てカイロの主成分の鉄粉は使い終わった後もそのままの形で残るので、燃えないゴミとして処分するよう呼び掛ける自治体が多い。

大人と子供運賃の定義
●交通機関の運賃は通常、小学校6年生までが子供料金、中学1年生からが大人料金になっている。それでは、小学校を卒業して中学校に入学するまでの空白の期間、運賃は『大人』、『子供』、どちらの扱いになるのだろうか。JR各社の旅客営業規則では大人運賃は『12歳以上(13歳未満の小学生は子供)』、子供運賃は『6歳以上で12歳未満(6歳でも小学校入学前は幼児)』と規定しており、私鉄各社もそれにならっている。つまり、小学校卒業後は3月31日までが子供料金、4月1日からは大人料金となるので、春休みの家族旅行は3月31までに済ますのが経済的だ。

海の遭難、山の遭難
●行楽シーズンになると海や山の遭難事故が多くなる。それでは山の遭難と海の遭難の大きな違いは何だろうか。山で遭難した場合、捜索するのに高度の登山技術を持った民間の救助団体に依頼せざるを得ないため、費用は多額になる。しかし、海で遭難した場合は、民間ではなく公的機関である海上保安庁が受け持つので、費用は一切かからないそうだ。しかし、一番大事なのはおカネに換えることの出来ない命そのもの、山であろうと海であろうと遭難しないのが一番だ。

『いただきます』のルーツ
●日常生活で何気なく使っているのに、その意味を問われると判らない言葉がある。食事をする前に発する『いただきます』も、意味を問われて即座に答えられない言葉の一つだ。『いただきます』の『いただき』は頭のてっぺんのこと。

神に供えた御馳走をみんなで分けあって食べる直会(なおらい=祭りの儀式が終わったあとに供え物や酒のお下がりを参列者一同で分けて食べる宴会)の時、神前から下げた供物を頭の上にいただいてから食べた。つまり、神への供え物の賜わり物ということで敬う形を取ったわけだ。これが『いただきます』のルーツである。

演劇の世界一
(最も短い芝居)
世界で最も短い芝居は、上演時間30秒の『ブレス』。アイルランド生まれの劇作家にして小説家のサミュエル・ベケットが1969年に書いた作品。

(最も長い芝居)
世界で最も長い芝居は、英国のジョン・アーデン作の『ノンストップ・コナリー・ショー』で、1975年にアイルランド共和国のダブリンで上演された際の上演時間は26時間30分だった。

(最大のステージ)
米国ネバダ州リノにあるリノ・ヒルトンのヒルトン劇場のステージは広さが53.3×73.5mと世界最大。ステージには3台メインエレベーターがあって、それぞれ1,200人の出演者を運ぶことが出来る。ターンテーブルは円周19.1mのものを2つ備えており、スポットライトは最大800個まで点灯可能。

(最大の劇場)
演劇に使われた最大の建築物は、中国・北京の天安門広場に建つ人民大会堂。1959年に完成し、面積は5.2ha。

2003/9/29
体温計の品質保証期間は?
●急に秋めいて、風邪を引く人が増え、風邪薬の世話になる人が増えてきた。こんな時にお世話になるのが体温計だ。現実には子供のいる家庭では必需品の体温計も、大人になってから一年に数回しか使用しないという人は珍しくないだろう。滅多に使わない体温計だけに、いざ、肌にあててみると心配事が頭をよぎってくる。それは、そもそも体温計に品質保証期間があるかどうかだ。体温計には最新技術を駆使した電子式と昔馴染みの水銀式の2種類がある。また、電子式には腋の下で数分間かかって測定するペンシル型と測定時間が1秒前後と短くて済む耳で測るタイプがある。電子式の品質保証期間は概ね5〜10年間で、その理由は内部に組み込んだアルカリマンガン電池やリチウム電池の寿命と同じだからだ。一方、昔ながらの水銀式は内部の無機水銀が劣化しないため、壊れさえしなければ半永久的に使える。

電化製品のオープン価格とは?
●最近、電化製品を買おうとすると、『オープン価格』という値札をよく見かける。それでは、『標準価格』を定めている製品とオープン価格との間に、どのような相違があるのだろうか。業者によると、メーカー希望小売価格を『標準価格』として使っている。ただ、価格はメーカー、流通業者、消費者との相互関係で作られることを考えると、実際の価格と大きく離れた価格で製品が売られると、標準価格の体系が崩れ、消費者から信頼されなくなる。このため、1970年に公正取引委員会が実態調査をし、販売店で一定以上の値引き販売が行われている時は、メーカー希望小売価格を撤廃し、是正する旨を通達した。これがオープン価格の始まりで、発売時にメーカーが価格を撤廃して標準価格がついていないものをオープン価格と呼ぶようになった。

大豆の泡はサポニン
●同じ豆でも、インゲン豆やえんどう豆は洗っても余り泡が出ないが、大豆を洗うと泡がたくさん出る。これは大豆にサポニンという成分が多く含まれているからだ。 サポニンは@体には良くないコレステロールや中性脂肪を抑制したり、A血液の酸化を防ぐ力がある…といわれている。と同時に、洗剤のような界面活性作用も備えているため、大豆を洗うと泡がたくさん出るのである。昔、日本では、サポニンを含んでいる植物を潰して、石鹸の代わりに使っていたという話があるほどだ。ちなみに、、豆類のなかでサポニンが多く含まれているのは、エンドウ豆0.1%、インゲン豆0.3〜0.5%なのに対して、大豆は0.5%と一番多いのが判る。

2003/9/22
サツマイモは洗わずに保存

●秋の味覚といえばサツマイモもその一つだが、現実には季節に関係なく食べられている。サツマイモの収穫時期は初夏から秋にかけてで、この時期に農家が行う保存方法は、取れたばかりのイモをコンテナなどの容器に入れて、穴を掘って土中に埋めるというものだ。表皮が剥がれるとイモが腐る原因になるので、洗わないのがポイント。これでサツマイモは翌年春まで貯蔵することが出来る。

大社、神宮、神社の違い
●明治神宮、春日大社、日枝神社というように、同じ『お宮』でも呼び方が違うのはどうしてだろうか。戦前は『官国幣社制度』があって、官幣大社、官幣中社、官幣小社など、神社に格付があった。この制度は平安時代に出来た制度で国から幣(ぬさ)が奉られる神社を『官幣社』、地方の国司から奉られる神社を『国幣社』と呼ぶなど、その中で格付をしていた。戦前は『大社』といえば『出雲大社』を指したが、戦後、官幣大社の中から、『大社』を名乗るお宮が増えた。『大社』は祭神が同じで、同名の神社が全国に多く存在し、その本家が多いようだ。『神宮』は古代から皇室と深いつながりを持つか、天皇を祭っている神社を指す。例えば、橿原神宮は神武天皇、平安神宮は桓武天皇、明治神宮は明治天皇をそれぞれ祭っている。

ペコちゃんは1950年生まれ
●ケンタッキー・フライド・チキンにはサンダーズ人形、薬局にはカエルや象の人形が置いてあるが、不二家といえばペコちゃん人形を思い浮かべる人は少なくないだろう。ペコちゃんが生まれたのは1950年(昭和25年)、銀座店の店頭に置いた張子が始まりだった。翌1951年(昭和26年)にミルキーが発売され、パッケージ・デザインの表にペコちゃん、裏にポコちゃんが起用され、全国に知られるようになった。名前の由来だが、子牛を『ベコ』、幼児を『ボコ』と呼んでいたのをアレンジして、ペコちゃん、ポコちゃんの名前がついた。ちなみに年齢はペコちゃんが6歳、ポコちゃんが7歳という設定だ。

ドライアイスは密封すると危険
●アイスクリームなどを買うとドライアイスがついてくるが、それをどう捨てたら良いのだろうか。ドライアイスは二酸化炭素をマイナス78.5度まで冷やし、凍らせたもので、冷凍庫内の温度はそれ以上なので、そのまま入れても、時間とともに気体になり消えてなくなる。風通しの悪い室内では二酸化炭素がたまり、ビニール袋に密封して入れておくと固体の時の500倍の体積になり危険なので、風通しの良い場所に放置し、自然消滅させるのが一番だ。

鎖の世界一
(最長のヒナギクの鎖)
1985年5月27日、英エセックス州チェルムズフォード近郊のグッドイースター村で、16人が7時間以上かけて世界最長のヒナギクの鎖2.12kmを編んだ。

(最も長い紙の鎖)
1998年10月23日、米テキサス州アルビンのアルビン・コミュニティカレッジで、60人が24時間で58万4,000個の紙の輪からなる83.36kmの鎖を作った。

(最も長いクリップの鎖)
クリップで作った鎖の最長記録は31.57kmで、60人が24時間かけて作った。これは1999年4月3日、ウォールズアイスクリームとケアコミュニティサービス協会主催のイベントとして行われ、シンガポールにあるショッピングセンターの中庭に展示された。

(最も長い人間の鎖)
1989年8月23日、約200万人の人々が手をつなぎ595kmの人間の鎖を作った。エストニア、ラトビア、リトアニアにまたがるもので、独ソ不可侵条約締結50周年を記念して作られた。

2003/9/8
破れた切手は交換不可 
●破れた紙幣は銀行で交換してくれるが、それでは切手はどうなのか。郵便法35条によると『汚染し、もしくは毀損された郵便切手は無効とする』と規定されており、厳密にいえば破れて一部が欠けた切手は使用出来ない。もちろん、破れた切手を継ぎ合わせて貼ることも出来ないし、郵便局で新しい切手と交換することも出来ない。ただし、不要な切手や書き損じの葉書、郵便書簡は郵便局で所定の手数料を払えば、新しいものと交換してくれる。

良いことだらけの大豆インキ
●最近、本や雑誌、商品パッケージなどで『環境保護のために大豆インキを使用』という表示を見かけるが、大豆インキとはどういうものなのだろうか。大豆インキは1970年代の石油危機時に米国で開発されたもので、通常のインキに含まれる石油系溶剤の一部を大豆油で代替したものだ。インキに使われる大豆油はドレッシングや食用油などの原料で使っているものと同じで、乾燥する際に大気汚染の原因の一つである揮発性有機化合物の発生は極めて少なく、印刷に従事している人たちの健康にも良い。また、紙とも分離しやすいのでリサイクルに適しているだけでなく、印刷すると透明度が高く、発色が鮮やかで、こすれても色が落ちにくい特徴もある。

デジカメ、携帯の画素とは?
●最近のデジカメの画素は300万とか500万画素が通常レベルで、ついに100万画素の画像付き携帯電話まで登場してきた。画素が大きいと画質が良いということだけは理解できるが、そもそも『画素』とはどういう意味なのだろうか。デジカメにはフィルムの代わりに光を電気信号に変えるCCDという電子部品があるが、その表面の規則正しく分割されたマス目が画素で、その数が画素数なのだ。デジカメの画像は、画面全体の各画素の明るさと色の情報で構成されており、同じ被写体を撮る場合、CCDの画素数が多いほど細かい描写が出来、その結果として被写体が美しく見える。

銀行以外でのATM盗難は?
●最近、コンビニや企業などにATM(現金自動預払機)が設置してあることが少なくないが、ここで現金が盗まれた場合、被害者は銀行なのか、それともATMの設置先なのだろうか。ATMの管理は銀行が全てしているわけではなく、現金補給などの日常業務は設置先のコンビニや企業が行っていることが多い。従って、盗難の被害者は現金の持ち主であるコンビニや企業ということになる。とはいうものの、個人の預金口座の動きは銀行が把握しており、ATMの大半は盗難保険にも入っている。

食事の世界一
(最大の朝食会)
1998年4月17日、アラブ首長国連邦ドバイのドバイ・クリークサイドパークに集まった総勢1万3,797人が、コーンフレークと牛乳の朝食をとった。

(最大の乾杯)
1999年2月26日、米国74の大都市圏にあるパブやレストラン、バーに19万7,648人が同時に集まり、夜の11時(東部標準時間)キッカリに乾杯した。

(最大のバーベキュー)
1993年10月10日、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州シドニーのウォリック・ファーム・レースコースで開かれたバーベキューには4万4,158人が参加した。

(最大のテキーラ・スラム)
1999年11月26日、英ロンドンの『バー・マドリッド』で132人がテキーラ・スラム(ソーダ割りテキーラの一気飲み)をウェーブ方式で行った。最後の1人が飲むまでに5分14秒かかった。


2003/8/25
原料を麦で作る酒
●麦焼酎とウイスキーの原料はどちらも麦で、単式蒸溜機で造り、熟成するのに樫の樽を用いるところまでそっくりだ。酒税法によると、焼酎を『アルコール含有物を蒸溜した酒類で、単式蒸溜機によって蒸溜されたアルコール分45%以下のものを乙類焼酎(本格焼酎)、連続式蒸溜機によって蒸溜された36%未満のものを甲類焼酎』と規定しており、そうなると麦焼酎とウィスキーは、同じ乙類焼酎に属することになる。しかし、麦焼酎とウイスキーが同じものというのは不自然という理由で、原料と製造過程によって焼酎と区別している。具体的には、発芽させた麦芽や穀類を用いたものをウイスキー、果実が原料ならばブランデー、白樺の炭で濾過したものをウォッカ、含糖物質(主にサトウキビ)が原料ならラムとなる。ただし、黒糖焼酎には米麹が使われるのでラムとは呼ばない。

昼の酒は酔いの回りが早い
●夏になると海水浴や旅行などで、昼間に酒を飲む機会が増えてくる。昼間から酒を飲めると思うだけで気持ち良いが、注意しないと健康を損なうことがある。実は昼間の酒は酔いの回りが早いのだ。酔いが早く回るのは、昼と夜とでは人間の体の状態が違うからだ。つまり、昼間のほうが夜より体温が高く、血液の循環が良くなっているため、酔いが早く回ってしまうというわけ。また、昼間から酒を飲んでいるといったテンションの高さも血液循環を早めている一因といわれる。

女性と飲酒の関係
●一般的にアルコールの吸収と代謝は、男性に比べ女性の方が遅い。その理由は、女性は男性に比べて肝臓が小さいうえに、体重も少なく、酵素活性も弱いからだ。また、悪いことに、女性ホルモンがアルコールの代謝を抑制するため、男性よりも短期間かつ少量の酒でアルコール依存症や肝障害になる危険性がある。例えば、男性の場合、アルコール性肝硬変は日本酒に換算して3合以上を15年間飲み続けるとなるといわれているが、女性はこの半分の年数でなってしまう。また、女性が妊娠中に飲酒すると、アルコールが胎盤を通じて胎児に入ってしまい、胎児に悪影響を及ぼす可能性がある。ちなみに、FAS(胎児性アルコール症候群)を発症すると、胎児の出生前後の低体重、発達地帯や知能障害などの中枢神経系の障害、頭部及び顔面奇形などの先天性の奇形や障害が現れることもある。また、妊婦の飲酒は早産や流産、分娩異常の原因になることも判っている。授乳中は母乳を通じてアルコールが乳児の体内に入るので、飲酒は控えるべきだ。

ダンスの世界一
(最大のタップダンス)
1997年8月17日、米ニューヨークのメーシー百貨店前で6,776人がタップダンスをしたのが最高記録。

(最長のタップダンス)
1994年7月11日、ロージー・ラジエーター率いる12人のタップダンサーが、米カリフォルニア州サンフランシスコの街路を一連のステップを踏みながら15.47km進んだ。

(最大のカントリー・ラインダンス)
2000年1月29日、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州タムワースで行われたカントリー・ラインダンスには6,275人が参加した。人々はブルックス&ダンの『Bootscooting Boogie』EPバージョンで6分28秒踊った。

(最大規模の『YMCA』ダンス)
米ミズーリ州立サウスウエスト大学の学生6,907人が1997年11月1日、大学のプラスター・スタジアムでビレッジ・ピープルの『YMCA』をライブ演奏に合わせて5分間踊ったのが最大。



2003/8/11
バンザイは明治に始まった

●祝い事や人生の岐路でうまく行くとバンザイをすることが多い。それでは、バンザイはいつどこで始まったのだろうか。日本初の『萬(万)歳』の表記は、奈良時代の日本書紀に登場する。文献から類推すると、『よろづよ』、『よろづとせ』と読まれ、『めでたいこと』などの意味だったようだ。今のように『バンザイ』を唱えるようになったのは比較的新しい。1889年(明治22年)2月11日の大日本帝国憲法発布式で、皇居周辺に集まった市民たちが明治天皇への祝いの言葉として唱えたというのが一般的な説だ。ただ、明治時代初期の自由民権運動の集会で、既にバンザイは行われていたとの説もあり、正確な時期はハッキリしていない。

日本三景は360年前に制定!?
●日本三景は松島(宮城県松島町)、天橋立(京都府宮津市)、宮島(広島県宮島町)だが、いつ誰が決めたのだろうか。日本三景の歴史は古く、江戸時代初めの著名な儒学者である林羅山の息子春斎が、1643年(寛永20年)に著した『日本国事跡考』で取り上げたのが最初だ。春斎は全国の名所旧跡を歩き回り、松島、天橋立、宮島を『三処の奇観』と紹介し、『日本の中で最も勝れたる景色』と賞賛している。林春斎が日本三景を書に記して360年、平成時代はどこの風景が選ばれるのだろか。

けりをつけるの“けり”とは?
●『けりをつける』、これは“物事の決着をつける”とか、“しめくくる”の意味になる。若者のなかには、“けり”を“蹴り”だと思っている人が少なくないが、このような無粋なものではない。“けり”は俳句や和歌の結びでしばしば使われる“けり”なのである。たとえば、中村草田男の俳句、『降る雪や明治は遠くなりにけり』の最後の“けり”が『けりをつける』の“けり”というわけだ。

天然ガス車が普及した理由

●日本ガス協会によると、全国の天然ガス自動車の普及台数は1993年3月末に123台だったのが、2003年3月末には135倍弱の1万6,561台にまで増えている。最近、天然ガス自動車(NGV)の表示を付けた配送トラックや路線バスを都市部でよく見かけるようになったが、それは天然ガス自動車は地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出が少なく、有害物質の窒素酸化物や黒煙をほとんど出さないからだ。天然ガス自動車が日本に初登場したのは1984年で、1991年には全国で100台に満たなかった。ここまで天然ガス自動車が増えたのは、国が購入者への補助制度を充実させたためそれでも2010年の目標100万台には程遠い。

2003/8/4

猫が快適な場所にいる理由

●暑い時は猫と同じような行動をすると良いかも知れない。というのも、暑くなると、猫は日陰や床や洗面台などヒンヤリした場所で体を伸ばして気持ち良さげにしているからだ。しかし、猫が他の動物より快適さを求めるには理由がある。それは、猫が体温調節を苦手とする動物だからだ。馬は人間と同じように汗をかいて体の熱を発散し、犬は口を大きく開けて気管の粘膜から熱を逃がす。猫が天敵のネズミは自分の唾液を体の表面に塗り、これが気化する際に周りの熱を奪う気化熱を利用して体温を下げるという高等技術を駆使している。猫はほとんど汗をかかないし、前述した動物のような行動を取ることが出来ない。そのため、自分で環境の良い場所を探す必要に迫られているわけだ。ちなみに、猫がヒンヤリした場所で体を思い切り伸ばしているのは、体表面積を出来るだけ大きくして、体の熱を少しでも多く逃がそうとしているためだ。

イカは水族館にいない
●夏休みになると家族連れで賑わうのが水族館。しかし、海や川に棲む生き物を多く集めているはずの水族館でイカの姿を観た人はほとんどいないはずだ。その理由は、温帯海域に生息している長さ30センチ前後のスルメイカやアオリイカ、ヤリイカなどは、生後1年で一人前の大きさとになり、産卵してから死んでしまうからだ。イカの寿命はオス、メスとも1年ほどで、これでは水族館に置くことは出来ない。また、イカは見かけと違って神経質で、コウイカなどはウッカリして驚かせると、無秩序に泳ぎ回って水槽にぶつかったり、真っ黒な墨を煙幕のように吐き出して水を汚したりする。これでは、魚と同じ水槽で飼うことは出来ず、飼い方が難しいのも水族館に敬遠されている理由といえる。

花火の掛け声のルーツ
●夏の楽しみは花火大会。毎週のようにどこかで花火大会が催され、花火大会の追っかけをする人も珍しくない。ところで、花火を見る時の掛け声に『鍵屋』と『玉屋』があるが、それは何故だろうか。端的にいえば、江戸時代には夏の行事として賑わっていた東京・両国の花火大会は、『鍵屋』と『玉屋』の二大花火師が技を競ってきたことが、掛け声のルーツになる。『鍵屋』の初代・弥兵衛は、江戸時代初めに大和国(現奈良県)から出てきて両国に店を構え、『玉屋』は『鍵屋』から独立し、両国橋をはさんで、上流を玉屋が、下流を鍵屋が受け持ち、人気を二分したという。両国の花火大会は、今でも隅田川の花火大会として引き継がれ、多くの人を喜ばせている。

2003/7/28
業界用語は面白い
●証券業界で、『金へん』は鉄鋼業界、『糸へん』は繊維業界を指す。『金へん』と『糸へん』は1950年の朝鮮戦争による特需景気で、鉄鋼と繊維業界が好況になり、相場が上昇してブームになった時の流行語でもあった。業界によって、『○○へん』の使い方はさまざまで、警察では『さんずい』は汚職を意味する(『汚』はさんずいだから…)。汚職は役人の犯罪が多いので『ぎょうにんべん』ともいう。なお、『ごんべん』は詐欺、『にんべん』は偽造、『うかんむり』は窃盗を意味する。テキ屋の隠語だと、『さんずい』は酒、『いしへん』は砂糖、『けものへん』は猿を意味するというから面白い。

ナスは室町の女官が命名
●夏野菜の代表は茄子だが、『ナス』と『ナスビ』の呼び方がある。『ナス』が新しく、『ナスビ』が古い言い方ということだが、『ナスビ』の語源は、夏とれる野菜で『夏の実』がナスビになったという説がやや有力で、他には『ナカスミ(中酸実)』、『ナスミ(生実)』という説がある。その『ナスビ』は室町時代の女官たちによって『おなす』と呼ばれるようになり、やがてナスが定着したようだ。

サツマイモの原産地は中米 
●じゃがいもは南米が原産地だが、実はサツマイモも中米が原産地で、アメリカ大陸がルーツになる。サツマイモはコロンブスがアメリカ大陸を発見した際に欧州に持ち帰り、スペインの女王に献上したもので、これが世界に広まって現在のような多種のサツマイモが作られるようになった。日本には欧州経由で16世紀頃に薩摩(現在の鹿児島)に伝えられ、全国に広がった。しかし、薩摩藩では琉球(現在の沖縄)から伝えられたので琉球芋と呼んでいた。また、中国から長崎へというルートもあったため、唐芋(トウイモ・カライモ)の呼び名もあった。ところで、人をけなす時にイモ呼ばわりするが、それは江戸時代に薩摩人を野暮な人とみなして“サツマイモ”と呼んだからだ。

ただ働きでも就業者
●不況が継続しているせいか、最近は完全失業率という言葉を耳にすることが少なくない。それでは完全失業率の統計のベースとなる完全失業者とはどのような人たちを指すのだろうか。完全失業者の定義は、ILO(国際労働機関)の国際基準によると『仕事はないが職を探しており、仕事があればすぐに就ける人』になっており、再就職の意思のない人は完全失業者には含まれていない。その一方で、給与を得るために1時間でも働いた人や家業を手伝っている人は一銭の収入を得なくても就業者に分類される。

2003/7/21
チームワークの世界一
(最長のバケツリレー)
1997年8月5日、米ボーイスカウト代表の少年6,569人が、米バージニア州フォートAPヒルズのナショナル・スカウト・ジャンボリーで、4.18kmの消火バケツリレーを展開した。530リットルの水のうち477リットルがこぼれずに届いた。

(最長の人間ムカデ)
足首をつないで30m転ばずに進んだ人数の最多記録は1,719人。1997年11月20日、英エセックス州コールチェスターにある第6学年カレッジの生徒らによって達成された。

(最大の人間ベルトコンベア)
1998年9月7日、カナダ・オンタリオ州のゲルフ大学で、1,000人の学生が並んでベルトコンベアを作り、頭上でサーフボードを運んだ。

(最大の人間レインボー)
1997年11月9日、米テキサスヒューストンのトランスコ・タワーパークで、虹のそれぞれの色の帽子とTシャツを身につけた6,444人が人間レインボーを作った。

2003/7/16

爪の伸び方の不思議

●足の爪は手の爪に比べて伸びるのが遅く感じるが、実際にはどうなのだろうか。平均すると手の爪は毎日0.08〜0.12ミリ伸びるらしいが、いつも同じような伸び方をするのではなく、季節や年齢、そして皮膚の温度など、さまざまな状況によって変わり、手と足、右と左でも伸びる速度は違う。ちなみに、昼間は夜の5倍も速く伸び、季節では夏、春、秋、冬の順に遅くなる。また、男性は女性より速いが、70歳以上では逆に女性が速くなるという。更に右手は左手より爪が伸びるのが速いというが、利き腕との関連は判っていない。肝心の足の爪だが、手より30〜50%も遅いらしい。

電子メールの“@”の意味
●最近、パソコンや携帯電話を使用してメールを送る人が増えているが、送信するにはメールアドレスが必要だ。このメールアドレスに必ず入っているのが“@”(アットマーク)だが、どのような意味を持つのだろうか。専門家によると“@”はアドレスのユーザー名とホスト名の区切りに使われている記号で、マークの左側が名前や略称、番号などのユーザー名で、右側は契約しているプロバイダーや所属する組織などのホスト名になっている。

明治時代から新聞が配達
●日本の新聞は月極めで契約すると直接配達員が毎朝を配達してくれる。しかも、たった一部でも出勤前に配達してくれるのが普通で、至れり尽せりといったところだ。 日本初の日刊新聞は明治初期の1871年にのめの1871年に横浜で発行された『横浜毎日新聞』で、翌年には『「東京日日新聞」(現毎日新聞)など、現存の有力紙も創刊されている。ただ、草創期の新聞は新聞だけで売る単独販売ではなく、本や薬、化粧品などと一緒に売られていた。その後、新聞の発行部数が増えるにつれて、契約読者の自宅に直接配達されるようになったわけだ。当初、配達は八百屋や豆腐屋の販売員らが副業で行うことが多かった。やがて、時代とともに、複数の新聞を取り扱う『売捌所(うりさばきじょ)』が出来て、明治半ばから末期にかけて新聞社が直営する『専売店』が登場するようになり、現在の完全配達式になる。

静岡県が茶の産地の理由
●静岡は茶処だが、茶の産地になったのには理由がある。江戸時代には交通の要所となった大井川には、旅をする人を対岸まで運ぶ川越え人足、雑役夫が800人ほどいた。しかし、明治4年には人足による川越えが廃止され、失業した人足たちは失業してしまい、茶の栽培に転業したのが今の茶処静岡になったから歴史は面白い。

2003/7/7

海水で『あせも』を治す
●夏になると汗が大量に出る『あせも』に悩まされる人は少なくない。この『あせも』も海水につけると治るといわれるが本当だろうか。『あせも』は汗のたまりやすい首や胸などに出来やすい。つまり、汗を出す管の容量以上に汗が作られることが原因だ。汗を流す管が破裂して、それが皮膚の表面にあふれ出し、刺激となって炎症が起きるのが『あせも』のメカニズムなのである。従って、汗をかかないような環境にすれば、自ずと『あせも』は出来にくくなるが、海水浴に行くと経験的に『あせも』は治ると言われている。海水が『あせも』を治す理由として海水が炎症を抑えるためだとか、紫外線が効くせいだなどの説があるが、決定的な理由は未だに解明されていない。

連作をすると収穫量が減る
●多くの作物は、同じ農地に植えると収穫量が減るといわれるが、それはなぜだろうか?ある農作物を同じ場所に連続して作付すると、次第に収穫量が減り、最後は全く採れなくなることがある。これを『連作障害』とか『いや地現象』というが、連作を特に嫌うのは小豆などの豆類、ジャガイモやナスのほか、ピーマン、トマト、キュウリなどだ。連作障害が起こる理由は@土壌の養分が消耗、A農作物から分泌される毒が蓄積、B病虫害が発生しやすい、C土壌菌が発生しやすい…などだが、農家は何年か間隔を置いて作付したり、土の入れ替えや殺菌で対応している。ただし、カボチャ、ニンジン、タマネギは比較的、連作の影響が少ない。

原稿用紙が400字詰の理由
●最近はパソコンを使って原稿を書く人が多くなったが、それまでは原稿用紙に字を書いていた。この原稿用紙だが、定番は20字の、20行、400字詰めの原稿用紙だ。よくよく考えてみれば、400字詰めより500字詰めの方が字数を計算しやすく、便利だと思うのだが、400字詰めの原稿用紙が定番になったのはなぜだろか?印刷関係者や出版関係者でもハッキリした理由は判らないが、2つの説が浮かんできた。まず、その一つは江戸時代に京都・万福寺の鉄眼住職が、中国明朝時代に黄檗(おうばく)宗を開祖した隠元が持ち帰った『大蔵経』(仏教聖典の総称)を印刷しようと決意し、25年かけて6万枚にも及ぶ印刷用の木版を彫り上げたが、この木版が20字詰めの20行で、これが現在の原稿用紙に引き継がれたという説である。もう一つは、明治時代に印刷所で使われていた活字を入れる『文選箱』の容量が400本分だったという説だが、いずれも推測の域を出ていないという。

2003/6/30
台風上陸はどの時点?
●今年はすでに幾つかの台風が日本列島に上陸しているが、どの時点で『上陸』と判定されるのだろうか。気象専門家によると、『台風とは北太平洋西部の海上で発生して大きくなった熱帯低気圧で、最大風速が毎秒17.2メートル以上のもの』を指すが、上陸とは台風の中心が北海道、本州、九州、四国のいずれかの陸地に達した時で、沖縄などの島や小さい半島を横切って、すぐに海上にそれた時は『通過』という用語を使う。また、台風の中心は、全体の真ん中や眼ではなく気圧が一番低いところだ。

冷房とドライはどう違う
●梅雨時になると、エアコンで『冷房』を使うか『ドライ』を使うか非常に悩むところだ。社団法人・日本冷凍空調工業会によると、打ち水で涼しくなるのは気化熱が発生する(水が蒸発する時に周りの熱を奪う)からで、エアコンも同じ原理で冷却する力を大きくするためマイナス40度でも蒸発可能なフロン液を使っている。つまり、フロン液を中に閉じ込め、繰り返し蒸発させ冷たい部分を作るわけだ。一方、エアコンをドライにすると『弱冷房』運転となる。これは普通の冷房と同様に空気を冷却して室内の湿気を外に出すので、室温も下がる。また、最近では冷えた空気を暖めて室内に送り返す『再熱ドライ』方式のエアコンも出てきた。これだと、室温が余り変わらずに、湿気だけを取り除くことが出来る。

三位一体は宗教用語
●最近、『三位一体の改革』という言葉がよく出てくる。これは@税源の国から地方への移譲、A国庫補助負担金の廃止・縮減、B地方交付税制度の見直し…を内容とする地方行政改革のことだ。これでは、単に三者が一体となったということに過ぎず、本来の『三位一体』の意味をなさない。そもそも、『三位一体』はキリスト教の神学用語で、神が実体において唯一の神でありつつ、父・子・聖霊の三つの位格(ペルソナ)において存在することを意味する。

犬にタマネギは禁物
●人間が毎日のように食べるタマネギを犬が食べると血尿が出るというのは本当だろうか?全てとはいわないが、多くの犬はタマネギを食べると、動悸が激しくなると同時に元気がなくなり、血尿が出るという。というのもタマネギに含まれる硫黄化合物が、犬の血液中の赤血球を破壊するからだ。この化合物は熱を加えても壊れず、揮発もしないので、加熱しても症状は出る。従って、強心剤を打ち利尿剤で化合物を体外に出すように治療するが、極度の貧血の場合は輸血が必要になる。

2003/6/23
数学の世界一

(最も長い間解決されなかった数学問題)
1630年、仏の数学者ピエール・ド・フェルマーによって呈示された『nが3以上の自然数の時、『Xのn乗』+『Yのn乗』=『Zのn乗』を満たす自然数X、Y、Zは存在しない』という『フェルマーの最終定理』を、365年後の1995年にアンドリュー・ワイルズ(英)が証明した。

(最も正確な円周率)
最も正確な円周率は、東京大学の金田康正教授が計算した小数点以下第1兆2,411億の位までである(2003年1月18日現在)。この計算には日立製作所のSR8000/MPPスーパーコンピューターを使用している。

(最多の計算回数)
米カリフォルニア州のカリフォルニア大学バークレー校が1999年5月17日に始めたSETI@homeは、2001年6月現在で890×10億×10億回のコンピューター計算を行った。SETI@homeは、大気圏外の知的存在を調査するために、インターネットで結ばれた何十万台ものコンピューターの力を利用する科学実験。

2003/6/9

節電でおカネも節約
●原発数基が稼働することが決まり、6月の電力危機が去ったかのような錯覚を持っている人は少なくない。しかし、油断は禁物、誰でも出来る節電の方法を紹介しよう。節電は単に電力危機対策だけではなく、マネーの節約にもなるから一石二鳥だ。真夏に電力消費が多いのはエアコンの使用電力量が気温上昇に比例して増えるからだ。それでは、どうすれば節電出来るのか具体的に見てみよう。まずはエアコンの話題だ。フィルターはマメに掃除して欲しい。2週間に1回ほど掃除すれば、半年の使用で約920 円の電気代の節約になる。また、エアコンを効率的に利用するためには、窓から出入りする熱を防ぐと良いだろう。カーテンは夏に太陽光線を遮り、冬は熱を逃がさないため、節電の隠れた脇役と言える。

温度を『強』から『中』に
●冷蔵庫もうまく使えば節電出来る。冷蔵庫の『強』は『弱』に比べて約20%の電力消費量が必要になる。従って、季節や食品の量に応じてマメに温度を設定すると良いだろう。ちなみに、『強』を『中』にしただけで、年間、約820 円の電気代が節約できる。熱いものをそのまま冷蔵庫に入れたりしていないだろうか。これは電力の無駄使いだ。冷蔵庫に熱いままの食品を入れると、冷蔵庫内の温度が高くなって電気代がかさむだけではなく、他の食品まで傷みやすくなってしまう。そうならないように熱いものは冷ましてから入れよう。50度のものをそのまま入れずに、冷めるのを待って冷蔵庫に入れると年間約1,900円弱も電気代が節約できる。

小さな電子ポットを使う
●電子ジャー炊飯器や電子ポットは日常生活に欠かせないものだが、これも節電の対象になる。実は電子ジャー炊飯器で7時間以上保温すると、新たにご飯を炊くのと同じ電力消費量になるから驚きだ。これなら、残り御飯を保温するより、冷凍・冷蔵保存したほうが得。仮に、1日1回3合のご飯を炊いて、1.5 合を冷蔵庫で保存して、電子レンジで温め直すと、1.5 合を12時間保温するのに比べ、年間で3,000円弱も得だとか。電子ジャーポットを買うなら、保温の温度設定ができるものに買い換えると良いだろう。60〜85度で保温し、必要に応じて再沸騰させるほうが得だ。例えば、98度の高温で4時間以上保温するより、低温であらためて沸騰させたほうが電力消費量は少なく、1年間で260 円も得する。また、容量が大きいほど電力消費量が多くなる。3.6リットルと2.2 リットルでは、2.2リットルの方が年間4,000円強も電気代が安くなる。

ゲームの世界一
(最大のオレンジ渡しゲーム)
1999年3月25日、英グラナダテレビの番組で最大規模のオレンジ渡しゲーム(オレンジをあごの下にはさんで渡していくゲーム)が行われ、92人が参加した。

(最大のイス取りゲーム)
最大のイス取りゲームは、1989年8月5日、シンガポールのアングロチャイニーズ・スクールで8,238人が参加して行われたもの。

(最大の輪遊び)
1999年8月4日、英ノッティンガムシャー州サットインアッシュフィールドで1,296人が手をつないで輪になり、伝承童謡『バラの花輪を作ろう』を歌いながら踊り、合図でしゃがみこむというゲームを行った。
(最大のビンゴ大会)1983年8月19日、博覧会開催中のカナダ・トロントで行われたのが史上最大。1万5,756人が参加し、賞金総額は16万7,723ドル、1回の最高賞金は6万7,089ドル(これも世界記録)だった。

2003/6/2

3つの節電に心がける
●原子力発電所の操業停止がキッカケで電力危機が叫ばれ、東京大停電の危機を煽るような新聞記事が目立ってきた。停電を回避するためには、個人個人が節電を心がけることが重要で、省エネ・節電の知識を持つことが肝要になってくる。ところで、家庭のなかで電気使用量の多いものは何だろうか。資源エネルギー庁がまとめた『平成13年度電力需給の概要』によるとトップ3は@エアコン(23.9%)、A冷蔵庫(16.4%)、B照明器具(15.4%)、で、家庭ではこの3つの節電を意識すると良いだろう。

家電の置き場所に気を使う
●エアコンの室外機の設置場所にも気を使いたい。室外機は風通しの良い場所に設置し、冷房時には直射日光が当たらないようにしよう。また、室外機の周りには出来るだけ物を置かないようにしたい。それだけで約5%の省エネになる。また、エアコンは『冷た過ぎず、暑過ぎず』を心がけよう。エアコンの冷房を1度高めにすると10%の節電につながるというから、ぜひ実行したいものだ。冷蔵庫の置き方でも節電は出来る。冷蔵庫は上方10センチ以上、両側面2センチ以上のすき間を開けて、風通しの良い場所に置くと良い。周囲の温度が30度になると15度の時より90%も多く電力を消費するので冷蔵庫の置き場所に気を使いたい。また、冷蔵庫の詰め込み過ぎも電力の無駄遣いにつながる。詰め込み過ぎは冷蔵庫の空気の流れを悪くし、電気使用量が増えるからだ。容量に対し冷凍庫は50%、冷蔵庫は60〜80%の貯蔵を目安にすると良いだろう。また、インテリア上の演出もあろうが、部屋の照明器具は出来たら蛍光灯に変えたい。というのも蛍光灯は寿命が長いうえに、電球より30%程度も電気使用量が少なくて済むからだ。照明器具のランプや笠が汚れていると明るさが低下するので、定期的な掃除も忘れないで欲しい。

無視できない待機電力
●洗濯機もうまく使えば節電が出来る。洗濯物をたくさん入れて洗濯するのは逆効果、一番効率の良いのは容量の80%だという。また、洗剤の入れ過ぎも禁物だ。洗剤を多く入れれば、それだけゆすぎの時間が多くなるので電気と水道代の無駄遣いになる。また、テレビ、ビデオ、オーディオなどの待機電力も無視できない。これらの電気製品を使っていない時はこまめに電源を切っていただきたい。テレビやビデオなどを見ないときは主電源を切り、冷暖房器具を使わないときはコンセントを抜く。待機電力をうまく節電すれば全体の10%の電力が節約出来る。

2003/5/26
お酒の世界一
(最も強いアルコール)
エストニアの酒専売公社は第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の独立していた時期に、ジャガイモから蒸留した98%のアルコールを販売していた。

(最も強いビール)
米マサチューセッツ州にあるボストン・ビール・カンパニーのサミュエル・アダムス・トリプル・ボックは、アルコール含有量17.5%。英レスターにあるパリッシュ醸造所で作られるバズズ・スーパー・ブルーはアルコール含有量23%だが、最近はほとんど作られていない。

(最も高価な蒸留酒)
1996年12月9日、匿名のスコットランド人ビジネスマンが、60年物のマッカランウイスキーを密封入札のオークションにより2万4,600ドルで落札した。

(最も高価なワイン)
一般に販売されているワインで最も高価なものは、1787年のシャトー・ディケム・ソーテルヌで、1本当たり5万6,000ドルから6万4,000ドルもする。

2003/5/12
赤ん坊の水分率は75%
●動物や植物の生命体は水で出来ているといっても過言ではない。人間も例外ではなく、生まれたばかりの赤ん坊の肉体は75%以上の水分で形成されている。水分比率は加齢とともに減少するが、それでも成人男性で60%、成人女性で50%が水分で形成されている。それでは、水を大量に飲んだら、人体の水分比率は大きくなるのだろうか。心配はご無用だ。体のなかの水分は、一定量を超えると尿になって体内から排泄される。その逆に、体内の水分を20%以上失うと人間は死んでしまうので、脱水症状を起こす前に水分補給を心がけるべきだ。

一日の水分摂取量は?
●人間が一日に飲む水の量はどれくらいなのだろう。具体的にいうと、成人男性が一日に摂取する水分量は2〜2.5リットルといわれている。そのうち、純粋に水分として飲用するのが約1.5リットルで、残りは食べ物に含まれる水分や体のなかで作られる水分から摂っている。 食べ物のなかで水分の多いものは野菜や果物で、きゅうり、白菜、トマト、セロリなどは95%以上が水分である。水や食べ物から摂取した水分は、尿や汗などによって一日に2.5リットルくらい出しているから、人間の体はバランス良く出来ている。

●自然は互いに何かを補っている。実は海は森に守られている。まず、森のなかの木や植物だが、『光合成』によって、大気中の二酸化炭素から酸素を作り出してくれる。また、豊かな森には水を蓄えておく力や、水をきれいにする力があって、生き物に必要な物質も生産してくれる。そして、森が作ったきれいな水や生き物に必要な物質は川によって、最終的に海へ運ばれ、海のなかの植物プランクトンや海藻を増やしてくれる。 植物プランクトンを餌にしている魚や貝にとって、プランクトンがたくさんある海は住みやすいことになる。そう見ると、森と海とは“水”でつながっているのが判る。

水道のルーツはローマ
●人間が水道を使い始めたのは、今から2200年以上も前の古代ローマで、世界で最初の水道がつくられた。数十キロメートルも離れた場所から都市部に水をひき、しかも水をきれいに保つために、池や濾過装置を備えた本格的な設備を作ったというから驚いてしまう。ちなみに、日本で水道が作られたのは江戸時代のことで、江戸町民の生活用水を給水する設備を徳川幕府が作った。ただし、現在のように、水を濾過処理してポンプで家庭に送る近代的な水道になったのは明治時代になってからだ。

なんでも世界一
(最も長いオペラ)
1973年12月14〜15日にニューヨークのブルックリン音楽アカデミーで上演されたロバート・ウィルソンのオペラ『ヨシフ・スターリンの生涯と時代』が最長で、上演時間は約13時間25分。

(最も短いオペラ)
サイモン・リースとピーター・レイノルズによる『ザ・サンズ・オブ・タイム(時の砂)』。1993年3月に英国カーディフの『ザ・ヘイズ』でライアン・オーウェンとドミニク・バーンズによって初演された時は4分9秒だった。1993年9月には、ピーター・レイノルズの指揮により、3分34秒のバージョンがロンドンで上演された。

(最も高い声)
クラシック音楽に出てくる最も高い声は、モーツァルトの『テッサリアの民よ』の中の『3点ト』(ト音記号の上第4線のソ)。
(最も低い声)クラシック音楽に出てくる最も低い声は、モーツァルトの『後宮からの誘拐』のオスミンのアリアに出てくる低いレ(ヘ音記号の下第2間=73.4Hz)。

2003/4/21
ビールは注ぎ足すな!!
●宴会などで、まだビールが残っているコップに、新しいビールを注ぎ足す光景にしばしば出くわす。しかし、酒飲みからすれば全く許せない行為といえる。というのも、ビールは酸化しやすい飲み物のひとつで、酸化すると金属臭が出て、まずくなってしまうからだ。まだ、ビールが残っているコップに新たに注ぎ足されると、古いビールと空気が混ざり合って、コップのビール全体の酸化を速めてしまう。実は、ビールの酸化を防いでいるのが白い泡で、泡を最後まで残して飲むのがビールの正しい味わい方といえる。

美肌になるなら時間を選べ
●美肌になりたい。これは世界中に住んでいる女性の憧れの一つで、美肌作りを売り物にする化粧品は少なくない。しかし、どんなに素晴らしい化粧品でも、使用する時間帯を誤ると全く効果はなくなる。専門家によると、美肌を作るのに一番効果的な時間は午後10時から午前2時の間で、この時間帯は自律神経によって新しい細胞がどんどん作り出される。睡眠時間中は、心臓の働きがゆっくりとなり、皮膚の毛細血管が開く。そうすると、血液が十分に運ばれ、細胞は栄養を与えられて新陳代謝が盛んになるという。夜更かしも美肌作りの敵であることが判ろう。

鳥の卵の形には理由がある

●鳥の卵の形はほとんどが楕円形をしている。鳥の卵は、元来白くて丸かったが、次第に現在のような形に変わったといわれる。それでは、なぜ、まん丸な卵が現在の楕円形になったのだろうか。それは、親鳥が卵を抱いて温める時に、間違って、足などで転がしてしまっても、楕円形だと卵の軸を中心に回転して、自然に元の位置に戻ってくるからだ。断崖や岩場に産卵するウミガラスやペンギンなどの卵は一方の端がとがっているが、木の穴に産卵するフクロウなどの卵は落とす心配がないので球形になっている。

ウナギを刺身で食べたら?
●穴子の刺身を食べた人はいるが、ウナギの刺身を食べた人の話は聞いたことがない。というのも、ウナギは刺身では食べることの出来ない魚だからだ。ウナギの血液中には神経毒イクチオトキシン(熱分解性)を含むため、刺身で食べると危険だという。また、血が目に入ると酷い痛みを感じるそうだ。

ウナギの血液は、いぼ・夜盲症・けいれん・腹痛に良いといわれているが、使い方を誤れば毒になることが判る。なお、生だと人体に良からぬ影響を与えるウナギの毒は熱に弱く、煮たり焼いたりすると消えてしまう。ウナギは矢張り、かば焼きで食べるのが一番ということなのだろう。

手術の世界一
(最も辛抱強く繰り返された手術)
米サウスダコタ州のチャールズ・イェンセンは、基底細胞母斑症候群により生じた腫瘍除去のために、1954年7月22日〜1994年の終わりにかけて合計970回の手術を受けた。

(移植手術を受けた最年少の患者)
1996年11月8日、米フロリダ州マイアミのジャクソン小児科病院で、シャイアン・バイルが生後1時間で心臓移植の手術を受けた。

(最も長時間にわたる手術)
1951年2月4〜8日にかけて米イリノイ州シカゴで、ガートルード・レバウンドスキーの卵巣から嚢胞を除去する手術が行われた。手術は96時間、手術前には280kgあった体重が術後は140kgになっていた。

(最も多くの獣医が参加した手術)
1999年8月、地雷を踏んで左足を負傷した38歳の雌の象モトラの手術が30人以上の獣医の協力で行われた。使用された麻酔薬の量は人間なら70人分。

2003/4/7
武蔵は大の風呂嫌い
●現在、NHKの大河ドラマで『宮本武蔵』が放映され、好評を博しているが、武蔵は大の風呂嫌いだったと伝えられている。何と、一生を通じて、風呂に一度も入ったことがなかったという説もあるほどだ。体の汗や汚れは、たまに、手桶一杯の湯を使って、醤油を煮しめたような赤茶けた手拭でふく程度で、衣服に垢が染みていても、一向に気にしなかった。鼻が出ると袖口でふくものだから、体中から異臭を放つ姿は当時の評判になったという。武蔵が風呂嫌いだった確固たる史料は残っていないが、何しろ剣豪武蔵、試合で殺した相手方から敵討ちを仕掛けられることが考えられ、安心して裸になれなかったというのが『風呂嫌い』の真相かも知れない。

ビールにペットボトルはダメ
●ビールは水と豪語する人は少なくない。ビールは他の酒に比べ一度に飲む量が多いため、ペットボトルで売っても問題なさそうだが、そうはいかない事情がある。ペットボトル入りのビールが売っていない理由は、容器に通気性があるため、わずかではあるが炭酸ガスが抜け出して、風味を大きく損なってしまうからだ。コーラや他の炭酸飲料はビールの2倍以上の炭酸ガスが含まれているので、少々ガスが抜けても風味に余り影響はない。

アイシャドウは虫除け
●アイシャドウは古代エジプトで始まったメーキャップだ。世界三大美女の一人・クレオパトラはアイシャドウを装い、美貌を更に引き立たせた。当時は、ブルーのアイシャドウを使っていたことが明らかになっているが、その理由はオシャレのためではなく虫除けだったのである。古代エジプトはまだ衛生状態が悪く、ハエなどの害虫が顔や目元に止まることが珍しくなかった。目の周りに害虫が止まるとバイ菌をうつされ、最悪の場合はバイ菌がもとで化膿して失明に至ることも珍しくなかった。そこで、虫除け対策として、孔雀石を砕いたブルーの粉を油で練り、香料を溶け込ませたものを目の周りに塗るようになった。

バターは薬で食品か
●バターにトーストは朝飯の定番だ。このバターのルーツは古代インドで、紀元前2000年には既に作られていた。バターはアレキサンダー大王の遠征で欧州に傷薬に変身して伝わった。つまり、戦いで負傷したり、獣にかまれた際の可能止めとして使われた。その後、英国で羊の毛質を良くするためにバターが塗りたくられた。しかし、飢饉になって、人間がバターを口にしたところ美味しいことが判って、以後は食卓に欠かせない食品になったものだ。

おもちゃの世界一
(最も高価なテディベア)
シュタイフ社の『テディガール』が1994年12月5日、英国ロンドンのクリスティーズで17万830ドルで落札された。これは案内価格の18倍を超す値段で、落札者は日本のビジネスマン。

(最大のジグソーパズル)
1992年7月8日、仏・マルセイユで面積4,783u、ピース数4万3,924個のジグソーパズルが組み立てられた。市販で最大のジグソーパズルは、スペイン・バルセロナのエドュカ・サレント社製で、面積3.3uの1万ピース。

(最小のジグソーパズル)
米国のワールド・オブ・エッシャー社製で大きさは65×55mm、極小の木製ピース99個から成る。市販で最小のジグソーパズルは、スペイン・バルセロナのエドュカ・サレント社製で、大きさは46×30cmで1000ピース。

(最長のぬいぐるみ)
1994年6月、ノルウェーのヴェイエン・スクールの生徒たちが、長さ419.7mの蛇のぬいぐるみを作った。

2003/3/17

掌に毛がない理由
●人間は体中にどこかに毛が生えているのに、まったく生えていない場所がある。その一つが掌(てのひら)だ。確かに掌に毛が生えていたら、気持ちが悪い。しかし、掌に毛が生えていないのには理由がある。手のひらにはパチニー小体という感覚細胞が1平方センチメートル当たり100万個もあり、この部分に毛が生えていると感覚細胞がうまく機能しない。毛が生えるためには毛を作るための細胞が必要だが、毛があってはこのパチニー小体の存在価値がなくなる。だから、体の敏感な場所には毛が生えないというわけだ。思えば、犬も猫も肉球の部分には毛が生えていないが、肉球が人間と同様敏感な部分だからかもしれない。

リンスとシャンプーの違い
●シャンプーのあとにリンスをする。これはヘアーケアに気を使う人の常識だ。それでは、リンスとは一体どういうものなのだろうか?シャンプーが髪の汚れを落とすために、少しアルカリ性を強くしているのに対して、リンスは髪質を痛めないように中性に近い成分で作られている。シャンプーで髪を洗うと、表面の脂肪分まで洗い流され、髪がゴワゴワになって、摩擦が増えるので、髪が絡み固くなったりする。しかし、リンスを使うと、それに混ざっている脂肪分が髪に絡んで、サラサラの滑りやすい状態になる。また、リンスは油と水の両方に馴染みやすい成分で作られているので、毛の表面を濡らしながら油性を保つことが出来る。ちなみに、シャンプーがなく、石鹸で頭を洗っていた時代には、リンス代わりにお酢が使われていたという。

北方の人に白髪が多い
●世界中の人をみると、皮膚の色と同じように髪の毛にもいろいろな色がある。黒、茶、赤茶、金、銀とさまざまだが、髪の毛の色が違うのは、皮膚と同様にメラニン色素によるものだ。髪の毛の場合には、メラニン色素が毛球の外側や毛根鞘にあるメラニン生成細胞(メラノサイト)で作られて、髪の内部に分泌される。一方、これまで、黒かった髪が白髪に変わるのは、主にメラニン生成細胞が老化したり、障害が起きたために正しく働かなくなったからだ。メラニンが含まれるべき毛皮質に隙間が出来て、その隙間に空気がメラニンの代わりに入って白くなるのが白髪の仕組みだ。白髪になる明確な理由は解明されていないが、ストレスや食生活、遺伝も関係しているといわれる。もともと、メラニン色素は強い日差しに含まれる有害な紫外線から体を守るために分泌されるもので、紫外線の強い南国の人には黒髪が多く、紫外線の弱い北国の人には白髪が多い。


2003/3/10
トンネルの入口はどっち?
●トンネルの入口はどっち?そんな単純な質問でも、即答出来る人は少ない。当然の話だが、トンネルの建設や保線作業に携わる人はトンネルの入口と出口をキチンと区別している。具体的には、鉄道の起点に近いほうを入口、終点に近いほうを出口としている。つまり、東海道本線の起点は東京、終点は神戸だから、丹那トンネルの場合には熱海側が入口、三島側が出口になる。

中日ドラゴンズのドラゴンは?
●中日ドラゴンズは名古屋がフランチャイズで、『ドラゴンズ』のドラゴンは金のシャチホコを連想させるが、実際には全く関係がない。昭和21年(1946年)から24年(1948)年にかけて中日ドラゴンズのオーナーを勤めた人が中日新聞社・社長杉山虎之助という人だった。この杉山社長の干支が辰年で、これにちなんでドラゴンズと名付けられた。

新米が古米になるのはいつ?
●米には『米穀年度』がある。これは稲作の生育サイクルを参考にして作られたもので、米穀年度は11月1日から翌年10月31日だから、厳密にいえば新米の収穫が始まっても、10月31日までは古米ではなく新米扱いすることが出来る。秋になったら、前年産かどうかを確認して、米を買わないと思わぬ損をする。

ピカソのフルネームは?
●落語に『寿限無』という話がある。生まれた男の子にありがたくて長い名前をとせがんで、付けてもらった名前が『寿限無寿限無、五劫のすり切れ、海砂利水魚の水行末、雲行末、風来末、食う寝る所に住む所、やぶら小路ぶら小路、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助』というもので、これが落語のネタになるわけだが、『寿限夢』もビックリという名前が付いている世界的な画家がいる。それは『パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピニャーノ・デ・ラ・サンテシマ・トリニダット・ルイス・イ・ピカソ』で、これだと、あのパブロ・ピカソの顔が浮かんでこない。

人体で一番水分の多い場所
●尿が入っている膀胱を除くと、人体で一番水分の多い場所はどこだろうか?そういうと、胃とか腸とか肝臓などの内臓を思い浮かべる人が多いことだろう。実は一番水分が多い場所は脳で、実に85%が水分なのだ。つまり、人体で一番大事な器官である脳は水浸しの状態にある時に、フルに機能を発揮すると見て良いだろう。

2003/3/3
髪はどこまで伸びる
●果たして、髪の毛はどこまで伸びるのだろうか。5メートル伸ばしたという話があるが、それはよほど特殊な例で、ギネスネタに過ぎない。というのも、頭髪は平均4年間ですっかり生え変わるからだ。1ヵ月で1センチ伸びると仮定すると48センチ、せいぜい50センチ程度しか頭髪は伸びない。もちろん、個人差もあり、1メートル伸びる人もいるが、それでも身長より長くなることは余り考えられない。それでは頭髪以外の毛の寿命はどうなるか。ひげが7〜11ヵ月、眉毛が28〜150日、腋毛が200日、胸毛は120〜210日ほどだ。これらの毛は伸ばそうと思っても、その前に抜けてしまって伸びないということらしい。ただし、あごひげの最長記録に5メートルがある。ちなみに頭髪は抜けてハゲることがあるのに、ひげや腋毛がハゲないのは、早く抜けても再生するからだ。

銀行のトップはなぜ頭取?
●普通、株式会社のトップを社長と呼ぶが、株式会社でありながら、銀行はトップをなぜ『頭取』と呼ぶのだろうか。『頭取』はもともと、音頭を取る人、すなわち音頭取りに由来した言葉だった。具体的には、雅楽や能楽、歌舞伎など合奏の主奏者のことで、集団のトップを指す言葉になったわけだ。『頭取』が銀行のトップに使われているのは、銀行の歴史が単に古いからである。日本の銀行制度のルーツは1869年(明治2年)に設立された『為替会社』で、そのトップが『頭取』と呼ばれた。1872年(明治5年)に銀行と名称が変わってからも、『頭取』という名前がそのまま使われている。地方銀行や信託銀行などでは社長という名前を使用しているところもある。

車中で本をむのは悪い
●寸暇を惜しんで本を読む。このような読書好きの人にとって大敵は乗り物である。というのも、る車や電車で本を読むと気持ちが悪くなることが少なくないからだ。これは人間の平衡器と視覚の乱れが引き起こすものだ。車や電車に乗ると、加速や上下の振動、カーブなどの動きを三半規管や耳石といった平衡器がとらえる。しかし、人間の体は同時に、視覚からも景色の動きなどをとらえることが出来、そうやって両方の情報を一致させて、うまく安定を保っている。ところが、読書は一点を見つめるため、周囲の情報をとらえることが出来なくなる。すなわち、平衡器から情報を得ることが出来ても、視覚からは情報を得ることが出来ず、体が混乱を起こしてしまう。これが車のなかで本を読んだ時に気持ちが悪くなる理由だ。

2003/2/24
天神様が受験の神様の理由
●毎年、2月から3月にかけて受験シーズン真っ盛り。その頃になると、合格祈願を目的に、天神様を多くの受験生たちが訪れる。天神様といえば菅原道真がまつられていることで有名だが、それでは、なぜ天神様が受験の神様になるのか。それは、菅原道真が『文章(もんじょう)博士』と呼ばれる不世出の学者で、右大臣にまで出世したからで、あやかりたい気持ちがあるためだ。それよりも、天神様が受験の神様になった本当の理由は、道真の命日が2月25日で、受験シーズンに重なり合うからだといわれている。

鳥居に止まる鳥は?
●神社に鳥居はつきものだ。鳥居のあの形は、鳥が羽を休める止まり木をイメージしたものだ。すなわち、鳥居の原型は、神道に縁の深い長鳴鳥という鶏(にわとり)が止まっている形なのである。天の岩戸伝説では、天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩戸から出られ、暗闇の高天原に日の光がさした時に、高天原中の鶏が一斉にコケコッコーと鳴いたという。昔から鶏は夜明けを告げる鳥として有名だが、悪霊や災いがあふれる夜の闇の終りを告げ、明るい朝の光を呼び起こす鶏は、神の先導役として、神社の入り口にある鳥居の鳥にピッタリだった。

富士山測候所の電源
●富士山測候所、有人観測所としては世界最高点にある。所員が観測所に常駐して、観測データを送っているわけで、それには電気が必要だ。それでは、どのように電源を確保しているのだろうか。なんと、麓から山頂まで電線を引っ張り上げている。標高1,575メートルまでは電柱を使い、そこから先は電圧6,600ボルトの地下ケーブルを埋め込んでいる。現在、富士山頂に設置されているレーダーは1965年(昭和40年)から使用され、パラボラアンテナの直径は5メートル、出力1,500キロワットで、最大探知距離は800キロメートルという規模だ。

重傷と軽傷の基準は?
●新聞やテレビなどで報道される交通事故のニュースは所轄の警察署で発表されたものだ。『死亡・重傷・軽傷』の基準だが、『死亡』は事故後24時間以内に亡くなったものだけを数える。従って、24時間後の死亡を含めると厚生省の統計より少なくなる。なお、『重傷』は30日以上の治療を必要とする怪我のこと、『軽傷』は30日未満の治療を必要とする怪我をさす。火事の場合は『重傷』は入院を必要とし全治3週間以上と診断されたもの、『軽傷』は入院を必要としないものをいう。交通事故と家事とでは定義が違う。

2003/2/17
燗酒のルーツ

●寒くなると鍋を囲んで燗酒というのが酒飲みの楽しみ方になる。酒を温めて飲むという世界でも例のない飲み方をしたのは、今から約1,200年前の平安時代に嵯峨天皇に使えた藤原冬嗣といわれる。『貞順故実文書条々』は、嵯峨天皇が秋に狩りに出掛けた際に、寒くなったため、随行していた左大臣藤原冬嗣が酒を温めて出したところ、大いに喜ばれたと伝えている。この故実を基に、お燗の季節は9月9日の重陽の節句から桃の節句の前日である3月2日までといわれるようになった。燗は熱いものというイメージを持つ人が少なくないが、『燗』は『日』と『間』から出来ているように、『冷と熱との間』という意味で、熱過ぎず、冷えすぎず…が本来の加減だ。

人肌はぬるすぎる
●酒は人肌が一番といわれるが、果たして、真偽のほどはどうか。人肌というと、せいぜい36〜37度くらいだが、この温度ではぬるすぎて美味しく感じない。実際はぬる燗で40度前後、人肌で45度前後、上燗で50度、熱燗で55度程度で、これ以上熱するとアルコールが飛んでしまう。上手なお燗の方法は、ぬるま湯からつけ始め、お湯が沸き始める前に引き上げるのがコツで、人肌なら4分前後が目安となる。

山火事でテキーラ
●テキーラというとメキシコを思い浮かべる人が多い。その主な原料はリュウゼツランだが、テキーラは不慮の山火事から生まれたものだ。今から200年ほど前、メキシコのテキーラ村の近くで山火事が発生した。山にはサボテンだけではなくリュウゼツランが繁茂していたが、それらは山火事のおかげで焼けてしまった。ところが焼けたリュウゼツランから何ともいえない良い香りが漂ってきて、発見した村人がリュウゼツランを押すと糖化した茶色の液体が出てきた。それを発酵させ、蒸留して出来たのがテキーラで、今はメキシコの代表的な酒の名前になっている。

ジンは医者が発明
●ジンもまた偶然の産物だった。ジンを発明したのはドクター・シルヴィウスというオランダの医者だった。シルヴィウスは最初から飲用酒を作ろうとしていたわけではない。薬用酒として使うつもりで、エチルアルコールに木の実を浸していたら、たまたま香りの良い酒が生まれた。いざ、飲んでみると、なかなか美味しかったという。これが愛飲家の知るところになり、まもなく商店の棚に並んだ。その後、オランダの酒飲みたちは『ジンは薬…』といって、シルヴィウスが発明した酒を薬屋から買って楽しんだという。

軍事兵器の世界一
(最も高価な戦闘機)
米国の戦闘機F22『ラプター』は、価格133億ドル(1兆6,000億円)にもなる。ロッキード・マーティン社、ボーイング社などによって開発された。

(最も正確な爆弾)
米軍が開発した『ジョイント・ダイレクト・アタック・ミュニション』は、発射後に7つの人工衛星によって位置確認が行われ、攻撃目標から2メートル以内という正確さで着弾するといわれている。

(最も威力のある爆弾)
1961年に旧ソビエト連邦が、ノバヤ・ゼムリャ地域近くで行った核爆弾の爆発実験では、TNT火薬57メガトン分の破壊力に匹敵する規模となった。その衝撃波は地球を3周したが、1周するのに約36時間かかったという。

(最も射程距離の長いミサイル)
米軍の大陸間弾道ミサイル『アトラス』は1959年に配備されたが、その射程距離は1万6,669キロメートル。ちなみに地球の円周は4万キロメートル。

2003/2/10
小豆は元気の素

●小豆の成分はデンプン55%、タンパク質20%で、赤飯にすると米に欠けているリジンを補うことが出来る。また、小豆に含まれているビタミンB複合体は、体内で糖質や脂肪に分解され、カロリーに換えるのに不可欠なものになる。これが不足すると体がだるくなり、無気力になるという。また、小豆にはカルシウム、リン、鉄分の他に、咳を抑え、痰を除く効果を有する、サポニンが含まれている。このように見ると、小豆は食べる活力源。毎日、元気一杯に生活したいのなら、毎日小豆を食べると良いだろう。

小豆の煮汁の意外な使い方
●小豆は元気の素になるだけではない。まだまだ、小豆にはたくさんの効用があるのだ。母乳の出ない女性には黒砂糖で軽く味付けした『ぜんざい』がお勧めだし、ゆで小豆や小豆の煮汁、小豆粥は二日酔いに良く効くらしい。なかでも、小豆の煮汁は嘔吐剤として有効で、急性の食中毒の応急処置に役立つ。なお、祝い事に赤飯が出されることが多いが、それは祝いのご馳走に用意された魚介類や肉などのご馳走が腐敗して、食べてしまった際の吐き薬の役割を果たしていたものと考えられる。これも先人の生活の知恵といって差し支えないだろう。

甘い汁粉に塩
●甘い汁粉に塩を入れると、甘く感じるのはなぜだろう。これは『対比現象』のおかげといえる。ちなみに、『対比現象』は、“人間は二種類の異なる刺激を同時に受けた時、一方の刺激が弱いと、もう一方の刺激の強いものをより強く感じる”というものである。お汁粉を作る時に、一つまみの塩を放り込むのは前述した対比現象を利用したもので、塩に変化が生じたわけではないのだが、人間の味覚に変化が生じる。つまり、塩を少し加えるだけで対比現象が起き、砂糖の甘味をより強く感じるようになるわけだ。お汁粉などに小梅やシソの実や塩昆布など塩辛いものを添えるのは対比現象を利用したものといえる。

海の魚なのに辛くない
●海水は塩辛いのに、それを飲んでいる魚を食べても辛くない。海水の塩分濃度は、魚の体液の3倍で、仮に魚が海水を体内にそのまま取り入れたら、昇天してしまう。魚が海水を飲んでもダメージを受けないのはエラがあるからだ。飲んだ海水のうち、余分な塩分は、エラにある塩類細胞から排出する仕組みになっている。また、魚の尿には大量の塩分が混ざっており、尿からも塩分を排泄している。エラと排泄で塩分を体に取り込まないシステムが出来上がっているというわけだ。

2003/2/3
近畿と関西の違いは?

●そう質問されて、すぐに答えられる人は少ないだろう。近畿の『畿』はもともと『都』を表すから、『近畿』は都に近い場所を意味する。ただ、現在では近畿というと京都、滋賀、大阪、三重、奈良、兵庫、和歌山の2府5県を指す。それでは、『関西』はどうか。関西は近畿を一回り小さくしたもので、近江の国(滋賀県)の逢坂の関から西を表す言葉だった。しかし、今では京都、大阪、神戸など京阪神地方を表すようになった。

その後の浦島太郎
●竜宮城から帰って、玉手箱を開けると髭も髪の毛も真っ白になった浦島太郎の話のその後はどうなっているのだろうか。浦島太郎の物語が収められている『御伽草子』によると、浦島爺さんは鶴に変身し、中国の蓬莱山(架空の山)に飛んで、そこで楽しく暮らすと、再び日本に戻って、丹後国(京都府)で亀とともに夫婦の神さまとなり、全ての生き物を救って暮らしたという。浦島太郎は動物愛護精神あふれる人だったのである。

カンガルーは後退できない
●ピョンピョン、豪州の草原を跳ね回るカンガルーだが、天敵に遭っても後に跳ねることが出来ない。このおかげで、カンガルーは豪州海軍のシンボルマークになっている。カンガルーは決して、敵に後を見せないという理由でシンボルマークにされてしまったが、本当は『バック出来ない』というのが真相なのだ。ちなみに後に下がることの出来ない生き物にミミズもいるとか。

人の噂が七十五日の理由
●古くからのことわざで『人の噂も七十五日』というのがある。現代では情報の伝達スピードが速く、3日でスッカリ忘れてしまいそうだが、『七十五日…』にはそれなりの意味がある。作物の種を撒き、刈り取るまでの期間が75日というのだ。つまり、噂の種が撒かれ、収穫されるまで75日かかるというわけだ。

おみくじの後始末は?
●日頃は信心に関係のない人たちもお正月になると、神社・仏閣にドドーッと大挙押し寄せる。東京の明治神宮は例年、300万人を越える善男善女が人ごみのなか、お賽銭を投げて、1年の無事を祈る。なかには、1年の運試しとばかりにおみくじを買う人も少なくない。おみくじを結ぶ場所があれば結構だが、多くの人たちは神社の境内にある木におみくじを結んだりする。ところが、木におみくじが結ばれたままだと、その部分だけ木の痛みが激しくなって、神社には大迷惑なのだ。木の枝に結ばれたおみくじを燃やして清める儀式『お焚き上げ』は木を守るのが目的という声もある。

2003/1/20
ア・カペラの理由
●最近、人気男性グループ歌手にゴスペラーズがいる。彼らの売り物は、楽器の伴奏をつけずに人間の声だけでハモる、つまり『ア・カペラ』で歌うことをセールスポイントにしている。しかし、『ア・カペラ』は本来、楽器の伴奏なしに歌うというものではない。ア・カペラは、イタリア語で『礼拝堂風に』という意味だった。昔、ローマ・カトリック教会では、礼拝で賛美歌を歌う聖歌隊には伴奏をつけないのが普通だった。そこから、無伴奏で歌うのを『ア・カペラ』と呼ぶようになった。

ピアノのルーツは?
●ピアノの正式名称を読者は知っているだろうか。正式名称は『ピアノ・エ・フォルテ』で、その意味は『弱い音と強い音の出るもの』だ。それでは、何故、そのような名がついたのだろうか。ピアノが登場する前の代表的な鍵盤楽器はチェンバロだった。チェンバロは弦をひっかくことで音を出したが、音に強弱をつけることが出来ないのと、雑音が入るという欠点があった。この難点を克服しようと新しい楽器の開発に乗り出したのがメジチ家に仕えていたバルトロメオ・クリストフォリで、彼は弦を弾く代わりにハンマーで叩いて音を出す方法を考案し、音の強弱が自由自在に操ることの出来る『ピアノ・エ・フォルテ』の原型を作り出した。

チョコは苦い水!?
●チョコレートといえば甘い菓子の代表のようにとらえがちだが、その原型はメキシコのアズテック族によって作られたチョコラトルである。そして、チョコトラルの言葉の意味は『苦い水』だった。チョコトラルは、カカオ豆を砕いて煮た水を冷やし、これにコショウなどの各種スパイスで味つけしたものだった。実は、この苦い水を甘くしたのがスペイン人だったのである。大航海時代に中米を訪れた探検家たちが疲労回復に効くとの評判を聞いて飲んではみたが、スパイスがなじまなかった。スパイスに代わって同量の砂糖を入れて飲みやすくし、後に固形化されたのがチョコレートなのだ。

火事の水代は誰が支払う?
●冬になると火事が多いが、消防車が火を消すために使った水の代金は誰が支払うのだろうか。消火の際に使用された水の量はきちんと水道局に報告される。実は、この水道料金はバカにならない。水道料金は蛇口が大きくなるほど高くなる仕組みで、太い管を使用する消防車の水道料金は同じ量を使っても、一般家庭の3倍もかかってしまう。消火用の水道料金は建前上では消防庁が支払うことになっているが、実際には地方自治体が支払っている。

最年少者の世界一
(最年少のノーベル賞受賞者)
1915年、イギリスのローレンス・ブラッグ教授は、回転結晶法による結晶構造のX線解析についてのブラッグの式2dsinθ=nλ(θはブラッグ角、dは格子面間隔、nは整数)を導き、25歳でノーベル物理学賞を受賞した。
(最年少の大学教授)
英国のコーリン・マクローリンは、1717年9月30日、19歳でスコットランド・アバディーンにあるマリシャル・カレッジの数学教授に選ばれた。
(最年少の兵士)
ブラジルの英雄であり政治家のルイス・アルヴィス・デ・リマ・エ・シルヴァ(マーシャル・デューク・オブ・カーシアスとも呼ばれた)は、5歳の時に歩兵隊に入隊(1808年)。21歳で司令官に昇進し、1869年には公爵となった。
(最年少のホールインワン)
英国のマシュー・ドレーバー君は1997年6月17日、5歳でホールインワンを記録した。

2003/1/13
ミカンを放ると甘くなる!?
●ミカンといえば冬の定番、コタツにミカンは良く似合う。ところで、酸っぱいミカンが苦手の人に朗報がある。それはミカンを食べる直前に放り投げるというものだ。まるで魔法のような話だが、実際に少しは甘く感じるらしい。実はミカンは衝撃に弱く、衝撃を与えると酸っぱさの成分である酸が減少するため、甘く感じるというわけで、糖度そのものは変わらない。また、酸だけでなく、他の成分も微妙に変化して、ミカンの味に変化を与えるというから、是非試してもらいたい。ただし、ミカンは衝撃を与えると腐りやすいので、上に放り投げるのは食べる直前にやることが肝要だ。

氷山と流氷の違いは?
●そろそろ、北海道から流氷便りが聞こえてくる季節だが、『氷山』と『流氷』の違いは何だろうか。単に大きさが違うだけ…と答える人が多いと思うが、通常は水面から5メートル以上出ているものが氷山と呼ばれる。例えば、南極の氷山は南極大陸に降り積もった雪が凍り、その重みで低い土地へと流れだして氷河となり、海へ押し出されて、氷山という格好で海を漂う。また、北極の氷山はシベリアやカナダ、グリーンランドの切り立った山々から海へ転がり落ちたものである。いずれにしても、氷山は雪が凍ったもので融ければ真水になる。一方、流氷は海水が凍ったもので、融かすと塩辛い海水の味で、氷山のように大きなものは存在しない。氷山の大きさは、現在確認されているもので一番大きいのは長さ335キロ、幅97キロ、面積32,500平方キロメートルで、四国の2倍ほどになるというから驚いてしまう。

『太平洋』と『大西洋』
●地球は陸地が30%、残り70%が海である。七つの海というが、一番良く知られているのが『太平洋』と『大西洋』で、この2つの漢字をよくよく見ると、『太平洋』は『太』、大西洋は『大』が使われているが、それはどうしてだろうか。太平洋は英語で“Pacific Ocean”、Pacificは平和・穏やかという意味があり、名付け親はマゼランだ。マゼランは1519年、南米最南端のマゼラン海峡を発見した。その時、大西洋が荒れ狂っていたのと対照的に、太平洋は非常に穏やかなだったため、Pacificという名がついた。Pacificを和訳する時に、同じ意味になる『泰平』を用いて『太平洋』になったというわけだ。ちなみに、『泰平』も『太平』も同じ意味で『太』は『泰』の略字である。大西洋は太平洋と似ているし、海の意味である『洋』がつくことや、単に西にある大洋という意味で使われたとする説がある。

2003/1/1
未年生まれの芸能人は?
●未年生れの芸能人には次のような人がいる(順不同、敬称略)。・1931年(昭和6年)…芦屋雁之助、いかりや長介、宇津井健、香川京子、高倉健。

1943年(昭和18年)…秋野太作、梓みちよ、うつみ宮土理、加藤登紀子、加賀まりこ、加藤茶、樹木希林、北大路欣也、小林念侍、小室等、関口宏、田村正和、浜美枝、林隆三、尾藤イサオ、星由里子、松尾嘉代、峰岸徹、森本レオ。

1955年(昭和30年)…明石家さんま、秋吉久美子、アグネス・チャン、麻丘めぐみ、池波志乃、石田純一、伊藤蘭、上沼恵美子、郷ひろみ、西城秀樹、坂口良子、佐野史郎、世良公則、高橋恵子、竹内まりや、田中裕子、所ジョージ、内藤剛志、遥くらら、松山千春、ラサール石井、渡辺えり子。

1967年(昭和42年)…有森也実、伊藤つかさ、伊集院光、宇徳敬子、岡本夏生、緒形直人、奥居香、織田祐二、小比類巻かほる、坂本冬美、田中美奈子、谷村有美、とよた真帆、中山秀征、原田知世、本田美奈子、松村邦洋、南野陽子、若村麻由美、鷲尾いさ子。

1979年(昭和54年)…奥菜恵、国仲涼子、篠原ともえ、遠野凪子、ともさかりえ、堂本光一(KinKi Kids)、堂本剛(KinKi Kids)、仲間由紀恵、三宅健(V6)、森田剛(V6)。

羊にちなんだことわざ
●羊に関する格言は次に示す通りだが、皆さんはどれだけ知っているだろうか。
・亡羊の嘆…『列子』からの故事で、外の事に心を奪われて、大事な事を忘れることのたとえ。
・羊に虎の皮を着せたよう…弱い者が強がる。愚かな者が利口ぶる。
・群羊を駆りて猛虎を攻む…力の弱い者も集合すれば強力になる。
・千羊の皮は一狐の腋に如かず…一人の賢者、多くの凡人。
・羊の食い破り…相場に大変動あり。
・牛羊(ごやう)の目を以て、他人を評量するなかれ…自分の基準で他人を批判するなという意味。
・羊頭(ようとう)を懸(かか)げて狗肉(くにく)を売る…羊頭狗肉ともいう。羊の肉をといって、実際には犬の肉を売ってごまかす。

見せかけと内容が違うこと。
・狼に羊の番をさせる…西洋のことわざ、狼に羊の番をさせるのは、狼にとってお誂え向き。猫に鰹節と同意。
・羊の歩み…『北本涅槃経』より、屠所に引かれて行く羊の歩みを、死が次第に近づくことのたとえにした。
・羊を以って牛を易う…小さいものを大きいもの代用にする。
・羊を亡いて牢を補う…過ちを犯してからでも手遅れでないから悔いを改めることが大切である。


干支にまつわるエトセトラ
羊は犬についで古い家畜
●羊を動物物学的にいうと、『哺乳類・偶蹄目・ウシ科・ヒツジ属』になる。そして、羊は人類史上、犬に次いで2番目に古い家畜といわれる。今から約6,000年前に現在のイスラエルからレバノン、シリア、トルコ南部を横切り、イラン、イラク国境に広がる『豊かなる三日月地帯』で飼育が始まった。羊の種類は1,000以上で、羊毛用の『メリーノ種』、肉用種の『リンカーン種』、毛肉兼用種の『コリデール種』、そして乳用種の『ジアン種』、毛皮肉兼用種の『カラクール種』などに分類することが出来る。@肉は繊維質が少なく消化がよい、A牛肉や豚肉に比べてカロリーが高い…という特徴があり、病人などの食物に適している。しかし、日本ではあの独特の臭いが嫌われて、余り食べられていなかった。しかし、『ジンギスカン料理』が有名になり、ポピュラーな食べ物として普及している。羊肉は必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルが豊富なうえ、脂肪酸は体内に悪玉コレステロールを残さず、血管内のコレステロール沈着を防ぐ働きを有するという。

従順で温和な未年の人
●未年の人は物腰が柔らかく、柔順で穏和、人情に厚く、また人にも親切な性格で、誰にも好感を持たれる傾向がある…といわれる。人と対立することを嫌うので、人間関係も平穏で波乱がないといわれる。その一方で、消極的で行動的でないことから、社交性に欠け、優柔不断という指摘もある。しかし、表面的には柔らかくても、内面には意外な強情さを秘めていて、一度決めたことは貫く頑固さもある。これは自制心が強く、自らを抑圧している反動といってよいだろう。自己の欲求・要求を表現するのが苦手なため、才能・力量が埋もれがちだが、良き理解者に恵まれると才能が開花する。未年にあった職業は学術的な分野はもちろん、人心の機微を感じ取ることの出来るデリケートな感受性を生かして、人生相談業、福祉事業、コンサルタント、カウンセラーなどの分野も良いといわれている。一方、適さない仕事は肉体労働と危険な仕事だ。   

羊と山羊はどう違う
●『羊(ヒツジ)』と『山羊(ヤギ)』は字を見て判るとおり、親戚同士であることが判る。しかし、親戚同士でも、ルーツは違うという説が有力だ。また、善悪を表わす場合に、西洋では『神の仔羊』(善)、『贖(しょく)罪の山羊』(悪)といわれるように、羊と山羊はともに家畜でありながら、イメージが全く違っている。
この資料は、取引判断となる情報提供を目的としたものです。
お取引に関する最終決定はお客様ご自身でなさるようにお願い申し上げます。

このページに掲載された記事・画像の無断転載及び無断リンクを禁止します。
すべての著作権は株式会社 商品データ及び情報提供者に帰属します。
株式会社 商品データ
東京都中央区日本橋蠣殻町1−18−1
E‐mail  info@shohin-data.co.jp