知っとくと得

新春特集号

冬場の運動のポイント
十分なウォーミングアップを

●東京新聞12月3日付
 暖冬とはいえ、朝晩の冷え込みが厳しくなってきた。この寒い時期の運動は時に、心臓発作などの思わぬ病気を引き起こすことが少なくない。しかし、家に閉じこもってばかりでは運動不足や肥満の悪循環になりかねない。では、冬場に運動をするポイントは何か。まずは十分にウォーミングアップして体を温めること。服装は、厚運動して温かくなったら脱げるよう、何枚か重ね着した服装が好ましい。また、水分を十分に摂取し、冷たい空気でのどを痛めないよう初めのうちはマスクを着けるのも効果的だ。そして午前中は、@気温が低い、A就寝中に体内の水分が失われた分血液の濃度が濃く、血流も悪くなっている…ことから心筋梗塞などを発症するリスクが高いので、気温が上がる午後まで運動を控えるのも良い。

上手な酒の飲み方
すきっ腹は危険

●東京新聞12月10日付
 忘年会・新年会シーズンを迎え、何かと酒を飲む機会が増える。しかし、その場は楽しくても、酔い潰れたり、二日酔いになったりすることも多く、如何に上手く酒を飲むかが重要となってくる。そこで、上手な酒の飲み方として覚えておきたいポイントを挙げると、@酒を飲める量は個人差が大きく、『鍛えれば強くなる』と強要するのは危険、A酒が飲めるタイプの人は急性アルコール中毒になりにくい分、ジワジワと酒が体を蝕む危険を抱えているので、アルコールの吸収を抑えるためにも“すきっ腹”では飲まない、B泥酔を招きやすい“一気飲み”はしない…など。また、体調が悪いので今日は軽く切り上げようと思っていながら結局飲んでしまって記憶がハッキリ思い出せない…このケースはアルコール依存症の疑いがあり、早急に専門医を受診したい。

顔立ちが変化!?
先端巨大症とは…

●日経新聞12月14日(夕)付
 『先端巨大症』という病気が30〜40代で増えている。脳の奥にある下垂体と呼ばれる器官から成長ホルモンが過剰分泌されて、手足やあご、舌などの体の末端部分が大きくなることから『先端巨大症』と病名が付いた。症状としては、@頭痛、A視野が狭くなる、B声が低くなる、C歯の噛み合わせが悪くなる、D額や目の上が突出する、E鼻が大きくなる、F口唇が厚くなる、G手が大きくなったり、指輪が入らなくなる、H指先がしびれる、I膝など関節が痛む、J足が大きくなり靴が入らなくなる、K汗をかきやすくなる…など。また、糖尿病や高血圧を併発する場合もあり、高血脂症や肝障害になるリスクも高まるとされ、厚生労働省の研究班の報告では『適切な治療を施さないと平均寿命が10年縮まる』と指摘している。専門家は『血液中の成長ホルモンの量を調べれば、先端巨大症かはすぐ診断出来る。体調のちょっとした変化を見逃さないようにし、また、友人や知人で急に顔立ちが変わった人がいれば失礼にならない範囲で教えてあげるべきだ。

2004/12/06

臓器の“悲鳴”
みぞおちの痛み

●日経新聞11月9日付
 みぞおちの痛みは胃が原因と思う人は多いはず。しかし、体の神経が集中するみぞおちが痛むということは、胃だけではなく、心臓や膵臓、胆のう、十二指腸などが原因の場合もある。例えば、胆石症は食後、特に脂っぽい物を食べた後に痛くなるのが特徴。遺伝的になりやすい傾向もあるため、家族に胆石症になった人がいる場合は要注意だ。空腹時に痛む場合は十二指腸潰瘍の疑いが強い。胸焼けやげっぷの症状も出るのが特徴。また、アルコールの飲み過ぎで起きるのが膵炎で、吐き気や嘔吐の症状も出る。同じみぞおちの痛みでも疾患は様々、内視鏡や超音波検査などで疾患を特定し、適切な治療を受けることが大切だ。

睡眠不足は肥満のもと
最大7割のリスク増

●朝日新聞11月19日付
 米コロンビア大の研究チームが、『睡眠時間が短い人ほど太る傾向が強く、最大で73%も肥満の危険度が増す』という研究結果を発表した。睡眠不足だと体内で食欲を抑える物質“レプチン”が減り、逆に、高める物質“グレリン”が増えるとされる。また、起きている時間が長ければ、食べ物を口にする機会も多く、こうした体内状態が食べ物の摂取を促進するらしい。今回の研究では、起きている時間が長ければ消費カロリーは多いものの、摂取が消費を上回っている実態が明らかになったという。

やけどの対処法
民間療法はかえって悪化も

●東京新聞11月19日付
 冬はやけどの増える季節。焚き火やストーブ、過熱タイプの加湿器の蒸気など、やけどの原因は沢山あるが、どれが原因でも、まず患部を冷やすことが基本。水道の蛇口やシャワーの流水、氷や保冷剤をタオルに包んで冷やすのも良い。ただし、冷やしすぎにも注意で、特に子供は全身の体温が低下しやすい分、注意が必要だ。その後、水ぶくれや痛みがあれば医療機関を受診すると良い。また、アロエや味噌を塗るといった民間療法で治そうとするのは、雑菌が入ってかえって悪化する場合もあるのでやめておく方が無難だ。

化粧品への配合も解禁
コエンザイムQ10

●毎日新聞11月25日付
 “コエンザイムQ10”(CoQ10)を配合した商品の発売が相次いでいる。CoQ10は、人間の体内にもともとあるエネルギーを作り出す酵素の働きを助ける“補酵素”の一種で、老化の原因とされる脂質の酸化を防ぐとされる。また、1998年に世界で初めてCoQ10配合クリームを発売した独・バイアスドルフ社が行なった実験では『肌の水分やコラーゲンと深い関係があるヒアルロン酸の合成を促す効果を確認した』と報告されている。日本では1974年、当時の厚生省がうっ血性心不全の薬に許可、2001年にはサプリメントなど食品にも解禁されたが、今年10月には化粧品の成分にも認められたことで、ますます商品開発がヒートアップしそうだ。

2004/11/22

柑橘類の力とは!?
注目されるオレンジパワー

●毎日新聞10月19日(夕)付
 スーパーなどの家庭用洗剤売り場で、オレンジのパワーを謳った商品が目立つ。爽やかな色や香りに加えて、優れた汚れ落としの効果が人気のようだが、果して柑橘類の力とは…。オレンジやミカン、グレープフルーツ、レモンなどの柑橘類の皮には油分が含まれているが、その8〜9割を『リモネン』という成分が占めている。皮の表面にプツプツある小さな穴の中に含まれ、皮を折り曲げると弾け飛ぶ液体がそれだが、そのリモネンには油を溶かす性質がある。ミカンの皮を剥くと手がツルツルするのもリモネンの作用で、しつこい油脂も除去する強力なパワーがあるという。オレンジの生産量が多い欧米では、ジュースを絞る際に皮の油も集められ、洗剤などの工業用品向けに出荷されているほど、オレンジオイル入りの洗剤はポピュラー。日本でもそのオレンジパワーが浸透してきたわけだ。

細菌感染で失明も
コンタクト眼障害を防ぐ

●日経新聞11月2日(夕)付
 コンタクトレンズの使用人口は全国で1,500万人。ソフトレンズなどの普及で使用者が増加する一方、長時間の着用など使い方が乱暴になって眼障害を起こす例も増えている。日本眼科医会の調査では患者は年間約150万人、コンタクトレンズ使用者の10人に1人が何らかの障害を起こしている計算になる。眼障害は、視力低下や失明につながる恐れもあり、コンタクト使用者は十分に注意したいところ。眼障害を防ぐポイントとしては、@使用時間は12時間以内にとどめる、A洗浄や消毒は専用品を使用してきちんとケアする、B異常を感じたらすぐに取り外して専門医を受診する、C異常を感じなくても3ヵ月に一回定期検査を受ける…が挙げられる。

緑茶にビタミンC
カテキンが分解を抑制

●日本農業新聞11月3日付
 ビタミンCは熱や水に弱く、すぐに分解される性質がある。にも関わらず、お湯で煎じて飲む緑茶にはビタミンCが残っているのは何故か。実は、お茶に含まれる機能成分である『カテキン』や『ペクチン』がビタミンCを破壊しにくくしているのだ。そもそも、ビタミンCの分解は、熱や水のせいだけではなく、水に含まれる銅や鉄などの金属イオンも影響している。その金属イオンの働きをカテキンやペクチンが抑制するのだ。これからの寒い季節、温かくてビタミンCや機能成分の豊富なお茶で風邪の予防はどうだろう。

オリーブ油の心臓病予防効果
米政府の“お墨付き”

●朝日新聞11月6日付
 オリーブ油の成分に心臓病を予防する一定の効果があることをFDA(米食品医薬品局)が認め、商品ラベルに効能を表示することを許可した。研究データを分析して、一日にスプーン2杯分(23グラム)のオリーブ油で発病のリスクが抑えられると判断した。ただし、『総カロリーが増えない範囲内で』との条件つきである。

2004/11/8

味覚を磨く
食事を楽しむために…

●日経新聞10月10日付
 キノコやクリ、秋刀魚など、山や海の幸が店頭を彩る季節。それらの“味”を十分楽しんで食事をしたいものだが、そのためにも“味覚”が低下しないようにしたい。味覚は視覚や聴覚のように衰えにくいとされるが、それは間違いで、同じ物ばかりを食べる『ばっかり食』や皆で食事をしても別々の料理を食べる『ばらばら食』、薬の服用、歯の噛み合わせの悪さなどが味覚を衰えさせるのだ。味覚を鍛えるには、@『ばっかり食』や『ばらばら食』を避ける、A良く噛む、B味を意識して(例えば前に食べたものと味を比較する)食べる…ことが大切。また、舌や上あごに点在し、味覚情報を捉える味細胞にとって必要な栄養素『亜鉛』が不足しないように注意したい。

似て非なる姉妹
酒とみりんの使い分け

●毎日新聞10月11日付
 煮物や鍋物が美味しい季節だが、その和食に欠かせない調味料が『酒』と『みりん』。どちらも主原料はコメとこうじで、アルコール度数が14度前後とよく似ているが、“似て非なるもの”、料理の際には使い分けたい。料理酒は原料を発酵させた清酒に塩を加えたタイプが多く、主に風味付けや素材を柔らかくする効果がある。一方のみりんは、原料を糖化させ、アルコール分として焼酎などが添加されたもの。ブドウ糖やオリゴ糖など9種の糖やアミノ酸が豊富で、『煮崩れ防止』効果がある。柔らかめに煮たい時は酒の比率を、煮崩れを防いだり甘みが欲しい時はみりんの比率を高くして使用すると良い。

バスタイムを楽しむ
熱い湯で長風呂はNG

●日経新聞10月16日付
 寒い季節こそバスタイム(入浴時間)を楽しみたい。なかには、熱いお湯に長時間入ることが好きな人もいるだろうが、健康上は良くない。一般的には、42℃なら7分以内、40℃なら10分以内、10分以上つかってリラックスしたい場合は38〜40℃のお湯で半身浴が良いとされる。正しい半身浴は、@お湯につけるのはみぞおちから下だけ、A湯につかるのは20分が目安、B水分補給をする(アルコール類はダメ)…がポイント。湯船につかりながら音楽や防水テレビを楽しんだり、雑誌などをながめるなど、リラックスしながら長風呂を楽しみたい。

魚が自殺を防止!?
EPAなどの濃度に差

●東京新聞10月18日(夕)付
 魚をよく食べる人はそうでない人よりも自殺のリスクが低い…日本と中国の大学の共同研究チームが発表した。自殺未遂者100人と事故で入院した患者100人の血液を分析したところ、自殺未遂者の方が、魚の脂に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)の血中濃度が低かった。研究チームでは『これらの脂肪酸は精神の安定に関わる神経細胞を活性化させる。脂肪酸の低値は自殺未遂のリスク要因といえる』としている。


2004/10/25

飲むほどに脳が麻痺
飲酒量と酔い方の関係

●日本農業新聞9月19日付
 お酒を飲むと大抵の人は気分が楽しくなるなど『酒に酔った』状態になるが、その後、飲むにつれて酔い方も人それぞれ変わってくる。では、何故変わってくるのかといえば、アルコールで麻痺している脳の場所が違っているためだ。最初、アルコールに麻痺するのは、生命維持や本能とは最も縁遠い部分。人間らしい理性的な面をつかさどる“大脳の新皮質”だ。ここが麻痺すると、判断力は鈍るが気分が爽快で愉快な状態になる。更に大脳の新皮質の内側の“旧皮質”に麻痺が進むと、羞恥心がなくなり、感情が抑えられずモラルに反する行動を取ったりする。そこから更に平衡感覚が失われ、千鳥足になった場合は“小脳”が麻痺した状態にある。そして、支離滅裂になったり、記憶が無くなったりする…これは短期的な記憶に関わる脳の“海馬”が麻痺した状態で、更に脳の麻痺が進むと、心臓などの体の重要な器官をつかさどる“脳幹”が麻痺し、昏睡状態に陥ったり、死に至ることもあるのだ。ちなみに、脳幹が麻痺するのは、血液中のアルコール濃度が0.4%を越えた場合。日本酒で1.8リットル以上、ビールで10本以上がこの量に相当する。また、肝臓がアルコールを分解するにはビール1本、または日本酒1合で約3時間かかるといわれる。このペース以下で飲めば、血液中のアルコール濃度は上がらず、酔いも少なくなる。

脳梗塞の発病率2倍
酔いのさめにくい男性

●日経新聞9月22日付
 酒を飲んで酔いがさめにくい男性は、すぐにさめる人に比べて脳梗塞に2倍なりやすいことが明らかとなった。酔いがさめにくいかどうかは、血液中のアルコールを分解する酵素の働きの活発さで決まり、日本人の男性の4割はその分解が遅い酵素を作る遺伝子型を持つとされる。今回疫学調査を行なった日本医科大と国立長寿医療センターによると、男性では、分解が遅い遺伝子型の人は16%が脳梗塞を発病、アルコールを素早く分解する遺伝子型の人に比べて2.1倍発病率が高かったという。

疲れ知らずになるには…
自分のリズムを知る

●日経産業新聞9月28日付
 記録的な猛暑で体力を消耗して、例年以上に『体がだるい』と感じたり、体調を崩したり…そのような人が少なくないなか、“疲れ知らず”の人も必ず1人はいたりする。そんな“疲れ知らず”の秘訣とは何か。“疲れ知らず”の人に共通するのは、自分なりの生活リズムにこだわっていること。達成可能な目標を見つけ、適度にストレス解消しながら、巧みに心身のバランスを保っている。また、専門家も『健康維持の維持には心身のバランスを保つことが不可欠』とし、『日頃から自分の性格や体質を客観的に分析して把握し、ちょっとした体調の異変、例えば好きな物を美味しく感じなくなった…など体の出すサインを見逃さないことが重要』としている。


2004/10/11

環境に優しい配慮
自然素材が見直される

●毎日新聞9月7日(夕)付
 竹、バナナ、繭、納豆…環境に配慮して自然素材が日用品の原料として見直されている。例えば、センサーが感知した風に応じて明るさが変わる照明器具。この電球のフィラメントは『竹』で出来ており、本物のろうそくの火が揺れるような、柔らかで微妙な明かりを放つのが特徴だ。また、代替パルプとして注目されているのが『バナナ』。バナナの茎を機械ですりつぶした繊維を和紙の技法で漉いたバナナ紙の普及運動が進んでいる。この他に、化粧品の原材料として美白成分を有する『繭』も脚光を浴びているし、『納豆』は粘々に含まれるポリグルタミン酸に放射線を当てて作る“納豆樹脂”はその保水効果が着目され、石けん、化粧水、ハンドクリームなどの原料として使用されている。

多彩な味わい
エディブルフラワーが人気

●讀賣新聞9月7日付
 日本では昔からキクや菜の花などをおひたしや天ぷらにして食べる習慣があるが、最近はエディブルフラワー(食用花)が人気を集めている。このエディブルフラワーは食用に栽培された小型の洋花のこと。現在、パンジーやビオラ、プリムラなど約30種類が出回り、色や味が多彩だ。人気の理由は、そうしたカラフルさ、美しさに加えて、ビタミン類を豊富に含むことも挙げられる。同じ重量で比べると、パンジーにはビタミンCがトマトの約6.5倍、キンセンカにはフビタミンAがほうれん草の約3倍含まれている。

カレーでアルツハイマー予防
黄色成分で効果発見

●讀賣新聞9月8日(夕)付
 カレーの黄色成分で、ウコンに含まれる『クルクミン』がアルツハイマー病の原因となる物質の生成を防ぐ効果があることが金沢大大学院の研究で明らかとなった。アルツハイマー病は脳内で『アミロイドベータ(Aβ)』という物質が線維上に結合して毒性を持ち、付近の神経細胞が死んでいくことが原因とされるが、研究ではAβを含む溶液にクルクミンを加え、線維化が大幅に抑えられること、線維化したAβにクルクミンを加えると線維が分解することを確認した。

光に当たって快眠
日光浴で体内リズム整える

●日経新聞9月19日付
 『不眠』は日中の光の浴び方に一因があるという。明るいと目が覚めるように、光には覚醒作用がある。そして、人間の体は、昼間に行動して夜は眠るように体内時計によって、睡眠やホルモン分泌、体温、血圧など様々な機能が制御されている。この体内時計に合わせて太陽光や照明と上手く付き合うことで、心地良い眠りを確保することが出来る。具体的には、『午前中早い時間帯に最低1時間自然の光を浴びる』、『1日の大半を室内で過ごす場合は、朝散歩したり、午前中は出来る限り日光の入る窓際で過ごす』、『就寝前や因る遅くに明るい光の下で過ごさない』…ようにしたい。

2004/9/20

緑茶で胃がん予防
女性に効果アリ

●朝日新聞8月4日付
 緑茶をよく飲む女性は胃がんになるリスクが低くなっていることが明らかになった。調査の内容は全国7地域の40〜60代の男女約7万3000人を、7〜12年にわたって追跡調査し、胃がんになった人と、ならなかった人の1日の緑茶の飲量を比べた。その結果、1日あたり5杯以上飲む女性は、1杯未満の女性に比べて胃がんになるリスクが33%低かった。ちなみに、男性では統計的な差が見られなかった。なお、熱い飲み物は食道のがんや炎症を引き起こすことがあるため、熱いままではなく、程よく冷ましてから飲むことを心掛けよう。

妊娠中の飲酒はNG!
胎児に危険性

●朝日新聞8月7日付
 ドストブラジ仏保健相は5日、アルコールが胎児に与える危険性を警告するラベルの酒等への表示を義務づける方針を表明、これに同国内ワイン業者は反発しているという。ワイン業界代表の一人はAFP通信に対し、飲酒人口における妊娠女性の比率が少ないことを指摘して、『限りなくゼロに近い雨で傘をさすようなもの』と批判。だが、ビール醸造業者の団体は政府決定に従う方針を表明した。

第七の栄養素に注目!!
健康維持効果に期待

●日経新聞8月8日付

 健康に役立つ『第七の栄養素』について研究が進められている。これは野菜や果物などに含まれる物質で、専門家はそれらを『ファイトケミカル』と呼ぶ。ファイトケミカルの中で代表格とされているのがカロチノイド群で、中でもトマトに含まれる『リコピン』という赤い色素は、がんの抑制効果などが期待されている。その他にもホウレンソウなどに含まれる『ルテイン』は、摂取量が多いと高齢者の視力障害の原因となる黄斑変性症の発症を抑えることが出来、温州みかんに含まれる『βクリプトキサンチン』などは、動物実験の段階だが、糖尿病予防効果があるという。ただ、喫煙者がβカロチンを大量に取った際に肺がんになったという試験結果もあり、ファイトケミカルはまだまだ未解明の部分が多いといえ、今後の研究が注目される。

携帯使って心電図検査!?
24時間いつでも安心

●日経新聞8月8日付
 東芝と慶應義塾大学病院は携帯電話を活用して患者が心電図を医師に送ることが出来るサービスを開始すると発表した。これは、患者が小型の計測器で計ったデータを携帯電話のメールで送信し、医師は症状を診断して所見を携帯で患者に伝えるというもの。東芝が開発した心電図計測器『ハートペット』を使って、自宅や勤務先などからいつでも医師に異常がないかどうかを見てもらうことが出来る。ちなみに、このサービスは診療行為に当たるため通院が前提となる。なお、このサービスの料金は1回当たり数百円で、これとは別にサーバーの管理費など月に2,000円程度かかるという。

2004/09/6

白髪の『良薬』
ホップが効く

●朝日新聞7月24日付
 資生堂とキリンビールは『ビール原料のホップに、白髪予防の効果がある』という共同研究結果を発表した。ホップの苦味成分などが、髪の毛を黒くするメラニン色素を増やす効果があるという。現在は白髪の人を対象にした実験をしている段階で、年内にはホップエキスが入った育毛剤を発売する予定だとしている。

正しく歩いて老化防止
整理運動入念に

●日経新聞7月25日付
 ウォーキングはジョギングより体にかかる負担が軽く、中高年が老化を防ぐために無理なく取り組むことが出来る運動といえる。ウォーキングのポイントは、正しい姿勢で歩くところにある。目線は10〜20メートル先に置き、軽くこぶしを握る。歩幅は自分の身長の約2分の1が理想的で、歩くときは、かかとから着地し、足の前面を地面に着け、しっかりと踏み込んで、つま先で地面を蹴る形が望ましい。なお、運動後は必ず『クールダウン』と呼ばれる整理運動を行うことが重要だという。しかし、夏場の場合、運動中は熱中症に十分気をつけなくてはならないので、こまめに水分を取り、適度な距離を歩くことを念頭に置くよう心掛けよう。

屋内に潜む熱中症
高齢者に集中

●朝日新聞7月30日付
 記録的な猛暑となった7月、全国各地で『熱中症』による患者数が増え続け、大きな問題になったことは記憶に新しい。東京都内の病院に運ばれた患者数は過去最多となり、重症者の過半数が屋内で発症していたことが判った。しかも、かかった人のほとんどは高齢者で、さらにそのうちの46%は屋内で発症しているという。高齢者は暑さやのどの渇きに対する感覚が若い人に比べて鈍く、脱水症状の自覚もなく倒れてしまうことがあるという。予防策は、クーラーで室温を下げるか、体を濡らすかで体温を下げることが必要。もはや、日差しを浴びなければ熱中症にならないという甘い感覚は捨てて欲しい。

脂肪とりすぎ注意
カロリー表示を参考に

●東京新聞7月30日付
 肥満が気になる子供たちの食生活で、最も注意しなければならない点は脂肪分だという。バターやマヨネーズ、植物油を使っている食品より、ごはん、パン、めん類とった糖質を多く含む食品や野菜などを中心とした食事をとることが理想的といえる。また、三度の食事だけでなく、おやつにも十分注意を払って欲しい。肥満が気になる子供については、一回あたり150キロカロリーが目安だという。食品のパッケージ等に記載されているカロリー表示はきちんとチェックすることが大切。さらに、食べる量だけでなく、時間も重要。夕ごはんの前や就寝前の三時間は食べさせないようにしよう。週末や夏休みなどで給食がない時は、子供の健康管理に十分気を配って欲しい。

2004/08/16

平均寿命が過去最大に
年々伸びる平均寿命

●日経新聞7月17日付
 2003年に発表された日本人の平均寿命は、女性が85.33歳、男性が78.36歳といずれも4年連続で延び、過去最高を更新したことが分かった。1.29と過去最低になった同年の合計特殊出生率と合わせ少子高齢化の一層の進展を示しているが、自殺の増加などで延びは鈍った。 平均寿命はその年の死亡状況が変化しないと仮定し、零歳児が生きると見込まれる平均年数。03年は女性が0.10歳、男性が0.04歳、それぞれ前年より延びた。02年までの3年間も男女ともに毎年0.2〜0.6歳ずつ延びている。平均寿命の男女差は6.97歳と過去最大だ。

市販薬の乱用による痛み
片頭痛の意外な事実

●毎日新聞7月19日付
 『日本人は我慢強い国民性だ』と言われる所以は、なんと頭痛にある。わが国の頭痛による受診率はなんと米国の4分の1から5分の1程度だという。頭痛という病気をあまりに軽視しているのか、市販の鎮痛薬に頼る人が多いようだ。しかし、ここに大きな落とし穴がある。それはつまり、市販の消炎鎮痛薬の乱用だ。毎日頭が痛いという人に話を聞いてみると、2種類の頭痛を抱えているという。その片方は鎮痛薬の飲みすぎで起こる頭痛。これを解消する手段は、きちんと医療機関を受診し、薬の服用について指導を受けることだと専門医は話している。

肝がん抑制にビタミンK2
副作用も少ない

●朝日新聞7月21日付
 ウイルス性肝硬変の患者がビタミンK2を摂取することで、肝がんに進行する確率を下げることができるということがわかった。研究を担当した教授は、結果について『副作用が少ない安価な薬で肝がん抑制の可能性を示せた』と語った。ビタミンK2は納豆などに多く含まれる成分で、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の薬として普及している。研究した結果では、あくまでウイルス性肝硬変の患者が、肝がんに進行する確率を標準的な治療のみの患者に比べ約5分の1まで下がるということだったが、東京大教授の小俣政男(消火器内科)氏は『肝がんへの進行を抑えるという具体的な効果がありそうだ』と語った。しかし、抗がん剤のように劇的な効果は見られないという。

湿度が高いと危険度も大
熱中症の予防法

●東京新聞7月26日付
 熱中症は高温の環境で、体温調節機能が低下し、熱がこもって体に起きる障害の総称。症状として、脱水によるめまいや頭痛などが挙げられるが、さらに重症化した場合、意識障害から死にいたることもあるという。そこで専門家は、3つの熱中症予防法を挙げている。@高温時は無理な運動はしない、A通気性、吸湿性のいい服装で日傘や帽子を活用、B頭痛やめまいなど、熱中症の兆候が出たら涼しいところで休む…ということ。とにかく熱中症は、健康な人でも体調不良の場合は十分かかりやすい病気だという。

2004/08/02
まずいから体にいい?
なぜ青汁を飲むのか?

●朝日新聞7月7日付
 青臭くて、まずい健康飲料と言えば『青汁』だろう。この青汁による健康法が民間療法として広まったのは、今から50年ほど前のこと。かつては色の変化や栄養素の損失があり、製品化することが難しかったが、昨今では保存性を高めた製品が開発され、今や市場規模は400億円にもなるという。しかし、なぜ人々はまずいと言われる青汁を飲み続けるのか? それは野菜の摂取量が減り、『野菜をもっと食べよう』という風潮に後押しされたことと、いかにも体に良さそうだと思える『緑色への期待感』からだろうと専門家は言う。

家族が『うつ』に 
過干渉・過保護はダメ!

●東京新聞7月9日付
 家族が『うつ』になったとき、一体どのように対応すればよいのか? それについて医師は『しっかり休養をとること』と『抗うつ薬の服用』を強調した。さらに病気について、こうも語っている。『一般的にうつは、仕事熱心で責任感が強い人がなりやすい病気。家族は発症した当人に対し、過干渉、過保護になることなく、温かく見守ることが大切』と説いた。さらに家族による本人への対応ポイントは、@心配しする、Dゆっくり休ませる、E薬をうまく利用する、F時には距離を置いて見守る…ことだという。

コンビニに医薬品
7月30日に解禁

●朝日新聞7月16日付
 コンビニなど薬剤師のいない一般小売店での医薬品販売について、厚生労働省は16日、薬事法の施行規則を改正して、7月30日から店頭での販売を解禁すると発表。今回新たに『医薬部外品』として加わる区分は、整腸剤、消化薬、下剤、コンタクトレンズ装着薬、いびき防止薬など9種類。大手コンビニ『セブンイレブン・ジャパン』の広報室はこの決定について『ニーズの高い商品を中心に、出来るだけ早く準備したい』と語り、8月中に店頭に置くことを目指している。

夏のプールに御用心!
プール熱の対策は?

●読売新聞7月18日付
 子供たちにとって、夏のプール遊びは欠かせない。しかし、今夏は『プール熱』の患者報告が急増しているせいで、厚生労働省は全国に注意を呼びかけている。プール熱は7〜8月にかけて子供に多い感染症で、38〜40度の高熱が出て、目の結膜が赤くなり、目やにがたまったり涙目になったりするという症状が出る。特に治療法はなく、数日で自然に治るという。とにかく、病気にかかる前に予防することが大事だという。主な予防法として、@プールに入る前には、手やおしりをよく洗う、A簡易プールはまめに水を交換する、B他人への感染を防ぐため、タオルは必ず一人につき一枚用意する、Cプールから出た後は体をよく洗い、さらにうがいをきちんとすること…が挙げられている。

2004/07/19

飲酒の影響
女性は男性より注意

●東京新聞7月2日付
 お酒が飲めるタイプかどうかは、アルコールの分解産物である“アセドアルデヒド”を分解する酵素の働き具合で決まる…その点は男女共通だが、専門家は『男性に比べて女性は飲酒で、より深刻な影響を受ける』と警告している。@女性は一般的に男性よりも小柄で肝臓も小さめなのでアルコールを分解する速度が遅い、Aアルコールは水分に拡散して脂肪には溶けにくいが、女性は体脂肪が多い分アルコールの血中濃度が高くなりがち…そのために、医学的に見て女性は、短期間でアルコール依存症や肝障害を起こしやすいのだ。では、健康に気遣いつつ楽しく飲むにはどうしたら良いか…。厚生労働省の健康増進計画『健康日本21』では『1日20g(日本酒1合またはビール中瓶1本相当)以下』をガイドラインとして掲げている。そして、前述の理由から男女差を考慮すると、女性はこの半分が目安となる。

夏バテを防ぐ
大豆ペプチドの飲料・食品

●日経新聞7月2日付
 大豆のたんぱく質を分解した『大豆ペプチド』を使い、疲労回復を謳った飲料や食品の発売が相次いでいる。ペプチドはアミノ酸が複数結合したもので、アミノ酸よりも吸収が速く、疲労回復やエネルギー代謝の促進効果があるとされる。昨年、プロ野球セ・リーグで優勝した阪神タイガースの選手が愛飲していたこともあって、アミノ酸に代わる機能成分として話題を呼んだ。暑さが厳しさを増し夏バテを起こしがちな季節とあって、疲労回復を全面に打ち出した新しい大豆ペプチド飲料や食品が店頭に並びそうだ。

月曜日はご用心
40、50代の脳卒中

●東京新聞7月3日(夕)付
 脳卒中が最も起きやすいのは月曜日で、特に働き盛りの40〜50代は日曜日より発症リスクが1.3〜1.5倍の跳ね上がる傾向にある…鳥取大医学部の倉鋪教授らが、鳥取県内で過去17年間に発作を起こした患者約1万2,000人を分析した調査で判明した。週明けに仕事に取り掛かるストレスや土日のレジャー疲れが影響している可能性があり、同教授は『脳卒中を発症しやすい40代になったら、日曜日は早く寝て、月曜日の仕事はゆっくり胎動を』と忠告している。

暑い夏にピッタリの食品
梅干しの秘密

●日本農業新聞7月7日付
 酸っぱい食品の代表格といえば『梅干し』だが、この梅干しには血液をサラサラにする効果や、殺菌、疲労回復の効果があり、暑い夏にはピッタリの食品といえる。ところで、梅干しは独特の酸っぱさがあるが、この正体は『クエン酸』。果実に多く含まれ、生の梅にも4〜5%のクエン酸が含まれているが、梅干しにするために塩漬けや日干しした際、糖分や水分が抜けて、クエン酸の酸味が凝縮される。そして、塩分で塩辛さも加わって、独特の酸っぱさになるというわけだ。

2004/07/2

3つの新顔に要注意
食中毒の心配な季節

●日経新聞6月15日(夕)付
 気温と湿度が高くなると細菌が繁殖しやすくなる。そこで注意したいのが『食中毒』だが、専門家によれば、今年は3つの『新顔』病原菌…@ノロウイルス、AE型肝炎ウイルス、Bリステリア菌…に注意する必要があるという。ノロウイルスはカキやホタテなどのニ枚貝を十分に過熱しないと感染、下痢や嘔吐、発熱など風邪に似た症状を引き起こす。E型肝炎ウイルスは、シカやイノシシといった野生動物の生肉から感染し、6〜8週間の潜伏期間を経て発熱や倦怠感などの症状が現われる。リステリア菌は肉や乳製品が感染源で、健康な成人では多くの場合、感染しても症状は出ないが、乳幼児や妊婦、高齢者は髄膜炎や敗血症など重症化しやすい危険な菌だ。それら病原菌による食中毒を防ぐには菌を『つけない』、『増やさない』、『殺す』ことが大切。特に、菌を殺すには“過熱”が最も有効。専門家も『味気ないかもしれないが、生食は避けるべき』としている。

キノコから“天然”ゴム!?
群馬大が開発

●日経産業新聞6月21日付
 新種の“天然ゴム”を群馬大の三友教授らが開発した。原料は何と“食用キノコ”。食用キノコの『チチタケ』にゴム原料の『ポリイソプレイン』が含有されることに注目、物質を抽出して放射線を1分程度当てたところ、弾力性など天然ゴムに似た性質を持つようになった。しかも、このチチタケ由来の天然ゴムは、ゴムノキ由来の天然ゴムには含まれる皮膚アレルギーを起こすタンパク質を含んでいないのが特徴。今後、コスト低減や量産技術の開発に取組み、10年後をメドに実用化を目指すという。

アルコールが最大の敵
慢性膵炎が増加

●東京新聞6月25日付
 膵臓病が増えている。胃や腸と異なって直接、食物が通らないため、少々傷付いても痛みなどの反応がなく、早期発見が難しいのだ。特に、膵臓の細胞が破壊されて炎症を繰り返す慢性膵炎が増加しているが、原因として最も多いのが『アルコール』。主な症状は腹痛で始まり、しばしば背中の痛みが伴うほか、進行すると消化不良による下痢や脂肪分の多いクリームのような便が出るようになる。症状に心当たりのある向きは専門医の診療を受けたい。

15人に1人がうつ病
無理はしすぎない

●日経産業新聞6月29日付
 厚生労働省の調査によると、成人の14〜15人に1人が生涯に1度はうつ病になるという。原因の多くは仕事のプレッシャーや対人関係など、過度のストレスによるもの。しかも、専門家は、同じ職場環境でも個人の性格によってストレス度合は違うと指摘。完璧主義者や責任感が強いタイプ、感情表現が苦手で物静かなタイプは、打ちこめる趣味を見つけるなど意識的な気分転換でのストレス軽減が必要としている。また、『無理しすぎず、“7割でいい”と割り切ることも大切』としている。

2004/06/21

畳のダニ、カビを撃退
予防方法と駆除方法

●毎日新聞6月11日付
入梅し、ダニやカビが発生しやすい季節になった。特にほこりは湿気がたまるとカビの原因になるので、日頃からまめに掃除するのが予防の第一歩である。また、畳と床下を乾燥させるには、ジュースの缶などをつっかえ棒代わりにして畳を持ち上げると良い。それでもカビが生えたら、酢をスプレーで吹きかけて30分から1時間置き、掃除機をかけるのだが、この作業でカビの胞子は取れても、その下の菌糸から再びカビが生えてくるため、2日置いてもう一度繰り返すと良い。また、ダニは夜行性で昼間は畳の下にもぐり込んでいるため、撃退するには夜8時か9時ごろまで照明をつけておき、30分ほど消灯してダニが動き出したところで点灯して掃除機をかけると効果的である。

簡単に服のシミを取る
クリーニングに出さずに済む?

●毎日新聞6月12日付
服に落ちにくい汚れがついたら、@台所用洗剤、Aオキシドール、B水道水をそれぞれ1:1:1の割合で混ぜたもの(以下、混合液)を作って、それを指先につけて汚れた部分をこする。次に、服の素材が麻、綿、ウール、化学繊維の場合はそのまま洗濯をすれば良いが、シルクのようなデリケートな素材は弱水流で洗う。また、ワイシャツの襟が黒ずんできたら歯ブラシに混合液をつけ、汚れのある部分を7、8回こすり、洗濯すれば汚れが落ちる。背広の襟や脇の汗ジミの場合は、50〜60度の湯につけて絞ったタオルで、べたべたにならない程度にポンポンと叩けば、汗の汚れがタオルに移る。

尿酸値と生活スタイル
運動を取り入れ食事を見直す

●日経新聞6月13日付
大食いや早飯、短時間での飲酒などで消化管や肝臓に負担をかけると血中の尿酸値が上がる。そうなると痛風を招くだけではなく、心臓病、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病を併発することもある。そこで@1日の摂取エネルギー量は『標準体重×35キロカロリー』、A飲酒を減らす、B毎日2リットルの水分を取る、C長時間出来る楽な運動を心掛ける、Dストレスはのんびりと発散する…などを守りたい。年齢を問わず尿酸値が『100ミリリットルあたり7ミリグラム』の数値を超えたら、生活スタイルを見直すことが大切だ。

様々な紫外線対策方法
メラニン色素の過剰分泌を防ぐ

●朝日新聞6月15日付
 日焼けする際に皮膚中で作り出されるメラニン色素は紫外線を吸収し、体へのダメージを防いでくれる。しかし、過剰に作られるとシミやシワの原因になり、ひどい場合は皮膚がんを引き起こすこともある。紫外線を防ぐ対策としては、帽子と日焼け止めが有効だ。地面がコンクリートの場所で、つばの長さが7センチ(標準)の帽子をかぶると、60%の紫外線を防げるという。また、赤や紺のTシャツなど濃い色の服を着れば紫外線の多くをカット出来るが、濡れると防御効果が小さくなることを覚えておきたい。

2004/6/7

革靴を水で洗う
サドルソープを使って

●東京新聞5月17日付
革靴は、内部にたまった汗やその塩分で劣化する。長持ちさせるために@靴の紐を外して、水性タイプのクリーナーを含ませた布切れで靴をふき、汚れやワックスを落とす、A水を含んだスポンジで革の色が変わるまで十分に濡らす、B『サドルソープ』と呼ばれる革専用のせっけんをスポンジにつけて泡立て、軽くこすって洗う、C洗い終えたら靴の表面に少し水分を残す感じで泡をふき取る、Dシワになっているところを少し引っ張り、シューキーパーか新聞紙を入れて形を整えてから陰干しにする、E乾いてから少量の乳化性のシュークリームをつけ、まんべんなくのばす…という手順で手入れする。

子供がパソコンを使うときは
正しい姿勢、適切な距離で

●朝日新聞5月25日付
子供たちが、高さを調整出来ない大人用の机や椅子を使ってパソコンに触れる際、注意するべき点を紹介する。まず、椅子の座面に電話帳などを重ね、その上に座布団を置き、座ったときに画面の上端が目より下にくるようにすれば、目の渇きを抑制できる。加えて目を守るために、顔と画面の間を理想としては70センチ、最短でも40センチは離すべきだ。足が床に届かない場合、太ももが圧迫されて血流が阻害されるので、足乗せ台を用意する。また、背もたれを使わずに姿勢が前かがみになると、猫背になるなど骨格の正常な発達を妨げることになるので、深く威張る感じで座るのが良い。

水中運動で筋力トレーニング
浮力を利用して関節をほぐす

● 朝日新聞6月1日付
プールに行く機会がある人には水中でのストレッチや筋力トレーニングがお勧めだ。水の中では体全体に浮力がかかり、関節にかかる負担が減るため、陸上に比べて関節の動く範囲が広がる。また、あらゆる方向から抵抗がかかるので、陸上では鍛えにくい筋肉のトレーニングが出来る。その方法は、2人1組になって、1人が仰向けの状態で水に浮き、@両腕を引っ張ってもらい肩の筋肉をほぐす、A片手を耳につくように伸ばし、その手を軸にして回転させてもらう…などだ。物足りないと感じる程度から始め、関節を曲げる場合は痛みを感じる直前で止めることがポイントである。

過活動膀胱(ぼうこう)とは
薬や訓練で症状改善を

● 日経新聞6月1日(夕)付
過活動膀胱(ぼうこう)の主な症状は、急に排尿をしたくなり、我慢出来ないと強く感じる『尿意切迫感』である。加齢で筋肉の動きを調節出来なくなるのが、その原因とされる。前立腺肥大などが発症の引き金になることがあり、脳こうそく、脳出血を過去に起こした人にも見られる。治療は、主に抗コリン薬という薬物を使う療法が中心だ。また、我慢出来るように訓練する方法もある。それは、『尿意を覚えても5〜10分我慢してみる』などだ。例えばテレビ鑑賞中にトイレに行きたくなったら、『次のCMに入ってから…』と考えるのも良いかもしれない。

2004/05/24
ゆっくり運動で筋力アップ
器具を使わず体重を利用

●朝日新聞5月4日付
 腰痛や足のしびれなどでお悩みの方には、基本的な体力をつけるための『ゆっくり運動』がお勧めだ。ポイントは器具を使わないこと、力まずに普通に息を続けることである。ゆっくり体を動かすと、大胸筋や腹直筋、大腿直筋などの大きな筋肉だけでなく、周辺の小さな筋肉も使うことになる。また、急激に曲げたり伸ばしたりしないので、関節を痛めることもまずない。例えば、スクワットの場合は5秒かけて膝を曲げ、曲げた状態で5秒間止まり、5秒かけて元に戻す。これを1回として、6〜10回続けるのが基本だ。かける時間やセット数は体力に応じて変えても良い。

ワイシャツのしわをのばす
労力を半減させる干し方

●読売新聞5月4日付
 ワイシャツにアイロンを掛ける際、出来るだけ簡単に、しかも、きれいに仕上げるコツを紹介する。それは、@洗濯した後、パンと音がするほど伸ばす(ボタンのある部分はしわになりやすいので念入りに)、A型崩れを防ぐためにハンガーに吊るし、一番上と上から3番目のボタンをかけて干す、B乾いたら、まず襟からアイロンをかけ、次に縫い目を合わせて両袖をぴったりと重ね、一度にかけてしまう、Cボタン部分は布地の裏からアイロンをかける…などだ。なお、アイロンをかける際は、後ろの部分に重心を置き、先端を少し浮かす感じで使うと服に熱が効率よく伝わる。

ふくらはぎは第二の心臓?
血行を良くするポンプの役割

●日経新聞5月9日付
 ふくらはぎは専門家の間で『第2の心臓』といわれている。というのは、ふくらはぎには足腰に滞りやすい血液をポンプのように心臓へ送り返す働きがあるからだ。心臓から出た血液は全身を巡り、静脈を通って戻ってくるが、足の静脈の血液を重力に逆らって心臓まで送るのは容易ではない。そこで、ふくらはぎや足の筋肉がポンプの役割を果たすのだ。しかし、ふくらはぎが硬かったり、筋肉が衰えたりしてその役割を果たさない場合、体調が悪化することもある。それを防ぐためにも、一日に30分〜1時間くらい歩く(着地はかかとから)、体重をかけてつま先で立ち続けるなどの方法で、ふくらはぎを鍛えてはどうだろうか。

顎関節症の症状、治療法
原因は生活習慣にある

●日経新聞5月11日(夕)付
 顎(がく)関節症には大きく分けて三種類の症状がある。具体的には、@口がほとんど開かなくなる、Aあごを動かすと痛む、B口を開けるときに『ポキ』『ジャリ』などの雑音が聞こえる…というものだ。これら三つの症状のうち二つが当てはまれば顎関節症の可能性が高い。発症の有無は日ごろの立ち方、歩き方など姿勢の良し悪し、ストレスなどと密接な関係がある。つまり第一の治療法は生活習慣を改善することだ。ほおづえを付かない、足を組むのをやめる、そしゃく回数を増やす、正しい姿勢を維持することなどが望ましい。

2004/05/03
足のつめのケアを大切に
正しく切って清潔にしておく

●東京新聞4月9日付
 足のつめの主なトラブルには、@変形や変色、A必要以上に厚くなる肥厚(ひこう)、B巻きづめ、C白癬(はくせん)と呼ばれるつめ水虫…などがある。このようなトラブルによって生じる痛みなどから立ったり歩いたりする機会が減れば、筋肉の衰えにもつながる。心当たりの症状がある向きは、まず皮膚科で診察を受けてみることをお勧めしたい。また、足のトラブルを予防するためには靴選びも大切だが、まずは足を清潔にすることだ。つめの周囲や皮の厚い部分は歯ブラシなどで軽くこすれば良い。さらに、つめは丸く切らずに、足の指の形通りにまっすぐに切るのが正しい方法である。

緑茶で眠気を覚ます
中枢神経を刺激するカフェイン

●日本農業新聞4月14日付
 眠気を吹き飛ばして勉強や仕事に集中したいときは、緑茶を飲むと良い。これは、緑茶に含まれる『カフェイン』が人の中枢神経を刺激して、脳の働きを活性化するからである。茶葉に含まれるカフェインは新芽に多く、生育が進むに従って減る傾向にある。例えば、玉露や抹茶は茶葉重量の4%近いカフェインを含むが、生育が進んだ葉を主な原料とする番茶やほうじ茶は1.5〜1.7%と少ない。また、同じ茶を入れる場合でも、湯の温度が高いほどカフェイン抽出量は多くなる。とはいっても、水出し茶でも冷蔵庫内に2時間も置けば、カフェインの20〜50%が溶け出すことが分かっている。

カメラ付き携帯電話で楽しむ
通話だけではもったいない

● 日本経済新聞4月18日付
 カメラ付き携帯電話の豊富な機能を使いこなせていない人は多い。『上手く撮れないから』という人に、カメラ付き携帯電話ならではの撮影テクニックを紹介する。例えば、折りたためる機種の場合、三脚と同じ効果を簡単に得られる。まず机の上や地面に携帯を置きいてカメラ部分を立て、たたむ角度を調整すれば、手ぶれなしのクリアな写真が撮れる。また、レンズにわざと汚れを付ければフィルターを使ったような撮影方法も可能だ。これらの方法で楽しい画像が撮れるようになったら、メールに添付して送ってみてはどうだろうか。自分のパソコンに一日一枚送れば、日記代わりになる。

半身浴でリフレッシュ
ぬるめのお湯にゆっくりつかる

●朝日新聞4月27日付
 お風呂には、乱れた自律神経をリセットして体調を整える効果がある。お勧めは湯につかる部分をみぞおちまでにとどめる『半身浴』だ。その理由は、42度の湯に肩まで5分つかるよりも、40度の湯で20分の半身浴をする方が約3倍も血の巡りが良くなるからである。しかも、高温での全身浴に比べると心臓や血管への負担が緩やかで、血栓の予防にも良い。ちなみに入浴時間の目安は、額にじわっと汗が出るまでだ。この状態になったら浴槽から出て、体を洗うなどして休憩を入れる。これを2、3回繰り返し、疲れすぎないうちに入浴を終えるのがポイントだ。

2004/04/12
ビールをおいしく飲む注ぎ方
香りとうまみを閉じ込める泡

●日本農業新聞3月24日付
ビールは、泡が出過ぎるとグラスからあふれてしまうし、逆に泡が出ないと間の抜けた味になってしまう。おいしく飲むために『3度注ぎ』という方法があるが、これは@最初だけゆっくり、途中から勢い良くグラスの縁まで注ぎ、泡が収まるまで待つ、Aグラスの上まで泡が盛り上がるまでゆっくり注ぎ足し、泡が収まるまで待つ、B泡をグラスの上1.5センチまで押し上げるつもりでさらに注ぎ足す…という方法だ。その際、泡とビールの比率を3対7にするように注ぐのがポイントである。

牛肉で疲労回復を
脂肪酸を効率的に燃焼

●日本農業新聞3月31日付
カルニチンとはアミノ酸の一種で、体脂肪を減らし、疲労回復やダイエット効果が期待出来る機能性成分だ。牛や羊などの肉に多く含まれ、豚肉や野菜、穀物には殆ど含まれていない。体内に摂取された脂肪は、細胞内のミトコンドリアという器官が『燃焼室』となり、そこで燃焼される。ところが、体脂肪が分解してできる長鎖脂肪酸は、カルニチンと結び付かないと燃焼室の中に入ることが出来ない。つまり、体内のカルニチンが多ければ、脂肪酸が燃焼室に入る機会が多くなり、エネルギーを多く得ることが出来れば疲労回復にもつながるのだ。1日に必要なカルニチン摂取量は100ミリグラム程度で、適度な運動と組み合わせれば、効率的に脂肪を燃焼でき、ダイエット効果が期待出来る。

春野菜でガンを予防する
ビタミン、フェノール類を摂取

●読売新聞3月31日付
キャベツ、タマネギなど、もともと春が旬の野菜は多い。春野菜に多く含まれているビタミンCやE、ポリフェノールなどの抗酸化物質は、ガンや脳卒中の引き金になるとされる活性酸素を取り除いてくれる。特にキャベツなどのアブラナ科野菜には、抗酸化作用に加え、特有の辛み成分に発ガン物質の働きを抑える効果があり、大腸ガンや食道ガンなどの予防効果が高い。とはいうものの、特定の野菜だけではなく、多くの種類の野菜をバランスよく取ることも、ガンを予防する1つの手である。

骨粗鬆症の新しい治療法
進化した骨吸収抑制剤

●東京新聞4月2日
 骨粗鬆症の代表的な症状の1つである脊椎椎体圧迫骨折は、かつて治らないとされてきたが、近年は新しい治療法も登場している。例えば、骨吸収抑制剤のビスホスネート製剤は、服用から3ヵ月以内は効果が表れず、軽い骨粗鬆症では効き目が少ないとされるものの、骨折の続発を抑える。90年代後半には、米国で『経皮椎体形成術』が普及した。これは、つぶれた椎体に『骨セメント』と呼ばれるアクリル系の樹脂を注入する新手の治療法である。もちろん、こうした治療を受けないよう、運動と、カルシウムを多く含む食事をこころがけるなど、日常的な予防策から始めることが大切なのは言うまでもない。

                        

2004/04/5
生ジュースで野菜、果物を
栄養バランスをとるために

●読売新聞3月13日付
 季節の野菜、果物をふんだんに使った生ジューススタンドが人気である。家庭用ジューサーミキサーの売れ行きもいい。従来のジューススタンドでは、メロンやイチゴなどの冷凍果物を使ったジュースが多かったが、最近は旬を重視し、季節によって果物を変える店舗が増えている。厚生労働省によると、生活習慣病を予防し、健康的な生活を送るために1日350gの野菜をバランスよく摂取する必要があるという。多忙で日々の食事に気が回らず、野菜や果物が不足しがちな現代人の食生活が人気につながっていると思われる。

新しい動脈硬化検査方法
血管年齢を測定

●読売新聞3月16日(夕)付
 心筋梗塞、脳梗塞を引きおこす動脈硬化になりやすいかどうかを予測するには、コレステロール、血圧、血糖値などを検査する方法がある。しかし、これらの方法ではいずれも血管の状態を直接調べることは出来ない。ところが、血管機能検査では、脈が血管の壁を伝わる速度や血圧を基に、血管の老化度を直接調べることが出来る。血管の硬さを調べる従来の脈波速度検査を改良したもので、生活習慣病の予測、予防が期待出来るこの検査は、数分間で終わり、しかも保険がきくので、食事、運動などの生活習慣を見直すきっかけの一つになりそうである。

背広の手入れの仕方
長期間持たせるには

●毎日新聞3月16日付
 服の見栄え・着心地・耐久性を大きく左右するのは、日々の手入れの仕方である。どんなに良い素材・仕立ての服でも、適切な手入れを怠れば短期間で劣化してしまう。ポイントはブラッシングとプレスである。服を長期間、新品同様で着用していくコツを紹介する。@服のほこりは、帰宅後すぐ(湿った汚れは完全に乾いてから)取り去る。Aハンガーにきちんと掛け、湿気の少ないところで保管し、着用した日の翌日は必ず休ませる。Bしわ、丸みが気になったら蒸気が完全に乾くまでアイロンがけをし、3〜4時間以上放置して完全に冷ます。

ペットとの適度な距離
衛生管理するのがポイント

● 毎日新聞3月17日付
 ペットブームを背景にして、動物から人間にうつる『動物由来感染症』が徐々に広がっている。犬の口中にいるパスツレラ菌は、犬の健康には影響がないが、人に感染すると傷口の化膿、発熱などの症状が伴い、骨髄炎、敗血症に至ることもある。猫のつめ、猫ノミから感染する猫ひっかき病は、傷口の腫れ、潰瘍、発熱、リンパ節の腫れなどを伴う。他にインコ、オウム、ネズミ、キツネからうつり、深刻な症状を引きおこす感染症もある。過度の接触を避け、接触後は手を洗い、ペットを清潔にしておくのが感染症を防ぐコツである。かかりつけの医師にペットを飼っていることを伝えておき、ペットが不審死したら獣医に届け出るのも予防方法の1つだ。

2004/03/15

自然の食品は大切
野菜・果物で大腸ガン予防

●日本農業新聞2月23日付
 野菜や果物を多く食べる人は、大腸ガンの発生率が低いことが文部科学省の研究班によって報告された。約4万人の男女を10年間にわたって調査したところ、大腸ガンになった人はカロチン濃度が低く、健康な人はカロチン濃度が高いことが判ったそうで、肺ガンもカロチン濃度が低いと発生率が高かったとのこと。また、栄養補助食品(サプリメント)でカロチンを摂取した場合、体内の酸化物質(細胞や遺伝子を傷つけてガンを誘発する物質)が増えることも判明。栄養補助食品に頼らず、野菜や果物など自然の食品から栄養を摂取することが大切だと研究班はしている。

スギ花粉症に効果
加工トマトの果皮に

●日本農業新聞2月27日付
 キッコーマンが加工用トマトの果皮抽出物に含まれる色素成分ポリフェノールの一種に、スギ花粉症を和らげる新しい効果を確認した。このポリフェノールは『ナリンゲニンカルコン』という物質。1月初めから2ヵ月間にわたり33人にこの物質を含む抽出物を毎日摂取してもらう臨床試験を実施したところ、花粉が本格的に飛散する前から摂取していると効果が早く得られることが判った。また、花粉症の症状が軽いほど効果が高いことも確認したという。

『振り子体操』が基本
五十肩

●朝日新聞3月8日付
 急に肩が痛くなる『五十肩』。@骨折など特別な原因がない、A50代の人に起きやすい、B肩から腕にかけて痛む、C腕が上がらないなど腕の動きに制限がある、D自然に治る…のが特徴だ。原因は、肩の関節を取り囲む筋肉を上腕部につないでいる腱の先端部『腱板』の老化。五十肩になった場合は、薬で痛みなどを抑える治療から入り、肩関節を動かす運動を続けるのが基本だが、発症した際に勧めるのが『振り子体操』。立った状態で痛くない方のひじを机について前かがみになり、痛い方の手で1〜2kgの重りを持って腕全体をゆっくりと前後に10往復、左右に10往復振るといい。

ミスターも襲われた!
脳梗塞の前触れ6つ

●日刊ゲンダイ3月9日付
 ミスターこと長嶋茂雄氏の脳梗塞入院には驚いた人も多いはず。タバコは吸わない、5時起床・10時就寝、酒もまず飲まない…絵に描いた健康生活を続けてきた同氏をも襲う脳梗塞…本格的な脳梗塞を防ぐには『前触れ』を確実にチェックして手を打つのが一番だ。そこで、脳梗塞の前触れ6つを紹介する。@左右どちらか、あるいは両側の手足が急に動かなくなったりしびれたりする。手に持った茶碗や箸を落とすことも、A言葉を出そうとしても出てこない。呂律が回らない、B片方の目が見えなくなる(一過性黒内障)、Cどちらの目で見ても視野の半分が欠けて見える、D物が二重に見える(複視)、E食べたものが飲み込みにくくなる…。

2004/03/1

中高年の挑戦増える
スノーボードの怪我に注意

●日経新聞2月10日(夕)付
 冬のスポーツとして定着した『スノーボード』。最近では40歳代以上の中高年層で挑戦する人も増えてきているが、人気の陰で怪我が増えているのも事実だ。スノーボードでは転んだ際に腕を骨折したり、肩を脱臼したりする怪我が最も多い。スキーには見られない『逆エッジ転倒』で、頭や脊髄を損傷するような大怪我につながる例もある。また、転倒して頭を打ち、健忘症が起こることも。初心者、特に中高年者は、スクールなどで指導を受けて基礎を身につけることを勧めたい。

年間46億本、納税額354億円
未成年者の喫煙

●朝日新聞2月14日付
 厚生労働省の研究班が12〜19歳の未成年者が少なくとも年間46億2,200万本のタバコを吸っており、その消費額は578億円、タバコ税額は354億円に上るとの推計をまとめた。2000年度に旧厚労省が調査した喫煙率を統計学的に処理して算出したものだが、多めの推計では消費量56億5,600万本、消費額707億円、タバコ税額は433億円にも及んだ。ちなみに2000年度のタバコ販売総量は3,245億本、税収は2兆3,000億円。研究班では『本来であればゼロであるべき数字。全体からすれば小さいようにみえても100億円単位は大きい』としている。

肌や歯茎に悪影響
タバコの害

●朝日新聞2月16日付
 タバコが美容にも悪いことをご存知だろうか。タバコに含まれるニコチンは毛細血管を収縮させ、燃える時に出来る一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結びつき酸素を運ぶのを妨げる。つまり、血流が悪化して新陳代謝も悪くなるのだ。また、タバコの煙は女性ホルモンの分泌を抑え、細胞を傷つけて老化を引き起こす活性酸素を発生させ、結果、活性酸素を抑制するために多量のビタミンCを消費してしまう。つまり、女性ホルモンやビタミンCが不足して、やはり新陳代謝が悪化、肌に弾力を与えている『コラーゲン』も生成されなくなるのだ。しかも、肌だけではない。歯がタールの付着で黄色っぽくなり、歯茎はメラニン色素の沈着で黒ずむうえ、血流の悪化から歯周病の危険性も高まる。

カルシウムの吸収を促進
健康果物『レモン』

●朝日新聞2月16日付
 レモンにカルシウムの吸収を促して骨粗鬆症を防ぐ効果があることが明らかとなった。レモンを一日1個分食事にかけて食べた人とかけずに食べた人の骨密度を調査したところ、かけた人の骨密度が増えたのだ。これはカルシウムとレモンのクエン酸が結合して腸で吸収されやすくなったと推測される。また、レモンは血液をサラサラにする抗酸化作用が強力で、動脈硬化の原因になる悪玉コレステロールの酸化を遅らせる効果のあるポリフェノールを果皮に多く含有し、独特の酸味は塩分の少ない食事を作るのにも有効で、レモンは健康に良い果物といえる。

2004/02/16
長寿の理由は『魚』!?
死亡リスクが減少

●朝日新聞1月19日付
 滋賀医大などの19年間に及ぶ長期調査で、2日に1回以上魚を食べる男性が、食べる回数が週1回未満の人に比べて死亡の危険度が3割前後減っていることが明らかとなった。対象者9,252人(調査開始時年齢30〜64歳)を1980〜1999年まで調査した結果だ。魚は、動脈硬化を防ぐとされるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)といった不飽和脂肪酸をはじめ、健康に良い働きを有する成分を含有するとされるが、この調査で魚と長寿の関係解明が一歩前進した。

専門医の助言必要
花粉症の薬

●日経新聞1月20日(夕)付
 花粉症の人にとって憂鬱な季節が近づいてきた。花粉症の原因としては、遺伝的要因、生活習慣の変化、大気汚染、花粉の飛散量増加などが指摘されている。また、化学調味料を使った加工食品や乳幼児期に人工栄養を摂取することもアレルギー反応を起こしやすいとされる。治療で最も一般的に使用されるのが抗ヒスタミン剤やステロイド。ただし、抗ヒスタミン剤は人によって強い眠気を催すことから、最近ではロイコトルエン拮抗剤(きっこうざい)という眠気を催さない薬も登場している。市販の薬を使用する人が多いが、副作用が現れるケースも少なくないので、一度専門医の診察を。

『キレる』ネズミが誕生
脳内分泌を調整

●朝日新聞1月23日付
 独協医大の教授らがキレやすいネズミを人工的に作り出すことに成功した。研究では、脳内にある3つの伝達物質(興奮や緊張に関係されるとされる『ドーパミン』、『ノルアドレナリン』、行動抑制に働くとされる『セロトニン』)の脳内分泌を薬で調節し、ネズミの攻撃性が増すかどうかを観察、ドーパミンの分泌が増し、他の分泌を抑制した場合に攻撃性が顕著に高まったという。研究班は『キレやすい人間の脳の中でも似たようなことが起こっているのではないか』としている。

歯に水が染みる『知覚過敏』
歯磨きの仕方に注意

●日経新聞2月3日(夕)付
 冷たい水を口に入れただけで歯が瞬間的に痛む『知覚過敏』。冷気が歯に当たるだけで痛むなど、冬は特に症状を訴える人が多い。歯の表面は硬いエナメル質に覆われているが、歯茎のある部分にはエナメル質がなく、歯茎が後退するとその象牙質が表面に出る。象牙質には液体の詰まった無数の微細な穴があいていて神経につながっているが、乾燥や温度変化、歯磨きなどで穴の中の液体が動くと神経が刺激され、瞬間的に激痛が走る…これが『知覚過敏』だ。つまり、歯茎が後退して象牙質が露出すると知覚過敏の症状が出やすいことになる。歯茎が後退するのは、歯周病や間違った歯磨き方法が主な原因。歯磨きは、力任せに磨くのではなく、磨く歯1本ずつに軽くブラシを当てて5ミリ程度動かす磨き方が良い。

2004/02/2
低カロリーで機能性も
日本酒超す焼酎の消費

●日本農業新聞1月10日付
 焼酎の消費が増えている。2002年度の出荷量は5年前の約2割増で、03年度は日本酒の出荷量を上回るのは確実だという。消費を伸ばしているのは、健康志向で幅広く老若男女に飲まれているため。低カロリーなうえに、『本格焼酎には、血栓を溶かして血液の循環を良くするウロキナーゼが含まれており、機能性も好評の要因』(日本酒造組合中央会)だ。また、『本格焼酎』とされる乙類はにおいがきつく、九州の飲み物との見方がこれまで強かったが、最近はにおいを抑えたものや口当たりの良いものが出回り、人気だという。

低温やけどは軽視禁物
傷深く治りにくいことも

●日経新聞1月13日(夕)付
 寒さが一段と厳しくなり、コタツや電気カーペットなどの暖房用具が欠かせない季節…しかし、暖房器具は『低温やけど』の原因にもなるので使い方には注意が必要だ。低温やけどは、たいていは皮膚が赤くなる程度で痛みも少なく、水ぶくれも出来にくく、傷も小さい。しかし、やけどが皮膚の奥深くにまで達していることが多く、侮れない。専門家によれば、セ氏44度と暖かい程度の熱でも6時間触れているとやけどするという。暖房器具を使ったあとに皮膚が赤くなっていたら、低温やけどを疑う必要がある。患部を20〜30分冷やして皮膚科や形成外科の診察を受けるのが望ましい。

高血圧を改善
『酢』を上手に使う

●朝日新聞1月19日付
 『酢』には様々な健康効果が確認されている。有名なのは、総コレステロールや中性脂肪の抑制、血糖値低下の効果。また、動物実験ではガンや肝障害を抑える作用も確認されている。ところで、酢には様々な種類や製法があるが、その違いで健康効果に差はあるのか。これについては、『有効な成分は酢酸以外の固形成分、主にアミノ酸の結合物で、つぼの中で長期間、発酵して増えたものにある』とした説もあるが、『酢の主成分である酢酸でも健康効果が確認されており、酢であれば種類に関係なく期待される効果は同じ』との説もあり、今後の解明が待たれる。とはいえ、酢の健康効果自体は確か。上手に酢を使いたい。

吸って頭がスッキリ
疲れを癒す『酸素』

●朝日新聞1月26日付
 お店で酸素を吸う『酸素バー』が人気だったり、家庭で楽しめる携帯型酸素吸入器がヒット商品になるなど、『酸素』に注目が集まっている。酸素は肺で血液中のヘモグロビンと結びついて全身の細胞に運ばれ、脂肪や糖を燃焼する、つまり、エネルギーを作るのに欠かせないものだ。そして、体内で最も酸素の影響を受けやすいのは『脳』。脳内の酸素が不足すると、エネルギーを作る機能が衰えてしまう。酸素を吸うと頭がスッキリするのは、そういった脳の働きが回復するためで、深呼吸やあくびをすると頭がスッキリするのも脳に酸素が供給された結果だ。

2004/01/19
早めの予防接種を
解熱剤の使用は慎重に

●日経新聞12月16日(夕)付
 インフルエンザの本格的な流行シーズンが到来した。昨シーズンの日本では推定1,500万人が感染し、142万人が入院、死亡者数は1万1,000人に達したとされる。特に注意が必要なのは65歳以上の高齢者で、死亡者の大半を占めている。インフルエンザの予防は、室内で加湿器を利用して室内の乾燥を防ぐ、うがいや手洗いを励行するといった衛生対策ももちろんだが、やはりワクチンの接種が一番有効。まだ予防接種を受けていない人は早めの接種を勧める。また、インフルエンザと思われる症状が出たらすぐに医者の診察を。アスピリンなどの解熱剤は、インフルエンザに伴う脳症を悪化する恐れが指摘されており、個人で安易に使うのは避けるべきだ。

長期間続く場合は要注意
しゃっくりを止める

●朝日新聞12月16日付
 横隔膜が何らかの原因で痙攣して予期しない急激な呼吸が起きるのが『しゃっくり』だ。止め方には、『紙袋の中に息をはく』、『上唇に塗ったピーナッツバターを少しずつなめる』といった突飛な方法もあるようだが、世界的には『水を飲む』、『驚かせる』、『息を止める』がほぼ共通の止め方のようだ。ところで、しゃっくりは長くても数時間で止まるので、ほとんどの人は気に留めないが、なかには3日は止まらないという人もいる。48時間以上連続して出るしゃっくりは『難治性吃逆(きつぎゃく)』と呼ばれ治療の対象になるので、該当する人は医者の診断を受けたい。

1円が500円!?
製造数がわずか

●東京新聞1月10日(夕)付
 平成12年以降に発行された1円硬貨などが、コインショップで高値で売られている。たとえば、未使用の平成12、13、14年の1円硬貨が額面の500倍となる500円で販売されているのだ。これは、独立行政法人造幣局が発行する硬貨の枚数がここ数年減少し、希少価値がついているため。発行数が減少した理由について造幣局は『新500円硬貨を早く市場に流通させるために集中的に製造した結果、他硬貨の発行枚数が減った』としている。

運動不足の解消に…
自転車に乗る

●朝日新聞1月12日付
 日頃の運動不足を解消するのにお勧めなのが『自転車』だ。サドルで体重を支えるので体重が重い人でもひざや足首に負担がかからないし、風を切って走る爽快感もあって長時間続けられるので脂肪の燃焼にも有利だ。サドルの位置は、真下の位置にしたペダルにかかとを乗せてひざが完全に伸び切った時の高さが最も運動効率の良い高さ。また、1分間に回転数60回前後を保つと楽に長く乗れる。冬場、長く乗る際には、かいた汗を冷やさないように、化繊の下着を付け、ウィンドブレーカーの着用を。手袋は風の侵入を抑える構造で薄手のものが良い。


2003/12/1
脂質の代謝を促進
ゴマの成分で

●日経産業新聞11月17日付
 サントリーが、ゴマの抗酸化成分である『セサミン』の持つ脂質とアルコールが代謝促進作用を有することを遺伝子レベルで確認した。東大大学院との共同研究で、オリーブ油に溶かしたセサミンを投与したラットと、オリーブ油のみを与えたラットの肝臓中のRNA(リボ核酸)の量を比較測定した。この結果、セサミンを与えたラットはオリーブ油のみのラットに比べて脂肪酸を分解する酸化酵素の遺伝子発現が2倍以上高かった。脂肪酸の燃焼が不十分な場合などに肝臓に脂肪がたまると考えられていることから、セサミンには体に脂肪をためない作用が期待出来るという。

正しい発生でストレス解消
声の話

●朝日新聞11月17日付
 声は、『肺に吸い込んだ空気が気管から出る時に、のどにある声帯の粘膜が震えて音が鳴ったもの』。声の異常で癌や心臓病が見つかる場合もあるほど、声は心身の状態を表す。例えば、胸の呼吸筋が疲れたり、姿勢が悪かったりすると、空気を吸い込む力が弱まり声に張りがなくなるし、声帯と脳をつなぐ神経の一つが左胸の心臓付近にまで伸びており、肺や食道、心臓などに腫瘍が出来ると、この神経が麻痺して声帯が動かなくなることがあるのだ。声を出すことは、呼吸量を増やして体を活性化したり、リラックスすることで免疫機能を活性化する効果が期待出来る。リラックスして背筋を伸ばして体の重心を下半身に置き、腹式呼吸で鼻から少し息を抜く感じで声を出すのが理想的な発声法。のどの乾燥や酷使に注意して正しく発声を。

日本茶、野菜、果物…
資格取得がブームに

●毎日新聞11月17日(夕)付
 即仕事に結びつく、趣味を深める、生活を豊かにする…様々な理由から資格試験が人気だ。ここ数年、民間団体等が認定する民間資格の数、特に、飲食関係や“癒し”をテーマにした資格(『日本茶インストラクター』、『ベジタブル&フルーツマイスター』…など)が飛躍的に増加している。資格試験を行なう側にとっては受講料や受験料収入が見込める“美味しい”商売だが、一方で、資格乱立によるレベル低下を懸念する声もある。受験生が集まらずに資格制度が2、3回で廃止される場合も…。資格選択には見極めが必要だ。

バイオメトリクス
顔・虹彩・静脈で認証

●朝日新聞11月17日(夕)付
 偽造されにくく、犯罪防止に役立つということで、体一つで『自分』が証明できるバイオメトリクス(生体認証)が評判だ。目、鼻、口など顔を特徴付ける約50点をデジタル解析するものや(整形、体重の激変、一卵性双生児の見極めが苦手)、虹彩識別(照合に若干時間がかかる)、指の静脈認証(加齢や病気による変化が未知数)などで、不安材料、課題はまだ残るものの、2010年には認証装置の国内市場が5倍強の約400億円に達するとの予想も出ている。

2003/11/17
ドライアイ対策を
コンタクトの人要注意

●日経新聞10月28日(夕)付
 目が乾きやすく、違和感を覚える『ドライアイ』…日本眼科医会の調査で、パソコンなどIT機器を扱う作業者の3人に1人がこの症状に悩んでいるとの結果がまとまった。また、男性よりも女性、そしてコンタクトレンズを使用する人にドライアイが多いことも判った。ドライアイの原因は、画面を長時間見ているため、瞬きが減り、涙が蒸発しやすくなること。症状に心当たりのある人は、薬局でも販売されている防腐剤の入っていない人口涙液を使って涙を補い違和感を解消するといい。また、職場では空調を調節して風が直接顔に当たらないようにしたり、部屋が乾燥しないようにしたりすることが大切だ。

人気の“アミノ酸”
その様々な働き

●朝日新聞11月3日付
 アミノ酸入りの飲料やサプリメント(健康補助食品)が大人気だが、アミノ酸の働きを知らない人は意外と多い。人間は、食品中のたんぱく質を体内で消化してアミノ酸に分解したり、食品からアミノ酸を直接摂取して、エネルギー源や筋肉など体を作る材料にしている。体内で合成出来ない、食品から摂取する必要のある『必須アミノ酸』9種類、体内で合成される『非必須アミノ酸』11種の計20種が10万種類のたんぱく質を作っているのだ。また、アミノ酸の人気に火をつけた『減量効果』に関しては、専門家は、『アミノ酸は脂肪の燃焼を助けるが、運動することが前提で作用は間接的』としている。

美味しい霜降り和牛肉
カギは“5種類の化合物”

●日本農業新聞11月8日付
 霜降り和牛肉を煮ると、赤身の多い輸入牛肉にはない独特の甘い香りがする。この香りのカギを、5種類の化合物が握っていることを明治大と日本獣医畜産大の共同研究グループが解明した。この香気化合物は『ガンマ・ノナラクトン』など桃やココナツのようなにおいのするラクトン類5種。脂肪と赤身の調和で生まれ、空気中の酸素に触れると形成が進む。和牛肉をしゃぶしゃぶにする際には肉を薄くスライスするとより美味しく食べられるという。

電波の空きを確保する
地上波デジタル放送

●日経新聞11月9日付
 テレビ放送には電波の送り方によって、地上波、衛星、CATV(ケーブルテレビ)などがあるが、12月1日からは地上波にデジタル放送が加わる。従来の地上波は電気的な連続信号で情報を送るアナログ方式だが、新方式は“ゼロ”と“1”の2つの信号の組み合わせで情報を伝えるデジタル方式。電波の空き領域を確保して、その確保した電波領域を別の目的に使うことが第一の目的とされる。CD並みの高音質、ハイビジョン放送並みの高画質を楽しめ、データ放送が使える点も特徴。例えば天気予報やニュース、災害情報がいつでも見られ、スポーツ観戦中に選手のデータ確認も出来る。

2003/10/20
筋肉痛を軽くする
アミノ酸の摂取で

●日経新聞9月21日付
 久しぶりに運動をして後々筋肉痛に悩まされる人は少なくない。しかし、運動前後にアミノ酸を摂取すると筋肉痛を軽減出来るということが、横浜市立大学などの研究で明らかとなった。普段から運動をマメにしたり、トレーニングを積んでいる人は筋肉が鍛えられているので、運動後の筋肉痛は少ないが、そうでない人には朗報だ。ちなみに、劇的な効果があるというわけではないが、アミノ酸を摂取することで痛みの原因とされる筋肉の損傷や炎症が軽くすみ、回復も早いという。

成長に伴い崩れる味覚
食への関心が薄れる

●毎日新聞10月1日(夕)付
 小学生の頃は保たれている味覚が、成長するにしたがってくずれていく…このような傾向を示す東京ガス都市生活研究所の調査がまとまった。調査は同研究所が2002年夏から秋にかけて首都圏の小学生、高校生、短大生計129人を対象に実施、5分加熱した硬めのニンジンと15分加熱したレトルト食品の硬さに相当する軟らかめのニンジンを食べてもらい、どちらが美味しいと感じるかを調査した。ニンジンの糖度は硬めの方が高いのだが、小学生の6割が硬めのニンジンを美味しいとした一方で、短大生の7割は糖度の低い軟らかめのニンジンを美味しいとした。同研究所では『小さい子供は食への関心が強く、家庭でも料理を手作りすることが多いので味覚はきちんと保たれている。しかし、成長するにつれ食への関心が薄れ、インスタント食品などに馴染み味覚が崩れるのではないか』と分析している。

“ぐっすり”で“しっとり”
睡眠に勝る美容法なし!?

●産経新聞10月2日付
 『睡眠は肌にいい』…経験として知っている人は多いだろうが、何故いいのかはあまり知られていない。資生堂皮膚科学研究所の調査によると、睡眠を十分とることで、吸水能力や保水能力が高まるという。調査では、ゴールデンウィーク1日目と8日目の皮膚の違いを女性8人(20〜33歳)を対象に測定したが、保水能力、キメの深さなどいずれも8日目の方が健康な肌といえる数値を示したという。『睡眠に勝る美容法なし』、夜遊びや夜更かしはほどほどに…。

犬猫の皮下に身元チップ
迷子探しにも威力

●毎日新聞10月2日付
 迷い犬や猫が処分されたり、心ない飼い主が犬や猫を捨てるのを防ごうと、動物愛護団体と日本中医師会が協力し、犬や猫の体に身元を確認するID番号を記録したマイクロチップを注入して飼い主を特定するシステムを始めた。このチップは動物病院で注入し、データ登録は飼い主が行う。チップは生後2週間から注入でき、耐用年数は30年、一度注入すれば大抵一生もつ。体内に注入することに抵抗のある飼い主もいるだろうが、安全性は確認されており、シンガポールなど注入を義務付けている国もある。


2003/10/6
糖尿病予備軍が急増
食後の血糖値が異常に高い


●日経新聞9月9日(夕)付
 糖尿病の可能性を否定出来ない『予備軍』と呼ばれる人々が急増している。糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが不足したり働きが悪くなり血糖値が調節出来なくなることで、網膜症や腎臓障害、神経障害などの合併症を引き起こす病気だ。糖尿病予備軍は、血糖値が空腹時は正常だが、食後に異常に高くなるタイプで、インスリンの量が過剰だが、効きの悪い空回りの状態が続く。近年の研究で予備軍も心筋梗塞などの合併症の危険性が高まることが明らかになっており、予備軍といえども油断は出来ない。食物繊維を増やし脂肪を減らした食事を心掛けたり、有酸素運動を行うことで発症を予防したい。

犬に地震の予感!?
滋賀県が全体調査

●東京新聞9月24日(夕)付
 1995年1月に起きた阪神大震災の発生前2ヵ月半の間に、野良犬の徘徊やかみつきなどの苦情が前年同期より約3割多くあったことが、滋賀県今津保健所の嶋村医師らの調査で判った。地震発生前の犬の“異常行動”は同震災も含めて以前から個々には指摘されていたが、県全体の規模で集計・比較した調査は初めてのことだ。滋賀県では震災前後、嶋村医師らが犬の苦情処理に忙殺されたり、犬の異常行動の報告を相次いで受けていたことから、苦情増加が震災特有の現象か調査していた。この調査結果は10月6日から開かれる日本地震学会で発表される。

運動音痴でもマラソン完走
月120kmの走り込みで

●日経新聞9月24日(夕)付
 涼しくなった秋にジョギングをはじめる人は多いが、走り始めるとフルマラソンに挑戦したくなる向きも出てこよう。ではどのようなトレーニングが必要なのか。専門家によれば、月間120kmの走り込みを3ヵ月続けられれば、体が走る事に順応して、自分に合った速さで完走出来るレベルには到達するという。この120kmだが、平日に5kmを2日間、土日にそれぞれ10km走るのが1週間の目安。ただし、無理はせずに、徐々に距離を伸ばしていくことが大切だ。また、アキレス腱や太腿のストレッチなど最低限の知識も蓄えておきたい。

コーヒーに胆石予防効果
特に男性に顕著

●朝日新聞9月25日付
 コーヒーを飲むと胆石症になりにくく、特に男性でこの傾向が顕著だという疫学調査の結果を産業医科大の研究グループが発表した。調査では、コーヒー摂取量と胆石発症率との関係を、福岡県内男女約7,600人(30〜79歳)を対象に87〜93年の間、追跡調査した。その結果、男性ではコーヒーを全く飲まない人の発症率に比べ、コーヒーを時々飲む人はその5割、1日に1杯以上飲む人は4割だった。ちなみに女性でははっきりとした差は見られなかった。研究グループでは『カフェインや繊維などが作用している可能性がある』としている。

2003/9/22
夏風邪と勘違い
秋の花粉症

●日経新聞9月2日(夕)付
 春先のスギ花粉症は有名だが、実は、夏から秋にかけても花粉症は発症する。例えば、キク科のブタクサは1961年に初めて花粉症の原因植物として報告され、70年頃までは花粉症の代名詞だった植物なのだが、8〜10月に花粉を飛ばすのだ。ちなみに、そのブタクサの花粉の直径はスギ花粉の半分程度で、吸い込むと鼻にたくさん付着しやすいので、アレルギー疾患を引き起こしやすい。秋花粉症は、夏風邪と勘違いして適切な治療を受けない人が多い。しかし、問診や症状、鼻の中の診察で簡単に診断出来るので、心当たりのある人は早めに受診し、適切な治療を受けたい。

足、爪、頭部にも感染
白癬菌による皮膚病

●日経新聞9月2日(夕)付
 水虫をはじめ“真菌=カビ”による皮膚病は多いが、なかでも白癬菌(はくせんきん)による皮膚病は根治が難しい。専門家によれば、白癬菌は、足や爪など体の様々な部分で繁殖を起こすが、最近では頭部に感染する新しい菌も海外から上陸したという。治療のポイントは、顕微鏡検査で菌を特定し、真菌ならばそれにあった治療をする。その際、真菌は免疫機能が低下すると増殖するので、免疫機能を低下させるステロイド剤をいきなり使用するのは逆効果である。まずはクリーム剤や軟膏などを根気よく使い、時間をかけてじっくり治療する必要がある。そして何よりも生活習慣の改善が第一。患部をよく洗って清潔にすることや、蒸れない靴を履くことなどを心掛けたい。

生後すぐに母国語を認識
胎内で学習の可能性も

●毎日新聞9月9日付
 生後2〜5日の赤ちゃんが、母国語を他の音と区別して認識していることを、日立製作所基礎研究所などが世界で初めて確認したと発表した。実験では、日立グループが開発した『光トポグラフィー装置』を使用。イタリア人新生児12人の頭に専用のキャップをかぶせ、近赤外線を外側から当てて脳の血流量の変化を画像で確認した。すると、イタリア語の話し言葉を録音したものを普通に聞かせた場合は、左耳上部分にある左側頭葉が強く活性化したが、逆回転で聞かせた場合は左右の脳ともそれほど活性化しなかった。研究グループでは、母親のお腹のなかで母国語を学んだ可能性もあるが、もともと人に特有の言語機能が備わっているかもしれないと話している。

不用意な放置は避ける
薬の保管

●日経新聞9月16日(夕)付
 処方薬の場合、調剤に当たった薬剤師から薬の種類や使用上の注意は教えてもらうだろう。しかし、その薬の保管の仕方を教えてもらう人は意外と少ない。薬は基本的に子供の手の届くような場所や、洗面所、風呂場など温度や湿度の高いところには不用意に放置することは避けたいが、冷暗所に保管する必要のある薬もあるので、処方される際に保管法も尋ねたい。

2003/8/25

米で血圧に新基準
最高値120超で要注意

●日経新聞7月29日(夕)付
 血圧の上の値が120を超えたら脳卒中や心臓疾患の黄信号…米国の医学界が高血圧の治療指針を大幅に見直した。これまでは、140以上を要注意水準としていたが、新指針は120〜140未満でも脳卒中等の予防のために生活習慣の改善が必要とした。日本の指針は据え置かれたままだが、専門家は『まだ安心と思っている人も血圧管理に注意してほしい』と指摘している。食塩やアルコールの取り過ぎや喫煙は避けるなど生活習慣の中で高血圧を誘発する要因を断つことや、家庭でもこまめに血圧をチェックして血圧管理を行いたい。

夏から増える猫ひっかき病
リンパ節腫れて発熱も

●日経新聞8月12日(夕)付
 猫にひっかかれて傷口から細菌が入り込み、リンパ節が腫れたり、発熱する…猫から人に感染する人畜共通感染病の1つである『猫ひっかき病』だが、夏は特に要注意だ。というのも病原菌『バルトネラ・ヘンセレ』はネコノミを介して猫に広がるのだが、夏場はこのノミが繁殖するからである。予防策としては、飼い猫のノミを駆除したり爪を切るなど飼い猫の衛生状態に気を配ることが第一だ。また、猫にひっかかれた場合はすぐにアルコール消毒をして、病院で診察を受けてほしい。

勧誘電話お断りサービス
米国でサービスが好調

●読売新聞8月19日付
 今年6月から米国で導入された『勧誘電話お断り』サービスが好調、今秋までに登録件数は全米世帯数の過半数に達する勢いだ。このサービスは、消費者が自宅や携帯の電話番号を米連邦取引委員会(FTC)に事前登録すれば、FTCの同サービスリストに掲載され、電話セールス業者はリストに掲載された番号にかけることが禁じられる仕組みだ。米国では電話を使った悪質な勧誘や詐欺事件が後を断たず、米政府にとっても迷惑勧誘の排除が大きなテーマとなっていたが、同サービスはブッシュ政権の“久々のヒット”との声も挙がっている。その一方で、電話セールス業界は猛反発。業者は番号チェックのためにFTCから約7,000ドル(約84万円)でリストを購入しなければならず、10月1日以降はリスト掲載番号に電話をかけた業者には1件当たり最高1万1,000ドル(約132万円)の罰金を課せられる。

有力感染源は動物肉
E型肝炎

●読売新聞8月19日付
 今月、兵庫県でシカ生肉によるE型肝炎の集団感染が判明したのを契機に、現在、日本各地でE型肝炎の調査が進んでいる。国内のE型肝炎について判ってきた特徴は、『北・東日本に患者が偏在する』、『40歳以上の男性に多い』、『感染源はシカ肉(確定)、豚や猪のレバー(疑い)で、いずれも生食の場合』…などだ。死亡率は約10%。特に妊婦はE型肝炎に感染後の死亡率が高い。厚生労働省では、生肉は避けて加熱して食べるようにとしている。

2003/8/4
シミ、しわ、白内障…
怖い紫外線

●読売新聞7月9日付
 真っ黒な日焼けが健康の象徴と思われていたのはひと昔前の話。現在では、大量の紫外線を浴びると害が大きいことがはっきりしてきた。紫外線は波長の長い順にA、B、Cの3種類に区分される。波長が短いほど有害で、BはAの約千倍も有害だという。Bは日焼け、シミの主な原因で、白内障、皮膚ガンも引き起こす。また、人の浴びる紫外線の90〜95%に当たるAは、肌の弾力を失わせてしわを作ったり、活性酸素を発生させて遺伝子を傷つける作用もある。昨年7月には世界保健機構(WHO)が『皮膚ガンや白内障の原因になる』として日光浴の自粛を呼びかけている。

“おから”が原料の新容器
土に戻せば微生物が分解

●毎日新聞7月12日(夕)付
 おからなどの食用廃棄物を原料にして、育苗ポットや使い捨て食器などに加工出来る生分解性の新素材を食品総合研究所などが開発した。新素材に利用したのは、“おから”とでんぷんを取り出した後の“トウモロコシの残りかす”が中心で、これにグリセリンなどを加えた。トウモロコシのかすに含まれているゼインというタンパク質に耐水性があり、おからの繊維成分の働きで強度も高まった。また、グリセリンを加えたことで、原料を高温高圧で溶かして金型の中で固めるプラスチックの成型と同じ手法が利用可能になり、複雑な形状の容器を大量生産出来る。ちなみにこの容器は、空気や水の中では半年は形が崩れないが、土壌中では微生物の働きによって1ヵ月ほどで分解される。

視力衰え、手足にしびれ
多発性硬化症の患者数増加

●日経新聞7月15日(夕)付
 視力が下がり、手足がしびれて力が入らない…欧米で“神経の難病”とされてきた『多発性硬化症』が国内で増加の兆しを見せている。神経の周囲を覆う髄鞘(ずいしょう)が破壊され、信号が上手く伝わらなくなって起きるのだが、脳や脊髄などの中枢神経が侵されて運動障害で車椅子が必要になったり、目が痛むといった症状が表れることもある。発病の原因はよく判っていない。肩がしびれる、視力が急に低下したといった症状がある人は、具体的に『多発性硬化症』と病名を挙げて、神経内科など専門医療機関で1度相談してみるのが望ましい。

子供の夏風邪、ご用心
手足口病やプール熱

●日経新聞7月22日(夕)付
 子供の夏風邪が全国的に流行している。高熱や喉の痛みを伴う『咽頭結膜熱』(プール熱)や、口内炎や手足に水疱を生じる『手足口病』、急な発熱と食欲減退が特徴の『ハルパンギーナ』…いずれも冬の風邪とは違ったウイルスで感染する夏風邪である。まれにウイルスが中枢神経を侵し髄膜炎や脳炎を起こすこともあるので、症状が出たらすぐに治療を受けるべきだ。また、日々の手洗いやうがいを励行、タオルの共用を避けるなどして予防に努めたい。

2003/7/21

気になるタコ、ウオノメ…
足のトラブル対処法

●産経新聞7月12日付
 ファッション性を重視するあまり、足の形に合わない靴を履いている女性は少なくないが、そのためにタコやウオノメといった足のトラブルに悩む人も多い。どちらも外的な刺激で皮膚が角質化したもので、厚い角質の中心に芯があるのがウオノメ、芯のないのがタコ。タコはそのままにしていても痛みがない場合が多いが、ウオノメは激しい痛みを伴うことが少なくない。対処法は、角質化した部分を削ること。痛む場合は皮膚科を受診し、痛まない場合は自分で削ってもよい。削る際には足を洗って清潔にして、紙やすりや専用やすりで削る。硬くて削りにくい時はサリチル酸入り絆創膏などで患部を柔らかくして除去する。削り過ぎには注意し、仕上げに保湿クリームをすりこんで皮膚を保護したい。

火星が大接近
6万年ぶりの大チャンス

●朝日新聞7月12日(夕)付
 8月27日、火星が地球に『超大接近』する。距離は5,575万8,006km。過去、これより近付いたのは紀元前5万7617年(5万7538年説もある)以降なく、また、今回の記録を破るのも284年後の2287年までないことから、まさに人類史的な『大接近』となる。明るさは最高でマイナス2.9等級、月を除けば金星の次に夜空で明るい星となる。すでにマイナス2等級近いので、日付が変わる頃、南東の空を見ればすぐに見つかる。見頃は10月当たりまで続く。

鮮度保持材の効果に“?”
エチレンガスを吸収しない

●朝日新聞7月13日付
 野菜や果物が放出するエチレンガスは野菜の成熟・老化を促進する。そのため、冷蔵庫の野菜室のエチレンガスを吸収し野菜を腐りにくくする『鮮度保持材』が販売されている。しかし、独立行政法人・食品総合研究所で商品試験を行ったところ、ガス吸収能力はないことが判明した。また、類似商品にも同様の指摘が相次いでいる。研究所は、『エチレンはごく低濃度で老化を促進するので、よほど吸収能力が高くないと効果は期待出来ない。鮮度保持効果が疑問な商品が多い』としている。

遺伝子の相乗効果が原因!?
気になる“抜け毛”

●産経新聞7月13日付
 髪の毛が薄くなってきた男性は発毛もしにくい…ライオンの高田康二・生物科学センター所長らが遺伝子レベルでこの事実を突き止めた。高田氏らは、男性型脱毛の人と一般の人の毛乳頭細胞(毛髪の根元にある)を調査、その結果、骨形成促進因子の遺伝子と血管新生誘導因子の遺伝子が、男性型脱毛の人は一般の人に比べてそれぞれ4%と1%しか働いていなかった。また、毛髪をつくる細胞にこれらの因子を入れると細胞が増殖、二つの遺伝子は発毛促進遺伝子としても働くと結論づけた。ちなみに、脱毛促進因子の遺伝子は、男性型脱毛の人では一般の人の234%も働いており、これらの相乗効果で髪が薄くなるようだ。


2003/7/7

ペットがお客!?
マンションのセールスポイント

●産経新聞6月28日付
 犬や猫と一緒に暮らす『ペット共生』型マンションが増えている。小型犬だけでなく“中型犬”にも対応する、セミナーを開催し飼い主に飼育のマナーを指導する、ペットと同居しているかどうかが判る表示板や殺菌灯を設置し動物嫌いの人にも配慮する、電源コンセントは高い位地につける、床に傷がつきにくい建築材を使用する…と各社きめ細やかな対応で差別化を図り『ペット共生』を新たなセールスポイントにしている。ちなみに、某マンションでは通常のマンションより10%程度割高でも全戸完売したという。

ノンアルコールに脚光
酔わずに雰囲気味わう

●産経新聞6月28日付
 ノンアルコールビールやカクテルをイメージした清涼飲料などが、新感覚の飲み物として市場を広げている。昨年から国内メーカーも生産を開始し、総販売量は倍増、とある海外メーカーは昨年の販売量が対前年比23倍に跳ね上がり、今年はそれを上回る勢いだ。誕生から55年、長く焼酎割り飲料として親しまれてきた元祖ノンアルコールビール『ホッピー』も昨年以来販売量は3割近くアップした。ブームのキッカケは、飲酒運転の罰則が強化された昨年の道路交通法一部改正。また、アルコールに弱い人も手軽にお酒の雰囲気を味わえる点も歓迎された。

味の差はあまりない!?
製法、種類豊富な『塩』

●朝日新聞6月28日付
 身近な調味料『塩』。明治以来の専売制から、97年の国内製造自由化、02年の輸入規制緩和により、店頭に並ぶ塩の種類は一気に増えた。製法や産地別でその数は400種類とも800種類とも言われる。しかし、種類によってどれだけの差があるのか。専門家によると、国産塩は乾燥してさらさらした塩化ナトリウムの純度が高いものと、にがりを含んでしっとりした比較的大粒のものに大別出来る。外国産の岩塩は比較的大粒なものが多い。ただし、、実際に料理に利用した場合、にがりなどの微量成分による味の差はなく、塩化ナトリウム量の差で辛さが違う程度だ。

様々な生物に雑種増殖
遺伝子かく乱で巨大クワガタ

●日経新聞6月29日付
 外国産の輸入生物が逃げ出し、国内在来種との間で雑種を作る例が相次いでいる。クワガタでは、日本のヒラタクワガタとインドネシアのスマトラオオクワガタの雑種を確認、ヒラタクワガタが通常5cm程度の体長なのに対して、雑種は体長8cmに達した。また、サルやカメ、ハブなどにも雑種が増殖していることが確認されている。こうした遺伝子のかく乱は貴重な生物種を減少の危機にさらすほか、ハブについては『雑種の毒は在来種とは異なるため、既存の血清が効かない可能性がある』…といった問題もある。環境省は、外来種輸入に際し、日本の生態系に影響しないか予め審査する制度を設ける方針を打ち出した。

2003/6/23
喫煙歴長い中高年は注意
慢性閉そく性肺疾患

●日経新聞5月27日(夕)付
 坂道を少し上るだけで息苦しく、咳が続く…こういった症状が特徴の『慢性閉そく性肺疾患(COPD)』という呼吸器病が増えている。肺の中で二酸化炭素と酸素を交換する肺胞が壊れる“肺気腫”と気管支の内壁が炎症を起こして細くなる“慢性気管支炎”の症状の一方、もしくは両方が表れるのだが、50歳以上で喫煙歴の長い人は要注意だ。COPDはタバコの本数が多く、喫煙歴が長いほどリスクは高まり、重症になると歩くだけでも息苦しく、寝たきりの原因になる。世界の死亡原因の四位を占めるとの報告もある。自覚症状がある人は『歳のせいだ』と思い込まずに一度受診をしておきたい。

コーヒーと疾患
通常は1日3杯程度で

●毎日新聞6月4日(夕)付
 日本人の生活に馴染んでいるコーヒーだが、近年では、コーヒーをよく飲む人ほど血糖値が低いという研究報告がなされたり、胆石症の減少や肝臓病で肝硬変への進行を遅らせる効果が確認されるなど、コーヒーの健康効果に注目が集まっている。しかし、コーヒー摂取には注意点もある。例えば、コーヒーは交感神経の活動を活発にし血圧上昇、心拍数増加を引き起こすことから、高血圧患者や喫煙者、高齢者、心臓病を持つ人はコーヒーの摂取には注意が必要だ。また、コーヒーに含まれるカフェインの摂取によって自然流産や死産、乳児死亡が増加する、あるいは骨盤骨折や関節リウマチが増加するといった報告もある。専門家によれば、通常は一日3杯程度までが適量とのこと。飲み過ぎずに程々の量をたしなみたい。

より良い呼吸
息を吐き切るのが基本

●毎日新聞6月11日(夕)付
 浅く、力のない呼吸をする人が目立つ。浅い呼吸は健康を損ねる一因でもあるから、良い呼吸を心掛けたい。良い呼吸とは、ゆったりした深い呼吸で、入ってくる空気の量が多く、肺の隅々まで行き渡る呼吸のこと。そして、深い呼吸の一番の基本は、吐くことを中心とした呼吸のマスターで、中でも息を吐き切ることが大切だ。吐く息と吸う息の落差が大きいほど、出入りする空気の量は多くなる。また、息を吐き切る練習をすれば、呼吸に関わる横隔膜や腹筋などの筋肉が収縮し、その反動で自動的に胸や腹部は拡張、より深い呼吸が出来るようになる。

シックハウスにピーナッツ殻
原因物質を吸収

●読売新聞6月15日付
 シックハウス症候群の主な原因物質である『ホルムアルデヒド』を吸収するのにピーナッツ殻が役立つことが青柳象平・千葉大教授と国立医薬品食品衛生研究所の研究で明らかとなった。ピーナッツ殻の細かい穴が空気の汚染物質を吸収し、約4時間でホルムアルデヒドの80〜90%が消えた。青柳教授は『殻は捨てずに、薄い紙に包んでタンス内に置くだけで様々な汚染物質を吸収できる可能性がある』としている。

2003/6/9

ご飯で糖尿病退治
遺伝子組み換え米

●読売新聞5月13日付
 日本製紙、独立行政法人・農業生物資源研究所、三和化学研究所は、糖尿病に対して効果のある遺伝子組み換え米の共同開発に世界で初めて成功したと発表した。糖尿病は、体内の血糖を下げるホルモン『インスリン』の分泌が悪くなるなどして発症する。今回開発された遺伝子組み換え米は、インスリン分泌を促す別のホルモン『GLP−1』を多量に含み、毎食茶碗1杯程度、GLP−1を約500mg含む量を食べれば、投薬治療に匹敵する効果があるという。早ければ2006年にも商品化する計画で、患者への提供は医師の指導で行う方針だ。

香りで鎮静効果
アロマセラピー、病院に広がる

●日経新聞5月13日(夕)付
 バラやラベンダーなどの心地よい香りで患者のストレスを軽減…医療機関で『アロマセラピー』を取り入れる動きが広がってきた。入院や手術の不安を静めるだけでなく、睡眠薬などの薬の量を減らす効果もあるという。アロマセラピーは、果実や花、葉など植物から抽出した精油の香りを楽しむほか、専用オイルで薄めて肌などに塗るマッサージがある。現在、医療行為として認められていないが、抗菌や鎮痛など『薬効』が科学的に証明された精油成分も多い。これまで女性向けというイメージが強かったが、男性の支持も増えている。専門家は『病院などで正しい使用法を教えてもらい、家庭でも気分転換や肩こり解消に使ってみては』と勧めている。

目の日焼けにご注意
サングラスで紫外線対策を

●日経新聞5月20日(夕)付
 日差しが強まり紫外線が増える季節…肌の日焼けだけでなく、目の日焼けにも注意したい。角膜が紫外線を受けると表面の細胞(上皮細胞)が壊れ、擦り傷が沢山できたような状態になる。角膜には多数の神経が通っており、これが剥き出しになって刺激されるので激しく痛むようになるのだ。また、紫外線が角膜を通り抜けて水晶体を傷つけ、それが積み重なると白内障を発症する恐れもある。対策として最も手軽で効果的なのが『サングラスをつける』こと。紫外線が強い山や海へ行く時には、忘れずに着用したい。

お中元に欲しいものは…
贈る側ともらう側にギャップ

●日経新聞5月30日(夕)付
 味の素ゼネラルフーヅ(AGF)が過去21年分の『主婦のお中元意識調査』をまとめて考察したところ、受け取る側は商品券をもらいたいが、贈る側は抵抗感があることが明らかとなった。これまでの調査によると、もらいたい商品の第1位は『商品券』で、1986〜2003年の18年間首位をキープ。しかし、贈りたい商品の上位に商品券はなく、89年までは『調味料・食用油』が1位に、90年以降はビールにとって代わられた。この間、商品券は最高5位どまりだった。この調査は、東京と大阪の20〜50代の主婦を対象に実施、今年は300人から回答を得ている。

2003/5/26
薄型テレビの違い
プラズマと液晶

●朝日新聞5月10日(夕)付
 ハイビジョンなどの綺麗な映像を楽しむために、『プラズマテレビ』や『液晶テレビ』といった薄型テレビが登場している。『プラズマ』はガスに高電圧をかけた時に出る紫外線で、ガラスの表面に敷き詰められた赤、緑、青の三原色の小さな蛍光体を光らせる仕組みになっている。一方の『液晶』は、電圧をかけると光を通したりさえぎったりする性質があり、液晶の後に置いたライトの光の強さを調節、液晶の手前にある色付きの透明な膜を通して光に色をつけている。液晶は電気の消費量が少ない上に、寿命が長く、画面もくっきりしている。しかし、技術的に大型の画面を作ることが難しく、38インチ以上の大型画面はプラズマが主流になっている。

健康、ダイエットに…
飲む酢が大人気

●毎日新聞5月10日(夕)付
 健康にお酢をグイッと飲む…飲料酢が大ブームだ。酢は唾液や胃液の分泌を促して消化吸収を助け、疲労で酸性になった体を中性に戻す疲労回復の効果などがある。売れ筋は、『黒酢』、泡盛の製造過程で出来る沖縄の『もろみ酢』、中国産の『香酢』など。専門家によれば『直接飲むのもいいが調味料としても勧めたい。料理に使えば塩分を控えることも出来る。いずれにしても継続的に摂ることが大切』としている。

水よりもビール
たくさん飲める理由

●毎日新聞5月17日付
 水は胃ではなく腸壁から吸収され、静脈に入る。水が胃から腸に辿り着くには30分〜1時間かかるため、飲むとすぐに胃が満たされて大抵の人は沢山飲めない。しかし、ビールは沢山飲める人が多い。それはビールに含まれる『エタノール』の働きによる。エタノールと水の分子は電気的な偏りがあるため、互いにつながって動きやすい。エタノールは胃で吸収され、毛細血管を通じて静脈に入るのだが、その際に水も一緒に吸収されるので、飲んでも胃にたまらないのだ。また、エタノールには、尿量を調節する神経ホルモン『バソプレッシン』を作る酵素を抑える働きがある。つまり、神経ホルモンの作用が下がり尿量が増え、体が水分補給を求めるのだ。

“白衣”と違うイメージ
『白装束』とは…
●読売新聞5月17日付
 最近よく耳にする『白装束』という言葉だが、大辞泉では『多く神事や凶事に用いる』と説明されている。同じ白い服に『白衣』があるが、こちらは『特に医師・科学者・美容師などが着る白色の外衣』とある。どうやら今話題の団体には『白装束』の形容が相応しい感じがする。ところで、『装束』は古代、朝廷や貴族が用いる調度や衣服のことを指し、聖徳太子が603年に導入した冠位十二階以来、朝廷内の官職によって冠や服の色は定められていた。位の高い順に、紫、青、赤、黄、白、黒の濃淡で12色。白は当時、決して高い地位ではなかった。

2003/5/12
科学の裏付け進む
漢方薬 の効能

●日経新聞4月8日(夕)付
 日本人にとって馴染み深い漢方薬。2000年以上の経験と実績で効果は分かっていても現代医学の手法での裏付けは難しいとされてきた。しかし、最近では漢方薬の働く仕組みを科学的に立証する試みが活発化している。例えば、アトピー性皮膚炎の患者にステロイド剤を与えると症状の改善が見られる半面、極度の疲労や倦怠感、抵抗力の低下といった副作用を招く。これは白血球が減り、働きも低下するのが原因なのだが、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)などの漢方を併用すれば白血球が正常な状態に戻ることが判った。また、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)という漢方薬がインフルエンザに効く仕組みも解明された。今後、西洋医学だけではなかなか治らない患者に対して漢方薬を処方される例も増えてきそうだ。

豆乳人気広がる
健康に良く、飲みやすい

●朝日新聞4月21日付
 豆乳の人気が高まっている。製法の改良が進んで臭みを抑えられるようになり、飲みやすくなったことが大きい。カフェチェーンや飲料メーカーでも次々と新メニューが発売され、ブームの裾野が広がっている。農水省の調べによると、豆乳、調整豆乳、豆乳飲料を含めた豆乳等生産量は2002年で約7万9,000トン、前年に比べ16.8%も伸びた。日本豆乳協会では、欧米で食品の機能性研究が進み、がんや心臓病予防に効果があるとして大豆製品に注目が集まったことも影響しているのではと分析している。

木曜日に集中
ネットウィルスの発見

●読売新聞4月22日付
 新種のパソコンウィルスの発見日が米国時間の木曜日に集中していることに、インターネットセキュリティ会社が頭を悩ませている。というのも、『アンチウィルス』や『マカフィー』といった代表的な対策ソフトの更新日は米国時間の水曜日夜から木曜日にかけて。どうやら、ウィルス製作者は更新直後を狙って新種を登場させ、被害を拡大させようとしているようだ。しかし、米国の木曜日は日本では金曜日にあたる。大手対策ソフトメーカーでは、重大な被害を避けるため、金曜朝一番のプログラム更新を推奨している。

眼鏡ふきでお肌磨き
TV番組キッカケに
●朝日新聞4月27日付
 布製眼鏡拭きが通常の4倍のペースで売れている。しかも、用途は全く別で、超極細の繊維がスキンケアに役立つと聞きつけた10〜30代の女性が洗顔用に購入しているのだ。キッカケは3月上旬のテレビ情報番組。眼鏡拭きを使った泡洗顔が毛穴トラブルの予防に効果があると紹介されたところ、テレビで使用された眼鏡拭きのメーカーに問い合わせが殺到した。超極細繊維がきめ細かい泡を作る上、顔を拭くときの泡持ちも優れているという。使用の際は良く泡立て、滑らかに優しく洗うことが大切だそうだ。

2003/4/21
丁寧さが生む
きめ細かい

●日経新聞3月29日(夕)付
 『きめ細かい』は口当たりが繊細で滑らかな様子をいう。『きめ』は漢字で書くと『肌理』となるが、もとは“表面のあや”という意味の漢語で、これに和語の『きめ』が当てられたようだ。また、木の表面の模様や年輪という意味から『木目』と書く事もある。ところで、きめ細かい食感は丁寧な技術による。例えばチョコレートは原料を高温で溶かした後、一旦27度まで下げ、再び30度まで上げるという微妙な温度の調整によってきめ細かさが出る。ムースは丁寧に泡立て、ごま豆腐は丁寧に練る…いずれも丁寧さがきめ細かさを作り出すのだ。比喩的に『きめ細かいサービス』など細部まで配慮が行き届いている様子にも使われる。

発酵乳で花粉症和らぐ
カルピスの調査結果

●日経産業新聞3月31日付
 発酵乳を飲み続けるとスギ花粉症の症状が軽くなる…カルピスの研究グループがこんな調査結果をまとめた。調査では、マウス実験で花粉症発症のカギを握る抗体が血中に出にくくなる乳酸菌を選出、この乳酸菌で作った発酵乳を花粉症のボランティアに飲みつづけてもらった。すると、同程度の甘酸っぱい脱脂乳を飲んでいる人に比べて、目のかゆみが和らぐ効果がはっきり表れたという。研究グループでは、乳酸菌の働きで花粉症を起こす抗体の働きが低下する仕組みの解明を進めており、『食品でアレルギーを軽く出来る可能性が広がった』としている。

薬は患部、症状で使い分け
水虫の季節を前に

●日経新聞4月8日(夕)付
 水虫の季節が近い。水虫の正体は『白癬菌(はくせんきん)』というカビの一種が、皮膚の角質に感染することだが、患部や症状の違いなどによって意外と薬の使い方

が難しい。まず症状が白癬菌によるものかどうか確認したい。そして、薬の決め手は白癬菌を死滅させる力の強さ。ブテナフィン、ネチコナゾール、アモルフィンなどは強力だが、それだけに使い方には十分な注意が必要になる。また、指の間や足裏の水疱、湿疹にはクリーム剤を、ひび割れ状になった厚い角質部分にはローションや軟膏を使いたい。

パソコンで手に痛み
3つの疾患を予防する

●毎日新聞4月9日(夕)付
 長時間パソコンのキーボードを叩くと手や指に負担がかかる。ここで、代表的な3つの疾患を紹介したい。@『ばね指』=指の付け根の痛み、腫れ、熱感を症状とする腱鞘炎が進行、無理に指を伸ばそうとすると指にばねがかかったように急にピクンと伸びるようになる。A『ドケルバン病』=親指を伸ばす腱の腱鞘炎。手首の親指側に痛みや腫れが生じて、親指を動かすことが出来なくなる。B『手根管症候群』=親指から薬指の手のひら側が痛んだり、しびれたりする。心当たりがあれば整形外科の受診をして欲しい。また、予防策としては、作業は長くても1日5時間、1時間の間に5〜10分は休憩を。

2003/4/7

推定患者数は250万人
睡眠時無呼吸症候群

●日経新聞3月11日(夕)付
 先ごろ問題となった山陽新幹線での居眠り運転。運転士は日頃から眠りが浅く、睡魔に突然襲われる『睡眠時無呼吸症候群』と診断された。この病気の推定患者数は250万人とされるが、通常の健康診断等でなかなか見つからないのが実情だ。不慮の事故はもちろん、心筋梗塞や脳卒中といった合併症の危険もあるので、普段から熟睡できない、昼間眠くなる…といった人は一度医師の診察を受けるとよいだろう。

善悪の菌が共存
腸内細菌の話

●毎日新聞3月19日(夕)付
 人間の腸には大腸を中心に100種以上、約100兆個の細菌が住みついている。それらを分類すると、健康維持に働く『善玉菌』の乳酸菌群と、健康を阻害する『悪玉菌』の大腸菌やウェルシュ菌といった腐敗菌群、その他の嫌気性菌群などとなる。生まれたばかりの赤ちゃんの腸内は無菌状態だが、3〜4時間後には大腸菌などが現れ、生後3日後頃にはビフィズス菌が登場、その後、幼児期から成人期まではビフィズス菌やその他の嫌気性菌群が腸内の大勢を占め、60歳ぐらいから老化に伴い悪玉菌が増加する。つまり、善玉菌を優勢にして悪玉菌を抑制し、腸内細菌のバランスを若々しく保つことが健康維持には大切なのだ。乳酸菌群が豊富なヨーグルトを食べて、腸内を健康にしたい。

市販薬と食品の関係
続・食べ合わせを考える

●東京新聞3月19日付
 一般の薬店などで購入できる『市販薬』の避けた方がいい食べ合わせをいくつか紹介する。@薬が利きにくくなる…喘息薬(テオフィリン)と焼肉やハンバーグ、解熱鎮痛剤(アセトアミノフェノン)とハムやサラミなどの燻製製品、解熱鎮痛剤(アスピリン)と炭酸飲料、胃腸薬(H2ブロッカー)と緑茶や紅茶、リウマチ薬(ペニシラシン)と乳製品や小魚、塩漬けの肉。A血圧が上昇してしまう…鼻炎薬(塩酸フェニルプロパールアミン)と鯖やカジキ。Bイライラ感…ドリンク剤(カフェイン)とコーヒーや紅茶。薬の効き目も食べ物との相性次第だ。気になる場合は医師や薬剤師に相談をしてほしい。

綿棒でらせん状に外へ
耳かきのポイント

●朝日新聞3月25日付
 人によって耳の中が乾性だったり湿性だったり様々だが、どちらにしろ『耳かきは竹や金属製の耳掻き棒よりも綿棒がいい』と専門家。綿棒を入れる長さの目安は大人で1〜1.5cm。綿棒を回しながら耳の壁をなぞって掻き出すのがこつだ。耳垢には細菌を溶かす作用をもつ酵素があるほか、昆虫が嫌がる成分も含まれているので、耳垢の取り過ぎは良くない。しかし、2〜3年も耳垢を取らないと難聴や耳の詰まりを感じる『耳垢栓塞』になりかねない。耳掻きの頻度は2〜3週間に1回ぐらいがいいだろう。また、強くこするとすぐに皮がむけ細菌が繁殖、外耳炎の原因となるので注意したい。




2003/3/17

原因不明の震え
本態性振戦

●日経新聞2月25日(夕)付
 結婚式でスピーチをする際、手や声が震えて困った…原因不明の体の震え『本態性振戦(しんせん)』の典型例の一つだ。症状は、ほとんど気付かない軽いものから、日常生活に支障が出る重度の震えまで個人差は様々。一般的に年齢を重ねるに従い症状は悪化するが、命にかかわるケースはない。ただし、字を書く時や食事をする際に手が震えたり、人前で話す時声が震えたりと、生活に何らかの支障がある場合は医師の診断を勧める。また、静止時に手が震えたり、歩く時に足が震えてすくむ場合などは、別の病気の可能性もあるので要注意だ。

カロリーでなく質に注目
血糖上げにくい低GI食

●日経新聞3月4日(夕)付
 『低インシュリンダイエット』がブームになるなど、『低GI食』に注目が集まる。『GI=グリセミック指数』は、血糖上昇作用を示す数値で、糖尿病療法に活用されたのが始まり。茶碗一杯の白米とすし飯、カロリーは同じでも白米のGI値が100に対し、すし飯は67と、血糖上昇値は大きく異なる。糖尿病患者は徐々に血糖値を上げるすし飯を選べば、無理な食事制限をせずに、血糖値の上昇を抑えられるというわけだ。そして、このGI食をダイエットに応用したのが低インシュリンダイエット。ただし、低GI食ばかりに頼ると栄養バランスを崩す恐れもあるので、管理栄養士の相談を受けるのがよいと専門家は話している。

理想的な美容食品
意外に歴史の古いもやし

●日本農業新聞3月8日付
 日本でポピュラーなもやしの原料『緑豆』の歴史は古く、今から5000年前の縄文遺跡から出土している。また、もやしという呼び名のルーツは種子から芽が『萌え出る』にあるとされ、平安時代の字典にも記載があることからも、もやしの歴史の古さが窺える。一方、栄養学的に見たもやしの最大の特徴は『低カロリー』であること。しかし、栄養の種類は豊富で、ビタミンB、C、食物繊維、リン、マグネシウム、カルシウムなどを幅広く含有。なかでもカリウムはチーズに匹敵するほど。美容食品としてまさに理想的といえる。

コーヒー飲む人血糖値低め
東大と朝日生命の調査

●毎日新聞3月10日(夕)付
 コーヒーを良く飲む人ほど血糖値が低く押さえられる傾向にあることが東大病院と朝日生命糖尿病研究所の調査で判った。50歳の男女で糖尿病と診断されていない2,452人の空腹時の血糖値を調査、

血液1dl当たりの血糖値126mg以上が糖尿病、110mg以上が境界領域とされるのだが、その境界領域に当たる人の割合が、コーヒーを飲む回数の多い人ほど低かったのだ。また、紅茶、緑茶、ウーロン茶でも同様の調査をしたが、血糖値への効果は見られなかった。研究グループは、コーヒーに含まれるクロロゲン酸やマグネシウムなどに血糖値を抑える効果があるのではないかと見ている。

2003/3/3
日頃から防寒とマッサージ
しもやけ対処の心得

●日経新聞1月28日(夕)付
 『しもやけ』は『凍瘡(とうそう)』と呼ばれる皮膚病の一種。防寒が不十分で皮膚が冷気にさらされると体の末梢部の血行が悪くなり、細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らずに組織が破壊され、しもやけになるのだ。ひどくなると、水疱や潰瘍などが出来る場合もあるから甘く見てはいけない。予防法としては、防寒をしっかりすることが第一。また、手足が濡れたらすぐに拭いて乾かす、特に靴下が湿ったらすぐに替えることが大切だ。スキーの時などはこまめに靴下を交換して欲しい。血行を促進するよう手足のマッサージをするのも予防になる。しもやけになった時の痒さを想像して、日頃から予防を心掛けたい。

特徴を知って上手く利用
電子メールの注意点

●東京新聞2月6日付
 電子メールの一番多いトラブルは『届かない』こと。メールアドレスが一字でも間違うと相手に届かないのは当然なのだが、インターネット上の情報伝達ミスで届かない場合もある。というのも、インターネットはバケツリレー式に情報を次から次へと送っているので、どこかで『水がこぼれる』(データが消える)ことがあるのだ。また、バケツリレーをしている人がバケツの中を覗く(メールの中を見る)ことも可能。大切なメールは、届いたかどうか確認することや、機密を要する場合は相手と取り決めて暗号化するといいだろう。便利ながらも問題点もあるメール、特徴を知って上手く活用したいものだ。

長引くようなら受診を
様々な原因で起こる咳

●日経新聞2月18日(夕)付
 咳は、ほこりやばい菌から呼吸器を守るために、人間に備わった防御機能の一つ。一般の人が医療機関を訪れる理由のなかで、最もありふれた訴えの一つでもあるが、実に様々な原因で起こる。なかには、結核や肺ガンなど深刻な原因の場合もある。薬で症状が緩和されることが多いが、万一、長引くようなら、深刻な原因がないかどうか一度受診する必要がある。

板チョコがヒントに
カッターナイフの発明

●読売新聞2月22日(夕)付
 切れ味が悪くなったらポキリと折ってまた新しい刃に出来るカッターナイフ。実は、日本で発明された品だ。1950年(昭和25年)、大阪の印刷所で働いていた岡田良男氏が、板チョコをヒントにして第一号を作ったのが始まり。ナイフは切れ味が悪くなったら刃を研がねばならないし、かみそりは新品に換えねばならない…この不便さを何とかしたいと思っていた岡田氏は、板チョコに溝があって、その溝で食べたい部分を折り取ることが出来るのを見て、『刃を途中で折れればまた鋭い刃になる』と考えたのだ。ところで、代表的なカッターの刃幅は9mmと18mm、折れるように刻んだ溝の角度は刃に対して60度なのだが、これも岡田氏考案で、現在、世界のカッターナイフの標準になっている。

2003/2/17
食べ合わせに注意
薬を飲むときの注意点

●読売新聞12月22日付
 薬を飲む際に注意したいのが食べ物との相性。薬の効果が半減したり、逆に副作用を起こす場合があるのだ。注意したい“食べあわせ”を紹介しよう。@グレープフルーツ=果実やジュースに含まれる『フラノクマリン』という物質が、降圧剤のカルシウム拮抗薬や高血脂症、不整脈、うつ病の薬の効果を強める。A納豆=ビタミンKとの合成力が強く、血液凝固防止薬ワーファリンの効果を打ち消す。B牛乳=テトラサイクリンなどの抗生物質の効果が弱まる。Cセント・ジョーンズ・ワート(西洋オトギリソウ)=免疫抑制剤、強心剤などの効果を弱める。薬の処方時に食べ合わせも確認しよう。

消毒や乾燥が逆効果に
傷を治すポイント

●日経新聞12月24日(夕)付
 『傷は乾燥させる』、『よく消毒する』…こうして傷を治そうとする人は多いだろうが、実は傷を悪化させる恐れがある。まず、消毒薬はバイ菌だけでなく、傷を治そうとしている細胞までも殺すことがある。浅い小さい傷なら、水で洗うだけでいい。また、ガーゼで傷を覆うのもよくない。傷から出る液体には、皮膚の湿度を保つ働きがあるほか、傷を治す指令を出す物質が含まれ、自然治癒を助ける。これがガーゼに吸収されると、傷口が乾燥して治りが遅くなり、傷跡も残りやすい。保湿効果のあるバンソウコウを使用するといい。

お酒に弱い人は…
ビタミンEでアルツハイマー予防

●東京新聞1月30日付
 お酒に弱い人がアルツハイマー病になりやすいのは、アルコールからできる物質と似た有毒物質を分解できないため…日本医科大老人研究所の太田所長らがこの結果を突き止めた。太田所長らは3年前、アルコールを分解する酵素の遺伝子タイプが異なる人(お酒に弱い人)は、そうでない人に比べアルツハイマー病に1.6倍かかりやすいと発表、今回の研究で、その原因として過酸化脂質が細胞にたまりやすいことを発見した。過酸化脂質は、アルコールが変化したアルデヒドと同じ構造の有毒物質『4ヒドロキシナノネール』になり、アルツハイマー病の脳に蓄積する。アルツハイマー予防には、小麦胚芽やアーモンドなどに含まれる『ビタミンE』が効果的。お酒に弱い人は積極的にビタミンEを摂取してほしい。

ミネラル豊富な神秘の水
海洋深層水のはなし

●産経新聞1月30日付
 『海洋深層水』とは、太陽光が届かない水深200mより深い海域を循環する海水。汚染がほとんどなく、水温は低く安定、豊富なミネラルをバランス良く含んでいるのが特徴だ。高齢者の免疫力低下改善、アトピー性皮膚炎改善に関する学会発表もなされているが、これも、ミネラルが血流を良くし、細胞一つ一つに必要な栄養を行き渡らせ、新陳代謝が活性化するため。こういった効果を活かし、現在ではビールや化粧品など用途が拡大している。

2003/1/27
背中と腰の痛み
早期発見難しいすい臓ガン

●日経新聞12月3日(夕)付
 時々、背中から腰、夜は特にみぞおちの後ろ辺りが痛むようになったが放置していた。しかし、みぞおちの痛みが増し、痛みで夜中に目が覚めるようになったので、精密検査をした結果、すい臓ガンと宣告された…ある主婦の話だ。すい臓ガンは比較的まれなガンで、過度の飲酒や喫煙、糖尿病が関連するとされる。早期発見が難しく、体重減少や黄疸などが出たら、既に手術不能の場合も少なくない。背中や腰の痛みが頻繁なようならば一度受診をお勧めする。

B級グルメを新名物に
競い合う『ご当地』

●読売新聞1月3日付
 1994年に開館した『新横浜ラーメン博物館』を皮切りに、『横浜カレーミュージアム』、『ラーメンスタジアム』(福岡)、『なにわ食いしんぼ横丁』(大阪)、『池袋餃子スタジアム』と、フードテーマパークが続々登場している。そして、『ご当地B級グルメ』をウリにする自治体も増えている。例えば『焼きそば』。群馬県太田市、静岡県富士宮市、秋田県横手市の3市で『焼きそばサミット(仮)』計画が進行中だ。オーソドックスな太田市、蒸して油をまぶした麺にさば節の削りかすとラードの絞りかすを加える富士宮市、太くまっすぐな麺に目玉焼と福神漬けを添える横手市…焼きそばを競い合い、ブームを盛り上げようという。今や、地域活性化のカギは、箱モノではなくB級グルメにあるということだ。

笑いと遺伝子
明るい感情が体を活性化

●読売新聞1月6日(夕)付
 『動物の中で笑うのはヒトだけである』と言ったのは、万学の祖・アリストテレスだが、これは間違い。西田利貞・京大教授によると、チンパンジーも人間の子供と同じように、追いかけっこやくすぐりあったりしながら笑うのだそうだ。しかし、一口に『笑い』といっても、人間の笑いは複雑、微妙で、冷笑、微笑、苦笑などバラエティーに富む。ところで、『笑いと遺伝子』の研究に取り組む村上和雄・筑波大名誉教授は、笑いなどの明るい感情は、体に良い遺伝子を活性化するという。笑うと免疫力が高まるとのデータもあり、心の状態で体の遺伝子の働きが変わるといえそうだ。

筋肉トレーニングの勧め
ダンベル運動は脳も刺激

●日経新聞1月6日(夕)付
 筋肉が衰えるとケガをしやすくなり、筋肉を鍛えることで基礎代謝が高まり、肥満や高血圧の予防になる。一般的に筋肉は上半身より下半身の方が衰えやすく、特に太ももの筋力は維持したい。椅子から立ち上がったり座ったりを繰り返すだけでも効果的だ。一方、上半身ではダンベルで握力と腕力を鍛えるといい。ダンベルをしっかり握り、腕を曲げ伸ばしする。その際、背筋を伸ばすことで、腹・背筋にも効果がある。更には、腕力や握力をつけると、脳の中枢神経を刺激する効果もあり、痴呆の予防にもなる。筋トレ後は、筋肉痛予防のストレッチも忘れずに。

2003/1/20

愛煙家は要注意
声がれは喉頭ガンの恐れも

●日経新聞11月26日(夕)付
 何となく声がかすれてきたが、連日の深酒とカラオケのせいだと思っていた。しかし、耳鼻咽喉科を受診してみたところ小さな腫瘍を発見、大学病院の精密検査で『喉頭ガン』と診断された…。これは、1日60本は煙草を吸うヘビースモーカーの話。喉頭ガンは喫煙との関係が深く、愛煙家で多弁な男性に発症しやすいという。1日に吸う煙草の本数と喫煙年数を掛け合わせた『ブリンクマン指数』が600を超えると、喉頭ガン発症の危険性が高まる。ガンが進行すると、喉頭の摘出手術が必要で、そうなると声を失ってしまう。食道発声などの代用音声でも十分通じるが、やはり自分の声で話したいもの。愛煙家は定期検診を受けるなど、喉頭ガン注意して欲しい。

小豆ご飯で厄払い
健康を守る古い知恵

●日本農業新聞11月30日付
 日本には古く、旧暦の新月と満月の日に小豆ご飯を作って食べる習慣があった。新月の時は『真っ暗闇だから夜間の外出は用心しなさい』という意味で、15日の満月の時は昼のように明るく照らす満月を祈って、小豆ご飯を炊いたという。また、ひと月は30日で、その半分は15日。15日間も働き続けると疲れも溜まってくる。疲れが溜まり、体が重く、無気力になることを『厄(やく)』と見て、新月と満月の日に厄を小豆ご飯で追い払ったともされる。実際、小豆は、タンパク質、ビタミンB1やEが多く、疲労回復に大いに役立つ。小豆ご飯は、健康を守る古い知恵というわけだ。

日本人の5人に1人
不眠症に関する調査結果

●日経新聞12月3日付
 日本人は5人に1人が不眠に悩んでいる…。これは、仏・製薬会社のサノフィ・サンテラボが実施した国際睡眠疫学調査結果の1つ。調査は独、中国など10カ国で実施、日本人は約1万人が回答した。結果、日本人の21%が睡眠の悩みを訴え、対策として医師に受診している人は、各国が半分近いのに対し日本は8%と最低に、逆に、寝酒に頼る人は日本が30%と1番多かった。専門家は、『寝酒は夜中に目覚めるなど習慣化するのでやめた方がいい。薬は医師に相談し、安全な物を』としている。

走っても息切れなし!
心肺能力高める遺伝子変異

●読売新聞1月6日(夕)付
 走っても息切れしないほど体内で効率よくエネルギーを作り出す遺伝子の変異を、老人総合研究所(東京都)の白沢卓二研究室長らが突き止めた。この遺伝子は、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンを作り出すもので、変異のある人のヘモグロビンは酸素を運ぶ能力が高いことが分った。つまり、変異がある人は高い心肺能力を潜在的に備えていることになり、遺伝子を調べて優秀な長距離ランナーの卵を発掘出来る可能性もある。また、狭心症など血液が十分に酸素を運べない患者に対して、この変異を持つように遺伝子治療を施すなど、治療への応用も期待できる。


2002/12/2
腰周りの筋肉を鍛える
『魔女の一撃』を予防

●日経新聞10月29日(夕)付
 その痛みの激しさや突発性から『魔女の一撃』と称される『ぎっくり腰』。これは主に、腰にある椎間関節の捻挫を指す。同じ姿勢を続けると腰周りの腹筋や背筋が疲労し、その状態で急に違う姿勢をとると違う向きの力が筋肉に働き、その力を筋肉は支えきれずに断裂・損傷を受けるのだ。予防のポイントは2つ。1つは『腰に負担をかけないこと』。猫背や弓なりの姿勢は避け、座りっぱなしなど長時間同じ姿勢を続けない。洗面時や物を持ち上げる時は腰でなく膝を曲げる。2つめは『腰の周囲の筋肉を鍛えて柔軟性を高める』。適度な運動をして筋肉を鈍らせない。特に腹筋・背筋は鍛えつつ、ストレッチで筋肉や関節を柔らかくする。腹筋・背筋運動や柔軟体操を家庭でするだけでも効果はある。

ビールの意外な効果
赤ワイン並みの抗酸化作用

●産経新聞11月6日付
 ビール成分に、ガン発生抑制作用や抗酸化作用があることがキリンビールの研究(ラット実験)で明らかになった。ビールの成分中に含まれるホップや麦芽による効果のようだが、特筆すべきは『抗酸化作用』。血液中のビール成分がビタミンEに変わって活性酸素の働きを抑えるのだが、赤ワインと同等の抗酸化作用があることが判ったのだ。専門家は『生活習慣病にいいからといって飲み過ぎは禁物、適量摂取を心掛けて』としている。

ドリンク剤のCMでお馴染み
『タウリン』という成分

●産経新聞11月19日付
 ドリンク剤のCMでよく耳にする『タウリン』とは?これは、心臓、脳、網膜に多く存在する生命維持に必須なアミノ酸の一種。新生児は体内生成ができないため、母乳に含まれる他、粉ミルクにも添加されている。また、目の角膜の紫外線ダメージを修復するため、目薬にも入っている。細胞に栄養素や情報を取り入れて細胞機能を維持する『細胞内浸透圧調整作用』や高血圧や動脈硬化を予防する『血清コレステロール低下作用』を有する。新生児以外は体内生成可能なため、欠乏症の心配はないが、疲労時やストレス状態にある時は体が通常よりも多く要求しているので食品からの補給が大切だ。一般食品では、カキ、ホタテ、イカ、タコ、エビ、アジ、カツオの血合いなど魚介類に多く含まれる。

子供の豊かな成長の為に
ゼロ歳児に『読み聞かせ』

●読売新聞11月19日付
 言葉が分からないゼロ歳児に本を読み聞かせる…無意味と考える人もいるようだがそうではない。最新の研究で、子供は生後間もなくからリズムやイントネーションで母国語を他の音と聞き分けること、読み聞かせが思考や感情を司る『前頭葉』の活性化につながることが判ってきた。また、子供の情緒不安定や言葉遅れの原因となる『コミュニケーション不足』も、読み聞かせで解消できる。子供の豊かな成長のために、本を介した親子のコミュニケーションを。

2002/10/7
自分の気持ちを伝える
難しい人間関係のコツ

●日経新聞9月17日(夕)付
 私たちは言いにくいことを言わなくてはならなくなるとぎこちなくなることが多い。受身的になりすぎて相手の言うがままになったり、逆に攻撃的になりすぎて相手を攻めたてたりする。人間同士のコミュニケーションは難しい。米国人に『ブレーブ・トーク』というケア方法があるが、『勇気を持って言ってみる』という意味だ。治療者が、なかなか自分の意見を言えない子供に『勇気を持って自分の気持ちを相手に表現してみてごらん』と励ます。受身的にも攻撃的にもならず、バランスの取れた適度な表現で勇気を持って相手に気持ちを伝えるのは洋の東西を問わず人間関係のコツだ。

頭痛体操で予防
慢性型頭痛に有効、継続が大事

●日経新聞9月24日(夕)付
 埼玉医科大学の島津邦男教授は頭痛体操の普及を勧めている。きちょうめんでまじめな人が緊張性頭痛などに悩まされることが多いというが、柔軟体操を行うことで防ぐことが出来るという。具体的には、@頭を左右・前後に振り、ぐるりと回す、A肩、上半身についても同様のことをする、Bこの一連の動作を1回3分間、1日に6回を目安に毎日続ける…というものだ。また、腹式呼吸も頭痛予防に頭痛予防に役立つ。背筋を伸ばして腹部を膨らませたり引っ込めたりしてゆっくりと呼吸をする。肩の力が自然に抜けていくのがわかり、これだけでも頭痛の予防になるという。

らくらく肥満防止?
脂肪を燃やすたんぱく質を発見

●朝日新聞10月1日(夕)付
 実際に運動しなくても軽い運動をした時と同じように体内の脂肪を燃やす役目をするたんぱく質が動物実験でわかった。このたんぱく質は『ERRL1』といい、京都大大学院生命科学研究科の垣塚彰教授らが見つけた。実験では、ERRL1ネズミは普通のネズミよりたくさん食べたにもかかわらず、体重は少なかった。垣塚教授は『ERRL1を増やせば運動と同じ効果をもたらす。運動をせずにその効果が得られる肥満防止薬の開発も夢ではない』と話す。

お茶でアレルギー抑制
有効成分メチルカテキン

●日経産業新聞10月2日付
 アサヒ飲料と野菜茶業研究所は、『べにふうき』という茶にはアレルギーの原因となるヒスタミンの体内分泌を抑制する効果があることを発見した。この物質は『メチルカテキン』で、日本で主流の『やぶきた』には含まれていないという。べにふうきを定期的に摂取すれば、花粉症やアトピーなどのアレルギー症状を抑える効果が期待出来る。アサヒ飲料は有効成分の効果を維持できる製法を研究し、2006年の商品化を目指す。清涼飲料市場では日本茶やミネラル・ウォーター、栄養成分を含む機能性飲料など、健康嗜好の商品に売れ筋が移っている。アレルギー症状に悩む日本人は3,000万人を超えていると見られ、アサヒ飲料は新製品で市場の開拓を急ぐ。

2002/9/16
VDT症候群
パソコン作業で目の疲れ・肩こり

●産経新聞8月28日付
 パソコンを使って仕事をすると、肉体労働をしたわけでもないのにとても疲れてしまう。それは、人間は一つの姿勢を続けるのが苦手で、同じ姿勢を長時間いると、血液が流れにくくなり、肩こりや腰痛が発生するからだ。自衛策としては、こまめに動いたり、姿勢を変えること。椅子はキャスターつきで背もたれのあるものが良い。目の疲れを防ぐには、パソコンのディスプレー(画面)を目線より下に置くこと。そうすれば、眼球露出面積を少なくし、目の乾きを防げる。なお、窓を背にしてパソコンに向き合うのは良くない。景色などが反射し、目が疲れるからだ。反対に窓に向き合って仕事をするのも目を疲れやすくする。

頭痛・分類と対応
遺伝やストレスも原因

●日経新聞9月3日(夕)付
 頭痛に悩む人は多いが、多くの人は軽視しがち。頭痛は次の3つに大別できる。@かき氷を食べた時や二日酔いで起きる頭痛、Aくも膜下出血や髄膜炎など脳の異常が原因で起きる頭痛、B脳に異常はないが頭痛がする慢性頭痛…だ。@Bは問題ないが、Aは危険で外科的な治療が必要だ。一般的に多いのがBの慢性頭痛で、これは更に偏頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛の3つに分けられる。偏頭痛は頭の片側が脈打つように痛み、光や音に敏感になる。群発頭痛は1年の決まった時期に起き、眼の奥がえぐられるような強い痛みを感じる。緊張型頭痛は、ほぼ毎日あり、頭全体が締め付けられるように痛む。こうした慢性頭痛の予防には、生活スタイルをきちんとして、精神的、肉体的ストレスをためないことが大切という。

がんの免疫力は?
コンフォート病院の免疫ドック

●毎日新聞9月4日(夕)付
 『こげた肉を食べるな』、『野菜を食べろ』――。巷間に溢れている“がん予防法”。しかし、結局のところ、がんになるかどうかの鍵を握っているのは免疫力だ。私たちの体内には毎日数百個〜数千個のがん細胞が発生しており、免疫力が健全な人はがん細胞の増殖を防ぐことが出来る。しかし、免疫力が低下してくれば、がん細胞は生き延び、増殖する。コンフォート病院(横浜市)では、『がん免疫力』を測定するドックを開発、検診を行っている。

長寿の秘訣
麦、芋、みそ汁、黒糖、パパイヤ

●東京新聞9月10日(夕)付
 ギネスブック認定の現役世界最高齢者は鹿児島県(徳之島)の本郷かまとさん(満114歳、女性)。実は故泉重千代さん(120歳で死去)も徳之島出身で、世界長寿者が同じ地域から二人も出ていることになる。奄美長寿研究所の久留ひろみさんは、かまとさんの食生活に注目した。かまとさんは約40年前まで主食が麦、芋、豆などだった。それに自家製みそ汁と黒糖焼酎を愛飲した。黒糖焼酎は泉さんも良く飲んでいた。また、パパイヤやさとうきび酢など独特の食材もある。長寿の秘訣は奥が深そうだ。

2002/8/26
過熱する女性のやせ願望
『健康よりダイエット』の罠

●日経新聞8月8日(夕)付
 国民生活センターに寄せられるダイエット食品に関する相談は年々増え、2001年度には1,344件、うち健康被害は106件あった。被害の中には、厚生労働省の発表した中国製ダイエット食品以外の商品も多く含まれ、明るみに出た被害は氷山の一角であることを示唆している。『体の健康』よりやせることが大事という女性も多く、ありのままの自分に自信が持てないケースも多い。

ドライマウス 若い世代に広がる
ドライアイと相関

●日経新聞8月20日(夕)付
 口やのどのひどい渇きを訴える口腔感染症、『ドライマウス』の患者が増えている。だ液が出にくくなるのが直接の原因だが、ストレスが引き金となる場合もある。ストレスに弱いと、交感神経が常に過敏状態になり、だ液や涙の分泌量は減る。ドライマウスの患者は、ドライアイを併発する場合が多い。気づかず放置すると、歯周病や口内炎に。さらに悪化すると食道炎など全身的な病気を招く。

リハビリにもっと関心を
日本ではまだ浸透せず

●朝日新聞8月24日付
 リハビリテーションとは本来、あらゆる病気の回復に不可欠なものだ。国際的な治療ガイドラインでは、慢性気管支炎や肺気腫など、肺機能の落ちた患者への呼吸リハビリは欠かせない。ところが、実施している病院は全国で100程度、必要な患者の1〜2%しか受けられていない。『息が苦しいから安静、という考え方が足の筋肉を衰えさせ、寝たきりを生んだ』と呼吸リハビリのための医師や看護士を育てた千住英明・長崎大医学部教授(理学療法学)は強調する。

小脳梗塞 若年世代に多く
『ミスチル』桜井さんも発症
●毎日新聞8月26日付
 ロックバンド『ミスターチルドレン』の桜井和寿さんが7月、小脳に起こる梗塞、いわゆる小脳梗塞と診断された。小脳梗塞は脳血管の壁が裂けて血管をふさぐ『動脈解離』と、心臓にできた血栓が脳に運ばれ脳血管をふさぐ『心原性脳塞栓』が原因とされる。主症状として目まいや吐き気、頭痛、体のふらつき感を挙げる。目まいやふらつきを感じたら、医師の診断を受けるに越したことはない。脱水による血栓は午前中にできやすく、水分補給のため、就寝前や起床後に水を飲むといい。

睡眠呼吸障害が脳損傷
鳥取大、患者分析で解明

●日経産業新聞8月27日付
 鳥取大学は、睡眠中に呼吸が止まったりする睡眠呼吸障害の症状が重いと、脳の白質と呼ぶ部分に損傷が表れることを突き止めた。いびきや日中の眠気を訴える患者55人について調べた結果、重い患者ほど、白質部分でアミノ酸の一種『NAA』が少なくなることがわかった。高齢者は白質に病変があると痴呆などを引き起こしやすいことが分かっているため、睡眠呼吸障害がこうした病気を加速している可能性があると研究グループは見ている。

2002/8/12
『日焼け』は病気?
ホルモン欠乏の疑いも

●日経新聞7月23日(夕)付
 夏は日焼けで色が黒くなる人が多い。ある程度は仕方ないが、日焼けではなく、アジソン氏病という副腎ホルモンの欠乏する病気の可能性もある。病気以外にも色黒になる。様々な原因で皮膚炎を起こすと、色素沈着が生じて色黒になることがある。また、利尿剤などを服用していると、まれに薬物と日光が光化学反応を起こし、皮膚炎を起こす。何らかの理由で薬を服用していて、日焼けの炎症が激しい人は薬の副作用の可能性にも注意が必要だ。

光化学スモッグに注意
発生しやすい梅雨明け

●読売新聞7月28日付
 光化学スモッグは、車や工場から出た窒素酸化物・炭化水素などが、紫外線を受けて化学反応を起こしてできた物質で、目やのどが痛くなったりするなどの症状が現れる。ひどい場合には呼吸困難に陥る。光化学スモッグ注意報は、大気中の濃度が0.12ppmを超え、この濃度が続くと予想されたとき、都道府県が発令する。注意報が発令されたら外に出ないことが最大の予防法だが、もし症状が出たら目の洗浄やうがいなど、早めに洗い流し、症状がひどいときは眼科や耳鼻科を受診したほうがよい。

『冷房病』体に異変
体温管理で自衛を

●日経新聞7月30日(夕)付
 冷房に当たりすぎで健康を損ねる『冷房病』は頭痛や肩こり、鼻炎、ぜんそく、腰痛、生理不順、腹痛、ぼうこう炎、不眠症、足のだるさなどの形で表れる。体が冷える機会の積み重ねが問題という。冷房病の予防策は、@室内外の温度差を5度程度に。A上着を羽織ったり、体を動かしたりする。Bシャワーでなく入浴を心がける。Cあたたかい食事をとる。

運動不足でがんになる!?
発病の危険性を高める

●読売新聞7月30日(夕)付
 運動不足は、がんも引き起こしやすいというデータを米ミズーリ大などの研究チームがまとめた。その結果、歩く時間が一週間に計20分以下と短い人は、4時間以上運動する人に比べ、すい臓がんの危険性が2倍もあった。ほとんど運動しない人は、週5日運動する人に比べ、皮膚がんの危険性が男性で56%、女性で72%も高かった。このほか心臓病や糖尿病も、デスクワークの時間が長い人ほど発症しやすい傾向がみられた。

日本の服薬の多さにびっくり
多くなるほど副作用が増える

●朝日新聞8月3日付
 薬の数が多いほど副作用が増える。一つの薬で平均4%ほどが、三つで25%、四つで50%を超すとのデータがある。米国の医師は特別な場合を除いて、できるだけ3剤に抑える。根本の症状を抑えれば十分なのに、日本の医師は細かな症状ごとに薬を足す。飲み薬は小腸で吸収され、肝臓で分解・変化し、血液で全身を回って腎臓などから排泄される。飲み併せると薬同士が相互作用。そこに酒やたばこ、食品も絡んで複雑なことになる。時には命にもかかわる。

2002/7/29
旅行者狙う熱帯病
生もの・水・蚊に注意

●朝日新聞7月20日付
 海外旅行者の増加で、コレラなどの『輸入感染症』にかかる人が増えている。大半は、食べ物や水で感染する下痢症(コレラ、赤痢など)と、蚊が媒介する熱病(マラリア、黄熱など)だ。『生もの・生水に注意』『虫除け対策』の2点を守るだけで危険はぐっと減る。黄熱などにはワクチンがある。渡航先と期間によって必要なワクチンや注意点は異なり、保健所が相談を受けている。旅行後に具合が悪くなった時も早めに相談しよう。

肉食で老化を予防
食生活のギアチェンジが必要

● 産経新聞7月22日付
 東京都老人総合研究所はお年寄り約千人を対象に、老化予防と長寿を目指す先駆的な食事指導を開始した。調査の結果、肉の摂取回数が増えると、血清アルブミンや善玉コレステロール値が上昇、貧血も予防できた。アルブミンは血液中のタンパク質の一種で、高いほど栄養状態が高く、低いほど病気や老化が進んでいるとされる。『余命』を測るアルブミン値が上がったことは、肉を食べることで余命が伸びたことを意味している。同研究所は『高齢になったら低栄養を補うために、食生活のギアチェンジが必要だ』という。

『朝型』『夜型』遺伝子が決める
遺伝子変異が体内時計を狂わす

●毎日新聞7月22日付
 体内時計にかかわる遺伝子の違いが、朝型、夜型などの行動パターンを生じさせていることが国立精神・神経センターなどの共同研究で明らかになった。睡眠時間がずれて通常の社会生活が困難な患者118人と、睡眠に問題のない120人の遺伝子を調べた結果、患者群は体内時計に関する1つの遺伝子変異が普通の人に比べ6倍も多かった。個人差や他の睡眠障害のメカニズム解明に役立つ。

毛の伸長 たんぱく質で早める
京大再生医科研が実験成功

●日本経済新聞7月22日付
 京都大学再生医科学研究所は、血管の形成を促すたんぱく質を使い、毛の成長を早める動物実験に成功した。たんぱく質を染み込ませたゼリー状のコラーゲンをマウスの皮下に埋め込んだところ、注射するより効果が高かった。人間の発毛・育毛などに応用できる可能性がある。コラーゲンは体内で分解され、人体への影響はない。今後は企業などと実用化を進める。

熱中症対策に食塩水補給
水だけでは回復力遅れる

●読売新聞7月22日付
 炎天下や蒸し暑い屋内で運動、作業中に起きる熱中症。短時間で重症になることもあり、注意が必要だ。運動中に起きるケースは後を経たず、日本体育協会は次の予防策を呼びかけている。
@0.2%程度の薄い食塩水の補給。A暑さに慣れるまで数日間は軽い短時間の運動から始める。
B運動による体重減少が2%を超えないように水分補給する。
C屋外では帽子をかぶり、吸湿性や通気性のよい薄い服を着る。
D体調がよくない時は無理に運動をしない。

2002/7/15
血糖値と糖尿病
長期間高いと血管障害に

●日経新聞6月25日(夕)付
 ぶどう糖は、筋肉などでエネルギー源として利用され、肝臓ではグリコーゲンとして蓄えられる。血中のぶどう糖濃度が血糖値だ。その血糖値が高く、朝の空腹時に126ミリグラム以上、それ以外のとき200ミリグラムを超えると糖尿病と診断される。血糖値が長い間高いと血管障害が起こる。食事療法や運動療法で血糖値を下げることが重要だ。

うつ病の発症
遺伝気質に環境要因が作用

●日経新聞7月2日(夕)付
 うつ病は、誰でもかかる可能性のある病気といえる。いつくかの遺伝子が関与し、生活環境の影響も受け、精神的な変調が生じる。遺伝の影響は、うつや不安といった症状ではなく、性格のほうに強く表れる。性格は人それぞれであり、生かせるような環境にいると、能力が発揮できる。しかし、たまたま合わない環境に置かれると、うつなどの気分的な変調が生じる。

医師に頼らず健康管理
セルフメディケーション

●日経新聞7月2日(夕)付
 風邪をひいたとき、多くの人は総合感冒薬に頼るが、総合感冒薬は多種多様な成分を含んでおり、余計な成分を飲んでしまうこともある。こうした無駄を減らそうと、最近は薬を症状別に分類して並べる薬局が増えてきた。体を自分自身で守るセルフメディケーションは1970年代に、『医療は自己責任で』との意識が強い欧米で広がった。日本で広がれば、医療費抑制の効果も期待される。厚生労働省などの試算では、風邪に限っても、年間受診費の1割強に当たる6百億円を抑制できるという。

腰痛は直立歩行の宿命的疾患
検査より痛み止めが先

●産経新聞7月3日付
 腰は体を支える支柱の基部として過大な負荷を強いられ、かつ複雑な関節構造により可動性を要求される。相反する機能を持つために、その機能にアンバランスを来たすと痛みを発生させる。腰痛は直立歩行の宿命的疾患といえる。腰痛には、神経学的異常のないものと、画像診断で異常を認める椎間板ヘルニアや加齢による変形性脊椎症などがある。治療については、何よりも身動きのとれない患者の痛みを止めることが先決である。近年の腰痛増加は、文化と大きく関わっているようだ。現代人はもう少し腰を落として謙虚に生活したほうがよいのかもしれない。

『ロングフライト血栓症』
旅行医学会が提言

●東京新聞7月4日付
 旅客機の狭い座席に長時間座ったことで静脈に血栓ができ、意識障害や呼吸困難を起こす『エコノミークラス症候群』について、日本旅行医学会(山田兼雄理事長)は、『ロングフライト血栓症』と呼ぶべきだ・・・という提言を発表した。座席が広いファースト、ビジネスクラスや、飛行機以外の場所でも発症例があり、『エコノミー席以外は安全という誤解を生んでいる』のが理由。近く関係省庁や医学会などに改称を働きかける。

2002/6/17
ブロッコリー、ピロリ菌に効果
胃潰瘍の原因菌、殺菌作用

●朝日新聞5月28日付
 野菜のブロッコリーに含まれる物質に、胃潰瘍や胃がんの原因と疑われるヘリコバクター・ピロリ菌を殺す作用のあることが、先日発表された。スルフォラファンと呼ばれる化学物質は、とくに新芽のブロッコリーに多く含まれ、ピロリ菌を体外で殺菌する作用が確かめられており、どの程度食べれば、胃の中の菌がなくなるか、などは今後の課題という。      
               
健康器具のけが急増      
中高年、女性に多い被害 
   
●毎日新聞5月30日号付    
 健康器具に関するけがなどのトラブルは、統計開始から昨年度までに計114件起きていた。通信販売や量販店で手ごろな価格で購入できるようになってから、件数は急増している。けがの内容は骨折、歯の折損、刺し傷・切り傷、擦り傷・打撲など。けが人は健康への関心が高い中高年に多く、男女別では女性が多くを占める。取扱説明書などをよく読み、使いこなせるか判断して購入してほしい。
               
洗濯機のカビ退治
洗浄剤の売り上げ急増

●読売新聞6月5日付
 洗濯槽の裏側のカビがアレルギー性皮膚炎を引き起こす恐れがある、との研究結果が発表されたのがきっかけで、5月以降の洗濯機用洗剤の売上高が急伸している。
 エステー化学の『ウルトラパワーズ洗たく槽クリーナー』や、花王の多用途洗剤『ワイドマジックリン』、ジョンソンの『カビキラー洗たく槽クリーナー』などが好調で、メーカー各社も力を入れ始めた。梅雨の季節を前に需要はさらに伸びると見ており、各社とも大幅な増産体制を組んでいる。
              
首や頭が不自然な姿勢に    
30〜50代男性は要注意 
    
●毎日新聞6月8日付     
 痙性斜頸(けいせいしゃけい)とは頸部の筋肉が異常に緊張し、首や肩、頭が不自然な姿勢になる病気のこと。同じ姿勢を取り続けることが引き金となり、ストレスが症状をさらに悪化させる。30〜50代の男性に多く、コンピュータを用いる職種に目立っている。予防対策としては長時間、同じ姿勢を取り続けないこと、休養を十分に取ること、ストレスをためないことが大切だ。管理側も労働環境をよくするよう心がけてほしい。

血糖値の上昇を抑える食物繊維
大流行の低インスリンダイエット
 
●東京新聞6月11日付    
 食物繊維は1日20〜25グラムの摂取が必要だが、現代人は15グラムを切っている。食物繊維を摂ると食事の吸収がゆっくりになるので、血糖値の上昇を抑え、満腹感も得やすい。吸収の早い食品をドカ食いすると、大量にインスリンが分泌され、余分な糖を脂肪細胞に運び、ぜい肉をつくる。今、大流行の低インスリンダイエットは消化吸収の緩やかな食品を食べて、やせようというものである。食物繊維の多い主食となると玄米・麦飯だが、全粒パンやライ麦パンにも食物繊維は多く含まれている。

2002/5/20
エコノミー席以外も注意    
足動かして水分補給を

●日本経済新聞5月7日(夕)付    
 エコノミークラス症候群は機内などで座り続け、足の静脈内に血栓ができる症状で、重症だと死亡する場合もある。発症者の平均年齢は61歳と中高年に多く、8時間以上の搭乗で起きていた。ただ『エコノミー』の通称が誤解を招く。4月にはビジネスクラスに乗っていたJリーグ・ジュビロ磐田の高原直泰選手も発症、入院したことから、座席の大きさと関係なく、長時間座り続けて起こる症状である。簡単な予防方法は、1時間ごとに少し離れたトイレにたつことと、時々足を動かすこと。こまめな水分補給も有効だという。      
               
緑茶は万薬の素      
成人T細胞白血病を予防   
 
●東京新聞5月8日(夕)付   
 緑茶に含まれるポリフェノールが成人T細胞白血病(ATL)の原因ウイルス減少効果があることを鹿児島大医学部の研究グループが発見した。臨床試験で緑茶十杯分のカプセルを毎日服用のグループと、服用しないグループで比較した結果、服用したグループのほとんどに、原因ウイルスの減少効果が現れた。ATLの発症率は低いが、発症すると死亡率が高い。    
               
大腸がんの予防        
野菜と適度な運動が有効
    
●東京新聞5月10日付      
 大腸がん研究の報告書によると、『確実』な予防要因に野菜と運動を挙げる。野菜に含まれる栄養素の抗酸化作用でがん細胞発生を抑制する。運動は腸管ぜん動運動を促進の効果や、ナチュラルキラー細胞の活性化など重要な働きをする。目安は散歩・ジョギングなど有酸素運動を無理のないペースで、運動量は速歩き60分程度を週2回以上。一方、リスク要因の『ほぼ確実』なものとして赤身の肉とアルコールを挙げる。赤身の肉は胆汁酸分泌の増加、高熱処理による発がん物質を指摘。アルコールはアルデヒドによる細胞障害のほか、ビタミン不足や遺伝的に弱い人の多飲による健康障害も大きい。 

病院でもアロマセラピー     
睡眠薬・鎮静剤の使用減る 
  
●読売新聞5月12日付      
 3年前から苦痛の緩和を希望する患者に対して行っている。植物から抽出した精油を薄めたものをアロマポットに数滴垂らしたり、薄めたものを直接肌にマッサージしたりすると鎮静効果がある。微香なので、不快に感じる人はほとんどいない。また、導入後は睡眠薬や鎮静剤の使用量が減り、患者のストレス緩和には費用的にも安価だ、という。         
            
『ご飯で太る』はうそ     
取りすぎても『燃料』に
    
●日本農業新聞5月15日付    
 米飯の『太る』イメージからか、量を減らす人もいるが誤解だ。米は余分に取ってもグリコーゲンとして体内に貯蔵されるだけ。太る原因は運動不足と脂肪分の取り過ぎである。また皮下脂肪より内臓脂肪のほうが怖く、生活習慣病の誘発物質も分泌されることが分かった。内臓脂肪を落とすのに効果的なのが30分程度の散歩。週3回程度の継続で基礎代謝も高まる。 

2002/4/29
笑って元気
ストレス解消、がん退治も

●日本農業新聞4月11日付
 ストレスの緩和には『笑い』が効果的なようだ。人間はストレスを感じると、副腎皮質ホルモンの一種、コルチゾールが体内に放出される。落語を聞いてもらった人たちのコルチゾールを調べると、聞く前より、聞いた後の方が値は下がったという。また、最近の研究では、ウィルスや悪性腫瘍を退治するナチュラルキラー細胞(NK)が、笑いによって活性化することも明らかになっている。

切らない手術
発展する内視鏡治療

●朝日新聞4月13日付
 がんの手術は体の悪い部分を取り除くと同時に、胃を失うなど体に少なからずダメージを与える。最近はからだのダメージが少ない手術が研究されている。『ITナイフ』と呼ばれる器具は、特殊ナイフのついた内視鏡で患部を取り除く。ある患者は始めに医師から開腹手術を勧められたが、『本当に胃を切るしかないのか』と必死に情報収集し、ITナイフの記事を見つけた。ITナイフを使った手術をした医師は『開腹手術なら胃の3分の2は切られていたでしょうね』と話している。手術は2時間程度で、その後の入院も1週間程度で済むという。

ブラックバスの生食
寄生虫にやられる危険

●読売新聞4月16日(夕)付
 ブラックバスの料理法は、インターネットなどで紹介され、愛好家が増えているというが、そのブラックバス料理が危ないようだ。湖沼に生息するブラックバスの刺身を食べた女性が、寄生虫病の一種『日本顎口虫症』になったという。日本顎口虫は淡水魚に寄生し、人に感染すると消化管から皮膚表面へと移動、ミミズ腫れを起こす。専門家は『生食だけは絶対に避けて』と警告している。

大丈夫?脳梗塞
手軽にできる自己診断あり

●日本経済新聞4月16日(夕)付
 朝起きたとき手足がしびれる。めまいがして天井がぐるぐる回る。ろれつが回らない。食事中に箸を落したりする――。この症状が見られると、脳梗塞の初期段階かも知れない。物忘れが激しい、考えがすぐにまとまらない、といった前触れもある。手っ取り早い自己診断方法は、@左の手のひらを上に向け、右の手のひらを重ねる、A右手を反転させて甲を乗せる、Bこの動作を繰り返し、左右を逆にしてもう一度試みる…。脳に障害があると、これがスムーズにできないという。予防法は、ウォーキングなど軽く汗ばむ程度の運動が適切で、運動量は一日45〜60分程度が目安。

伸びる納豆需要
テレビ特番が追い風に

●日本農業新聞4月23日付
 1世帯当りの納豆の消費量は2001年から増加傾向にある(総務省家計調査報告)。健康ブームを背景にテレビ番組などで取り上げられた効果が大きいようだ。納豆関係の番組は2001年4月から半年間で50本以上もあったという。また、狂牛病が問題となった昨年秋は、植物性たんぱく質の確保から大幅に消費が増えたという。全国納豆協同組合連合会(全納連)によると、納豆向け大豆の使用量は、2001年が12万9,000トン、2002年が前年比3%増の13万3,000トンに達する見込みという。

2002/4/15
ビールでがん予防
毎日大瓶1本で効果

●毎日新聞3月27日付
 毎日ビールを大瓶1本飲んでいると、大腸がんの発症を抑えられる可能性があることがキリンビールと国立がんセンターの研究でわかった。研究グループは大腸がんを起こす物質を注射したマウス40匹を、ビールを与えるグループと水を与えるグループに分けて様子を調べた。10カ月後、ビールを与えたマウスの病状の進行具合は、水だけのグループに比べて半分だった。ちなみに、99年に厚生省(当時)は、毎日ビールを大瓶半分程度飲む人は、全く飲まない人に比べてがんの死亡率が半分との研究結果を発表している。もちろん、適量が前提であり、飲み過ぎが良くないのはいうまでもない。

がんの凍結療法
入院2日、体への負担少ない

●読売新聞4月2日(夕)付
 『痛い手術はイヤだ』。そういう人は『がんの凍結療法』をぜひ知っておきたい。あるがん患者は腎臓がんの手術後3カ月入院し、手術後の痛みもひどかったが、2度目の手術では凍結療法を試した。時間は2時間程度で入院はたった2日。切除手術に比べて体への負担も少ない。現在、肝臓がんや腎臓がんを対象に臨床試験が進んでいる。治療は太さ2ミリほどの針をがん部位に刺し、針の先端から出る高圧ガスを出してがんをマイナス185度に冷却して凍結させる。がんは死に時間がたつと体に吸収されるという。患者にとってはグッド・ニュースといえそうだ。

サツマイモにがん抑制成分
ガングリオシドががんを正常化

●日本農業新聞4月9日付
 サツマイモに含まれるガングリオシドという成分にがん細胞の増殖を抑制する働きがあることがわかった。尚絅女学院短大(宮崎県)の道岡攻教授(食物栄養学)が究明した。ガングリオシドをがん細胞に投与したところ、細胞はほとんど増えなかったという。また、増殖過程で正常細胞に戻していることも明らかになった。道岡教授は『最大の特徴は、がん細胞を正常化させることができること。正常化できなくても増殖のスピードを遅らせる』と話している。

円形脱毛症
効果的な新療法や新薬開発も

●日経新聞4月9日(夕)付
 10円玉ほどの大きさに髪の毛が抜ける円形脱毛症は、アトピー性皮膚炎と同じ自己免疫疾患の一種と考えられている。毛をつくる細胞が休止している状態なため、休息中の細胞を活性化させれば治る。軽い場合ならば栄養を供給するために血液の循環を良くする薬を塗る。進行が速い場合はアレルギーを抑制するステロイド剤を注射する。最近注目を集めているのが、『PAUV療法』と呼ばれる紫外線を患部に当てる治療法で、難治例の3分の1に発毛効果があるという。また、住友電工が開発したEPMという物質は、頭皮部で毛包を新生するためのスイッチを入れる働きがあり、マウス実験では95%に発毛効果が認められた。今後、ヒトにも効果があるか臨床実験を進める見通し。


2002/4/1
女性に多い偏頭痛
医師処方の治療薬に効果

●読売新聞3月18日付
 偏頭痛は、強い頭痛が心臓の鼓動に合わせて起き、吐き気がしたり、光や音をわずらわしく感じたりする。15歳以上の日本人の8.4%が偏頭痛持ちといい、特に30代の女性では5人に1人が偏頭痛持ちとの調査結果もある。はっきりした原因はわかっていないが、脳の血管が拡張し、血管の周りに炎症が起きて痛みが出ると考えられている。昨夏からは保険が適用された偏頭痛発作薬『トリプタン』は、6〜7割の人が服用後2時間以内に痛みが軽くなる。ただ、血管収縮作用があるため、狭心症など心臓の持病がある人は使えない。なお、寝過ぎや寝不足、飲酒など偏頭痛の引き金となるようなものがあれば、生活の改善を図ることも大切だ。

慢性疲労症候群
悩まず内科医に相談を

●日経新聞3月19日(夕)付
 ひどい疲れが長期間とれなくなる『慢性疲労症候群』。社会の認知は徐々に高まっているが、慢性疲労症候群を知らず、原因不明の倦怠感に苦しんでいる人は少なくない。国内には約18万人の患者がいるという。厚生労働省の基準では、神経症などの病気が認められないのに@生活が著しく損なわれるような強い疲労が少なくとも6カ月以上続き、再発を繰り返す、A1カ月に数日は仕事ができず自宅で休息が必要になる…などの特徴がある。原因はウィルスやストレスによるものとの説が有力だ。専門家は『長引く疲労は放置しておくのが最も悪い。まずは内科医をたずねて原因を調べてほしい』と呼びかけている。

ボケないコツは趣味
計画作り・議論が脳を刺激

●朝日新聞3月20日付
 痴呆予防には、計画性を持って自分の好きなことを続けることが効果的――。こんなボケ防止策を老人総合研究所と豊島区が共同研究で実証した。研究は区内の60歳以上の高齢者に参加を募り、40人に料理や旅行、パソコンなどを週1回2時間の活動を1年間続けてもらった。活動にあたっては計画作りや議論などを重視した。研究開始から1年後に、活動に参加した40人としかなった62人に記憶力と注意力を見るテストをやってもらったところ、活動に参加したお年寄りの方が明らかに成績が上回った。

骨粗しょう症
骨だけでなく内臓にも影響

●日本農業新聞3月22日付
 高齢化で骨の密度が少なくなる骨粗しょう症は骨折だけがクローズアップされがちだが、心肺機能の低下など見えない部分で体を蝕む点も見過ごせない。骨密度が不足して骨が弱くなると、骨折しなくても背中が曲がり、様々な形で内臓に悪影響を及ぼす。心臓や肺の機能が低下するほか、便秘や腸閉塞、尿失禁なども起こりやすくなるという。低下した骨密度を回復させるのは難しいため、まずは若いうちから、十分な運動と栄養、特にカルシウムの摂取を心掛けるのが良いようだ。

2002/3/18
男性もアロマ療法を
お酒よりも健康的で気分爽快

●産経新聞2月27日付
 香り(アロマ)で心身を癒すアロマセラピーを利用するのは女性が圧倒的多数を占め、男性はわずか。女性がアロマセラピーで上手にストレスなどを解消しているのに対し、男性はお酒でごまかす人が多い。そうなると、かえって肝臓などに負担をかけることになる。初心者が自宅で出来るアロマ療法としては、ペパーミント、レモン、ローズマリーの3種類の製油を同じティッシュに2滴づつ垂らし、香りをかぐ方法がある。深呼吸しながら3〜5分かげば、気分爽快、精神的にもリラックスできるという。また、かぜ予防にはユーカリ・ラジアタ2滴とティートリー2滴を植物オイル10ミリリットルで薄めて胸と首に塗るのが効果的という。

自閉症支援センター設置
発達障害に理解を

●東京新聞3月1日付
 子どもの自閉症が増えている。自閉症は視覚、聴覚、触覚、嗅覚などの知覚が正しく機能しない症状で、周囲の出来事の意味をうまく理解できず、日常生活にさまざまな支障をきたす。多くは知的障害を伴うが、知的障害のない高機能自閉症やアスペルガー症候群がある。自閉症という言葉は『自らの心を閉ざしている人』という誤ったイメージを与えるため、自閉症の理解の妨げとなっている。厚労省は4月から『自閉症・発達障害センター』を都道府県、政令指定都市に整備していく方針を打ち出した。専門家は『診断、療育の体制を整えていくには、児童精神科医がまったく足りない。今の10倍は必要』という。

ストレスで歯痛
虫歯との勘違いに注意

●日経新聞3月5日(夕)付
 虫歯でも歯周病でもないのに歯痛を訴える人が増えているという。原因はストレスや神経に起因する場合など様々。闇雲に抜歯などをするのは誤りで、一本の歯痛から始まり、抜歯と症状の悪化を繰り返すうちに上あごの歯をすべて失ってしまった患者もあるという。歯を刺激した時に痛みひどくなるかどうかが目安で、虫歯なら痛みが増すが、痛みが変わらなければストレスや神経性のもの。歯が痛いからといって歯に原因があるとは限らない。おかしいと思ったら専門の病院に相談したい。

セカンドオピニオン
別の医師からアドバイス

●毎日新聞3月6日(夕)付
 『セカンドオピニオン』とは、診療を受けている医師とは別の医師に新たに診断を求め、アドバイスを受けることだ。1980年代、米国を起点に普及してきている。実際には主治医と第2の医師の意見が違うケースは1割ほどだが、患者は安心して治療を受けられるという。市民団体『セカンドオピニオンを推進させる会』(神奈川県茅ヶ崎市)では有料でセカンドオピニオンの協力医を紹介している。電話=0467(88)7703。

2002/3/4
米国で大豆ブーム
骨粗しょう症の予防で

●日本農業新聞2月6日付
 米国では骨粗しょう症の予防に大豆が注目されている。骨粗しょう症は年齢を重ねるごとに骨の密度が少なくなり、骨折しやすくなる症状。一般的にカルシウムの摂取がよいといわれるが、『カルシウムだけでは骨量を補充できない』(医師)。アジア圏の人のカルシウム摂取量は欧米人の半分程度だが、大豆を多く食べているため、欧米人よりも大腿骨の骨折が少ないという。大豆たんぱくに含まれるイソフラボンという物質が、骨の密度に関係しているらしい。米国の食品医薬局(FDA)では大豆たんぱくを含む食品に健康表示をするようになり、豆乳など大豆製品の売上が伸びているという。

ミカンに育毛効果
手作りの育毛剤も

●日本農業新聞2月14日付
 伊予かんやはっさくなどかんきつ類の皮に育毛効果があることがわかっている。昨年9月、日本かんきつ研究所は育毛剤『黄金宮』を発売した。同育毛剤を使用する美容院では、客の来店間隔が縮まり、『髪の薄かった人の髪が増えた』との声も出てきた。かんきつ類の育毛効果は@甘夏、A伊予かん、ミカン、Bはっさく、Cレモンの順に高い。ちなみに、自家製の育毛剤の作り方は、@ミカンなら15個、伊予かんなら4個ほどをよく水洗いし、からぶきする、A皮を向いて、へたをとる、B果実種用のビンに皮を詰め、アルコール30度程度のホワイトリカーを1リットル入れる、C2週間ほど寝かせた後、皮を取り出して出来上がり。冷蔵庫に入れておけば1ヶ月以上持つ。なお、『黄金宮』を購入したいという人は、日本かんきつ研究所(松山市)まで。電話089−963−3336。

ほうれん草でからだ元気
疲れ知らず、風邪も予防

●日本農業新聞2月22日付
 ほうれん草はビタミンやミネラルが豊富。ほうれん草を朝市で販売する千葉県鎌ヶ谷市の増田てるさん(61歳)は、『ここ10年くらい風邪を引いたことがない』と笑う。ほうれん草に含まれるビタミンCは疲労回復、風邪の予防などに効果がある。ほうれん草をゴマ和えにして食べれば、貧血や骨粗しょう症、便秘の予防に効果的で、ごまの油脂はほうれん草のベータカロチンを効果的に取り込めるという。野菜不足は疲れやすくなったり、イライラしたり、体が不調になる。ほうれん草をたっぷりとって健康を保ちたい。

若い女性の異食症
鉄不足が原因

●日経新聞2月26日(夕)付
 若い女性を中心に氷を異常なほど食べたくなる人が増えているという。A子さん(25)は自宅の冷蔵庫の氷をバリバリ食べ、多い時はトレーを1日で空ける。病院では『異食症』と診断された。鉄分が不足することによって起きる病気だ。鉄不足によって神経が異常を起こし、氷のほか、炭、チョーク、紙、土などを口にするケースがある。ダイエットなどで若い女性は鉄が不足しやすい。規則正しい食事を心がけたい。

2002/2/4
天候と健康
突然の寒気に要注意です

●毎日新聞1月16日(夕)付
 『天気を見方にして健康をつくる本』(中経出版)の著者・石川勝敏さんは、『人間の健康状態は天候にも左右される』と説く。『人間の体は寒冷状態でも炎天下でも36.5度に保つようにできているが、逆にいえば体温を保つためにかなり無理をしている。そのため、温度の変化に無理が効かなくなった時に体調を崩したり、病気になったりする恐れがある』と石川さん。暖房が効いている部屋から極寒の屋外に出た時、体は血圧を上げる働きをするが、高血圧の人がいきなり寒気を浴びると、脳溢血、脳梗塞、くも膜下出血、心筋梗塞の発症を招くこともあるという。特に高齢者ほど寒暖の差に気をつけたい。

過敏性腸症候群
ストレスによる現代病

●日経新聞1月22日(夕)付
 腹部の痛みを伴って便秘や下痢などの便通異常を起こす過敏性腸症候群。検査でも潰瘍や炎症などの病変は見当たらない。ストレスなどが原因であり、責任感が強く几帳面なタイプに多い。最近は40〜50代の管理職の男性患者が増えているという。症状の改善にはストレス解消が治療への近道だが、なかなか難しいのが実情だ。抑うつ傾向の人も少なくなく、下痢止めなどの薬に加えて弱い抗うつ薬やストレス緩和のための精神安定剤を処方する場合もある。過敏性腸症候群が疑われる主な症状として、@下痢・便秘が続く、Aよく腹痛が起こる、Bおなかが張って苦しくなる、Cウサギの糞のような便が出る、D頻繁におならが出る、E便意があるのに余りでなくて残便感が残る…など。

男性はやや太めが長生き
厚生労働省が10年間追跡調査

●読売新聞1月24日(夕)付
 男性は標準体重よりも少し太めの方が長生き出来る傾向があることが、厚労省の調査で確かめられた。肥満の指標であるBMI(ボディー・マス・インデックス=体重を身長の2乗で割った数字)では22が標準とされるが、調査によると、男性はBMIが23〜27未満の人が最も死亡率が低かった。これを基準にすると、21〜23未満で1.33倍に死亡リスクが高まり、19〜21未満で1.57倍、それ以下だと2.26倍と、痩せるに従って死亡率は高まった。逆に27を超える肥満でもリスクは高まっていくことがわかった。

花粉症の季節がやってきた
例年より多く前線北上も早め

●東京新聞1月29日付
 今年もスギ花粉の舞う季節が巡ってくる。昨年は西日本を中心に記録的な飛散量となった。過去のデータをもとに花粉予想をしている日本気象協会によると、『今年は昨年を下回る』が、『全体では例年並みか、少し多い』という。治療は対症療法が中心で、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤、目薬や点鼻薬などがあるが、根治療法には、花粉の抽出液を少しずつ注射し、体質改善を図る療法がある。ただ、数年間、定期的に注射する必要があり、実施出来る医療機関も限られている。


2002/1/21
歯周病が全身に影響
口の中だけと思ったら大間違い

●読売新聞2001年11月26日付
 歯磨きを怠り歯垢が残ったままだと、歯の付け根が次第に赤くなってくる。こうした歯周病をほったらかすと歯を失う原因となるが、最近では様々な病との関連が指摘されている。一つは早産で、米ノースカロライナ大学の研究チームは、『歯周病でない妊婦の早産率は6%だが、歯周病の妊婦では43%』との研究結果を発表した。また、歯周病を治療すると糖尿病も改善されたとの報告もあり、さらに、食道がんの細胞から歯周病菌が高い割合で検出されたことから、がんとの関連を疑わせる事例もある。このほか、心筋梗塞、動脈瘤との関連も指摘されており、『たかが歯周病』といった意識は禁物だ。

オリゴ糖でアレルギー改善
バナナで消化器症状消える?

●毎日2002年1月10日(夕)付
 バナナやタマネギなどに含まれるオリゴ糖に、食物アレルギーの症状の一部を緩和する作用があることが明らかになった。食物アレルギーには、アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくなどのほかに腹痛や下痢を起こす消化器症状もあるが、オリゴ糖は腸内細菌のバランスを整え、消火器症状を軽くする可能性があるという。昭和大学の飯倉洋治教授(アレルギー学)は、『食物アレルギーのある子供にオリゴ糖を含む菓子を与えると、鼻炎が治ったり便通がよくなるのあど、軽いアレルギー症状が改善する場合が多いことも確認している』と話している。

笑えば健康になる
免疫力高める『薬』

●日農新聞2002年1月4日付
 笑いは人間の特権。笑いの意味をコミュニケーションの問題として研究している日本笑い学会の井上宏会長(関西大学総合情報学部教授)は、『最近は人間の自然治癒力との関係が注目されている』と話す。笑うことによって、がん細胞を攻撃する血液中のナチュラルキラー(NK)細胞の働きが高まってがんを抑制したり、免疫力が高まって風邪を引きにくくなる。また、リウマチの痛みの原因となるインターロイキン6がおおいに笑うと下がることが分かっている。精神的にも“うつ”を笑い飛ばす効果がある。

坂道を歩こう
スローピングで健康

●朝日新聞2002年1月16日付
 傾斜を利用した健康運動『スローピング』が話題を集めている。坂道や階段を前向きや後ろ向きで元気良く歩くだけだが、普段は使わない筋肉を鍛え、ウォーキングより効果が高いとの評価もある。スローピングを考案した横浜市に住む奈良岡治成さん(63)は、長く高血圧に悩み、5年ほど前から肝臓も悪くなった。何とか健康を取り戻す方法はないかと考えていたところ、世界の長寿地域が高地や丘陵地帯にあることに着目、自宅付近の坂や階段を毎日1時間かけて歩くようになった。それに伴って、少しづつ肝機能が改善し、血圧も正常範囲まで下がったという。60〜70代の高齢者も無理なく出来るという。
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