知っとくと得

2008/12/01

糖尿病の治療・予防
食事は適量を3食

●東京新聞1114日付
 日本の糖尿病患者は予備軍を合わせると約1,870万人、成人の5.6人に1人の割合との推計もある。その糖尿病の治療、予防の要は食事。その主な注意点とは…。まず、食事療法の基本は、『一日の食事で必要なエネルギー量を知ること』。身長(単位はメートル)の2乗に22をかけて標準体重を出し。これに作業強度をかける。作業強度は、サラリーマンや主婦ら軽労働は30、動きの少ない高齢者らは25、工事現場作業員など重労働者は40.糖尿病患者はこのエネルギー量が上限となり、これを3食で出来るだけ均一にとる。栄養のバランスを良くすることも肝心で、『炭水化物・脂質・タンパク質を602515の割合で取るのが黄金比』(専門医)。メニューでの注意点は高カロリーな油や脂を控えることで、『鶏肉は皮を取り除くとカロリーを大幅に減らせる。皮を食べたい場合はカリカリに焼いて脂を落とす。豚肉はロースよりヒレの方がカロリーは低い。野菜炒めはレンジでカサを減らしてから調理すると油を減らせる』(同)など食べ方にひと工夫しても減らせる。食事時間のポイントとしては、就寝約4時間前からは食べないか、食べるなら消化の良いものにする。朝食は、職場で食べるよりも、自宅で食べてから運動を兼ねて出勤する方が良い。食べ方は、満腹感が得られるよう、良く噛んで食べる。緑黄色野菜や淡色野菜、海藻やキノコはカロリーが低いので、食事の最初に食べてお腹を満たすのも手だ。なお、年末は酒席が増える。アルコールは一日2単位までが目安だ(ビールなら400ml、ワイン200ml、ウィスキー60ml)。

80
歳で20本残すには
歯の健康を保つ

●毎日新聞1125日付
 何でも美味しく食べるには20本以上の歯が必要とされる。しかし、厚生労働省の調査では、80歳で残っている歯は平均10本。寿命の伸びに歯の寿命が追いついていない。歯を失う最大の原因は虫歯と歯周病。特に厄介なのは歯周病で、虫歯のように痛みなどの自覚症状がなく、気付かないうちに悪化する。歯周病の原因は歯と歯茎の間に溜まった歯垢のなかにある歯周病菌で、歯を支える組織を少しずつ破壊する。“間食が多い”、“良く噛まずに食べる”、“ストレスをためやすい”などの生活習慣や、健康状態が悪く、抵抗力が落ちていると歯垢が溜まりやすくなる。従って、歯磨きはもちろんのこと、規則正しい食生活を送る、間食を減らすといった予防が大切だ。なお、以下の1〜2項目が当てはまれば、歯周病の可能性がある。@歯茎に赤く腫れた部分がある、A口臭が何となく気になる、B歯茎がやせてきた、C歯と歯の間に物がつまりやすい、D歯を磨いた後、歯ブラシに血が付いたり、すすいだ水に血が混じることがある、E歯と歯の間の歯茎が鋭角的な三角ではなく、おむすび型になっている、F時々、歯が浮いた感じがする、G指で触ってぐらつく歯がある、H歯茎から膿が出たことがある。

2008/11/17

肩こり予防
日頃からストレッチを

●東京新聞10月31日付
 肩こりは首周辺の筋肉が緊張・収縮して起こる。血行が悪くなり、筋肉に必要な酸素、栄養素が運ばれず、疲労物質もとどまってしまう。従って、ストレッチやセルフマッサージで日頃から筋肉の緊張をほぐすことが必要だ。例えば、起床前に布団のなかで、@あおむけになり、腕を曲げ、脇をしめてボクシングポーズのような姿勢になる、A肩甲骨を中心に寄せるように、ひじや上腕を布団に押しつけ、その姿勢を5秒間続ける、B肩甲骨を広げるように手を組んで腕を天井方向に伸ばし、この姿勢も5秒間続ける。以上の動作で、就寝中に固くなった背中や首の筋肉を緩める。また、例えば、仕事中に椅子に座ったままで、@胸の前で手を合わせる、Aひじから下を床に水平にして上半身を横に倒す(下になった側のひじをへそに近づけ、上になった側のひじを天井に向ける感じ)、B背筋を伸ばし肩甲骨を広げる、C手を組んだまま、天井に近づける感じ腕を真上に伸ばす、D頭の後ろで手を組み、首の後ろの窪みに親指を当てて、頭を後ろに反らす。寒くなるこの時期は、血行を良くするために日頃から首を温かくしておくと良い。

脂肪燃焼に効果
牛肉、貧血改善にも

●毎日新聞10月31日付
 消費者は、他の肉に比べて割高で、脂肪分をためやすいとして牛肉を敬遠しがち。しかし、牛肉には脂肪の燃焼に不可欠な成分や貧血解消に重要な鉄分が多く含まれる。専門家によると、脂肪の分解産物である脂肪酸をエネルギーに変える働きを助けるのが、牛肉に多いアミノ酸“カルニチン”で、『カルニチンが少ないと、余分な脂肪酸は脂肪に戻ってしまう』という。また、牛肉の赤味に多いヘム鉄は、腸管に吸収されやすい性質を持つ。ホウレンソウの鉄分に比べ、5倍吸収されやすく、『不足した鉄分をサプリメントで補うより、牛肉の方がよほど効率的』(専門家)といい切る。このほか、神経伝達物質セロトニンを増やすアミノ酸“トリプトファン”も豊富に含まれている。また、牛肉に含まれるオレイン酸には悪玉コレステロールを減らす役割もある。

記憶障害の原因に
美しい思い出 浸り過ぎ注意

●東京新聞11月4日付
 過去の記憶を思い出す頻度が増えると、記憶障害を引き起こすタンパク質が脳にたまりやすくなることを理化学研究所の研究チームが明らかにした。歳をとると、“タウ”というタンパク質が脳の嗅内野に蓄積、記憶障害を引き起こすとされる。研究チームは、長時間呼び起した過去の記憶が再び脳にしまわれる時、タウを蓄積しやすくなる酵素“GSK−3β”の働きが活発になることをマウス実験で突き止めた。この結果から、じっくりと過去の記憶を思い出す回数が多いほど、タウが蓄積しやすいといえる。研究チームでは、『過去の思い出に浸るよりは、前向きに新しいことを考えた方が脳には良いようだ』としている。

2008/10/6

スポーツの秋
思わぬ怪我をしないために…

●毎日新聞9月17日付
 秋には子供の運動会や地域のスポーツ大会が催される。普段は仕事で忙しい大人にも出番が回る機会が増えそうだ。学生時代にスポーツに打ち込んだ体力自慢であっても、過信は禁物。思わぬ怪我に注意したい。専門家によると、競技当日の心がけは、まず早めに起きること。朝は副交感神経の働きで体がリラックスした状態にある。特にゴルフなど午前中から動く場合、ウオーキングなどで体を目覚めさせておくと良い。競技前の運動は、ストレッチだけでは不十分。『準備運動は筋肉、神経、循環器系の動きを良くするのが目的。走る種目なら、事前に軽く走り、心臓を動かして』(専門家)。また、こまめな水分補給も心がける。のどが渇いたと感じる前の摂取が肝心で、『脱水症状の回復には、冷えた飲み物の方が有効』(同)。力勝負の種目では息を止めないこと。『一過性の循環障害を起こし、脳や心臓の重大な事故につながる』(同)からだ。その他、注意点としては、@ひざや腰を痛めないよう、かかとが厚めでクッション性のある運動靴を選ぶ、A運動前後に5〜10分程度の準備・整理運動、B体調急変に備え、水分補給の缶ジュース代120円と携帯電話(または公衆電話代の10円)は必携、C寒い日や悪天候など運動環境が整わない日は、運動を休む、D運動する間は息をこらえず、意識的に息を吐いて呼吸を続ける、E安全で適切な運動強度は、有酸素運動の場合、運動直後に手首で心拍数を計り、10秒間に15〜20回が目安、F犬の散歩を兼ねた運動は、犬のペースに合わせると運動強度が高くなることもあるので気を付ける。

魚をおろす
料理の幅広がり便利

●東京新聞9月18日付
 旬の魚を自分でおろせたら、料理のレパートリーはぐっと広がる。『すぐ切り身に走るのは、さばき方や料理法を知らないから。基本の三枚おろしを知っていれば、塩焼きだけでなく、細かく刻んでミートボールのようにしたり、パスタの具にしたりと料理の幅が広がる』(専門家)うえ、安い時にまとめて買って内臓を出しておけば、保存が利き、すぐ使えて便利だ。そこで、今回はサンマの三枚おろしの手順を紹介したい。@サンマは真水で洗い、胸びれの下に包丁を入れ頭を真っすぐ切り落とす。A頭の方を右、腹を手前に置き、包丁を寝かせ、尻びれまで腹を切る。はらわたを包丁でかき出す。腹の中を水でよく洗い、水気をふく。B頭の方を右、腹を手前にして置く。頭の方から中骨の上の際に包丁を入れ、中骨に沿って上下に大きく包丁を動かし、身を切り取る。裏返して、同様にもう片面を切り取る。C包丁を寝かせ、腹骨をそぐ。最後だけ包丁を立てる。D刺し身やつくねにするときは皮をはぐ。頭の方から尾に向かって指で皮をむく。左手で身を押さえ一気にむくと綺麗にはがれる。なお、三枚おろしはイワシ、アジなどに応用出来る。包丁は万能包丁で良く、まな板をぬらしてから作業すると汚れが取れやすい。

2008/9/22

豪雨をキャッチ!
突然降られる前に…

●東京新聞9月9日付
 突然の局地的な豪雨による被害を防ぐには、迅速かつ正確な情報収集が欠かせない。そこで、すぐに役立つ情報収集法を紹介する。@ゲリラ豪雨メール:民間気象予報会社“ウェザーニュース”が今年7月にスタートしたサービス。レーダーなどの観測情報と一般の雷雲情報提供登録会員から写真付きメールで寄せられる雷雲情報を基に、ゲリラ豪雨の可能性を携帯メールなどに事前通知する。利用料は月315円。A月形半平太メールサービス“雨降り始めーる”:飲食店情報検索サイト“ぐるなび”が提供。利用者の登録した地点の降雨開始予測時刻と降り方の強弱を無料で携帯電話に通知する。B国土交通省HP内“防災情報提供センター”:河川局、道路局、気象庁の雨量観測データ速報値を、地図上に示す。10分ごとに更新され、最新の降雨状況を確認出来る。C東京都下水道局HP内“東京アメッシュ”:日本気象協会提供の降雨情報。観測網がきめ細かい。観測地域を一辺250〜500メートルの区画に区切り、降雨強度を八段階で色分け表示している。なお、日本気象協会の気象予報士は、『雷雲は短時間に急速に発達するので、(@の)ウェザーニューズのサービスは不特定多数から情報提供を受けて、数分後に正確な予測を送り返せるのか疑問。提供情報が効果のある場合もない場合もあるだろう』と指摘。その上で『“朝雷に川越すな”、“かさ雲は天気が崩れる知らせ”、“アリが穴をふさぐと雨が近い”など、昔からの言い伝えには科学的裏付けもあり侮れない。最新の公的情報と自分の五感を併用することが大切』ともしている。

鼻血の正しい対処法
まずは落ち着く

●東京新聞9月12日付
 季節の変わり目で体調を崩しやすいことや、キク科などの花粉が飛びアレルギー反応を起こしやすいことなどから、この時期、子供などに鼻血が増える。子供の鼻血は9割型、左右ある穴の内側、小指の先が入った程度の入り口近くで出血するので、止血は主にここを狙う。鼻に詰めるものは脱脂綿。ティッシュは柔らかそうに見えても粘膜には硬過ぎるので、鼻の穴にややきつく丸めた脱脂綿が良い。押さえる部位は小鼻。鼻の骨を気にせずつまめる軟らかな箇所を、鼻で息が出来ないほどの強さでつまむ。少なくとも1分以上つまんだ後、そっと脱脂綿を外し、出血が続くようなら新しく詰め替えて繰り返す。また、止血の際、上を向かないことも大切。普通に前を向く姿勢を心掛ければ、鼻をつまむ動作でやや下向きになる。両目の間、鼻の付け根を冷やすことも効果がある。ハンカチで包んだ保冷剤、ぬらして絞ったタオルなどで、目を傷つけないよう冷やすと良い。なお、首の後ろや後頭部をトントン叩く人がいるが、かえって血流が良くなり出血を増やす可能性がある。30分、1時間と止まらない場合や、口やのどに大量に血が回るような場合は注意が必要。太い血管が切れているケースも考えられ、すぐに受診を。

2008/9/8

皮や芯にも美味しさの元
野菜の節約術

●東京新聞8月26日付
 健康志向の高まりで見直されている野菜。皮や芯など、普段の料理で捨ててしまいがちな部分にも美味しさは潜んでいる。無駄なく野菜を使い切るためのちょっとした工夫とは…。例えば、キャベツは、『外側のゴワゴワした葉っぱは、綺麗に洗って蒸し物の皿に敷くクッキングシートの代わりにする(葉も柔らかくなり食べられる)』、『芯はスープに入れて煮て甘みの素にする』。大根は、『皮を剥かずに煮る』、『皮を剥いた場合はその皮を金平にする』、『葉は塩もみして菜飯にする』、『しっぽは蜂蜜につけておき、風邪など喉の痛みを和らげたい時に、その蜂蜜を湯に溶かして飲む』。そのほか、秋になって空気がからりと乾いてきたら、大根やキャベツ、しいたけなど何でも天日に干して見るのも良い。干すことで旨みが増し、炒め物や煮物に使える。

みそ汁の効用
毎日1杯、腸をスッキリ

●毎日新聞8月30日付
 どの味噌も、濃淡の差はあれ褐色だ。醤油もまた濃い褐色。どちらにも含まれている褐色の色素を総称して“メラノイジン”という。メラノイジンは複雑な反応を経て出来る高分子の化合物で、反応過程で出来る香り物質が味噌の良い香りになっている。専門家の研究により、メラノイジンには腸内環境を改善する可能性があること、高血圧や高血糖、ガンなど生活習慣病の予防効果が期待出来ることが判ってきた。また、味噌は塩分を含むため、血圧や胃ガンの防止にはマイナスに見られがちだが、実際にはそうでないことも研究で判っており、みそ汁を毎日2杯以上飲む人は高血圧が抑えられたとの報告もある。汗をかき、適度な水分と塩分の補給が必要な季節にはみそ汁摂取の意義も高い。野菜や海藻類をたっぷり使ったみそ汁はバランスの良い食事にふさわしい一品といえよう。

美味しくアレンジ
賞味期限近い非常食

●東京新聞8月30日付
 9月1日“防災の日”に買い置きしていた非常食を点検、賞味期限が迫った非常食の使い道に頭を悩ませている向きもあるかもしれない。しかし、アレンジ一つで、非常食も美味しく食べることが出来る。例えば、非常食の代名詞“乾パン”。保存性を高めるために、油分、糖分、水分とも極力抑えており、そのまま食べると硬くてパサつく。しかし、『油で揚げると驚くほどソフトな食感になる。砂糖をまぶしておやつに、塩を振ってビールのおつまみに。砕いてスープやサラダに乗せればクルトン代わりにもなる』(乾パンメーカー)。また、粗く砕いてピザ生地に使っても美味しい。大まかなレシピは、@乾パン100グラム(40粒)を粗く砕いて牛乳50ccに浸す、A@に卵2個を加えて粘りが出るまでよく混ぜる、BAをパイ皿あるいはアルミホイルで作った更に敷き、180度のオーブンで10分焼く、CBにピザソース適量を塗り、チーズ、サラミなど好みの具を乗せてオーブントースターで5分焼く。



2008/8/25

節約クッキング術
魚はひと手間かけて保存

●東京新聞7月29日付
 買ってきた魚はそのまま冷蔵庫に入れるのではなく、すぐ調理にとりかかれるイメージでひと手間かけてから保存すると良い。例えば、沢山買った魚の切り身。冷蔵庫の冷凍室やチルド室に保存する時、一切れずつラップでくるんでから入れておけば使い易い。また、味噌漬けや粕漬けにしたり、醤油とみりんに漬けておくのもいい。イカの場合、実は丸ごと冷凍するのではなく輪切りにして酒と醤油(※めんつゆでも可)をふってから、足は軽くゆでてから冷凍する。

慢性化する前に対処
なかなか治らない水虫

●毎日新聞8月5日付
 水虫は正式には“足白癬(あしはくせん)”という。カビの一種で真菌類の“白癬菌”が足の指の間、足の裏、爪に取りつき、足の裏の皮膚が剥けたり、ヒビ割れたり、爪が白く濁ったりする病気だ。皮膚科医師で組織した日本臨床皮膚科医会が調査したところ、4人に1人が水虫を持っていることが判った。水虫の治療は症状に応じて行なわれる。初期の場合は市販の外用薬で治る場合が多い。爪の白濁など症状が重くなると塗り薬では爪の中まで浸透しにくく治すのが難しいので、飲み薬が効果的になる。気をつけたいのは、勝手に水虫と思い込んで市販薬を使うこと。足の裏に水ぶくれのようなものが出来る異汗性湿疹の症状は水虫とよく似ている。自分勝手に判断するのではなく、まずは皮膚科を受診したい。また、水虫予防対策は、@一日1回、足を洗う、A室内の掃除を小まめにする、B水虫の人が家族内にいたら、スリッパは共有せず、風呂マットも出来れば別にする、C通気性の良い靴を履く、D靴は2〜3足を履き回し、可能なら会社ではサンダルに替える、E勝手に市販薬を使わずに早めに受診する。

脚のむくみ予防
1時間おきに筋肉動かす

●東京新聞8月15日付
 体内の水分は動脈から毛細血管を通り細胞に染み出し、細胞に栄養や水分を届け、老廃物が静脈やリンパ管に戻るように循環している。脚のふくらはぎの筋肉が収縮することでポンプとなり循環させている。しかし、脚の筋肉を使わずポンプの力が弱くなると、この動脈から出た水分が静脈で吸収されずに細胞と細胞の間にたまる。これが“むくみ”だ。夏場は気温が上がり、動脈が拡張し、染み出る水分が増えるため、むくみが起きやすくなる。ひどくなるのは夕方から夜にかけて。昼休みに横になったり、心臓より脚を高く上げて休めば夕方のむくみを抑えることが出来る。昼寝が出来ない場合は、足首を動かす“足関節運動”が効果的。座ったまま、つま先とかかとを上下に動かす運動で、それぞれ4〜5回を1時間に1度のペースで行なうと良い。なお、一日寝てもむくみがとれない、体重が増える、顔や手にもむくみが出るといった症状がある場合は、腎臓病や肝硬変、心臓疾患の可能性もある。いつもと違うむくみが出たら専門機関を受診したい。

2008/8/4

夏の応急手当て
熱中症などで人が倒れたら?

●毎日新聞7月22日付
 夏休みは熱中症や水の事故が多い。もし、そばで人が倒れたら…。まずは、手当てをする前に、『自分の安全を確保し、それから近付いて話しかける』(専門医)。手当てする場合は患者をその場から動かさないのが原則。ただし、道路上なら、安全な場所まで移動させる。この際、頚椎の保護が大切で、ぐらぐらしないように頭を支え、何人かで持ち上げたい。安全に手当てが出来る状態になったら、声をかけ、意識があるか確かめる。呼びかけに反応しない場合、119番通報とAED(自動体外式除細動器)の手配をし、あおむけにしてあごを持ち上げ、頭を後にそらせて気道を確保する。呼吸を確かめ、していなければ心臓マッサージと人工呼吸(心肺蘇生)をする。その際、人工呼吸は省略も出来るが、心臓マッサージは欠かせない。というのも、脳の最大の弱点は酸素不足で、その酸素は血液から供給されるため。心臓マッサージをすると、心臓が動き出すまでもある程度血流を保てるのだ。
 なお、プールや海でおぼれた事故の場合、まず、身体を横向きにして口にたまった水などを出してから、人工呼吸や心臓マッサージをする。人工呼吸と心臓マッサージの仕方は、@気道を確保して、1秒かけて胸の上がりが見える程度の量の息を2回吹き込む、Aすぐに胸骨圧迫を30回(胸骨圧迫の位置は胸の真ん中)…を繰り返して行なう。

液晶かプラズマか
薄型テレビ

●毎日新聞7月27日付
 2003年の地上デジタル放送開始とともに急速に普及し始めた薄型テレビ。 主流は“液晶テレビ”と“プラズマテレビ”だが、JEITA(電子情報技術産業協会)の調査では、2007年の国内テレビ出荷台数のうち、液晶テレビが8割を占めた。シェアでは圧倒的に液晶テレビが勝っているが、それぞれの特性から画質や機能はどう違うのか…。
 液晶テレビは小型から大型まで幅広い画面サイズを取り揃えている。バックライトを常に発光させているので、周囲が明るくても鮮明な映像を見ることが出来、消費電力も少ない。視野角が狭く、斜めから見ると色が変化して見えたり、スポーツなど動きの速い映像では、ピンボケしたような残像感が見られる場合があるが、最近は『倍速駆動』と呼ばれる機能により、残像感がほとんど気にならない機種も増えている。
 一方、プラズマテレビは構造的に小型化が難しく、大画面が中心。プラズマパネルが自ら発光するので、どの角度から見ても明るさや色が均一なのが長所。ただ、画面の表面に光沢があり、明るい場所では光が映りこんで見づらくなるのが欠点でもある。一般的な特徴として以上のような点が挙げられるが、いずれも最新技術によって改良が進み、画質の違いを見極めるのは難しくなっている。メーカーや機種によっても見方は変わるため、店頭で斜めから覗いたり、多くの映像を見て違和感がないか確認すると良い。

2008/7/21

心筋梗塞、糖尿病も
気づきにくい食後高血糖

●東京新聞7月4日付
 糖尿病を見付ける検査では通常、空腹状態で血糖値を測る。この血糖値が正常でも、食後の血糖値が急上昇する『食後高血糖』と呼ばれるタイプの人がいる。食後高血糖は心筋梗塞や糖尿病発症の危険性が指摘されている。血糖値が正常な人は、食事をすると血糖値は120〜140間で上昇するが、インスリンが分泌され30分前後で急速に下がる。しかし、食後高血糖の人は血糖値が急上昇しても、インスリンの分泌が遅れたり、分泌量が少なかったりして血糖値がなかなか下がらない。しかし、2〜3時間かけて次の食事までには戻るので、空腹時の検査では見過ごされやすい。食後高血糖の状態が続くと、本格的な糖尿病へ進む危険性が高まる。また、高血糖状態が続くと、血管が傷つけられ、動脈硬化や心筋梗塞を引き起こす原因になる危険性もある。専門医は、『健康診断で調べる空腹時血糖だけでは、食後だけ血糖値が高い人は見過ごされる可能性がある』、『空腹時の血糖値が100を超えていたり、最近太ってきた人は、糖負荷検査を受けるなど積極的に対応してほしい』としている。なお、食後高血糖を改善するには生活習慣の見直しが必要で、専門医は、『特に食事と運動』とし、具体的に、食事は、@食物繊維を多く含む食品を摂る、Aよくかみ、時間をかける、Bジュースや甘い菓子などは出来るだけ控える…とし、運動は一日1時間ぐらい歩くなどして継続することが大切としている。

録画簡単、自分好みに再生
HDD内臓レコーダー

●東京新聞7月14日付
 まもなく北京五輪。長時間のテレビ観戦に備え、ハードディスクドライブ(以下、HDD)内臓のDVDやブルーレイディスク(以下、BD)レコーダーの入手を検討している向きもあるだろう。そこで、HDD内臓レコーダーのメリットの一部を紹介したい。HDD内臓レコーダーの特徴の一つは、録画の簡便さ。予約は、リモコンで電子番組表(EPG)を画面に呼び出したり、撮りたい番組を選んで、“録画”ボタンを押すだけ。開始・終了時間やチャンネルの入力は一切不要。デジタル放送なら、放送時間の延長や変更にも自動的に対応するので、ビデオテープレコーダーではありがちなスポーツ番組の中継が途中で途切れたりすることはない。もう一つの特徴は、長時間の録画が出来ること。HDDの容量が500ギガバイトなら、ハイビジョン放送で60時間程度、標準放送なら最大数百時間も。長期保存したい場合は、DVDやBDにダビングすればいい。デジタル番組の複製回数を緩和する“ダビング10”も解禁され、一段と使いやすくなった。
 再生に関しては、録画した番組が全てHDDに収容されているので、画面に一覧を表示して目当ての番組を選ぶだけでスタート。他の番組を録画していても再生出来、録画中の番組を冒頭から見る“おっかけ再生”、更に、急いでいる時には音声を聴きながら早送り出来る“早見再生”も可能だ。

2008/7/7

正しいブラッシング法を
歯周病予防のために

●東京新聞6月20日付
 日本歯周病学会認定の専門医によると、虫歯のない人ほど歯科を受診しないので、正しい歯の磨き方の指導を受けることが少なく、歯周病になりやすいとのこと。では、正しい歯の磨き方とは…。頬に近い外側は歯に対して直角に、歯の裏側は斜め45度に歯ブラシを当て、“小刻みに動かす”のがポイント。磨く時は手鏡に自分の歯を映しながら、歯の表面に歯ブラシがきちんと当たっているかどうかを確認する。奥歯から磨くなど、磨く順番を予め決めておき、一本一本汚れを浮かせて落とすようにする。磨き残しが多いのは、奥歯、歯と歯の間。基本の歯磨きをマスターしたら、例えば、デンタルフロスを歯と歯の間に入れて汚れをかきあげるようにして取り除くなど、歯間ブラシやデンタルフロスなどを併用したい。このように丁寧に磨くと30分は必要になるが、歯磨きに毎回時間をかけるのは難しい人も多いはず。専門医は、『就寝中は唾液が少なくなり、自浄作用が弱まるので、せめて寝る前だけでも念入りに歯磨きを』としている。なお、歯ブラシはブラシ部分が小さいものを。毛先が広がらなくても1〜2ヵ月が交換の目安。力を入れ過ぎて磨くのは、歯茎を傷つけたり、歯の付け根を削ったりして知覚過敏の原因にもなるので要注意だ。

雨水の有効利用
様々なタンク市販

●毎日新聞6月23日付
 雨水をただ下水管に流すのではなく、有効利用する方法はないのか。家庭で出来る雨水利用としては、屋根から流れ落ちる雨水をタンクに集め、トイレの洗浄水や庭の樹木への散水、洗車用の水などに活用する方法がある。最近では様々なタンクが発売されており、価格は2〜10万円ほど。また、『雨水浸透ます』という設備を使って、雨水を自然に還すのも有効とされる。住宅の屋根に降った雨水は地下に埋められた『雨水ます』に集められ、下水管に流されるが、雨水浸透ますは底や側面に穴が開けられ、雨水を土壌に染み込ませる。これは洪水の防止になるほか、地下水を豊かにする効果があるとされる。なお、雨水タンクや雨水浸透ますは、設置に補助制度を設けている自治体もあるので、関心のある向きは問い合わせると良い。

使っても大丈夫?
長く保管していた香水

●毎日新聞6月26日付
 香水やオーデコロンなどのフレグランス製品の主原料は香料とアルコール。開封後、使う度にアルコール分は徐々に揮発していくため、色や香りが濃くなっていく。色が多少変わった程度では品質に問題はなく、そのまま使用しても大丈夫。香水本来の香りを保つためには、蓋をきちんと閉め、温度変化が少ない常温の場所に保管すること。薬事法によると、未開封で適切に保管すれば3年以上品質が変わる恐れがない製品は、使用期限の表示義務がない。香水もこれに当たり、『未開封なら保管は3年がメド、開封後はなるべく1年で使い切りたい』(専門家)。


2008/6/23

ビールとの相性抜群
枝豆の美味しいゆで方

●東京新聞6月10日付
 ビールが美味しい季節を迎え、おつまみに欲しいのが旬を迎える“枝豆”。ビタミンやたんぱく質など栄養素が豊富なうえ、アルコールの分解を助ける働きもある。専門家によると、『美味しい枝豆には“うぶ毛”が多い。塩で揉んでうぶ毛を取ることが美味しさの秘訣』だそう。美味しいゆで方は、まず、枝豆を洗って水気を切ってから、ざるかボウルに入れて塩をまぶす。量の目安は枝豆100グラムに対して片手に軽く一杯分。両手で確り揉んだら、そのまま沸騰したお湯(塩少々入り)に入れる。『枝豆を入れた時に一旦、湯温が下がるが、再沸騰した直後に枝豆の香りがフワッと漂ったら、ざるにあげる』(専門家)。色でいえば、『緑色が一気に鮮やかに変わる瞬間』(同)で、時間にすると鍋に入れてから1〜2分。色を重視する場合はゆであがった枝豆を水に入れるが、味や香りを保つならば水に入れない“丘上げ”が良い。

貰うのも贈るのも…
お中元の1位は!?

●毎日新聞6月17日付
 サントリーが行なった意識調査によると、お中元で贈られて嬉しい物も、贈りたい物も1位は“プレミアムビール”との結果が出たそうだ。調査対象は昨年、中元を贈った20〜59歳の1,000人(男性551人、女性449人)で、今年4月下旬にインターネット上で調査を実施。贈られて嬉しい物(単一回答)は、@プレミアムビール(22.7%)、Aギフトカード(16.6%)、B産地直送の魚介類(9.3%)、Cカタログギフト(7.1%)。一方、今年贈りたいと考えている物は、@プレミアムビール(20.6%)、A定番ビール(9.9%)、B洋菓子(9.2%)、Cハム・ソーセージ(6.6%)だった。ちなみに、昨年贈ってもらった物(複数回答)では、1位が定番ビール(27.7%)だったのに対して、プレミアムビールは3位(20.9)。素材にこだわり、価格がやや高めのプレミアムビールへの関心が高まっているようだ。

吸いたい人はコンビニへ
止めたい人は薬局へ

●毎日新聞6月17日付
 たばこ自動販売機用の成人識別ICカード“taspo(タスポ)”が導入されたことを受けて、コンビニエンスストアでのたばこの売上が急増している。タスポ発行の手間などを嫌った喫煙者の利用が増えたと見られ、缶コーヒーや酒などの“ついで買い”効果も広がっており、競争激化や少子高齢化に直面するコンビニ業界はこの“タスポ特需”を歓迎している。一方、英製薬大手のグラクソ・スミスクラインと大正製薬が、7月1日から、貼り薬型(パッチタイプ)の禁煙補助薬『シガノンCQ』を発売する。腕や胸などに朝貼り、寝る前に剥がすタイプで、パッチにはニコチン成分が含まれており、少量のニコチンを肌から吸収することで、禁煙時のイライラなどを緩和する。段階的にニコチン濃度の少ないパッチに変えていき、禁煙に導く。通常、6〜8週間程度の継続使用が必要。一般用医薬品で、薬局で購入出来る。

2008/6/9

風邪の症状は治まったが…
激しいせき

●毎日新聞5月20日付
 風邪の症状は治まったのに、いつまでもしつこい咳が続く。この場合、『咳ぜんそく』や『百日ぜき』など思わぬ病気のサインの可能性もある。咳ぜんそくはアレルギー性の場合が多い。症状は春や秋など季節の変わり目に出ることが多く、エアコンの冷・暖気や会話、たばこの煙、雨天などが咳の引き金になる。気管支ぜんそくと異なり空咳が主な症状で、感染性はない。一方、百日ぜきは咳・くしゃみの飛沫や接触で感染する。成人の症状は、初めは風邪のような症状で、次第に、@咳が強まる、A熱はほとんど出ない、B夜間に発作性、痙攣性の咳を繰り返すようになり、嘔吐を伴うこともある。乳児の場合は肺炎、脳症を合併する場合も。いずれにせよ、咳が続く場合は風邪と片付けず、早めに診療・治療を受けることが大切だ。

果物・野菜の生食で不調に
口腔アレルギー症候群

●東京新聞5月23日付
 青果物で起こる“口腔アレルギー症候群”というアレルギーがある。生の果物や野菜を食べて15〜30分程度で起こるアレルギーのことで、唇や口のなかが腫れたり痒くなるほか、全身症状が出ることもある。一般的なアレルギーと違い、思春期以降に発症する場合が多く、花粉アレルギーとの関係が指摘されている。例えば、シラカバの花粉にアレルギーのある人は、リンゴやモモなどバラ科の青果物に反応が出易い傾向がある、といった具合だ。なお、青果物にアレルギーがある場合、ゴム(ラテックス)にもアレルギーを起こし易いという。アレルギーの有無は血液検査や皮膚テストなどで調べることが出来る。


脱水のサインは…
熱中症対策

●東京新聞6月1日付
 日中の気温が高くなり、熱中症が心配な季節。レジャーやスポーツはもちろんのこと、日常生活でも水分補給は欠かせない。専門家によると、『喉の渇きは軽い脱水症状。その段階で体重の3%の水分が失われている。体内の水分が足りないと、疲労物質の乳酸が出来やすく、動きが悪くなったというデータもある』という。水分は、@栄養の運搬、A老廃物の排泄、B体温調節…と、生命維持に不可欠で、通常で一日1.5〜2リットルの摂取が必要。水分はこまめに摂るのがポイントで、数時間ごとに150〜200ミリリットルずつの摂取が望ましい。温度は吸収効率を考えると5〜15度が良い。ちなみに、冷蔵庫で冷した飲料は4〜8度で、少しコップが汗をかく程度の温度が適温といえる。なお、専門家によれば、『暑いだけなら水でも良いが、激しく汗をかくスポーツの場合、スポーツ飲料が無難』とのこと。汗で失われた塩分を補わないといけないからだ。ただし、糖分が気になるので、『ノンカロリーかつノンシュガーがベスト。普通のスポーツ飲料しかない場合でも、表示を手掛かりに必要な塩分を確保しながら水で薄める摂り方もある』(専門家)。

2008/5/26

生活術で症状軽減
耳鳴り

●毎日新聞5月2日付
 “耳鳴り”は外から音が入っていないのに、『ジージー』や『キーン』といった音が聞こえる状態をいう。耳に入った音が中耳、内耳、聴神経を経て、脳に伝わる経路のどこかに異常があるのだが、詳しい原因は分かっていない。気になる場合は、耳鼻科を受診して、中耳炎、突発性難聴、メニエール病などの病気かどうかを調べてもらう必要がある。こうした病気でない場合は、通常の耳鳴りといえるが、専門医によると確実な治療法はないという。ただし、気にならない程度に症状を軽くする方法はあるそうだ。@マスカー療法=耳鳴りに近い周波数の雑音を聞くことで、耳鳴りの症状を軽くする方法。ATRT療法=マスカー療法のような音療法に、心理療法を組み合わせた治療法。臨床カウンセラーが耳鳴りは怖い病気ではないことを説明、耳鳴りが気にならないように心の状態を持って行く。Bステロイド注入=耳にステロイド剤を注入する方法。海外で注目されているが、日本では健康保険の適用になっていないため、余り普及していない。Cビタミン摂取=耳鳴りは過労などによる疲れ、不眠、不安、ストレスなどでも生じる。神経の働きに良いビタミンB群やビタミンCに富む食品を取ることを心掛けたい。

同じ形は二つとない!?
指紋

●東京新聞5月6日付
 指紋には特徴を示す点が約100ヵ所あり、うち15点の特徴が全て一致する確率は約100兆人に1人とされる。特徴点を増やせば、一致する確率はどんどん小さくなり、100点全部が一致する確率はほぼゼロといえる。そういう意味では同じ指紋はないといえる。ただ、一卵性の双子も指紋は異なるが、普通の兄弟よりは似ているという研究がある。なお、指紋の筋(隆線)の皮膚深くには、汗を出す腺が並んでいるので、表面が擦り切れても、同じ指紋が再生される。

コピー機など必ず固定
職場で震災に備え

●東京新聞5月17日付
 仕事中に被災した時のために、日頃必要な準備や心構えは何か。仮に建物が揺れに耐えても、机やコピー機、ロッカーなど重量のある備品が固定されていなければ、避難経路をふさいでしまう恐れがある。生き延びる準備をしても本末転倒になるわけで、備品の固定は大前提となる。職場で用意しておきたいのは自宅の場合と同じで、日用品、衣類、食料、救急用品。加えて個人で、水と食料(飴など簡単なもの)、常用薬、携帯ラジオと携帯電話、充電器、雨具を用意しておきたい。被災して気になるのは家族の安否だが、子供が学校にいたり、介護の必要な家族がいる場合はやむを得ないが、ただちに自宅を目指すのは避けたい。帰宅ルートが安全とは限らないため。万一に備え、家族と連絡を取るためにも、災害伝言サービスを用いた連絡方法を事前を決めておきたい。


2008/5/5

外気温23度で車内50度
GW時期も熱中症注意

●毎日新聞4月28日付
 JAF((社)日本自動車連盟)が行なった実証実験によると、外気温23.3度で南向きに停めたミニバン(1,800cc)では、車内温度が48.7度、ダッシュボードは70.8度まで上昇し、同条件で缶入り炭酸飲料が爆発した。また、窓4枚を全て4センチ程度開けたコンパクトカー(1,000cc)でさえ、車内温度は38.9度、ダッシュボードは58.2度に達した。JAFによると、昨年の大型連休中(4月28〜5月6日)の一般道路での救援依頼7万0,940件のうち、キーをつけたままドアを閉めてしまうなどの『キー閉じ込み』は1万2,135件にも上り、乳幼児を車内に残したままキーを閉じ込めてしまうトラブルも多かったそう。JAFでは、『一歩間違えれば取り返しがつかない。10分程度で熱中症や脱水症状で命を落とす恐れもあり、絶対に子供を車内に残していかないように』としている。

精神的な安定が肝心
乗り物酔い

●東京新聞4月25日付
 旅行に出た際に“乗り物酔い”が気懸りな向きもあるはず。日本めまい平衡医学会がまとめている予防法によると、まず、『酔うんじゃないか』と精神的に不安にさせないことが肝心。また、乗り物に乗る前に、@よく眠る、A空腹や食べ過ぎは避け、適度な食事を摂る、B身体を締め付けない衣服にする…ことや、乗り物に乗ったら、C近くを見ずに遠くを見る、D進行方向と同じ向きに座る、E読書をしたり細かな字を見ない、F静かに座りはしゃがない…ことも大切。酔ってしまった場合は、下車・下船するのが最適だが、それが難しい時には、窓を開けて外気に当たり、着衣を緩め、進行方向と並行に横になり、嘔吐した後には、身体が受け付ける量で良いので水分を補給する。

24の先進医療に保険適用
4月の診療報酬改定で

●毎日新聞4月24日付
 4月の診療報酬点数改定で、新たに24の先進医療に保険が適用された。そこで身近な4つの先進医療を紹介する。@超音波骨折治療法:対象は開放骨折と粉砕骨折。骨折手術後、弱い超音波を1日1回20分照射、回復期間を短縮させる効果がある。A強度変調放射線治療:がんの形に合わせて複数方向から病巣に放射線を照射。対象は原発性の前立腺腫瘍と頭頸部腫瘍、中枢神経腫瘍。これまでの患者負担は70万〜95万円だが、4月から保険の高額療養費の上限までの負担で済む。B内痔核手術:器具を使って痔の血流を遮断するとともに、肛門の外に出た痔を元に戻す手術。3泊4日で実施した場合、これまで20万円近くかかった入院費が、保険適用後は約10万円とほぼ半額。C歯周組織の再生誘導:歯周病で、歯と歯茎の溝が深くなると、歯肉を切開し、歯根についた歯石、傷んだ組織を取り除いて炎症を止めるが、歯を支える歯槽骨など失われた歯周組織は元の姿に戻らない。これに対し、損傷が一部だけの場合に歯周組織を再生させる。

2008/4/21

ぐっすり眠るコツ
光を浴び、定時に食事

●毎日新聞4月4日付
 スムーズな眠りを誘うには、寝る2〜3時間前は心身を高ぶらせるのを控える。具体的には、『神経が高ぶるゲームなどは避ける』、『激しい運動はしない』、『食べ過ぎない』、『カフェインの多いコーヒーや緑茶、紅茶は避ける』。風呂はぬるめで、寝る約1時間前が良い。アルコールは一見効果的に見えるが、眠りが浅くなり逆効果。また、生活のリズムも大切。朝起きたら太陽光を浴び、定刻に食事を摂り、日中も太陽の光を浴びる。なお、食事にはイライラ防止のビタミンB群やカルシウムの摂取を。

五月病がそろそろ?
時期早くなる傾向

●毎日新聞4月11日付
 転職を含めた就職や大学入学直後に心配される『五月病』。うつ状態など、新しい環境に適応する時の心身トラブルを指すことが多い。具体的に、適応の過程で、@身体(微熱、頭痛、じんましん、食欲不振など)、A心(いらいら、不安、落ち込みなど)、B行動(口数が少なくなる、過食、酒やタバコが増えるなど)…に変化がある。身体の変化は風邪や花粉症の症状に似ているものが多く、身体症状が出ても無理をしてしまいがちで、症状の程度、期間によって、“適応障害”や“うつ病”と診断されることもある。専門医によると、『就職出来た安心感や、職場や仕事に少し慣れて緊張が解けたことなどを背景にした“無気力”というかつての五月病のイメージとは違う。環境に変化自体に耐えられない人が多くなっている』とのこと。『五月病になりやすいのは、真面目で頑張り過ぎてしまう人が多い。新入社員は疲れて当然と思い込まず、周囲の人が“睡眠は十分にとれているか”など声をかけて悪循環を断ち切ることが大切』(専門医)で、本人もいいところを見せようと力まずに、自分の状態を上司や同僚、家族に伝えることも大切。また、気になる症状が改善しない場合は、まず内科やかかりつけ医を受診し、他に疑われる病気はないかを調べ、必要であれば診療内科や精神科を症介してもらう。

ママチャリもOK
ダイエット効果も

●東京新聞4月12日付
 春本番。アウトドアを楽しみたい人には自転車がお勧めだ。手軽に乗れて、環境にもやさしく、ひざへの負担が少なく、『ゆっくりこいでも体脂肪が燃え、血行も良くなる』(専門家)ことから、ダイエット効果も高い。一般家庭に多いのは、日常生活用の女性向け自転車“ママチャリ”。国内向け生産の6割を占める“大衆車”だが、『安全性重視の傑作。乗りやすくレジャーにも使える』、『ママチャリでもサドルを高くすると快適な乗り心地に変わる』(同)。適度な高さはペダルが地面に最接近した時、ひざが若干曲がる程度が目安。路面抵抗を少なくするために、タイヤの空気を確り入れることも忘れないようにしたい。なお、サイクリングの際には、小まめな水分補給を心がけ、熱中症に注意を。

2008/4/7

ツボと体操で快調
体調を整える

●東京新聞3月14日付
 春めいて、草木や動物と同じく人間の身体も変調する季節、『反応しやすいツボを上手く利用すると、体がリラックスする状態に持っていきやすい』(整体師)。今の時期、敏感に反応する代表的なツボは“足三里(あしさんり)”。膝下の骨の出っ張りから少し外側にあり、指で押さえるとピリッと感じるので判る。ここを手で軽く覆い、一分ほどすると、じんわり温かく感じられてくる。押したりせず軽く触る程度で、夜休む前などに行なうと良い。頭痛、肩こり、腰痛、便秘などの改善につながる。もう一つは、二の腕の外側にある“化膿活点”。肩とひじの中央あたりにあり、足三里と同じく押すとピリッとする。手で軽く触る動作を行なうと良い。花粉症やぜんそく、アトピーなどの炎症を鎮める働きがある。足三里も化膿活点も、触る手ではなく、触られる側に意識を集中し、温かくなる感じをつかむのがコツだ。また、この時期、『骨盤も緩む時期なので、一度すっかり緩めてしまいましょう』(同)との指摘も。骨盤は、季節によって風船のように膨らんだり縮んだりしている。一旦緩むと、後は自然に縮むのだが、その動きが柔らかいほど、呼吸が深くなり、リラックス出来る。そして、この時期、一度、十分に緩めてしまえば、その後、気分を集中させたり、テンションを上げやすくなるというのだ。方法は、楽に寝転がって膝を立て、両膝頭を近付けたり遠ざけたりする動きをゆっくり繰り返す。動きの幅は2〜3cmほどで良い。骨盤が緩むと、腰や背中がじんわりと温かくなる。眠りの浅い時は、夜休む前にこの動作をすると眠りが深くなりやすい。

朝と夜のどちらが良い?
正しい入浴法

●毎日新聞3月28日付
 専門家によると、『入浴に大切なのは温度、水圧、そして入るタイミングで、上手に組み合わせることで入浴効果が高まる』という。適温は冬が40度、夏が38度。疲れをとって快眠を得るには、ぬるいお湯に入ると良い。休日、朝からぬるい風呂に入れば一日ゆったり出来る。次に水圧。一般に家庭の浴槽で肩までつかると水圧は約560キロにもなる。腹囲が縮み、横隔膜が押し上げられて肺の容量が減少する。一方、血管が圧縮され、血液は一斉に心臓に戻る。肺と心臓への負担を減らすには、半身浴か身体を浮かせて入ると良い。また、入浴は食後1時間以上たってからが良い。入浴すると皮膚の血管が拡張するが、逆に胃腸の血管は収縮するため、食前に入浴すると食欲が減退するからだ。なお、65歳以上の人は、早朝や真夜中の入浴を避けるべき。寝ている間にコップ1杯分の汗をかくため、血液が濃縮されており、脳梗塞や心筋梗塞を起こす危険性がある。入浴時間はほんのり汗ばむくらいとし、入浴後は水分をとるのが望ましい。また、入浴時はあらかじめ脱衣所を暖めたり、風呂のフタを開けて浴室を蒸気で温めるなどしておくと良い。銭湯などでお湯が熱い場合は、十分にかけ湯をして身体を慣らすようにしたい。

2008/3/17

万病のもと“歯周病”
生活習慣も見直す

●東京新聞3月7日付号
 成人の実に8割がかかり、歯を失う原因でもある“歯周病”。歯周病は、歯と歯茎の境目に“歯垢”(プラーク)が溜まることによって、その中の細菌が感染し炎症を引き起こすもの。歯茎が赤く腫れたり、歯磨きをすると出血したり、

更に進行すると歯茎のなかにある歯を支えている骨(歯槽骨)などが溶けて膿が出たり、最終的には歯が抜けたりすることもある。痛みなどの自覚症状がほとんどないため、40歳頃から歯が抜け始めるようになるまで治療を受けていない人が多いのが現状だ。専門医によると、『たかが歯の病気と思っている人が多いですが、全身の様々な病気と深く関係していることも判ってきており、放置は禁物』とのこと。具体的には、高齢者の場合、食べ物を上手く飲みこめずに誤って歯周病細菌が気管に入って起こる誤嚥性肺炎や血液を通して体内に菌が感染して起こる心内膜症がある。また、妊産婦の場合は、血液中に入った毒素などが胎児の成長に影響を与えたり、子宮の収縮を促すなどして、低体重児出産や早産のリスクが高まることが報告されている。更に、以前から、糖尿病になると歯周病細菌に対する抵抗力が弱くなるうえ、口の中が乾いて唾液が持つ浄化作用が弱まるため、歯周病の進行につながることが判っていたが、逆に、歯周病が進行した状態になると、インスリンの働きが悪くなり、糖尿病の症状も進行することが判った明らかになってきた。動脈硬化も歯周病細菌が出す毒素が促進させるといい、『もはや歯周病は口だけの病気とはいえない』(専門医)。では、歯周病にならないためにはどうしたら良いのか。大切なのは、歯垢の付着を防ぐこと。毎食後に歯を磨き、歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)で歯と歯の間や歯と歯茎の溝に残った食べかすを確り取り除きたい。また、生活習慣を見直すことも大切。歯周病のリスクを高める要因には、喫煙、糖尿病、ストレス、肥満などが挙げられる。

秘密の“鼻”園
上手な付き合い方

●毎日新聞3月8日付号
 鼻は、肺に取りこむ空気の温度を整え、十分な湿気を与える、いわば“体のエアコン”。更に、粘液で異物を取りこみ鼻水にして、大半をのどに送って排出する役割もある。鼻をかむ際は、片方ずつ優しく、が正しい。両方一度にかむと、圧力によって血管が切れて鼻血が出たり、細菌やウイルスが鼻と耳をつなぐ耳管に入り込むこともあり、鼻をすする場合も同じ結果を招くことがあるので要注意だ。また、くしゃみは、鼻粘膜が感知した異物を瞬時に排出しようとする動きだが、飛び出し時が時速300キロにも達するため、口と鼻を完全に塞ぐと圧力で鼓膜が破れることがあるので、これも要注意。マスクやティッシュで口を押さえる程度が良い。なお、異物を防ぐといえば、鼻毛も忘れてはならない。鼻毛を抜くのは思わぬ感染症につながりかねないので厳禁。安全に、清潔に切るのが鼻毛処理のポイントだ。

2008/3/3

栄養もアップする干し野菜
カビには注意

●毎日新聞2月19日付
 乾燥している今の時期は野菜を干すのに適している。ベランダに新聞紙を敷き、その上に野菜を並べたり、ネットにつるしたりして簡単に出来る。専門家によれば、2〜3時間干すだけで、美味しさも栄養もグンとアップするとのこと。干し方のポイントは、@切った野菜が重ならないようにする、A大根やカブなどの根菜類は汚れを洗い落として皮を剥かない、B2〜3時間太陽に当てるだけでも水分が抜け、歯応えがしゃきしゃきするが、時間に余裕があれば1〜3日干す、C保存用に確り乾燥させる場合は、時期にもよるが半月から1ヵ月以上干す、Dカビが生えないように注意し、生えかかってきたらすぐに食べるか、冷凍庫で保存する。

身体ポカポカ、咳止めにも
生姜の効果

●東京新聞2月23日付
 『冬は外の寒さ、夏は冷房の寒さで身体が冷えるので、熱い紅茶にチューブ入りの生姜を入れて飲む』、『生姜のおろし汁にと同量のごま油を合せた“特効薬”を凝った肩に塗り込む』…といった具合に生姜が意外な人気を集めているという。生姜関連の加工食品、飲料、更には入浴剤などの売上は好調、春以降も人気が継続しそうな勢い。専門家によると、生姜の作用は、@発汗、A吐き気止め、B咳やたんを取る、C身体を温める、D解毒…があるという。また、唾液の分泌を促進する効果もあるため、疲労からくる食欲不振にも良いそうだ。生姜は生でも加熱しても効果は変わらず、皮膚からも吸収される。胃が弱い人は、生食刺激だと刺激が強いので、加熱すると良い。皮と身の間には効果が高い香り成分が多いので、皮は剥かずにたわしで洗って使うようにしたい。

今がチャンス!!
ダニ退治の季節

●東京新聞2月24日付
 ジメジメとした梅雨時から夏にかけて大量発生するダニ。その被害を防ぐには、空気が乾燥した冬の対策が重要。専門家によると、冬場に加湿器を絶えず動かす家庭が増えて、本来冬場に減るダニが十分に減らず、夏場に爆発的に増えてしまうケースがあるという。では、家のなかのダニを減らす方法は?まず、冬場の乾燥した外気を入れたり、加湿器を使用せずに暖房だけをかけるなどして、一日のうち数時間は、部屋を乾燥させる時間をつくることが重要。ダニ対策用の湿度50%設定の加湿器もお勧め。また、室内で洗濯を干す場合は、必ず除湿器を使用したい。掃除機は、吸収仕事率300ワット程度のものがダニの成虫や卵を駆除する効果が高い。寝室で掃除機をかける場合は、布団やベッドの頭側にかけるのが有効。生地の目が細かい抗ダニ布団なら内部への侵入を防止出来て外側に軽く掃除機をかけるだけで駆除出来る。ほかに、光を嫌う性質があるダニが潜み込むソファや畳、じゅうたんなどの“陰”の部分に掃除機を集中的にかけたり、天日干しするのも効果が高い。


2008/2/18

発症防ぐ“腰磨き”
ぎっくり腰

●毎日新聞2月1日付
 突然襲う“ぎっくり腰”。発症のキッカケの一因として“何かを持ち上げた時”というのは少なくない。背中を丸めた悪い姿勢で物を持ち上げようとかがんだだけで腰椎には約20キロの物を持ち上げる時と同じくらいの負担がかかるとされる。従って、何かを持ち上げる時は胸を張る姿勢を心掛けると良い。また、ぎっくり腰を含め腰痛の予防法として、埼玉医科大に白土准教授は“腰磨き”と呼ぶ習慣を勧めている。姿勢と運動の二本柱で、歯磨きのように日常的に腰を手入れする方法で、手軽に出来る運動をとり入れ、長く続けていくことが肝要だ。

普通の酒とどう違う?
料理酒

●毎日新聞2月5日付
 通常、“料理酒”と表記されている商品の多くは、清酒に食塩を加えたタイプで、塩分濃度は2〜3%で、海水と同じくらいの塩辛さに当たる。食塩を添加するのは、飲用出来ないようにするための“不可飲措置”として。この措置で1リットル当たり120円の酒税が免除されるのだ。注意して使わないと、思っていたより塩辛い料理が出来上がることも…。もし、料理酒の塩分を計算するのが面倒ならば、少々高くても清酒を使った方が無難かもしれない。ただ、近年好まれる端麗・辛口の清酒は雑味が少なく、料理に使ってもコクが出にくい。そこで、無塩タイプで有機酸や旨み成分を多く含む“料理清酒”も開発されているので、それを使ってみるのも一法。

丸ごとバックアップするには?
パソコンのハードディスク

●毎日新聞2月8日付
 パソコンに重大なトラブルが起きたり、HDD(ハードディスクドライブ)が壊れたりして、ウィンドウズの再インストールやパソコン購入時の状態に戻す『リカバリー』を強いられることがある。これは本当に大変な作業。こうした作業を回避するには、パソコンが正常に動作しているうちにHDDを丸ごとバックアップし、万一トラブルが発生しておくのが一番だ。では、どうすればいいのか…。ホームベーシックとホームプレミアムを除くウィンドウズVistaなら、標準で搭載されている『コンピュータのバックアップ』を利用すれば良い。XPや2000など他のOSの場合は、市販ソフトを利用することになる。複数のメーカーが出しており、値段は5,000〜1万円程度。ソフトを選ぶ時は、ウィンドウズのシステムを丸ごとバックアップ出来るものを選びたい。この際、バックアップデータはHDDではなく、DVDやCDに保存するということ。HDDは使い方にもよるが、寿命は5年程度とされており、せっかくのバックアップデータを失っては意味がない。また、HDDはウィンドウズが起動しないと使えないため、トラブルが発生してパソコンが起動しない状態ではバックアップデータを使えないからだ。従って、ソフトを選ぶ時にはもう一つ、DVDやCDから起動して復元出来る製品を選ぶ必要がある。

2008/2/4

省エネ競うコンテストも
家庭で出来る温暖化対策

●東京新聞1月28日付
 地球温暖化の進行を抑える家庭での対策は省エネ。現在では、家庭での省エネを普及させようと努力する自治体も増えてきた。例えば、愛知県新城市の場合、政府が『一日1人1キロの二酸化炭素削減』を目指す『チーム・マイナス6%』のメンバー募集開始に合わせ、2006年9月に『チーム・マイナス6%しんしろ』を結成、市民に参加を呼びかけた。チームは、経済団体や学校などで度々チームの紹介や温暖化問題の講義を行なっているほか、電灯を消して静かな夜を楽しむ『キャンドルナイト』の開催、ガソリンの使用量を抑える『エコドライブ』のラリーなど多彩な活動を進めている。なお、環境庁の『チーム・マイナス6%』のホームページには、様々な省エネ手段と、それを一日実行することによる二酸化炭素削減量の目安が出ている。主なものは次の通りだ(単位はグラム)。@太陽光発電を新規に設置:670、A風呂のお湯を利用してシャワーは使わない:371、B自動車発進時にふんわりアクセルを踏む:207、C屋上緑化を新規に導入:107、D古いエアコンを省エネタイプに買い換える:104、E冬の暖房温度を22度から20度に下げる:96…など。

近付くスギ花粉の飛散
花粉症の薬の使い方や注意点

●毎日新聞1月29日付
 今年、例年よりも早く、一部地域で間もなくスギ花粉の飛散が始まると予測されている。花粉症シーズンを前に知っておきたい薬の使い方は…。厚生労働省研究班に参加した専門医が作成した“花粉症治療ガイドライン”は、薬を使った治療について、@症状が出る前から始める初期療法(予防的治療法)、A症状が強くなってから始める導入療法、B良くなった状態を維持する維持療法…の3つに分類、初期療法を行なうと、症状が出るのを遅らせることが出来たり、症状が軽くて済むという。これは、早めに服用を始めることで、花粉を浴びているうちに高まってくる鼻粘膜などの過敏性を抑えることが出来るため。毎年、自分の症状が出始める時期やピークを参考に、初期療法を行なうと良い。また、薬によって作用が違うため、症状にあった薬の使い方が大切なことはいうまでもない。また、症状が良くなると薬を中止したくなるが、飛散期間は継続した方が症状が悪化しにくい。

ほうれん草とゆで卵
一緒に食べてはいけない!?

●毎日新聞1月29日付
 卵には硫黄分が含まれている。その硫黄分はスクランブルエッグや目玉焼きにすると蒸発するが、ゆで卵の場合は殻によって閉じ込められて残ってしまう。これが、ほうれん草に含まれる豊富な鉄分の体内での吸収を阻害してしまう。そのため、ほうれん草とゆで卵を一緒に食べるのは避け、ほうれん草入りの厚焼き卵にするなど工夫したい。逆に、栄養素を効率的に摂取出来る食べ合わせとしては、『豆腐とかつお節』、『ニンニクと豚肉』などがある。

2008/1/21

長生きの生活習慣は!?
たばこは吸わず、酒少々…

●毎日新聞1月9日(夕)付
 英ケンブリッジ大学の研究チームが米医学誌に発表した調査結果によると、たばこを吸わず、飲酒はほどほどで、野菜と果物を十分に摂り、適度な運動をする人はそうした習慣のない人よりも14年長く生きられるという。研究チームは、45〜79歳の健康な住民約2万人を対象に健康調査を実施、2006年までの死亡率と生活習慣との関係を解析した。その結果、@喫煙しない、A飲酒はワインなら1週間にグラス14杯まで、B一日に最低こぶし5つ分程度の野菜、果物を摂る、C一日30分程度の軽い運動をする…という習慣のある人は、4つともない人より同年齢で病気による死亡率が4分の1と低く、14年分の寿命に相当することが判った。

体調不良のもとに
疲れ目
●毎日新聞1月11日付
 目が重く感じたり、ものが見えにくくなる『疲れ目』。パソコンや携帯電話などの画面を見続ける生活によって更に悪化し、治療が必要な『眼精疲労』と呼ばれる体調不良につながりやすい。そもそも、目は、遠くでも近くでも瞬時にピントを合わせることが出来る。これは、“毛様体筋”が目の水晶体(レンズ)の厚さを調節するからなのだが、この毛様体筋を使い過ぎると目が疲れてくる。そして、毛様体筋の疲労でピントを調節する値力が低下すると、目をこらしたり、首を前に出す不自然な姿勢につながり、首や肩が凝ったり、頭痛や気力減退などが起こる。こうして眼精疲労は身体全体の不調につながるのだ。疲れ目対策の一つとしては、目を温めることや、目の周りや首のマッサージが効果的。また、視力矯正者は自分の生活スタイルに合った度数の眼鏡やコンタクトを選ぶよう心掛けたい。

人生の曲がり角“厄年”
健康管理に注意を

●東京新聞1月12日付
 『今年、厄年だから…』と、新春に寺社へお払いに行った向きもあろう。そもそも厄年は一般的に数え年で男性が25歳と42歳、女性が19歳と33歳とされる。特に男性の42歳と女性の33歳は『大厄』として最も気をつけなければならない年齢で、厄年前後の年(『前厄』、『後厄』)を含めた3年間が要注意とされている。ただ、寺社によっては数え年ではなく満年齢で厄年を定めているところや、独自に厄年を追加している例もあり、多少ややこしい。ただ、年齢が異なる各寺社の共通点は、男性が40歳代前半、女性が30歳代前半で特に健康に注意すべきということ。『道路に例えれば、男性は40歳代、女性は30歳代に入った頃に急カーブがあり、先人の多くがそこで事故を起こしたということ。無理がきかなくなる厄年には、スピードを落として気をつけなさいという“徐行”の道路標識と捉えてもらえば良い』(佐野厄除大師住職)、『患者の話を聞くと、疲れやすくなる、身体の無理がきかなくなるなどの変化は、女性で30歳代、男性で40歳代が顕著。厄年を本格的な健康診断のキッカケにしては』(医師)という。

2007/12/3

40歳過ぎたら年1回
定期眼底検査を

●東京新聞11月2日付
 40歳以上の人が5%以上かかるとされる“緑内障”。眼圧が高くなって視神経が侵され、視野が欠けたり狭くなったりする病気で、失明にもなりかねない。問題は自覚症状が乏しいこと。視野が損なわれても、その視野欠損が左右の目で同時に進行することが稀で、もう一方の目が補正するため、欠損に気付かないのだ。早期発見には『眼底検査』が重要。眼科では散瞳薬を使って瞳孔を開いた状態で網膜の視神経乳頭(視神経が集中している部分)のくぼみの大きさ、形、視神経線維の厚みを調べるなど、精密な検査が行なわれる。日本眼科医会は40歳以上の人は年に1回眼科での検査を受けるよう呼びかけている。

暖房効率を上げる
灯油価格高で気になる暖房費

●毎日新聞11月14日付
 暖房が欠かせない季節を迎えたが、原油価格上昇⇒灯油価格上昇⇒暖房費上昇が気懸り。そこで、暖房費節約のためにも暖房効率を上げる工夫をしたい。まず、暖房器具の設定温度は20度が基本。エアコンの場合は風向きを下にし、更に扇風機を上向きにして回して暖かい空気を撹拌すると良い。石油やガスのファンヒーターは基本的に窓際に置く。電気カーペットは床にじかに置くと熱が床に逃げてしまうので、カーペットの下に断熱マットを敷くと良い。また、暖房器具を調整するだけでなく、着る物の工夫も考えたい。省エネセンターの試算によると、カーディガン1枚で2.2度、ひざかけ1枚で2.5度、ソックスをはくと0.6度、体感温度が上がるという。

足湯で改善
心臓血管機能に

●読売新聞11月25日付
 『足湯』による温熱治療で心臓移植を待つ患者の心臓血管機能が改善することが国立循環器病センターの研究で判った。身体の深部の温度が上がって末梢血管の血流がスムーズになることで心臓のポンプ機能への負担が軽減するらしい。重症の拡張型心筋症で人工心臓を装着した20歳代の男性は、足湯治療により心筋に酸素や栄養を送る血管の広がり易さ(血管内皮機能)が正常値まで改善。更に、心臓が血液を送り出す能力も向上し、左心房の内径が縮小、リハビリで歩く速度も速くなった。

生食用と加熱用の違いは?
鮮魚店に並ぶカキ

●毎日新聞11月27日付
 “海のミルク”とも呼ばれ栄養価の高いカキ。鮮魚店などでは、“生食用”、“加熱用”と分けて売られているが、その違いは何か。違いは鮮度ではなく、採取された海域やその細菌数で決まっている。食品衛生法により、カキは海水100ミリリットル当たり大腸菌群数が70以下の“指定海域”で採取され、かつ細菌数が1グラムにつき5万以下などの条件を満たしたものだけを“生食用”と表示出来る。従って、実際に購入する場合、用途に合わせて“生食用”、“加熱用”を選びたい。

2007/11/19

宣伝文句に注意
ジュースの“一日分の野菜”

●東京新聞11月8日付
 食品への信頼が大きく揺らぐなか、健康やダイエット効果、ブランド感を誇大に思い込ませるキャッチコピーが問題視されている。例えば、『一日分の野菜を使用』と表示する野菜ジュース。これは、野菜を食べた場合と同じ栄養が摂れるわけではない。
 今から7年前の2000年、国民生活センターは野菜ジュース類の商品テストを実施。緑黄色野菜120グラム当たりの栄養成分量と比べた結果を公表し、『表示してある緑黄色野菜相当量の栄養成分が含まれているとは言い難い商品が多かった。野菜の代わりになることを強く期待させるような表示は避けてほしい』と要望、メーカーを集めて説明会を開いた。
 しかし改善はされていないと、名古屋市消費生活センターが昨年11月〜今年2月、スーパーなどで試買した35銘柄の野菜ジュース類を調査。『一日分の野菜350グラム分使用』、『約一日分の緑黄色野菜120グラム使用』などと表示された商品があった。これら表示の野菜量は、厚生労働省が推奨する成人一日当たりの野菜摂取目標値に基づいているが、しかし、調査の結果、ビタミンCとカルシウムは33銘柄が、目標値分の野菜が含む栄養量に達しなかった。特に、ビタミンCは、ほとんど検出されない物が多く、カロテンは19銘柄で、目安の栄養量の50%に満たなかった。専門家は、『野菜には、食物繊維の摂取、かさの大きさから高エネルギー食品を食べ過ぎる歯止めになる、食事の彩り…といった多様な役割があるが、ジュースでは満たされない。消費者は栄養成分表示をしっかり見て、冷静に判断して』としている。

手軽に美しく
ランニング

●毎日新聞11月9日付
 好きな時間に手軽に出来るスポーツ“ランニング”の人気が高まっている。そこで、ランニングの効能や初心者向けの注意点を紹介したい。専門家によると、『ランニングは有酸素運動。無駄な脂肪を効率良く燃焼し、減らしてくれる。眠りが深くなり、生活のメリハリが出てくるほか、気分転換やリラックス、走り終えた後の爽快感など精神的な効果も大きい』という。ウォーキングは100キロカロリー消費するのに45〜50分かかるが、ランニングならゆっくりしたペースでも10〜15分で消費出来る。しかも、下半身の筋肉量が増え、基礎代謝が上がるので、リバウンドしにくいのも特徴だ。初めて走る人は、@足の関節や膝への負担が大きいので、必ず専用のシューズで走る、Aシューズの作りは初心者用と上級者用とで異なるので、購入の際は店員に初心者であることを伝える、B長期間、ほとんど運動の習慣がなかった人は危険、“昔とった杵柄”を過信せずに医師に相談する、C走る前には、必ず準備体操で肩や股関節などを大きく回して筋肉をほぐし、大きく手を振るゆっくり歩きのあと、かかと歩きやつま先歩き、横歩きを繰り返し、体を十分に温めてから、力を抜いて走る…といった点を注意したい。

2007/11/5

脳卒中予防に効果
果物

●毎日新聞10月24日付
 果物を沢山食べる人ほど脳卒中や心筋梗塞になる危険性の低いことが、厚生労働省研究班の調査で判った。なお、喫煙者ではハッキリとした予防効果は見られなかった。全国の9保健所管内に住む45〜75歳(調査開始当時)の男女約8万人を2002年までの4年または7年間追跡調査、野菜と果物の一日当たりの摂取量によって4グループに分けて、脳卒中やがんの発症率との関連を調べた。その結果、その結果、果物の摂取量が“280グラム程度”と“158グラム程度”の上位2グループは、最も少ない“35グラム程度”のグループに比べ、循環器疾患を発症する危険が17〜19%低かった。一方、野菜の摂取量と循環器疾患との関連や、果物や野菜の摂取量とがんとの関連は見られなかった。

歯を健康に保つには…
11月8日は『いい歯の日』

●東京新聞10月26日付
 11月8日は『いい歯の日』。電動歯ブラシが普及するなど、口の中のケアは多様化しているが、歯を健康に保つにはどうしたら良いのか…。歯科医によれば、『基本は歯磨き』で、@歯ブラシを濡らさない、A歯磨き剤を歯ブラシに塗り込む、B細かく動かす…のがポイントだそう。歯を磨く際は、歯の立体面に直角に、歯と歯茎の間の歯周ポケットには45度の角度で当て、軽く振るわせながら進む。誤解されがちだが、磨く力は強過ぎると良くない。200グラム程度が適当で、鉛筆のように持つと力が入り過ぎないという。なお、磨き終えたら歯間を綺麗にするデンタルフロスや糸式ようじも取り入れたい。

足音を畳や床材で軽減
マンション騒音

●毎日新聞10月30日付
 マンション上階の子供の足音で苦痛を受けたとして、階下の住民が損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は先日、賠償を命じる判決を出した。このように、集合住宅で音の問題を住民トラブルに発展させないための対策は…。そもそも床の振動で伝わる音には、スプーンを落としたりスリッパでパタパタ歩くと出る軽量床衝撃音と、飛び跳ねて出るドスン、バタンという重量床衝撃音がある。専門家によると、最近のマンションは床が厚くなり、軽量音の方はある程度抑えられるようになったが、重量音は伝わり方が複雑で床の厚みだけで判断出来ないという。そこで、階下への重量音を軽減するには、子供を遊ばせる場合、出来るだけ畳の部屋を選ぶこと。フローリングの部屋ならば、最近人気の縁がない半畳タイプの“琉球畳”を置いたり、薄いゴム製の防振マットを敷き、その上にカーペットを乗せると効果的。カーペットは、毛足が長く、裏が柔らかくて厚みのあるものの方が音を吸収してくれるが、毛足の長い物は子供の食べこぼしなどの掃除が大変。その場合は、“カーペットタイル”という選択も。遮音性を高めるために裏面にフェルト材が張ってある正方形の床材で、汚れたら部分的に取り替えたり、手洗いが出来る。

2007/10/5

キノコの美味しい季節
毒キノコの見分け方は?

●毎日新聞9月26日付
 実りの秋。キノコの美味しい季節だが、怖いのが食中毒。では、毒キノコを見分けるには…。専門家によると、大きさや生えている場所によっては、キノコ採り名人でも判断を誤るほどにキノコの実分け方は難しいという。従って、『キノコ好きはちょっと迷っても食べてしまうようだが、命に関わることもあるので、食べない勇気を持ってほしい』としている。また、『ナスと炒めると平気』、『柄が縦に裂けるものは食べられる』などの俗説は、『どれも間違い』(専門家)。更に、キノコ食中毒の特徴は、食後30〜3時間ほどで症状が出始めている点で、『毒味も当てにならない』(同)。やはり、『素人判断で食べるのは危険』(同)、安心だと確証がないキノコは専門家に見せるか、食べないように心掛けたい。

治療の秋
来春に向け花粉症対策

●東京新聞9月28日付
 春に悩まされる花粉症の治療は、実はオフシーズンからの対策が欠かせない。特に、根治する免疫療法は今の時期から始めると、来春に効果が期待出来る。その肝心の免疫療法だが、主に2種類ある。一つは“舌下法”。花粉症の原因であるスギ花粉のエキス(※無味無臭)を食パンの欠片に垂らし、下の下に2〜3分程度含む方法で、エキスを継続的に体内へ入れて身体を慣らし、アレルギー反応を減らす。自宅で治療を継続出来るのが魅力。最初の1ヵ月間は毎日行うが、それ以降は、花粉が飛散する季節は週1度、それ以外は2週に1度行なえば良い。もう一つの方法が“注射法”。その名の通り、エキスを注射する方法で、こちらは通院が必要。開始から4ヵ月間は週1度、以後2ヵ月の1度のペースで続ける。

緊急地震速報の開始で…
何が出来る?

●東京新聞9月30日付
 地震の大きな揺れがくる数秒〜数十秒前に、予測震度などを知らせる“緊急地震速報”の一般への情報提供が10月1日から始まった。しかし、防災に役立つと期待されるものの、速報が流れてから短時間で何が出来るのか…。専門家によれば、『速報が流れたら身の安全を確保することを考えるべき』とのこと。具体的に、例えば、揺れまで5秒しかない場合は、とにかく身の安全確保に集中、姿勢を低くし、頭を保護し、机があれば机の下に潜る。10秒の場合は安全をより確保しやすくなるので、箪笥や食器棚など倒れそうな物から離れ、扉を開けて避難路を確保。火を消せる場合は、火の始末を(※火元から放れている場合は、無理にやらない)。30秒あれば、2階から1階へ移動出来る。また、1階にいたら、火の始末や避難路を確保した上で、外に出るために靴が履ける。とはいえ、こうした行動も事前に訓練していなければ、実際に動くことは出来ない。専門家は、『日頃から、いざという時、どういう行動をするのかを考え、繰り返し練習することが大切』とアドバイスする。

2007/9/24

秋口に増える抜け毛!?
髪の毛の健やかさを保つ


●毎日新聞9月7日付
 秋口に抜け毛が増えるという人が少なくないようだ。これは、夏の紫外線によって毛幹部を作るたんぱく質が傷付いたり、汗などで固まった皮脂が毛根部への栄養を妨げたりして起きるとされる。対処法として、専門家は、髪の毛を健やかに保つために洗髪が大切とし、シャンプーの2度洗いとコンディショナーかトリートメントの組み合わせを勧める。洗い方は、やさしく頭皮を揉み込むように洗い、1度目は丁寧に、2度目は泡立ちが良くなるので汚れを浮かす感覚で洗うと良い。コンディショナーやトリートメントはしっかりと洗い流す。また、食事面でも栄養をバランス良く摂ることが大切。なかでも、たんぱく質やビタミンB群、亜鉛類は髪の毛にとって栄養となる。

悪玉コレステロールが主役に
動脈硬化の診断基準

●産経新聞9月12日付
 日本動脈硬化学会は今年4月、5年ぶりに『動脈硬化性疾患治療ガイドライン』を改訂し、名称を『動脈硬化性疾患予防ガイドライン』に変更。そのなかで、『高脂血症』という表記は『脂質異常症』に変更、これまでの診断基準として使われていた総コレステロール値は削除され、LDL(悪玉)コレステロール値が基準となった。LDLコレステロール値が140以上の場合、『高LDLコレステロール血症』。また、動脈硬化を予防するHDL(善玉)コレステロール値が40以下の場合、『低HDLコレステロール血症』、トリグリセライド(中性脂肪)が150以上の場合、『高トリグリセライド血症』として診断する。

洋風や中華風も
ひと味違うサンマの食べ方

●毎日新聞9月18日付
 例年より早く8月から出回っているサンマ。その旬のサンマを美味しく楽しむ方法は…。まず、サンマは青黒く艶やかで、腹に張りがあり目が澄んだ新鮮なものを選ぶ。次に基本的な下ごしらえとしては、@包丁で皮をなでるようにして鱗を落とす、A頭と尾を切り落としてから、箸などを使って内臓をかき出す、B背骨に箸をこすりつけるようにして背骨と内臓の間にある膜を破り、血合いも取り除く。この時、塩水をつけながら作業すると、身が締まって煮崩れしにくくなる。内臓を取ったら、水洗いし、しっかり水気を拭き取る。調理のポイントだが、料理研究家によると、こってりと脂の乗ったサンマは酢や豆板醤など個性的な調味料とも相性が良いとのこと。それらを上手くソースに活用したい。例えば、サンマをフライパンで焼いたあと(※皮が薄く、はがれやすいので、小麦粉をまぶしてから焼くと良い)、油にはサンマの旨みが出ているので、それにバルサミコ酢や黒酢などを加えてソースに活かすと良い。また、豆板醤で煮る場合、かたくり粉をまぶして焼くことで崩れにくくなり、煮込んだ時のとろみにもなる。グラタンにする場合は、最初に酢を加えてサンマを下ゆですると生臭さが消える。

2007/8/27

医食同源の勧め
体に良い食べ物の組み合わせ

●毎日新聞7月17日付
 『あの食べ物は体に悪いから…』と無闇に食事を制限するのはナンセンス。個々の食物の機能を知り、上手に組み合わせれば様々な効果を得ることが出来る。例えば、高血圧の人の場合、食塩(ナトリウム)を 体外に排出する働きを有する“バナナやリンゴ、キウイなどの果実類”、“ゴマ、クルミなどの種実類”、“イモ類”…などカリウムを多く含む食物を一緒に食べたい。動脈硬化予防の場合はコレステロールを抑えたい。そこで、血中コレステロール値を下げる働きのある成分を含む“野菜やキノコ類”、“大豆製品”、“タウリンやEPA などが含まれる魚介類”…などを一緒に食べると良い。

28度以上は“厳重警戒”
熱中症

●毎日新聞7月20日付
 夏本番に注意したい“熱中症”。場合によっては死亡することもある恐ろしい病気だが、きちんと対策を取れば予防は可能だ。環境省の『熱中症保健指導マニュアル』によると、予防のポイントは、@屋外では帽子、A水分をこまめに摂取、B日陰を利用する…の3点。なかでも、Aにあるように、喉が渇く前に、汗をかいて失った水分を補給することが大切。少し冷えた水は吸収を促進する働きがあり効果的。また、運動などで大量に汗をかいた場合は、1リットルの水に2グラムの塩を入れた0.2%程度の食塩水を飲み、汗とともに失った塩分も補給する。梅干しならば麦茶1リットルに半個ぐらい。スポーツドリンクをやや薄めて飲むのも良い。なお、専門家によると、『気温が28度以上の場合を“厳重警戒”と考え、外出を控えるなど、スポーツ選手より厳しく考えた方がいい』、『本格的に暑くなる前に、散歩などでうっすら汗をかくトレーニングをするだけでも、身体が暑さに慣れていないのとは全く違う』という。

ベビーパウダーはダメ
あせも予防で快適な夏

●東京新聞8月3日付
 汗を多くかくこの時期に気をつけたいのが“あせも(汗疹)”。あせもは汗の通り道である汗管が詰まって汗が表皮に流出出来なくなり、たまった汗によって汗管が破裂することで起こる。医師によれば、@汗をかいたらこまめにシャワーで汗を流す、A入浴時はよく泡立てた石鹸で洗い、柔らかいタオルでこすらず拭き取る、Bベビーパウダーは汗管を塞ぐので使わない、Cエアコンの設定は室温が25〜26度、湿度50〜60%、D衣類は吸湿性の良い薄手の綿素材が基本で、重ね着は避け、就寝時は汗を多くかくので薄手の長袖長ズボンで肌を覆った方が汗を吸い取れる…を予防のポイントとして挙げている。また、大人の場合、“あせもになった”と受診する人のうち、本当にあせもの人は2〜3人で、ほとんどの人は、“アトピー性皮膚炎”、“紫外線による日光皮膚炎”、“カビが原因の皮膚カンジダ症”、“ニキビ”、“チャドクガなど毛虫による皮膚炎”などの皮膚病だという。“あせもでは…”と思ったら、自己判断せずに受診を。

2007/7/16

台所が菌のすみか
除菌は熱湯、天日、漂白剤で

●産経新聞7月1日付
 家庭のなかで最も細菌に侵されているのはトイレでも浴室でもなく台所…このような意外な結果が花王の調査で明らかになった。同社によれば、本来、汚れを落とすために使用する食器用スポンジや台ふきんが菌を広げる道具になっているという。例えば、水洗いした台ふきんを室内で乾かして除菌出来ていると思ったり、給湯器からの湯(70度程度)をかけて熱湯消毒になっていると思ったり、スポンジ除菌が出来る台所用洗剤を使えばシンクや食器にも効果があると勘違いしたり…といった具合。除菌効果が認められる方法は、沸騰した湯を使った熱湯消毒、3時間日に当てた天日干し、商品表示に従った塩素系漂白剤という昔ながらの方法。見た目の汚れや臭いで判断せず、こまめに除菌を。

LG21乳酸菌でリスク減
怖いピロリ菌

●毎日新聞7月9日付
 日本は先進国のなかでも胃がんの死亡率が高い。その原因として、塩分の摂り過ぎ、喫煙、そして、胃に住み着いているピロリ菌が挙げられる。50歳以上で7割近くの人に感染しているとされるピロリ菌。感染者は、非感染者に比べて胃がんになるリスクが約5倍も高いとされる。ピロリ菌を取り除く自衛策はあるのか…。胃潰瘍の治療など健康保険が適用される標準的な除菌方法は、抗生物質や胃酸の分泌を抑える薬など3薬剤の併用で、約7〜8割の人は成功する。ただし、厄介なのが、ピロリ菌の約3割が、3薬剤のうち一つの抗生物質“クラリスロマイシン”に耐性を持っているということ。そこで、利用しやすいのが“プロバイオティクス”(腸内の善玉菌を増やすなど細菌バランスを整える乳酸菌などの微生物)の一つで、ピロリ菌を粘膜から引き剥がす働きを有する“LG21乳酸菌”。東海大学医学部の古賀教授らが行なった調査では。ピロリ菌に感染した成人を対象に、LG21乳酸菌入りヨーグルトを1日2個、8週間食べ続けてもらったところ、9割近くの人でピロリ菌が10分の1程度に減り、なかには100分の1に減るケースもあったという。

愛犬家は要注意
キシリトール中毒

●産経新聞7月9日付
 低カロリーで虫歯の原因になりにくいとされ、人間用の食品で広く利用されている甘味料の“キシリトール”。しかし、米獣医学協会が、『キシリトールはイヌには有害となる危険性』を指摘、国内でも中毒症状が起きていると見られる。同協会が昨年10月に行なった発表によると、イヌがキシリトールを摂取すると、強力なインスリン分泌作用が働き、血糖値が急激に低下。30分ほどで元気がなくなり、ふらつき、虚脱などの症状が表れ、時には生命の危険もある。『イヌの体重10kg当たりキシリトール1gの摂取で治療が必要』とされ、少量でも症状が出る可能性は十分にある。とはいえ、国内ではキシリトール配合商品がペットショップなどに並んでおり、愛犬家は注意が必要だ。




2007/7/2

風味活かし控えめに
中華スパイスを使う

●毎日新聞6月19日付
 豆板醤(トウバンジャン・唐辛子とソラマメの発酵食品)、甜麺醤(テンメンジャン・小麦主原料の発酵食品)、芝麻醤(チーマージャン・白ゴマ原料で、日本の練りゴマに似た食品)など、様々な中華調味料があるが、どのように使ったら良いのか。専門家によると、液体やペースト状のものは他の調味料と混ぜて使うのが基本。入れ過ぎると濃厚になって、素材の味が判らなくなるので、分量は控えめにし、塩分が足りないと感じたときは、塩より醤油を足した方が味がマッチする。粉末の調味料は、早く入れると風味が飛んでしまうので、料理の仕上げに入れる。また、開封したら必ず冷蔵庫で保存し、半年以内に使い切る。瓶から中身を取り出す場合は、スプーンや箸の先を水でぬらしてからすくうように。そのまま使うと、スプーンなどについた雑菌が繁殖、調味料にカビが生える原因になる。

まずは掃除を!!
エアコンを稼働前に

●東京新聞6月24日付
 梅雨の除湿、真夏の冷房…これからエアコンがフル稼働する季節だ。しかし、エアコンは使わない間に汚れが溜まり、性能も落ちる。快適に使用するためにも、稼働前に掃除や手入れをしたい。具体的には、まず、フィルター部分を取り外して掃除機などで埃を吸い取る。台所近くのエアコンは、調理の時の油や煙がフィルターに付着し、埃がこびりついている場合が多いので、中性洗剤で汚れを落とすようにしたい。また、エアコンを使い始めたら、目詰まりいないように月に2回は掃除するようにしたい。次に、フィルター奥にある熱交換器はブラシなどを使い、埃を取り出す。また、エアコンの内部は意外にカビが繁殖しやすい。もし、エアコンの吹き出し口に黒いススのような物が見えたら、それはカビの場合がほとんどだ。カビがあるのが、吹き出し口程度なら、割り箸など細い棒の先にぞうきんを巻き、中性洗剤でしめらせて拭き取る。しかし、その奥までカビが見えたり、エアコンの吹き出し口からススが出てくる場合、掃除は難しいので、専門業者に任せた方が良い。最後に、見落としやすいのが室外機。気付かない間にペットの毛や木の葉が詰まっていることがある。目詰まりすると熱交換率が落ち、冷房能力が下がるので注意したい。

ポイントは縫い目
衣服の畳み方

●毎日新聞6月25日付
 クローゼットをすっきりさせるにはどうしたら良いか…。収納アドバイザーによれば、季節外れの服は畳んで引き出しなどに仕舞うと良いとのこと。しかし、コートやジャケットは畳むとしわが心配。果して、上手な畳み方とは…。ポイントは“縫い目”。背中の縫い目を中心にして、縫い目が内側になるように二つに折り、袖は身ごろの脇の縫い目に沿わせるようにする。身ごろのボタンは留めない。更に小さく畳みたい場合は、横の折り目をつけないように、袖の下で二つ折りにする。

2007/6/18

新社会人に“六月病”
起きられない・元気が出ない

●東京新聞6月1日付
 五月病ならぬ“六月病”が増えているという。症状は “朝起きられない”、“やる気が出ない”、“食欲不振”など、原因がハッキリしないものが多く、放置すると鬱病などにつながることもあるという。かつては、五月に大学生が症状を訴える例が多く“五月病”と呼ばれたが、ここ数年は社員研修を終えて職場に配属され、仕事の厳しさに直面する六月、新社会人に目立つという。専門家は、『学生時代はさほど競争意識を持たないが、社会人は評価を意識する。4月は張り切っていても、5月の連休で気が緩むと、気持ちを戻すのは難しくなる。そして、6月は天候が悪いうえに、祝日がないため、一年で最も過ごしづらい時期』と説明する。そして、対処法としては、『元気が出ない時は一人で抱えずに相談する』、『気分転換をしても気持ちが晴れなかったり、それ自体が億劫になったら危険信号。そうなる前に一日に20分程度はリラックス出来る時間を確保する』としている。

梅雨時のカビ・ダニ対策
湿度管理で繁殖を予防

●東京新聞6月10日付
 梅雨はカビやダニが繁殖しやすい時期だ。まず、カビは、適度な@温度、A湿度、B栄養分が大量発生の必要条件。繁殖を抑えるにはそのいずれかを断つことが大切。そこで、Aの湿度を概ね65%以下に保つよう、通気を良くしたり、除湿機を使いたい。また、エアコンのドライ機能でも除湿出来るが、エアコン内部に水がたまり、カビが発生しやすくなるので、少なくとも毎日2時間程度、送風にして乾かすべき。残念ながらカビが発生してしまった場合は、繁殖する前にアルコール消毒液などで拭き取る。殺菌用のクエン酸や油汚れを取る重曹は、それ自体が有機物でカビの餌になるので、充分に水洗いをするようにしたい。ダニの繁殖条件もカビとほぼ同じ。湿度を60%程度に抑えることで増殖を抑えられる。また、ダニは光が嫌いで、布団などに潜り込む性質がある。熱に弱いので、布団を干したり、布団乾燥機をかけ、その後は、布団の表面に掃除機をかけて死骸を吸い取ると良い。

ゴミ流用や再包装…
中国“食”の不安

●読売新聞6月10日付
 中国で、レストランの紙ナプキン、つまようじなどに潜む様々な病原菌が健康を脅かしていることが判った。同国有力紙『南方週末』が、中国調理協会の調査結果などをもとに伝えたところによると、規定では紙ナプキンにいかなる回収紙も使ってはならないが、実際には低品質ナプキンに、回収ゴミを漂白したものを流用。また、色つきの紙ナプキンには、漂白剤すら使わず、ゴミを着色してごまかしただけのものもあり、大腸菌や結核菌、肝炎ウイルスなどが検出された。低価格のつまようじのなかには、レストランやゴミ捨て場から回収したようじを水洗いして包装し直しただけのものがあり、大腸菌や結核菌以外にエイズウイルスまで検出されたという。

2007/6/4

こむら返り
頻繁に起こる場合は受診を

●毎日新聞5月18日付
 突然、筋肉が収縮して起こる痛い“こむら返り”。@激しい運動中やその後、A長時間同じ姿勢で作業をした時、B冷房で冷えた時…などに起きやすい。また、就寝中にも起きやすいが、これは、比較的長い時間、足の甲が伸びていたところ、寝返りなどで急に身体を動かして起こるようだ。もし、起こった場合は、そろそろと床に立ったり、寝た姿勢のままで足の裏で壁や床をゆっくり押すなどして収縮した筋肉を少しずつ伸ばすと良い。なお、こむら返りはほとんどが一時的なものだが、糖尿病による末梢神経障害、腎不全になどによる代謝異常が原因の可能性もある。頻繁に起こる場合は神経内科医に相談するのも一法。

苦しくない検査
経鼻内視鏡

●東京新聞5月22日付
 鼻から入れて食道、胃、十二指腸の検査を行なう“経鼻内視鏡”が普及してきた。人気に火をつけたのが、2005年に発売された、先端部外経4.9ミリの製品。経口用が約10ミリほどだからかなり細い。そのため、経口用に比べて格段に苦しくない点が長所。また、経口用受診者は、場合によっては鎮静剤を使うため、検査後、横になって安静にするスペースが必要だが、経鼻用は安静の必要がほとんどないとされているのも利点だ。その一方で、短所は画質が経口用よりも劣る点。画質が劣ることによる異常の見逃しはほとんどないという声もあるが、経口用と比較した検査制度の確たる研究結果もなく、今のところは不明だそうだ。また、内視鏡から採取用の器具を出し、特定の細胞をとる生検などピンポイントの操作が難しく、部位の切除などの大きな処置を伴う手術も出来ない。とはいえ、苦しくないのは受診者にとっては有り難い。専門医は、『経鼻は苦しくないので受けやすく、一度も内視鏡検査をしていない人にお勧め。異常を見つけることを目的と考え、異常が見つかったら経口で精査、処置すればよい』としている。

新たな国民病
慢性腎臓病

●東京新聞5月25日付
 肝臓とともに“沈黙の臓器”と呼ばれる腎臓は、機能が低下しても症状が現れずに異常に気付きにくい。腎機能が低下している“慢性腎臓病”の患者は推計で約5人に1人。“人工透析予備軍”とも呼べる新たな国民病で、注意が必要だ。具体的に、“慢性腎臓病”とは、慢性的に腎機能が低下している状態を指す新しい概念で、2002年に米国で提唱された。@尿タンパクが陽性(腎臓に形態的変化がある場合も)、A腎機能の低下を示す“糸球体濾過値”(GFR)が1分当たり60ミリリットル以下…のいずれかの状態が3ヵ月以上持続する人と定義されている。腎機能は一旦、低下すると回復が難しい。しかし、早期発見出来れば、食事療法など生活習慣を気を付けることと薬物療法で進行を防げる。従って、早期発見のためにも、尿検査で陽性反応が出たら、専門医で精密検査を受けるようにしたい。

2007/5/14

発生源を絶つ
“蚊”対策

●東京新聞5月10日付
 そろそろ“蚊”の季節。耳元で飛ばれれば鬱陶しいし、刺されれば痒いし、蚊が媒介して感染する日本脳炎も心配なところ。そこでしっかり早めに蚊対策をしておきたい。対策の基本は“発生源”を絶つこと。卵、幼虫(ボウフラ)の段階で処理したい。蚊が卵を産む場所としては、暗くジメジメし、水が枯れない所が要注意。代表的な場所は雨水ますや廃タイヤが積まれたところ、お墓。あと、見落としがちなのが植木の鉢受けだ。蚊は一週間もあれば羽化するため、容器などは裏返しにし、水をためる必要がある場合はこまめに交換するようにしたい。雨水ますに網をかけるのも効果的だ。ガーデニングなどで水をためておく必要がある場合は、十円玉など銅を入れておくと良い。日本銅センターの調査によると、理由は解明されていないが、ボウフラを飼った実験では、ガラス製容器で8割が羽化したのに対し、銅製では全滅したという。

正常眼圧緑内障
新聞の文字を読んで疲れるなら…

●毎日新聞5月11日付
 製薬会社・ファイザーの調査で、眼圧が高くないのに視神経に障害が生じる『正常眼圧緑内障』について、病名は知られつつあるものの、『強度近視の人は発症しやすい』ことを知っている人は40歳以上の人のわずか5%にとどまることが判った。緑内障は視神経に障害が出て徐々に視野が狭くなる病気。日本人の40歳以上の20人に1人が発症し、悪化すると失明する。眼圧上昇が原因の場合と、眼圧は正常で原因不明の場合に大別される。調査によると、日常生活で気になる目の症状について、54%(4,065人)は、『本や新聞を読んでいる時、文字が読みにくく疲れることが良くある』と、緑内障の可能性がある症状を経験していた。同社は、『気になることがあれば眼科医に相談し、緑内障の早期発見につなげて欲しい』と呼びかけている。

酢の上手な使い方
効率良いカルシウム摂取にも

●毎日新聞5月15日付
 酢の上手な使い方は…。料理の下ごしらえでは、素材の色をより白くする効果を利用したい。例えば、カリフラワーをゆでる時、酢を加えると真っ白なゆで上がりに。ゴボウやレンコンも酢水にさらしたり、酢を入れてゆでると白く上がる。次に料理。酢には素材からカルシウムを引き出す力と、体内へのカルシウム吸収を促進する力がある。これを活かして殻つきアサリのスープを作ったり、手羽元を酢と醤油で煮込んだりすると、殻や骨に含まれるカルシウムがスープに溶け出して、効率良く体内に摂取出来る。最後に生活の知恵に酢を使うには…。酢の開栓後の賞味期限は、冷暗所で半年、冷蔵庫で約1年が目安。期限内に使いきれなかった場合は、捨ててしまわずに、コーヒーカップのアク取り、灰皿についたタバコのヤニ取りに活用したい。スポンジなどに酢をつけてこするとキレイに取れる。

2007/4/30

手元で輝く仕事への誇り
“純金名刺”

●産経新聞4月20日付
 有史以来、金の輝きは人類を魅了し続けてきた。化学発展に寄与した錬金術の研究など、金が持つ魅力が世界を動かしたといっても過言ではない。とはいっても、一般にはなかなか身近に感じる機会が少ないことも確か。そんな金を身近に感じてもらおうと、三菱マテリアル・アミューズメント製品グループでは、『1g純金名刺』を販売(価格は税込1万円)。独自の圧延技術を駆使し、1グラムの金を厚さ14ミクロンにまで伸ばし、その純金の裏板に保護ラミネートを施して名刺を印刷する。薄さとある程度の強度を同時に実現、裏面印刷やカラー印刷も可能とした。当然、資産的価値もあり、同社に持ち込めば1グラムの金としてレートに合わせて換金も可能。同社によれば、すでに予想の3倍近い600〜700件の注文が舞い込んでおり、客層としては、『警察官や消防隊員、自衛官など仕事に強い誇りを持つような業種からの問い合わせが多く寄せられた』という。

オフィスで腰痛予防
正しい姿勢や血流が大切

●産経新聞4月22日付
 コンピューターを前にしたデスクワークが増え、今や“国民病”といわれるほどに広がっているのが『腰痛』。腰痛を防ぐために、まず心掛けたいのが正しい姿勢で座ること。両肩を後ろへ引き、状態は伸びるようにまっすぐにし、お腹は引っ込める。すると、脊椎が正しい形で伸び、腰への負担が軽くなる。次に、腰の筋肉の血流を良くするように努めることも大切。血の流れが滞ると、腰のこり、腰痛の原因となるのだ。従って、約1時間ごとに立って伸びをしたり、トイレへ行ったりすると良い。腰痛予防の座ったまま出来る簡単なストレッチとしては、@身体の左側の椅子のヘリを両手で掴んで身体を左に回して10秒、その後、同じように椅子の右側を掴んで右に身体を回して10秒、これを交互に3回ずつ行なう、A片足をもう片足に直角に重ね、上半身を前に、背中を余り丸めずに倒す動作を1回10秒、足を換えて左右3〜5回ずつ行なう…と良い。

衣類の黄ばみ、どうする?
しまっていた夏服

●毎日新聞4月23日付
 しまっていた夏服を出したところ、背中や首元、脇の下などに黄ばみがあった場合、どうしたら良いのか。黄ばみは、服に残っていた皮脂などのたんぱく質が空気中の酸素と結びつき発生する。この黄ばみを処理するのに役立つのが漂白剤だ。広く使われている酸素系漂白剤は色柄物を含めて水洗い出来る全ての服に使える。黄ばんでいる部分に直接原液をつけ、40度程のぬるま湯につける。この時、お湯に洗濯用洗剤を溶かしておくと、弱アルカリ性になり漂白効果がアップする。漬け置き時間は長くて2時間まで(それ以上漬けても繊維が痛むだけで効果は変わらない)。その後、通常通り、洗濯機で洗う。なお、塩素系漂白剤は色素分解力が強く、漂白効果が高くなるが、使えるものは白物のみ。必ず薄めて使用を。

2007/4/16

白化の危機
サンゴ礁

●東京新聞4月3日付
 南の海を色鮮やかに彩るサンゴ礁が世界的な危機にある。例えば、沖縄の場合は、@赤土の流入、Aオニヒトデの食害、そして、B謎の現象“白化”…が三大要因といえる。“白化”はサンゴに養分を供給する共生藻(褐虫藻)が死滅したり抜け出したりすると発生する。褐虫藻が抜けたサンゴは白く見えるので“白化”と呼ばれるわけだ。29度以上の水温が2ヵ月続くと発生するとされ、紫外線や活性酸素が影響するとの説もある。また、静岡大・鈴木款教授は、『白化の解明には、褐虫藻との共生だけでなく、周囲の微生物を含めた相互関係を解明しなくてはならない』として、水温28度と35度のサンゴを比較、水温が高くなると、サンゴが糖分を含んだ粘液やアンモニアを放出することを突き止めた。これは、干潮で水面上に出たときと同じ行動で、ストレスに対する反応だと考えられる。糖分を含んだ粘液やアンモニアは微生物にとってはごちそう。『水温が上がると、毒性を持つ細菌やシアノバクテリアが増殖。サンゴは増えたシアノバクテリアを捕らえて栄養にするが、褐虫藻は細菌により死滅する』と鈴木教授は説明する。栄養豊富で温暖化が続く環境はサンゴにとって住みにくい。解決は容易ではなく、粘り強い研究と保護活動が求められる。

多いほど良い
休肝日

●毎日新聞4月7日付
 酒量の多い人では、酒を飲まない“休肝日”の多い人の方が、休肝日の少ない人よりも死亡率が低くなることが、厚生労働省研究班の調査で明らかになった。1990〜93年に岩手、長野、高知、長崎、沖縄など8県9地点に住む男性約4万2,000人を対象に飲酒や生活習慣に関するアンケートを実施し、2003年まで追跡した。その結果、飲酒の習慣がある約3万2,000人のうち、『週1〜4日飲酒する』と回答した『休肝日あり』グループが約4割、『週5〜7日飲酒する』と回答した『休肝日なし』グループが約6割だった。そして、追跡調査期間中に死亡した約3,900人について、飲酒の頻度や飲酒量を調べたところ、1週間あたりのエタノール摂取量が300グラム(毎日、日本酒2〜3合)以上になると、同じエタノール摂取量でも休肝日なしのグループの方が、休肝日ありのグループより死亡率が大幅に上がった。年齢や喫煙習慣、肥満度など死亡に関連する他の要素の影響を考慮しても、エタノール摂取量が300〜449グラムの場合、『休肝日なし』グループの死亡率は『あり』グループの1.5倍、450グラム以上では1.8倍になった。また、エタノール摂取量が600グラムを超えると、休肝日の有無にかかわらず、死亡率が高くなった。なお、研究班では、『死者の4割はガンだった。休肝日がないと、酒の代謝後に出来る、発がん性を持つとされる物質が、常に体内に存在するため、ガンの危険性が高まるのかもしれない。土日だけではなく、平日にも酒を休むことや、全体の酒量を減らすことも必要』としている。

2007/04/02

モズクの成分に抑制効果
抜け毛

●毎日新聞3月27日付
 ライオン生物化学研究所のチームが、男性の抜け毛を加速させるたんぱく質を発見した。研究チームは、毛髪が適当な時期に抜けるようコントロールしていると見られるたんぱく質“NT−4”に着目。@人の毛母細胞の一種にNT−4を加えると、“アポトーシス”と呼ばれる細胞死が加えない場合の8倍に上った、A毛母細胞に暴発を作るよう指令する“毛乳頭”で、男性ホルモンがNT−4遺伝子を作動させ、NT−4が過剰に生産されている…ことを確認、NT−4は男性ホルモンによって働き、毛母細胞を不必要に細胞死させ、脱毛を促進していると結論付けた。また、研究チームは、マウス実験で、NT−4の働きを抑える物質としてオキナワモズクの抽出成分が有効であることも確認。

不眠や鬱になる!?
休日に寝過ぎると…

●毎日新聞3月17日付
 久留米大・内村助教授が、休日に寝過ぎると不眠や鬱になる傾向が強いとの調査結果を発表した。調査は昨年12月に実施、35〜59歳の男女計5,997人から有効回答を得た。平日と休日の睡眠時間の差が2時間未満で、不眠の自覚がある人26.4%、鬱症状がある人4.3%に対し、睡眠時間の差が3時間以上では、不眠32.7%、鬱6.8%と、時間差が大きいほど症状のある人の割合が増えた。また、起床時間の差が大きい場合も同様だった。『人間の脳は目が覚めてから15〜16時間後に眠気を感じるように出来ている。休日の起床時間が遅くなるほど、夜眠る時間も遅れ、結果的に睡眠不足の状態で月曜を迎えて体調を崩す人も多い。良い睡眠をとる秘訣は、毎朝、同じ時間に起きること。平日と休日の睡眠時間の差は2時間以内に抑えた方が良い』(内村助教授)。

まずは沢山の水を
痛風

●東京新聞3月9日付
 ある日、突然、足の指など関節が赤く腫れ上がり、激痛が走る“痛風”。痛風は体内の尿酸の量が正常よりも高い“高尿酸血症”になって起こる。その痛風の大敵として“プリン体”を連想する人も多いだろうが、しかし、『プリン体を摂らなければ大丈夫』といってビールを焼酎に変えても、酒量を減らさなければ意味がない。ビールに限らず、全てのアルコールは尿酸が造られるのを促進し、尿からの排出を抑制してしまうためだ。痛風の治療の土台は、暴飲暴食を改め、水を多く飲み尿を増やすこと。そして、食事と薬で尿のアルカリ化(アルカリ性に近いほど尿酸が溶け易い)を図ることが大切。なお、尿の酸性化・アルカリ化とプリン体の量は連動しない。例えば、プリン体の極めて少ない卵は、尿を酸性化させる食品のトップ項目。一方、プリン体の多い干ししいたけは尿をアルカリ化させる。専門家は、『特定の食品をダメと言っていくと、他の病気を併発した場合、食べる物がなくなってしまう。全体の食事量を減らす方が良い』としている。


2007/03/05

手へのいたわりを
反復過労性障害

●東京新聞2月23日付
 パソコンや携帯電話などの操作時間が確実に増えている昨今、手の指や手首に痛みや違和感、疲労を感じている向きは少なくない。そして、骨折や切断を除く手指のトラブルで多いのが腱鞘炎などのいわゆる“反復過労性障害”。“使い過ぎ症候群”などともいわれる。腱鞘炎の代表格は、指の曲げ伸ばしが痛くなる“ばね指”(段発指)、手首の親指側が痛くなる“ドケルバン病”。ばね指は指を伸ばそうとする時、ばねのように弾けてしまう病気で、更に進行すると指が曲がったまま動かなくなる。ドケルバン病は親指を伸ばす動作が多い人に起こることが多い。いずれも早期の診断が重要。また、多くは手指の使いすぎが原因。作業前に手を温めたりするなど予防にも努めたい。

ツークリックも登場
ネット詐欺

●毎日新聞2月25日付
 サイトやメールで広告やリンク先をクリックしただけで、アダルトなどの有料サイトに飛び、『ご契約有難うございます。登録料は6万円です』などのメッセージが出る。これが典型的なワンクリック詐欺だが、最近では“ツークリック詐欺”も出始めたという。ワンクリックで詐欺サイトに誘導し、『OKを押したら契約になります』などの文章が現れ、ここで“OK”をクリックしたら料金を請求されるというものだ。また、“セキュリティーソフト押し売り詐欺”も登場。ネットの閲覧中に、『あなたのパソコンはウィルスに感染しています』などの表示が突然、現れ、ニセのセキュリティーソフトを販売するサイトへ誘導。不要無効なソフトを売りつけられたうえ、クレジットカード番号を盗まれるケースもあるという。予防法としては、@迷惑メールのリンクや怪しげな画像は絶対にクリックしない、Aセキュリティーソフトは店頭購入にとどめる、Bセキュリティーソフトは常に最新の状態に保つ…ことが大切だ。

商戦も早め
花粉症

●毎日新聞2月26日(夕)付
 今年もやってきた花粉症の季節。環境庁によると、22日時点で飛散開始が確認されなかったのは、スギ花粉がほとんど飛ばない沖縄を除き、北海道と青森、秋田を残すのみ。昨夏は全国的に梅雨明けが遅かったため、同省は1月末、スギ・ヒノキ花粉飛散量を『平年並み〜平年の20%程度』と予測したが、一方で、専門家からは、『南関東で昨年より花が多い。昨年、花粉が少なかった分、木はエネルギーを溜めていたかもしれない』と飛散量が多い可能性を指摘する声も。しかし、いずれにせよ、飛散が例年より早かったことは確か。そのため、対策グッズの売れ行きも本格化している。マスクでは見栄えのする色付きや、快適感を与える芳香付きのタイプが人気だそう。また、売れ行きではドイツ製の予防クリームの伸びが著しいという。このクリーム、鼻孔内部に塗り、花粉の侵入などを防ぐもので、薬と違って妊婦も使え、眠気も催さないのが好調な理由だそう。

2007/02/19

通年契約の恩恵
格安旅行の背景

●毎日新聞1月30日(夕)付
 年間を通じて最も旅行者が少ないこの季節、格安旅行・格安航空券の売り出しが盛んだ。なかには収益を度外視した“赤字セール”もあるが、信じられないほど安い値段が提供される理由とは…。運賃が安いのは、個人客向けの“普通運賃(例えば東京〜札幌で片道約3万円)”ではなく、航空会社が団体旅行向けなどに卸す“包括旅行運賃”を適用しているため。また、日本の旅行会社は航空会社やホテルなどと通年契約を結んでいるため、閑散期でも座席や客室を確保(販売)しないと繁忙期の割当が確保出来ない。これが、オフシーズンの1月下旬から3月上旬に赤字覚悟の格安旅行が集中する最大の理由となっている。

シーズンを前に敵を知る
アレルギー原因物質

●東京新聞2月2日付
 スギ花粉症の季節。これまでア発症していなくても、アレルギーを持っているという人も少なくない。そこで、自分の抗原(アレルギー原因物質)が何か、“敵”の存在を知っておくべき。抗原の検査は血液検査が主流で、仮に鼻水などの症状が気懸りならば、耳鼻咽喉科の病院や診療所で受けられる。採血して血中の抗原を測定、多い抗原がその人のアレルギー原因物質となる。測定対象は4項目(スギ、ヒノキ、ハウスダスト、ダニ)が標準的で、イネ科、動物上皮などを加えた13項目についても検査が可能。検査には健康保険が適用され、患者が3割負担の場合、4項目検査なら3,000円程度、13項目検査なら7,000円程度(初診料、処置料などを含む)。検査結果は1日〜1週間程度で出る。

ネット上でマル秘レシピ
ウェブサイト“クックパッド”

●東京新聞2月12日付
 無料で料理レシピをウェブに載せられるサイト“クックパッド”(http://cookpad.com/)が人気だ。ひと月の閲覧者数は200万人を超え、現在の掲載レシピは約20万点、毎日200点以上のレシピが増えている。開設は1998年。キッカケはサイト運営会社の佐野社長が大学在学中、キャンパス近くの農家の野菜をネット販売したこと。とれたての野菜は美味しいが、収穫時期が集中し、調理ノウハウが無い向きはすぐに食べ飽きてしまう。そこで、野菜料理のちょっとした工夫をネットで広げることが出来ないかと同サイトを開設した。現在は10ヵ国ほどからアクセスがあり、海外に住む日本人の利用者は約10%を占めるという。

ボイセンベリーが発症抑制
石綿が引き起こす中皮腫

●毎日新聞2月14日(夕)付
相模女子大・公衆衛生学教室、安達助教授の研究グループが、米国原産の果実“ボイセンベリー”を摂取したラットに、アスベスト(石綿)が引き起こすガン『中皮腫』の発症例が少ないとの動物実験結果を発表した。中皮腫の発症には活性酸素が関わっており、ボイセンベリーに多く含まれるポリフェノールの抗酸化作用に発症を抑える効果があると推測されるという。

2007/02/05

納豆、無罪
組み合わせで食べ方色々

●毎日新聞1月27日(夕)付
 テレビの番組捏造をキッカケに人気が乱高下した納豆。しかし、納豆が安価で栄養価が高いことは確かだ。原料の大豆は“畑の肉”と呼ばれ、納豆にすることで、たんぱく質を効率良く吸収出来る。また、納豆に含まれるビタミンK2は、食品のなかで納豆にしか含まれず、骨を作るもとになり、骨粗鬆症予防にもなる。そのまま食べるのも良いし、ひじきと煮たり、鳥そぼろやとろろ、マグロ、梅干しなどを加えたりするのも良い。また、納豆スパゲティーやギョーザ、オムレツのなかに入れるのも一法。なお、料理研究家の話では、冷凍庫に入れておけば賞味期限が切れても3ヵ月は持つという。

生活習慣病予防にも
こんにゃく

●毎日新聞1月27日付
 すき焼き、煮物、おでんなどに欠かせない“こんにゃく”。ダイエットに効果的な食材としても知られるが、それ以外にも健康に良い働きがあるそうだ。例えば、カルシウムの補給源としては、牛乳や小魚を思い浮かべるだろうが、日本こんにゃく協会によると、こんにゃくもカルシウムに富み、特にしらたきに多いという。また、食物繊維が豊富なこんにゃくは、カロリーが少なく、食べて満腹感が得られるため、ダイエットに向くが、それ以外に、ヒトに食べてもらった試験では、食後の血糖値やインスリンの上昇が抑えられる働きも判明している。なお、こんにゃくは一見、料理が面倒そうだが、熱湯でゆでたものをバターと塩、こしょうの味付けで焼けば“こんにゃくソテー”の出来上がり。粒こんにゃくをカレーチャーハンやオムレツの具に使っても美味しい。

鬼も内!?
節分流儀さまざま

●東京新聞1月28日付
 2月3日は節分。関東では大豆を撒くのが一般的だが、北国では落花生を撒くとの声も。北海道の豆菓子メーカーによれば、『殻付き落花生なら、外に撒いて雪に濡れても食べられる。北海道の開拓者的合理性から落花生が使われ始め、東北や上越に広がったのではないか』と分析している。なお、落花生は一つに豆が2、3粒入っているが、『年の数だけ食べる』際の数え方は『殻単位で、10歳なら20〜30粒食べることになる』そうだ。

2006/12/04

心筋梗塞は無関係
卵食べる頻度

●毎日新聞11月17日付
 厚生労働省研究班の9万人規模の追跡調査で、卵を食べる頻度と心筋梗塞にかかる割合は特に関係ないとの結果が出た。調査は1990〜93年、全国の40〜69歳の男女に卵を食べる頻度を尋ね、計9万0,735人から回答を得、うち約3満3,000人は血中のコレステロール値も調査。更に、2001年末まで追跡調査をした結果、462人が心筋梗塞を発症した。調査の結果では、卵を食べる日が『週に1日未満』と答えた人が心筋梗塞を起こした率は『ほぼ毎日食べる』人の約1.2倍で、統計的には同等の範囲だった。また、総コレステロール値が“220”以上と高い人の割合は、『ほとんど毎日食べる』が27.5%、『週1回未満』は33.5%とやや多かった。

“銀イオン使用”とは?
抗菌効果で悪臭を消す

●毎日新聞11月21日付
 制臭スプレー、洗濯機、足拭きマット、靴下など、店頭で“銀イオン使用”などと記された商品を頻繁に見かける。この“銀イオン使用”とはどういった効果があるのか…。脇の下の汗を例にすると次のような仕組みになる。まず、汗自体がにおいを発生させるわけではない。皮膚にはジフテロイドなど常在菌があり、これらは汗の成分を分解し、栄養にして増殖する。この分解時に生まれる脂肪酸が主な臭いの原因。銀イオンが常在菌の動きを封じ込め、汗中の成分を分解出来なくして臭いを抑制する。では、どうやって銀イオンが動きを封じ込めるのかというと、まだ定説はないが、有力なのは銀イオンが酵素の働きを抑える力を持つという説。他にも、銀イオンが活性酸素を発生させ、菌を不活性化させるという説も。なお、銀イオンの身体への影響だが、専門家によれば、長時間使わなければ大きな影響はないものの、『効果を期待し過ぎず、洗う、乾燥させるなど普段の手入れをした上で利用して欲しい』、『“抗菌”とあっても、成分は何が使われているかチェックして欲しい。特に、薬事法と日用品の境目である高齢者の介護用品は使用の際、皮膚への影響など注意が必要』としている。

欧米で規制広がる
トランス脂肪酸

●東京新聞11月24日付
 マーガリンやケーキなどに含まれる“トランス脂肪酸”に対し、欧米で表示の義務化や含有量の制限など規制が広がっている。この聞き慣れない脂肪酸は、脂肪の構成成分である脂肪酸の一種で、植物油に水素を加える過程で出来る。こうして出来た油は劣化しにくいことから、加工食品に使用されている。トランス脂肪酸を含む主な食品は、マーガリン、パンやケーキを作る時に使うショートニング、フライドポテトなど。問題になっている理由は、トランス脂肪酸が、血液中の善玉コレステロールを減らす一方、悪玉コレステロールを上昇させ、動脈硬化、心筋梗塞につながる恐れがあるため。WHO(世界保健機構)はトランス脂肪酸の摂取量を総エネルギーの1%以下にするよう勧告している。


2006/11/20

楽しみは様々
緑の柑橘類

●毎日新聞11月1日付
 鍋が美味しい季節になり、欠かせないのが“スダチ”、“カボス”といった緑の柑橘類。また、沖縄特産の緑の柑橘類“シークヮーサー”も関東で青果が店頭に並ぶようになった。この緑の柑橘類、外見は似ているが、どう違うのか。沖縄特産のシークヮーサーは今が旬で、熟す前に収穫した“青切り”が12月頃まで出回る。主産地の大宜味村では、『他の柑橘類に比べ(血圧を下げ、血糖値の上昇を抑える働きがあるとされる)ノビレチンという成分の含有量が多い』とされており、青切りを絞って水で割り、ジュースとして楽しむ人が多いそうだ。シークヮーサと大きさが似ているのが徳島が主産地のスダチ。一年を通して手に入る。産地では、刺身や揚げ物など醤油をかけて食べる物には必ずスダチをかけるほか、居酒屋では冷奴に必ずスダチがついてくるそう。また、皮を摩り下ろしてそうめんなどの薬味に使ったり、輪切りにして蜂蜜漬けにして食べたりもする。シークヮーサーやスダチに比べてひと回り大きいのが、主産地が大分のカボス。路地物は10月上旬で終わり、11月以降は貯蔵物が出回る。産地ではレモンの代わりとして、和食、洋食どちらにも使いやすいことから、肉料理やサラダにかけたり、味噌汁にも入れるそうだ。

来春から急増!?
熟年離婚

●読売新聞11月12日付
 先月、某市内で市民団体が開いた“年金分割”の説明会。中高年の女性から先を争うように質問の手が挙がり、会場は熱気に包まれたそうだ。この“年金分割”、来年4月から導入される制度で、離婚した夫婦で当事者が2年以内に請求すれば、結婚していた期間の厚生年金の一部を配偶者に移せるようになる。なお、社会保険庁は10月から、50歳以上を対象に、離婚した場合の年金額を事前に試算するサービスを開始。10月末までの1ヵ月間に全国で1,355人が試算を請求、その約9割は女性だったそうで、団塊世代の離婚が来春以降、一気に増える可能性があるとの声も上がっている。また、年金分割を巡り、@主婦の多くが必ず半分受け取れると思い込んでいるが、実際には分割割合を当事者間で話し合う必要があり、合意出来なければ家庭裁判所に申し立てて決めてもらわねばならない、A来年始まる年金分割とは別に、専業主婦だった人が離婚する場合、夫の厚生年金が自動的に分割される制度が08年度から始まる、Bただし、08年度からの分割制度は、2008年4月からの結婚期間に対応する年金だけが対象、C夫がいったん年金受給が始まれば、離婚しても分割されないと思っている例もあるが、そうではなく、受給が始まった高齢者の年金も離婚すれば分割の対象になり、逃げ切りは出来ない仕組み…といった様々な誤解が広がっていることを懸念する声も。いずれにせよ、離婚を考える場合は、事前に社会保険事務所で制度の仕組みと見込み額を確認する必要がある。

2006/10/30

新米の季節
美味しいコメの炊き方

●毎日新聞10月18日付
 艶やかな新米が届く季節を迎えた。新米を美味しく炊くにはどうしたら良いのか…。専門家が指摘するポイントは“洗い方”と“水の量”。『一昔前まではコメを研ぐといって、力を入れてザクザクと洗っていたが、それは誤り。おコメが割れてしまう。精米技術の向上で糠が余り残らなくなってきているので、軽く洗うだけで充分だ。また、新米は通常のコメよりも水分を多く含んでいるので、水加減は控えめに』としている。より具体的なポイントとしては、@計量カップでコメを正確に計る、Aボウルや炊飯器の内釜にコメを入れて洗う(糠の臭みがつかないように全体をざっと混ぜて軽くゆすいで速やかに水を捨てる…という作業を3回繰り返す)、B水をひたひたに注いで片手で軽く揉み洗いする(2、3回繰り返す。Aで最初に水を入れてからBの洗い上がりまで3分以内に)、C水加減の基本はコメ1に対し水が1.2(炊飯器は内釜の目盛りに合わせる)、D浸水は夏場が30分、冬場は1時間、新米のこの時期は30〜45分。


何故、良い?
ヨーグルト

●毎日新聞10月23日付
 健康志向を背景に人気が高まっているヨーグルト。そもそも、ヨーグルトは何故、身体に良いのか。人間の腸内に約100種類あるといわれる細菌のうち、ヨーグルトを作る乳酸菌には、アレルギーを抑制する“ラクトバチルス・カゼイ菌”、ピロリ菌を抑える“ラクトバリチス・ガゼリ菌”、整腸作用のある“ビフィズス菌”などが知られている。そして、それら乳酸菌は善玉菌として、@腸内を弱酸性に保ち、腸の調子を整える、A腸内感染を防ぐ、B免疫の働きを高める…など九つの効果があるとされ、『乳酸菌などの善玉菌は大腸菌などの悪玉菌と戦っている。そのバランスが老化やストレスで崩れると、悪玉菌が優勢になり、ガンやアレルギーなどの病気になってしまう』(専門家)ため、ヨーグルトを食べることで乳酸菌を外から取り込み、病気を予防しようというのが、“プロバイオティクス”と呼ばれる健康法だ。なお、専門家によると、善玉菌は種類が多く、人によって腸内にいる菌の種類や量も違うとのこと。自分に合う善玉菌をどう選ぶのはなかなか難しい問題だが、実際に色々なヨーグルトを試してみるのも一法だろう。

2006/10/23

今年の流行は?
鍋料理

●毎日新聞10月12日付
 手間がかからず栄養バランスも良い鍋料理。しかし、毎日続くとさすがに飽きがくる場合も…。そこで今年流行りそうな鍋を紹介したい。まずは『そばつゆで味わう豚しゃぶ』。その名の通り、出汁のきいた温かいそばつゆで食べる豚しゃぶで、最後のシメは、乾麺からゆでた日本そばを釜揚げ風に食べる鍋。数年前から一部の日本料理店で人気メニューに。スープには、とんこつや豆乳、果ては緑茶、昆布とカツオ節の出汁に白ワインを加えたものなど、こだわったものもある。次に、『旬の冬野菜鍋』。野菜にひと手間を加えて、野菜本来の旨みを楽しむ鍋だ。例えば、ネギは3〜4センチの長さに切り、網で焼いて焦げ目をつけてから鍋に入れると、甘みと香りが引き立つ。また、ニンジンやゴボウ、ダイコンなどはピーラーで細長く切り、しゃぶしゃぶ用の野菜として歯ざわりを楽しむ。普段は生で食べることの多いレタスやクレソンなども軽く湯通しすると量多く食べられる。なお、ミツカンでは、『家族にウケる鍋プロジェクト』を実施、全国15の料理学校の講師と共同開発した“ふるさと鍋”45種を発表している(http://www.mizkan.co.jp/nabe/)。

動脈硬化や糖尿病にも
歯周病の怖さ

●毎日新聞10月16日付
 歯のぐらつきや歯茎の出血で気付く歯周病。『痛みもないし…』と治療を先送りする向きも少なくないようだ。しかし、最近の研究では、歯周病を起こす歯周病菌が動脈硬化や糖尿病の悪化に関わっている可能性が指摘されているだけに、油断は禁物だ。そもそも、歯周病とは、歯周病菌が原因で歯茎などに炎症が起きる病気。大量の歯周病菌を含む歯垢を放置すると、歯肉に炎症が起きて赤くはれる(歯肉炎)。そして、炎症が広がると、歯と歯肉の間に“ポケット”が出来、そこで歯周病菌が増殖、歯肉炎が悪化し、土台の歯槽骨が溶けて歯が抜ける。ポケットが深さ4ミリ以上になると、“歯槽膿漏”とも呼ばれる“歯周炎”と診断される。専門家によると、歯肉炎ならば週1回の通院で2〜3ヵ月、歯周炎ならば1〜2年かかるというから、歯周病にならないよう予防することが大切だ。その為には、正しい歯磨きを。鏡で歯をしっかり見て、ブラシを直角に当て、小刻みに10分くらいかけてじっくり磨くようにしたい。

2006/10/09

ストップ飲酒運転
携帯で遠隔チェックも

●産経新聞9月21日付
 全国で飲酒運転による悲惨な事故が相次ぐなか、『ストップ・ザ・飲酒運転』の動きが加速している。例えば、運送業界の、『ドライバーにアルコール検知器を渡しても実際に使っているのかどうか…』、『検知を遠隔管理出来ないか』といった声に応え、NTTドコモと健康機器メーカーのタニタは共同で今年6月、携帯電話を使った『アルコールチェックシステム』を発売。携帯型のアルコール検知器と携帯電話“FOMA”がセットになっており、ドライバーが検知器に息を吹きかけると呼気中のアルコール濃度が携帯電話経由で送信され、離れた場所でもパソコンからチェック出来るほか、テレビ電話機能で、実際の顔の赤さや酩酊具合も遠隔地から確認出来る。また、宮城県加美郡の飲食店組合では、車で来店した場合、店がキーを預かり、客が酒を飲んだ場合はキーを返さず、運転代行や家族を呼ぶシステムをスタートさせている。このほか、自動車そのものを動かないようにする仕組みとして、スウェーデンのボルボ・カーズが9月、シートベルトにアルコール検知器を備え付け、呼気中のアルコール濃度を測定するシステムを発表した。この装置では、アルコールが未検知で、シートベルトが締まっていないとエンジンが始動しない仕組みとなっている。なお、道路交通法では、アルコールの影響により正常な運転が出来ない恐れがある状態で運転する『酒酔い』は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金で、違反点数は25点、免許取り消しとなる。また、呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15ミリグラム以上の状態で運転する『酒気帯び』は1年以下の懲役または30万円以下の罰金で、違反点数はアルコール濃度によって異なるが、いずれも免許停止となる。

通勤途中など朝晩2回
ハンドマッサージ

●毎日新聞9月29日付
 仕事や家事で疲れが溜まった時、手をもんでいないだろうか。このハンドマッサージ、正しい位置を見つけ指圧したり、クリームを使うなどすると、脳や顔など手から離れた場所の血流も良くなるという。手を指圧する場合は、親指の腹で押しながらズンと痛い感覚が他より強いところを探し当て、1ヵ所につき『3秒で押し、3秒静止し、3秒で離す』といった具合にゆったりと行なうのがコツ。通勤電車のなかや、入浴中など暇を見つけて朝晩2回を習慣にすると良い。また、爪の付け根の部分を親指と人差し指で挟んで押す“爪もみ”もお勧め。副交感神経を刺激してリラックス出来、免疫力が高まる。クリームを使ったハンドマッサージは、@片手の甲にクリームを取り、左右の甲を重ねて伸ばす(少し白さが残るくらいクリームをたっぷり使うのがポイント)、A右の手のひらで左手の甲を包み、逆に左の手のひらで右手の甲を包み、手のひらにもクリームを広げる、Bクリームが馴染んだら、指を1本1本しごくように揉んだり、指のまたを押したりする…と良い。

2006/09/25

心肺停止の応急措置
電気ショックで生存率5倍

●讀賣新聞9月8日(夕)付
 総務省消防庁の調査で、急病で心臓が止まったひとへの応急措置として、AED(自動体外式除細動器)などで電気ショックを与えた場合の1ヵ月後の生存率は、ショックを与えなかった場合の5倍になることが判った。具体的に、心筋梗塞などで心肺停止状態になった救急患者のうち、近くに居合わせた人や救急隊員がAEDで電気ショックを与えたのは昨年1年間で4,799人。その1ヵ月後の生存率は17.5%だった。これに対し、電気ショックを与えなかった1万3,881人の生存率は3.5%。また、居合わせた人が心臓マッサージなどをした場合の生存率は、しなかった場合の1.4倍に達した。

毎日5杯の緑茶で長寿
脳梗塞死亡率が低下

●讀賣新聞9月13日付
 緑茶を一日5杯以上飲む人は脳梗塞など循環器疾患による死亡率が顕著に低いことが栗山・東北大助教授らの研究で判った。研究チームは、1994年に40〜79歳だった宮城県内の男女4万0,530人を11年間、追跡調査。一日に緑茶を5杯以上飲むグループの死亡率は1杯未満のグループに比べて男性で12%、女性で23%低く、特に動脈硬化が原因となる脳梗塞の場合は男性で42%、女性で62%も低下した。研究チームは男女差について喫煙によるものと考えられるとしている。

トレンドカラーは“白”
素直な引き立て役

●産経新聞9月17日付
 食欲の秋。今年のトレンドカラーはズバリ“白”だ。まず、白ブームを盛り上げているのが“白いカレー”。北海道が発祥とされるクリームソースベースのカレーで、見た目はクリームシチューながら一口食べるとカレーらしいスパイシーさが。茶色のカレーと違って緑黄色野菜の彩が損なわれず華やかな演出が出来る点も魅力だ。次に“白いお茶”。摘み取った茶葉を軽く発酵させた“白茶(ぱいちゃ)”を使用。緑茶に似た味わいの中国茶だ。また、白いパンに白身魚のフライなどをはさんだ“白いハンバーガー”も登場。生鮮食品売り場では、ホワイトぶなしめじや白まいたけ、ヤマブシタケなど“白いキノコ”が賑わいを見せている。料理のなかで主張し過ぎず、組み合わせる食材を引き立て、それでいて栄養は豊富という点が人気だ。


2006/09/11

秋でも大敵
紫外線

●東京新聞8月27日付
 シミをつくったり、肌の弾力を失う原因となる紫外線は肌の大敵だが、これから秋を迎えても油断出来ない。というのも、専門機関が顔に当たる紫外線量を測ったところ、8月の晴れた日中が1平方メートル当たり約22ワット、10月に入ってもその量は8月の約8割までしか落ちなかったのだ。また、夏は太陽の位置が高い分、紫外線は額に多く当たるが、秋は太陽の位置が低くなるため、鼻に多く当たるという結果も。日傘や帽子などで日差しを塞いでも地面から反射する紫外線もある。専門家は、買い物や洗濯物を干すときなど少しの時間も注意が必要で、日焼け止めは1年中塗るべきだとしている。

レモンで夏疲れ解消
“クエン酸の日”

●産経新聞9月3日付
 9月3日は“クエン酸の日”。果物のなかではレモンが最も天然のクエン酸を含んでいる。このクエン酸は、夏バテ要因である活性酸素を消去する働きがあるほか、冷えや肩こりなど“冷房病”の症状にも効く。梅干しや黒酢などにもクエン酸は含まれているが、専門家によれば、『レモンはポリフェノールやビタミン、ミネラルなどとの相乗効果が見込める。また、爽やか香りには癒し効果もある。ストレスの多い現代人にこそ勧めたい食材』としている。

災害発生時に…
心身の健康を守るために

●毎日新聞9月4日付
 地震や豪雨などの災害では、長い避難生活で心身の健康を崩したり、慢性疾患の治療が滞りがちになる。どうしたら、災害時に健康を保つことが出来るのか。専門家によると、『医・食・住・衣』が基本。具体的には、『医』=@持病の薬は家の中の2ヵ所以上に分散して保存(処方箋のコピーもあれば更に良い)、A靴のスリッパも家の中の2ヵ所以上に置く(玄関から逃げられるとは限らない)、B帽子(落ちてくるガラス除け、防寒などにも役立つ)、Cメガネ、補聴器、入れ歯は常に身近に置く。『食』=@1日分の飲料水(薬を飲む時にも必要)、A糖尿病の人は低血糖への対処用に飴を用意。『住』=避難先では周囲が安全かを確認する(余震や家事なども想定すべし)。『衣』=手袋(怪我防止、防寒用)、マスク(防じん、感染症対策)を用意する。


2006/8/28

カビの対処法
トイレブラシやエアコンの場合

●毎日新聞8月21日付号
 汚れや臭いのもとになる“カビ”。6〜7月の梅雨時に発生したカビは8月に繁殖のピークを迎える。浴室や台所のカビは目につきやすいが、意外に判らないのがトイレの洗浄ブラシやエアコンだ。まず、トイレブラシの場合、家庭で使用された受け皿つきのトイレブラシを調べたところ、ブラシ、受け皿ともに高い割合でカビの繁殖が見られ、他の細菌と合わせると『どぶ川や 下水道と同じ汚染レベル』という検査結果も。そして、トイレ掃除をしたあと、便器のへりを叩くようにブラシの水切りをした場合、ブラシで繁殖したカビの胞子が飛び散り、これを吸うことでアレルギーを起こす可能性があるほか、糞便由来の微生物が振りまかれると、便座やタオルに付着した微生物により感染が起こることもある。専門家は、カビ対策として、『ブラシに水分が残らないよう、時々、日光消毒をしたり、使い捨てブラシを使用するのも対策の1つ』としている。次にエアコン。夏場はエアコン内部の平均気温が20度以上とカビの好む温度で、なおかつ熱交換器が冷えて結露して常に湿度が高い状態が続くため、『エアコンは“カビの製造機”といってもおかしくない』(専門家)。カビ対策としては、フィルターをマメに掃除することが欠かせないが、冷房を停止したあと、内部を乾燥させるために送風運転を最低でも10分回すことでカビの繁殖をある程度防ぐことが出来る。

夏野菜の冷凍術
ひと手間かけて小分けに

●毎日新聞8月7日付
 水気の多い夏野菜は冷凍保存が難しそう。しかし、専門家はひと手間かけ、小分けして冷凍することを勧めている。@熟したトマト…洗って水気を拭き取り、丸ごと密閉袋に入れて冷凍。使う時に皮が綺麗に剥け、調理しやすいのが利点。少量ずつ使いたい場合は粗く刻み、小分けにして冷凍。スープや煮込み、ソースなどに。Aナス…皮を剥いて縦六つ割りにして塩茹でし、冷水に取ったあと水気を確り絞って冷凍。素揚げにして冷凍しても良い。味噌汁や炒め物、パスタなどに。Bキュウリ…薄切りにしたものを塩もみし、さっと水洗いしてきつく絞って冷凍。半解凍で和え物やサラダ、酢の物に入れればひんやり美味しい。なお、冷凍したものは3週間を目安に使い切ることがおすすめだそう。



2006/7/24

許容量は?
コエンザイムQ10

●毎日新聞7月18日(夕)付
 健康食品で人気の高い『コエンザイムQ10』(以下、CoQ10)について、内閣府の食品安全委員会が、『食品として摂取する場合、安全な摂取量上限を決めることは困難』とする評価書案をまとめた。
 委員会では、医薬品としてCoQ10を飲んだ場合、摂取者の1%強が胃の不快感などを訴えたほか、CoQ10を含む健康食品を食べた2人の消費者が嘔吐や胃痛を起こした例が報告されたが、発症した人の持病との関係が不明確だったことから、『判断基準としては不十分』とされた。
 そもそもCoQ10は1973年、心不全治療薬として認可され、2001年、食薬区分の変更で食品への使用が可能となった。医薬品としての用量は1日30ミリグラムで、厚生労働省は通常、『健康食品は医薬品の量を超えないように』と指導している。また、研究では血圧や血管機能が悪化しているほど血中のCoQ10濃度が高かったという結果報告もあり、CoQ10の過剰摂取に警鐘を鳴らす声も。しかし、街では、『美容効果がある』、『抗酸化作用がある』などの理由から健康食品がヒット、100ミリグラム前後の摂取を勧める商品があふれている。
 こうした状況に対して、ある専門家は、『安易に健康食品に頼るのではなく、バランス良い食生活を心掛けることが一番だ』としている。

夏場が危険
脳卒中

●毎日新聞7月13日付
 脳卒中は“脳梗塞”、“脳出血”、“くも膜下出血”などの総称で、脳の血管が詰まったり、破れて脳に様々な症状が出る病気。汗をかいて脱水症状になり、血液が濃縮されて血管が詰まりやすくなる夏に脳梗塞の発症が多い。予防法としては、“食べ過ぎ”、“喫煙”、“多量飲酒”、“運動不足”、“ストレス”などの悪い生活習慣を正し、“高血圧”、“糖尿病”、“高血脂症”、“肥満”の『死の四重奏』を防ぐことが何より重要になる。
 また、万一の場合に備えて、初期症状を見逃さないようにしたい。具体的な初期症状は、@顔や手足の片側の麻痺、A言葉が出なかったり呂律が回らない、B眩暈、C片目が見えない、D原因不明の激しい頭痛…があり、そういった症状に心当たりがある場合は、速やかに専門病院に相談したい。


2006/7/17

食べて健康に
クルミ

●毎日新聞6月28日付
 クルミは栄養のバランスが良い。食物繊維を多く含み、ビタミンやカルシウムなども豊富。そして、他のナッツ類に比べて、α‐リノレン酸という不飽和脂肪酸が豊富なことが最大の特徴だ。α‐リノレン酸はn−3系油ともいわれ、人や魚の体内で、俗に“頭が良くなる油”と呼ばれるDHA(ドコサヘキサエン酸)に変わる。人や動物実験で、血栓を出来にくくしたり、ストレスを軽くし、脳の老化を防ぐといった働きが知られており、クルミはマグロやイワシなどの魚を食べるのと似た効果が期待出来るといえる。また、米国などではクルミが動脈硬化を防いだり、悪玉コレステロールを減らす効果があることも判ってきた。ちなみに、米FDA(食品医薬品局)は、『1日42グラム(殻付きで7〜8個分)のクルミ摂取で心臓疾患のリスクを減らす』との健康強調表示を商品に認めている。

無理なく食事制限する
糖尿病

●毎日新聞7月9日付
 予備軍を合わせると全国に1,620万人いるといわれる糖尿病。糖尿病の人に食事療法は欠かせないが、では、無理なく食事制限を続けるコツとは…。専門家によれば、まず、『朝食と昼食はきちんと食べること』が大切とのこと。昼食を軽くしてしまうと、夜にたくさん食べてしまう危険性があるからだ。油を使った料理も昼食ならば大丈夫だが、カレーや丼ものはご飯の量が多くなってしまうので、定食スタイルの食事を心掛けたい。また、毎食、生ならば両手1杯、おひたしなら片手1杯を目安に野菜を食べると良い。甘いものやアルコールは、止めなくてもよいが、回数や量を記録して歯止めをかけるように。甘い物は間食ではなく、食事のデザートにする。そのほかに、早食いは食べ過ぎてしまいがちなので、ゆっくり食べることを意識するように。例えば、煮魚ならば切り身ではなく尾頭付き、エビなら殻付きを使ったり、鶏肉は骨付きをナイフとフォークで食べるようにすると、自然と食事に時間がかかり、満腹感を得やすい。

怖い熱中症
日常生活でも要注意

●産経新聞7月12日付
 人の身体は、暑くなると汗をかくなどして熱を体の外に逃す体温調整機能を持っている。しかし、大量の発汗で体内の水分や塩分が不足すると、その仕組みが上手く働かなくなり、体温が著しく上昇し、眩暈や失神、筋肉の硬直などの症状が現れる。こうした暑さのために起こる障害の総称が“熱中症”。熱中症は真夏だけではなく、梅雨明け前の蒸し暑い日や、冷夏でも急に気温が上がった日は要注意だ。予防法は、暑さを避け、こまめに水分を取ることが基本。日傘をさす、帽子をかぶる、襟元を開けるといったように服装にも気を配りたい。また、仮に熱中症になった場合は体を冷やすこと。水をかけたり、うちわであおいだりしながら、風通しのよい日陰や冷房の効いている室内に運び、衣服を脱がせて体から熱を逃す。

2006/7/3

“第7の栄養素”に注目
ファイトケミカル

●毎日新聞6月15日付
 従来、栄養素といえば、@タンパク質、A炭水化物、B脂質、Cビタミン、Dミネラル…の5つを

指したが、最近では、E食物繊維、に続き、Fファイトケミカルが注目されている。ファイトケミカルは、キャベツや大根などの淡色野菜やバナナ、パイナップルなどの果物に多く含まれ、代表的なものはアントシアニン、カテキン、大豆イソフラボンなど。専門家によれば、ファイトケミカルには病気そのものを予防したり改善したりする力があることが判ってきたという。ファイトケミカルを十分に取り入れるには、淡色野菜を茹でたり炒めたりして食べやすくし、摂取量そのものを増やすことが大切。また、量だけでなく、食べる種類も増やし、美味しく食べるためにシソやニンニクなどの香味野菜も上手に使うよう心掛けたい。

血管エコー診断
動脈硬化を早期発見

●東京新聞6月23日付
 命取りになりかねない動脈硬化や狭窄などを早期発見し、治療につなげるために“頚動脈エコー検査”が威力を発揮している。方法は、枕をせず仰向けに寝た状態で、首に超音波を発するプローブと呼ばれる小型の装置をあてる。超音波は皮膚や筋肉を通過して頚動脈にぶつかり、反射して返ってくる。これを画像装置で画像化する。すると、血管の狭窄や血流の滞りなどをその場で確かめることが出来る。また、超音波診断では、三層からなる頚動脈の壁の厚みを測定。一般的には1mm未満が正常値とされるが、加齢やコレステロールの蓄積によって厚みが増し、1mmを超えたら要注意。検査時間は10分程度で痛みはない。専門医は、『血液検査や血圧測定と併せて超音波の血管診断を行なえば、より確実に動脈硬化等の早期発見につながる』としている。

症状消えても1ヵ月は薬
水虫

●毎日新聞6月26日付号
 ジメジメする季節に気になる病気の1つが“水虫”。誤解も多いこの病気、正しい知識で対処したい。@必ず痒くなるのか?=痒くない水虫の方が多い。指の間に出来るジュクジュクした水虫は痒くなりやすいが、足の裏(特にかかと)の角質が厚くなって皮が剥ける水虫は痒みがほとんどない。A感染するのは不潔にしているから?=水虫の原因“白癬菌”はどこにでもいる。白癬菌が増殖しやすいのは高温多湿な環境だが、感染力自体はそれほど強くなく、湿度10%の環境でも皮膚についた菌が角質内に侵入するのは1〜2日かかる。この間に洗い流して、皮膚を乾燥させればいい。Bどうして治りにくいのか?=治りにくいのではなく、きちんと治療していないため。いったん症状が治まると薬を止めてしまう人が多いが、白癬菌は症状がなくなっても角質内で一部が生き延びる。隠れた白癬菌を全滅させるには症状が消えた後も1ヵ月は薬を使い続けることが必要。また、爪の水虫は塗り薬では十分な効果がないので、医師の処方する飲み薬を使う。

2006/6/19

湿度高い日も注意
熱中症

●東京新聞6月9日付
 人体は、暑い時に汗をかくことで熱を外に逃がして体温の上昇を防ぐが、体内に水分や塩分が足りなくなると脱水症状に陥り、体温調節が上手く出来なくなる。この際、体に起きる様々な障害の総称が“熱中症”だ。熱中症は大きく分けると、@脱水で倦怠感、眩暈、吐き気などの症状を引き起こす “熱疲労”、A大量の汗をかいた時に水分しか補給せず、血液の塩分濃度が低下して足や腕、腹の筋肉が痙攣する“熱痙攣”、B体温調調整が出来ずに様々な臓器に障害を起こし、死亡する場合もある“熱射病”…の三種類があり、気温だけでなく、湿度が高い日も汗が出にくいため要注意だ。もし、脱水症状や痙攣が出た場合は、涼しい場所に運び、衣服を緩めて寝かせ、スポーツドリンクや生理食塩水を補給したい。また、熱射病が疑われる場合には、救急車を呼ぶとともに、体に水をかけたり、脇の下や足の付け根に氷枕を当てるなど体を冷やすことを心掛けたい。

アトピーのリスク増!?
1歳までにネコやウサギを…

●毎日新聞6月11日付
 1歳になるまでにネコやウサギを飼っていた家庭の子供はアトピー性皮膚炎になるリスクの高いことが国立成育医療センターの調査で判った。アレルギー性疾患の発症は子供が生まれて早い時期における家庭でのペット飼育に関係があると される。同所は昨年1月、広島市内の小学校137校の2年生1万1,173人の保護者にアンケートを依頼、1歳になるまでのペット飼育歴やアレルギーの有無などを調査、更に家族のアレルギーの有無を考慮してペット飼育歴のない場合と、ペット種類別でのアレルギーの発症リスクを比べた。それによると、ネコを屋外で飼っていた場合のアトピー性皮膚炎の発症リスクは飼育歴のない場合とほとんど差がなかったが、室内飼育の発症リスクは約1.6倍になった。また、ウサギやハムスターの場合、室内飼育の発症リスクは最大で3.1倍になった。これに対し、イヌの場合は、屋外、室内とも、ペット飼育歴のない場合とほとんど差がなかった。また、一度発症したぜんそくが8歳までに治ったかを聞いたところ、ネコやウサギを飼っていた子供は、ペットの飼育歴が無かったりイヌを飼っていた場合と比べ治りにくかったという。

夏に間に合う梅酒作り
日本酒で

●東京新聞6月12日付
 スーパーや青果店に青梅が並び始めた。この青梅を日本酒で漬ければ、今からでも夏に梅酒が間に合う。作り方は基本的にホワイトリカーでつける場合と変わらず、@梅1キロを良く洗う、Aよく乾燥させ、へたを取ってビンに入れる、B氷砂糖を好みで入れ(0〜1キロ)、日本酒1.8リットルを加え、冷暗所で保存する。梅の実の取り出しはホワイトリカーより早く3ヵ月ほどが目安。ただし、日本酒を使う場合はアルコール度数には要注意。酒税法上、20度未満で作ることは認められておらず、20度以上を使うこと。

2006/5/22

“食害”が食材に
エゾシカの肉

●毎日新聞5月5日付
 “エゾシカ”が食材として首都圏などで流通し始めた。エゾシカは北海道内に推定40万頭生息し、ているが、繁殖力が高く、年間15〜20%の割合で増加。その増え過ぎの影響もあって、牧草や苗木、ジャガイモなどへの農林被害額は約28億円(04年)にも及んでおいる。そして、年間約7万頭が捕獲され、そのまま放置されたり、廃棄処分されるなか、民間から『捨てるのはもったいない』との声が高まり、道が食肉利用の支援に乗り出した。道ではPRのほか、第三者機関による安全な鹿肉認定制度を検討中で、最近では衛生管理が整った食肉処理施設も相次いで開設された。ちなみに、エゾシカの肉は、牛肉に比べたんぱく質は約2倍、鉄分は9倍近く、カロリーは10分の1以下というヘルシーさが売り。

子供の肥満急増
生活習慣病の引き金に

●東京新聞5月5日付
 子供の肥満が急増している。専門家によれば、数十年前は小中学生の肥満は2〜3%だったが、今は3倍の約10%という。背景には、お菓子やジュースをはじめとした高カロリー食の摂り過ぎ、朝食を取らないといった“食生活の乱れ”、“運動習慣の激減”、“ストレス”などがある。なかには、『子供は痩せているより、少し太っていた方が安心だし可愛い』と思う向きもあるかもしれないが、専門家は、『“少し太っていても…”と見過ごしていると、子供を肥満傾向にしかねない』とし、3歳頃からは見た目で勝手に判断するのではなく、肥満度判定曲線や成長曲線を利用してチェックするようにとしている。また、『学童期の肥満の7〜8割は大人になっても続く。大人になってから食事や運動の習慣を変えることは容易ではなく、肥満と診断された人の多くが治療に悩む』ともし、子供のうちから注意したいとしている。ちなみに、肥満対策の基本は食事、運動療法で大人と変わらないが、子供の場合は成長期にあることも考えて食事のカロリーを落とすのではなく、脂肪分を少なくするなど栄養の中身に注意したい。

目に付く“濃”の文字
食品に異変!?

●産経新聞5月14日付
 健康ブームを背景に食品は“薄味”、“塩分・糖分控えめ”がもてはやされてきた。しかし、近頃、ちょっとした異変が見られる。“濃い味”の食品が登場しているのだ。例えば、コンビニで人気のスナック菓子の場合、ポテトチップスのコンソメ味で従来よりコンソメパウダーを2倍に増量して味付けしたものや、のり塩味で青のりを従来の2.5倍増量して少し濃い目の塩味にしたものが好評だという。また、カップ焼きそばでは、濃厚で甘みのある中濃ソースにスパイシーなウスターソースをブレンドして従来品の1.7倍に増量したものが人気。ペットボトルの緑茶も“濃旨”や“濃い味”など“濃”がキーワードになっており、牛乳も“濃厚”、“特濃”など濃い味のものは市場が拡大傾向にあるという。

2006/5/1

快眠の証
寝相の悪さ

●東京新聞3月31日付
 “いびき”とともにとかく悪者にされがちな“寝相の悪さ”。実は寝相が悪いのは熟睡出来ている証だという。そもそも、睡眠の役割は休息、なかでも脳(大脳皮質)を休息させる点にある。大脳皮質は『いらないことをさせない』抑制の機能があり、脳が働いている場合は寝返りを抑制し、いわゆる寝相が良い状態になる。逆に熟睡していれば、脳が休息しているわけで、寝返りをコントロール出来なくなる。では、何故、寝返りするのか。これは主に、@体温や寝床内の温度・湿度の調節、Aレム睡眠、ノンレム睡眠といった睡眠段階を移行させるスイッチ役、B血液の循環を促す…といった目的があるとされる。また、専門家によれば、人は誰でも20分に1回ほどのペースで寝返りしており、その範囲内ならば快眠出来ている証拠だそう。

“菌+湿度”で起こる
水虫

●東京新聞4月21日付
 “水虫”が活発に動く季節になった。水虫とは、足の裏や指の間、爪などにカビの一種“白癬菌”などが寄生して起こる病気のこと。白癬菌は、皮膚の一番外側の“角質層”に含まれるタンパク質を栄養分にしているが、足の裏などは他の部位に比べて角質層が厚いため、菌が住みつきやすい。一般的には、湿度70%以上、温度15度以上になると菌が活発化する。多くの場合、症状は薬で改善されるが、気をつけたいのが家族への感染。白癬菌は家の埃やゴミ、バスマットやトイレのスリッパなどを介して他の人の足にうつるため、家のなかに患者がいれば家族には感染の可能性が高くなる。では、感染を防ぐには?専門家は、『家族皆が靴下や靴を履く前に、乾いたタオルで足を拭いて、菌を落とすのが有効』としている。このほか、@媒介となる埃やゴミを取り除くため、絨毯や畳には念入りに掃除機をかける、Aバスマットやトイレのスリッパは共有しない、Bバスマットは毎日洗って干す、C水虫患者の半数は爪にも白癬菌がいるので切る時に飛ばさないようにする…なども大切だ。

2年目はドレスアップ!?
進化するクールビズ

●産経新聞4月24日付
 夏を快適に過ごすためのビジネス軽装“クールビズ”。ワイシャツ一辺倒だった昨年に比べ、今年の売り場は素材や機能性にこだわったジャケットやスーツが揃う。例えば、通気性や耐久性に優れた和紙を使ったジャケットやワイシャツ生地で仕立てた軽くて涼しいシャツジャケットなど。なかには、肩パッドをメッシュ状にしたり、ボタンの裏側を削るなど独自の技術で、従来用の盛夏用スーツより4割程度軽量化したジャケットも登場している。一方、昨年はクールビズの直撃を受けて売れ行きが激減したネクタイ業界も、音楽携帯プレイヤー“iPod”が入るポケット付ネクタイや、芯地が無く軽やかに風になびくネクタイ、抗菌効果のある竹や大豆たんぱく繊維をつかったネクタイなどを投入して巻き返しを図る。

2006/4/3

台風の影響で品薄気味
ミネラル豊富な黒糖

●日経新聞3月18日(夕)付
 サトウキビで作った新物の黒糖が店頭に並んでいる。白糖と異なり、こげ茶色の見た目と独特の風味が特徴で、カリウム、マグネシウム、リンなどのミネラル成分が豊富だ。沖縄や鹿児島では冬から春先にかけてサトウキビを収穫し、年明けから4月頃まで黒糖を製造する。製造方法は、サトウキビを圧搾し、その搾り汁を煮詰めて乾燥させ固めるのだが、搾り汁に含まれる糖みつなどを取り除いて精製する白糖と異なり、黒糖は何も取り除かれず固められる。そのため、黒糖に豊富にミネラル分が残るのだ。

家電は安全レベル
電磁波

●東京新聞3月19日付
 IH(電磁誘導式)調理器などを使う家庭が増えるなか、家電製品から発生する電磁波が気になる人もいるが、健康への影響はどうか。そもそも、電磁波はどの家電からも発生している。その強さは、発生源からの距離の二乗に反比例するので、人体に密着するほど高くなる。健康への影響は、関連が『アリ』、『ナシ』のどちらの報告もあり、世界中で研究が続いているが、『(電磁波過敏症のように)精神的な不安も作用する。電磁波防護グッズの効果もほとんどない。利便性とのバランスを見て、避けられるものは避けるようにしたい』(専門家)。具体的には、@IHは鍋の位置が中心からずれたりしないようにし、通常の使用位置で推奨鍋を使う、A携帯電話はハンドセットを使って耳から離すか、通話時間を最小限に、B電気毛布やホットカーペットは温めてから切って寝る、Cドライヤーは30センチ以上離して使う…など。

中性脂肪を抑える成分
リンゴで痩せる?

●朝日新聞3月22日付
 リンゴの抽出成分“リンゴポリフェノール”に、血液中の中性脂肪が増えるのを抑える効果があることを、アサヒビールがヒトへの臨床実験で初めて確認した。リンゴポリフェノールには、小腸で脂質を分解する酵素“リパーゼ”が活性化するのを抑制する効果があり、小腸で吸収されない脂質はそのまま外に排出される仕組みだ。同社では、肥満や高脂血症の予防に役立つと見てサプリメントなどへの商品化を進める意向。

毎日大さじ1杯を
黒酢

●毎日新聞3月23日付
 健康酢ブームの牽引役である黒酢。その主成分は酢酸で、また、うまみ成分のアミノ酸が豊富なのも特徴。酢酸については、健康に良いことが様々なデータで示されている。例えば、食酢を毎日大さじ1杯取ると、高血圧や高コレステロール値、カルシウム吸収率、疲労などに改善効果が見られている。また、食事中に摂取すると、食後の急激な血糖値の上昇を抑えるのに良いという。黒酢を飲む際には、胃が荒れないように空腹時は避け、毎日大さじ1杯を、原液ではなく5倍以上に薄めて飲むようにしたい。
2006/3/6

早めにチェックを
うつ病

●讀賣新聞2月20日付
 うつ病とは、気分が落ち込んで無気力な状態がほぼ毎日、2週間以上続き、日常生活に支障が出る病気。日本人で生涯に1度でもうつ病になる人は15人に1人とされ、誰でもかかり得る。良くなったり悪くなったりを何度も繰り返しやすいが、適切な休養、服薬によって数ヵ月で完治することが多い。専門家も、『1人で抱え込まず、早期に精神科、心療内科などを受診して欲しい』としている。また、うつ病は家族や周囲の支援も重要だ。『頑張れば乗り越えられる』、『気分転換に外出を』などと追い立てるのは逆効果で、対応の心得としては、@仕事などの重要な決定は先延ばしにさせ、食事のメニューなど生活の小さなことでも考えや決断を求めることはなるべく避ける、A外出や運動を無理に勧めず、とにかくゆっくり休ませる、B家事など日常生活上の負担も減らす、Cなるべく家族も受診に同席する、D自己判断で薬をやめると回復を遅らせるので、きちんと服用し続けるよう気をつける…が挙げられる。

誰にとっても“命”

●東京新聞2月24日付
 昔、『芸能人は歯が命』というCMがあったが、誰にとっても歯は命だ。そして、虫歯は放置するほど余計にしっぺ返しを受けることになるので、定期検査、早期発見、治療が大切だ。虫歯は臼歯や歯と歯の間に起きやすい。口の中にはミュータンス菌をはじめ、虫歯の原因になる菌が住みついている。菌は糖や炭水化物をもとに酸を作り、その酸が歯の成分を溶かすように分解、虫歯が進行していく。虫歯の段階は4段階に分けられ、“C1”はエナメル質の溶け始めで自覚症状はない。“C2”は象牙質まで溶け出し、冷たいものを口にすると染みるように感じる。侵食が神経や血管が通る歯髄まで達すると“C3”の段階でズキズキした激しい痛みに襲われる。こうなると、治療は“抜髄”、つまり、“神経を抜くことになる”。そして、末期の“C4”になると、歯はほとんど破壊され、歯自体を抜くことになる。

65億人突破
世界の人口

●讀賣新聞2月27日付
 米商務省統計局がインターネット上で表示している“世界人口統計”で、世界人口が2月25日夜(日本時間26日朝)、65億人を突破した。数値は世界各国・地域の人口動態に基づいた推計値。今年は地球上で1秒間に平均4.1人が生まれ、1.8人が死亡している計算。2006年の人口は前年比約7,460人増加し、13年に70億人、27年に80億人、45年には90億人をそれぞれ超えると予測している。また、国別では、今年は@中国(約13億人)、Aインド(約11億人)、B米国(約3億人)…で、日本は約1億2,700万人で10位。これが50年には、@インド(約16億人)、A中国(約14億人)、B米国(約4億人)…で、日本は約9,990万人と1億人を割り込み、順位も17位に下がる予測だ。

2006/2/20

胃?それとも…?
口臭の原因

●毎日新聞2月7日付
 医療・健康用品の輸入、製造・販売会社のジョンソン・エンド・ジョンソンが昨秋、10〜50代の男女300人を対象に調査したところ、ほとんどの人が口臭の原因について正しく理解していない実態が判った。調査はインターネットで実施。『口臭の一番大きな原因はどこにあると思うか』の問いに、『胃が悪い』と答えた人が26%と最も多く、次いで『歯間』(25%)、『舌』(20%)、『歯茎』(19%)と続いた。しかし、専門家によると、『口臭の原因は大半が歯周病』という。つまり、口臭の予防には歯周病の予防が不可欠。歯垢と細菌を取り除き、口のなかを清潔に保つことが大切だ。

合わないと頭痛、肩こりも
フィットする靴を選ぶ

●毎日新聞2月8日(夕)付
 足は『第二の心臓』とも呼ばれる。歩くことで筋肉が収縮し、ポンプのように静脈の血液を足から心臓へ送り出すからだ。そんな大事な足を健康に保つには靴選びが肝心。では、正しい靴の選び方とは…。まずは、足長、足幅(親指と小指の付け根を結ぶ足の幅)、その部分の足の周囲の長さ(足囲)などを計測する。次に売り場で靴底の足長と足囲のサイズを確認し、靴を履いてみる。この時、@靴につま先があたらないか、A親指の爪が靴に圧迫されていないか、B足のかかとが固定されているか、C土踏まずのアーチラインが靴のアーチと合っているか、D履き口の縁が甲を圧迫したり食い込んだりしていないか…をチェックしたい。そして、足が靴のなかで余分に動かず、しっかり保持されていることが何よりも大切だ。

冬でも食中毒
ノロウィルス

●毎日新聞2月9日(夕)付
 食中毒が起きやすいのは高温多湿の夏とされるが、近頃では冬の食中毒も珍しくない。その多くの原因は『ノロウィルス』だ。ノロウィルスが世界で初めて検出されたのは1968年。米オハイオ州ノーウォークの小学校で急性胃腸炎が集団発生した時のこと。2002年8月の国際ウィルス学会で発見場所(Norwalk)にちなんだ『のろ(Noro)ウィルス』が正式名称に決まった。ノロウィルスの感染パターンは大まかに、@汚染された貝類を十分に過熱しないで食べた場合、Aウィルスに感染した食品製造者、調理師らが作った料理を食べてしまった場合、B患者の便や吐物を感染源とし、接触や飛沫によってヒトからヒトへ感染が広がる場合…の3通り。感染した場合の潜伏期間は24〜48時間。十二指腸の先にある空腸で増殖し、その繊毛を押しつぶすような形で下痢、吐き気、発熱などを引き起こす。今のところ有効な抗ウィルス剤はない。下痢止めなどは飲まず、水分を十分に補給しながら、早くウィルスを排出することが大事だ。ノロウィルスから身を守るには、@手洗い、A食品の中心温度を85度以上にし、1分以上加熱する、Bまな板、包丁、ふきんなどを熱湯や次亜塩素酸ナトリウムで殺菌すること。

2006/1/23

仮面高血圧
病院で正常、家庭で高い

●東京新聞12月2日付
 病院で血圧を計ると緊張して数値が高めに出てしまう『白衣高血圧』は知られるが、逆に数値が下がる『仮面高血圧』も少なくない。仮面高血圧で多く見られるのは『早朝高血圧』。これは、@夜から就寝中ずっと血圧が高い、A就寝時は正常で起床してから急激に上昇する…の2タイプに分かれるが、@は、本来、下降すべき夜間に血圧が下がらないために、心血管系にかかる負担が大きく、怖いタイプ。もう一つは、ストレスや喫煙の影響などで仕事中に高血圧になっている、『職場高血圧』。これら仮面高血圧の患者は、@病院での数値が正常で高血圧に気付いていない人、A高血圧の治療を受けているため本人は良くなっていると思っているが実際には更に重症になっている人…の二種類に分かれるが、いずれにせよ危険。専門医は普段の生活における血圧測定を勧めている。具体的には、まずは朝一番の血圧を測定。高めの数値が出れば、就寝前も測定してみる。入浴後や飲酒後は一時的に血圧が下がるので、その前に測定するようにしたい。また、治療中の人の場合、朝起きて薬を飲む前の血圧が高ければ、仮面高血圧の疑いが強いという。

1歳で発症確認も
子供のスギ花粉症

●毎日新聞1月15日付
 東京都の1996年度のデータによると、0〜14歳のスギ花粉症の人数は10年前に比べて3.6倍に増加。また、ある専門医は、生まれてすぐの春に花粉を浴び、その翌年、1歳の時に花粉症を発症したケースを確認したという。子供の場合、@手で鼻をこする、A鼻をよく掻くので鼻の横に筋が入っている、B目の下にクマ、C顔全体を変に動かす、D口を半開きにする、E指を口に入れる、F噛み合わせに異常がある、G睡眠不足で落ち着かない…などが、花粉症が疑われる症状。気になった場合はすぐさま、専門医を受診したい。また、予防法は花粉を浴びないこと。花粉情報をこまめにチェックし、飛散の多い日や風の強い日は外出を避け、布団や洗濯物も屋外へ干さないようにしたい。

魚食べると予防に
心臓病

●毎日新聞1月17日付
 厚生労働省研究班が行なった約4万人を対象にした疫学調査で、魚を良く食べる人はあまり食べない人に比べ、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患にかかるリスクが6割前後低いことが判った。岩手、秋田、長野、沖縄に住む40〜59歳の男女を1990年から11年間、追跡調査し、食べた魚の種類や摂取量から、魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)などの量を計算、期間中に虚血性疾患にかかった男性207人、女性51人の計258人について、摂取量に応じて5つの群に分け比較した。すると、魚を食べるのが最も少ない群の発症率を1とした場合、2番目に少ない群は心疾患全体と心筋梗塞ともに0.7に低下。最も多く食べる群は心疾患全体で0.58、心筋梗塞では0.35に低下した。

2005/12/5

生活習慣病の予防にも
食物繊維

●毎日新聞11月17日付
 食物繊維は、人の消化酵素では消化されない食物成分だ。水に溶けない不溶性の食物繊維は、ジャガイモやゴボウなど根菜や穀類に多く含まれ、腸内で膨らみ、腸の動きを活発化させ排便を促すほか、便が長く腸内にとどまるのを防ぎ、有害物質の吸収を抑える。水に溶ける水溶性食物繊維は、ワカメやコンブなど海藻類に多く含まれ、糖分の吸収速度を緩やかにし、食後の血糖値の急激な上昇を抑制、糖尿病や高血圧、高脂血症などの予防に役立つ。厚生労働省の2005年版『日本人の食事摂取基準』では、1日の食物繊維の摂取目標量は男性が20グラム、女性が17〜18グラムと定めている。専門家によれば、食物繊維を十分摂れているかどうかを判断するには、毎日の便で、@1日1回は出る、A量は卵3つ分(150グラム)以上、Bバナナ状など形がある、C水に浮く…などの特徴があれば、食物繊維が足りているという。また、朝出ない時は、その日はヒジキやカボチャなどの野菜を多めに摂るように心掛けるべきとしている。

ちょっとした気配りを
ガソリン節約術

●東京新聞11月27日付
 少しでもガソリンを節約する方法は、エンジンの燃費を最大限に引き出すために、『走行時の抵抗を減らす』ことだ。そして、そのために、ユーザーが対処出来ることとしては、@タイヤの摩擦を減らす、A車の重量を軽くする…が挙げられる。@は、運転席のドアの内側に表示されている適正な空気圧を確認し、1ヵ月に1回はガソリンスタンドなどで点検すると良い。Aは、マメに荷物を降ろすこと。例えば10キロの荷物を降ろせば、50キロ走るごとに0.015リットル、1.95円のガソリンを節約出来る。ガソリンを満タンにしないのも一法だ。また、Cエンジンは一般的に、時速60キロで平らな道を走った時に最も燃費が良くなるよう設計されており、スピードを上げると燃費は悪くなる、D現在の車は、下り坂などでエンジンブレーキを利用し、一定時間アクセルを踏まないと、自動的に燃料を節約する仕組みになっており、逆にアクセルを頻繁に踏み過ぎると、コンピューター制御が効かず、効率の悪い走り方になる…点も覚えておきたい。

上司よりも親しい人へ
主婦のお歳暮意識調査

●毎日新聞11月28日付
 味の素ゼネラルフーヅがまとめた2005年『主婦のお歳暮意識調査』によると、送り先の予定件数は3.8件、相手は、@両親、A親戚、B上司…となった。過去23年間の結果を見ると、送り先はバブル期の89年の6.9件をピークに減少傾向が続き、今年、ついに4件台を割り込んだ。また、90年代以降からお歳暮が個人の付き合いで贈るパーソナルギフトに変化していることも判った。単価は、東京が4,217円、大阪が4,567円と“西高東低”となった。欲しい商品は、@商品券、Aビール、Bコーヒー、贈りたい商品は、@ビール、Aコーヒー、B産直食料品。

2005/10/10

40歳50歳代を襲う
『ピック病』

●東京新聞9月23日付
 40、50歳代でも発症する認知症の一つが『ピック病』。アルツハイマー病と同じく脳が萎縮する病気だが、物忘れなどの症状は初期には見られず、性格変化や異常行動が先に現われるのが特徴だ。40〜70歳代で次のチェック項目のうち3項目以上が該当したら要注意といえる。@状況に合わない行動(身勝手な行為、状況に不適切な悪ふざけ)、A意欲減退(原因不明の引きこもり、何もしない)、B無関心(自分の服装や衛生状態に無関心で不潔になる、周囲に関心を示さない)、C逸脱行為(軽犯罪を繰り返す、反省しない)、D時刻表的行動(散歩などを決まった時間に行う、止めると怒る)、E食物へのこだわり(毎日同じ物しか食べない、際限なく食べる場合も)、F常同言語、反響言語(同じ言葉を繰り返したり、他人の言葉をオウム返しする)、G嗜好の変化(食物の嗜好が変わる、アルコールやタバコを大量摂取する)、H発語障害、意味障害(無口になる、ハサミやメガネなどを見せても言葉の意味や使い方も判らなくなる)、I記憶や見当識は保持(最近の出来事など短期記憶は保持、道にも迷わない)。


意外にも効果有り
スローな筋トレ

●讀賣新聞9月26日付
 秋はスポーツの季節。手軽に行えて筋力アップやダイエット効果のある“スロートレーニング”(スロトレ)に挑戦してみてはどうか。スロトレはその名の通り、ゆっくり行う運動で、ポイントは運動の間中、ずっと筋肉の緊張を保つこと。例えば、膝の屈伸運動の場合、膝を曲げきったり、伸ばしきったりしないで、筋肉の収縮状態を維持する。こうすることで、軽い負荷で最大筋力に近い負荷で行ったときと同程度の効果を得られるうえ、関節を痛めにくい。また、血圧の上昇が少ない分、脳や心臓に負担がかからず、新陳代謝も活発化して肌つやにも効果がある。脂肪を燃やして減量したい人は、先にスロトレを行い、その後、ウォーキングなどの有酸素運動を行うと効果的。

耳にも悪影響
無理なダイエット

●毎日新聞10月4日付
 自分の声が頭に響いたり、呼吸の音が聞こえたりする場合、『耳官開放症』の可能性がある。“耳官”とは耳の鼓膜の内側から鼻咽腔までの器官。通常は閉じているが、唾液を飲み込んだ時に0.2秒ほど開いて、鼓膜の内と外の圧力を同一に保つ働きをしている。『耳官開放症』は耳官が開きっ放しの状態になり発症する。そして、耳官の周囲には“オストマン”という脂肪体があり、耳官の開閉に重要な役目を果しているが、耳官開放症の患者135人を対象に行った調査では、約4割の患者が2ヵ月以内に3キロ以上の体重減少を経験、『ダイエットなどで急に痩せると、この脂肪体まで痩せてしまい、耳官開放症の発症につながっているのではないか』と専門家は指摘している。

2005/9/19

満腹ががんを招く?
キャベツなどは良い効果

●毎日新聞9月4日付
 満腹になるまで食べる習慣のある男性は、がん化を抑える遺伝子の働きが弱まっている率が高いことが、東京医科歯科大の研究で判った。研究では同大病院で手術を受けた胃がん患者58人に対し、がんになる以前の食事量や内容を調査、一方でがん細胞を分析し、がん化を抑えるとされる遺伝子『CDX2』の働きを調べた。その結果、『満腹になるまで食べていた』と答えた22人のうち10人が、細胞の一部でCDX2が“メチル化”と呼ばれる化学変化を起こし、働かなくなっていたことが判った。また、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーのどれかや緑茶を頻繁に摂っている人は“メチル化”を起こす割合が低かった。

外反母趾の予防
合った靴選びのほかに…

●東京新聞9月9日付
 足の親指が小指の方に曲がり、ズキズキ痛む『外反母趾』。症状が悪化すると、親指が隣の指の下に曲がりこんで足の裏にたこが出来たり、膝の痛みや腰痛につながる。予防や悪化防止のポイントは自分に合った靴選び。かかとが低く、つま先が広いものが良い。また、足の裏の筋肉を鍛えるのも予防策。要らなくなった新聞紙やタオルを床に敷き、足の指でクシャクシャと丸めたり、ビー玉をつまんでみるのも良い。幅の広いゴムバンドを両足の親指にかけ、無理のない範囲で広げる運動も効果がある。

夜食べると太る
体内時計との関係

●毎日新聞9月9日(夕)付
 生体リズムを刻む体内時計を調節しているたんぱく質が、細胞内への脂肪の蓄積と密接に関係していることが日大薬学部の研究で判った。このたんぱく質は『BMAL1』と呼ばれ、DNAに結合し、体内時計が正常に働くよう調節する働きがある。今回の研究では、BMLA1が脂肪の蓄積に必要で、脂肪酸やコレステロールの合成を促進していることが判った。しかも、BMLA1は昼間、体内でほとんど作られず、深夜になると増えることから、『夜食べると太る』仕組みが分子レベルで示された結果といえる。

意外な用途
ブームの“寒天”

●毎日新聞9月13日(夕)付
 食物繊維が豊富で、肥満や高血圧、糖尿病の予防に良いとされ、一大ブームを巻き起こしている“寒天”。実は食用以外にも意外な用途がたくさんある。まず、“細菌の培地”。19世紀後半、コレラ菌や結核菌を発見したコッホ博士が寒天を細菌の培地に利用することを考案してから現在まで、世界的に利用されている。また、歯科では歯型を取る際に使う『歯科用印象材』として、寒天を精製した“アガロース”はDNA鑑定シートとして使われており、寒天は先端科学を支える立役者といえる。更に、化粧品でも寒天は活躍、1994年、ファンデーションに導入されたのをキッカケに、スキンケア化粧品、口紅などに利用されている。一風変わった使い道では粘土もある。



2005/9/5

天然のサプリメント
ニンニク

●毎日新聞8月25日付(夕)
 NCI(米国立がん研究所)は、国民生活を改善し、がんを半減させる『デザイナー・フーズ・プログラム』を推進、その一環で、『がん予防の可能性のある重要食品』を効果の高い順にピラミッド状に示している。そして、そのトップに位置づけられているのがニンニクだ。従来、強壮剤のイメージが強かったニンニクだが、現在では生薬の頂点に立つ“天然のサプリメント”として急速に再評価が進んでいる。そのパワーだが、@免疫力増強、A動脈硬化抑制、B老化防止、Cがん予防…など。ただし、ニンニクをたくさん食べればいいわけではない。生ニンニクを食べると胃粘膜が傷付いたり、貧血を起こすなど副作用もある。NCIもがん予防の効果のある食品を5品目以上取るよう勧めており、バランスの良い食事のなかでニンニクを取り入れるように心掛けたい。

“にょろにょろ魚”の実力
うなぎ・あなごなど…

●毎日新聞8月23日(夕)
 うなぎやあなご、どじょう、はもといった“にょろにょろ”した魚は、夏の暑さと冷房にさらされた体をリフレッシュするのにピッタリの食材だ。うなぎは、100グラムの蒲焼1串に、皮膚や目を健康に保ち免疫力を高めるビタミンAが成人男子の1日当たりの食事摂取基準推奨量の2倍、歯や骨を丈夫にするビタミンDが4倍、動脈硬化や細胞のがん化を予防するビタミンEが1.6倍含むほか、ビタミンB?、DHA、EPAも豊富。また、あなごはビタミンA、ビタミンE、DHA、EPAが豊富で、はもは骨ごと食べるためカルシウムが補給出来、皮にはコンドロイチンが含まれている。どじょうは脂肪分が少なく、カルシウムが豊富だ。そして、薬膳の文献によると、うなぎは水分代謝、消化、血液の解毒、どじょうは滋養強壮、美肌、貧血の改善に効き、あなごもうなぎやどじょうと同様の働きをすると考えられる。また、はもは体の熱感やいらいらを沈める。こうした点からも“にょろにょろ魚”を食べて夏バテした体をリフレッシュしたい。

重病を知らせる信号
尿酸値のチェックを

●東京新聞8月26日付
 体内の尿酸が過剰になると、尿酸結晶が関節等に付着し、突然、激痛が襲う。これが『通風』だが、放置していると、寝たきりなど重症化することもある。また、尿酸値が高いと、腎不全から尿毒症になって命を落としたり、動脈硬化から虚血性心疾患などにつながることもあるだけに、尿酸値はしっかりチェックしたい。特に、以下の項目で3つ以上該当する向きは要注意だ。@肉やさかな、内臓料理をよく食べる、A激しい運動をよくやっている、B太り過ぎ、Cお茶や水は余り飲まない、D食べるのが早い、Eつい食べ過ぎてしまう、F仕事は楽しいが頑張り過ぎる傾向がある、Gアルコール(特にビール)を毎日飲む、H親や兄弟に通風患者がいる、I高血圧や高脂血症、糖尿病である。

2005/8/15

食物繊維が腸を掃除
『ファイバーデトックス』

●毎日新聞7月26日(夕)付
 食物繊維の良さを広めようと作られた新語、『ファイバーデトックス』が広く知られるようになってきた。2003年の国民健康・栄養調査によると、日本人の1日の食物繊維の平均摂取量は14.3グラム、摂取目標(約20グラム)の7割にとどまり、1951年(昭和26年)当時(23.25グラム)に比べ約4割減となっている。これは、ご飯を食べる量が減った上、精製された白米を摂取するようになったため。しかし、食物繊維は、腸内に溜まった老廃物を排泄させる働きを有し、腸の栄養吸収能力を回復させることから、積極的に摂取したいもの。そこで、医師らが発起人となって設立された学術団体『ファイバーアカデミア』が、食物繊維の働きを判りやすく伝えるために作った新語が『ファイバー(食物繊維)デトックス(解毒)』だ。同学会では、食物繊維の摂取を啓発するためホームページなどで情報を流している。

夏でも油断は禁物
脳梗塞

●東京新聞7月29日付
 『脳卒中』、『脳出血』、『脳梗塞』の違いをご存知だろうか。まず、『脳卒中』には、脳の血管が破れる『脳出血』と、血管が詰まって起こる『脳梗塞』がある。更に『脳梗塞』は、動脈硬化などが原因となる『脳血栓』と、心臓や太い動脈に出来た血の塊が血流に乗って脳の動脈を塞ぐ『脳塞栓』に分けられる。脳梗塞は冬に起こりやすいイメージがあるが、実は季節を問わない。夏ならではの危険もあり、例えば、汗をかいて体内の水分が減ると血液が固まりやすくなるし、夏風邪などの感染症も血が固まりやすくなる原因だ。ビールなどアルコールの飲み過ぎも、利尿効果で脱水になりやすく、特に深酒してそのまま寝てしまうのはとても危険だ。脳梗塞の予防法はこまめに水分を取ること。高血圧でない人は一緒に少し塩分も取ると良い。ただし、心疾患などで水分が制限されている人は主治医と良く相談したい。また、脳梗塞は発症から三時間以内が勝負。体に異常を感じたら即、病院へ。

取り過ぎで不健康!?
健康サプリメント

●讀賣新聞8月1日付
 ビタミンやミネラルを補うサプリメント(栄養補助食品)が人気だが、過剰摂取の問題も指摘されるようになってきた。代表的なのは体内でビタミンAに変わるβカロチン。『喫煙者の肺がん予防にβカロチンが有効ではないか』と期待して行われたヘルシンキ大学の試験で、βカロチンを摂取した喫煙者の肺がん発生率が18%上昇するという逆の結果が出たうえ、脳血管疾患の死亡率も20%高くなった。また、ビタミンEについても、1日約400ミリグラム以上摂取すると、死亡率を高める可能性があるとの結果がある。このほかのビタミンやミネラルで死亡率やがんの発生率に関する大規模なデータはないが、厚生労働省は過剰摂取による副作用(筋肉痛や肝障害)が認められるビタミンなどについて上限量を示している。



2005/8/1

日焼けに注意する
夏の紫外線対策

●東京新聞7月15日付
 『日焼けは皮膚にとって何も良いことはない』と専門家が話すほど、日焼けに対して注意する必要がある。そこで夏の紫外線対策は…。そもそも、紫外線はUVA、UVB、UVCの三種があり、そのうち、地上に届くのがAとBで、日焼けの原因となるのは波長が短く、エネルギーの高いBだ。そして、5〜9月は真冬の約5倍の紫外線が降り注ぎ、午前10時から午後2時が最も強い。そこで、この時間帯の外出は避け、外出する場合は日傘や帽子で光を遮るのが効果的。また、肌を日光にさらす時には、日焼け止めクリームが欠かせない。選ぶ時に参考になるのは『SPF(紫外線防止効果)』の数値。真夏の正午に20〜25分の日光を浴びると皮膚が赤くなるが、数値はこれを最大何倍まで防げるかを示す(『SPF10』なら、200〜250分は日焼けを防げる)。通常の外出ならSPF10〜15で十分、水泳や運動時はマメに塗り直すか、数値の高い物を選ぶと良い。そして、クリームには紫外線A(しわやたるみ、肌の乾燥の原因)を防ぐ強さが『PA+』の数で示してある。『+』3個が最大だが、2個ぐらいあれば十分だ。

日光を遮る
簡単な暑さ対策

●東京新聞7月16日付
 猛暑の夏、部屋の冷房を効かせ過ぎるのは体に悪いし、電気代もかかる。暑さを和らげる妙案はないか…。専門家は室内に入る日光を遮るだけで、簡単に暑さを和らげることが出来るという。例えば、直射日光が入らないように窓に“すだれ”をかける。すだれが日光で熱くなったら霧吹きなどで水をかけて冷ますと更に効果的だ。また、ベランダ剥き出しのコンクリートも熱の発生源。そこで、ベランダから放射される熱を抑えるため、天然芝マットを敷くのも一法。天然芝マットは若干、値が張るため、ベランダの日が当たる部分に敷くだけでも良い。

“冷え”を体にためない
夏の不調の予防策

●毎日新聞7月26日付
 体が何となくだるい、食欲がない、熟睡出来ない…夏はこういった不調を感じることが多いが、原因は『冷え』にある。冷房による体の冷やし過ぎや室内外の温度差で、体の機能を正常に保つ自律神経が乱れるために起こるのだ。そこで、冷えを体にためこまないよう心掛けたい。対策としては、@冷えた風を直接体に当てたりせず、外からの冷えを防ぐ、A冷たい飲み物は避け、体の中に冷えを入れない、B38〜40度のお湯にみぞおちまで15〜20分つかる入浴法『微温浴』で体の冷えを取る。Aについては、冷たいビールなどを飲む場合、おつまみには体を温める枝豆や生姜の入ったもの、煮物など温かい物を選ぶようにしたい。Bについては、ダラダラ汗をかくまで入るのではなく、汗ばんでくるくらいで上がるのが理想だ。シャワー派の人も週に1度は微温浴を行うと良い。ただし、心臓病や高血圧の人は医師に相談を。
2005/7/18

相次ぐ健康被害
『中国製』ダイエット食品

●讀賣新聞6月19日付
 ダイエット効果などを謳った中国製と見られる『健康食品』による被害が相次いでいる。劇薬成分を含み、関連が疑われる死者も出ているほどだ。例えば、先月下旬から健康被害が拡大しているのは『天天素清脂交嚢(てんてんそせいしこうのう)』(以下、本来の交の字はへんが月、つくりが交)という中国製と見られるカプセル状の商品。飲んで30分後にめまいや嘔吐、下痢、腹痛など健康被害の訴えが相次いだ。国などで調べたところ、食欲を抑える精神薬のマジンドールのほか、日本未承認のシブトラミンという薬剤を含んだ違法薬品であることが判った。このほかに、中国製と見られるダイエット食品による健康被害は、計3人の死亡者が出た『御芝堂減肥交嚢(おんしどうげんぴこうのう)』、『千之素交嚢(せんのもとこうのう)』(本来の千の字は、へんが糸、つくりが千)など後を絶たない。厚生労働省によれば甲状腺ホルモンや未承認薬成分が違法に含まれ、これまで45商品で被害者は約800人に及ぶ。これらはインターネットなどを通じて売られ、効果が過剰に強調される一方で成分が不明なのが特徴。とにかく絶対に手を出さないよう注意したい。

外食中心で塩分過多
高血圧の割合

●毎日新聞6月27日付
 広島市・中電病院の調査で、30歳代の単身赴任中や独身の男性は家族と同居している男性に比べて、高血圧(最高血圧が140ミリHg以上、最低血圧が90ミリHg以上)の割合が3.6倍に上っていることが判った。一方、カロリーの取り過ぎが原因の肥満や糖尿病は単身と家族同居で差はほとんどなかった。同時に実施したアンケートで、単身者は野菜や果物の摂取が家族同居より少なく、コンビニエンスストアの弁当やスーパーの惣菜など味付けの濃い食事を多く採る傾向が見られたことから、同病院では『塩分の高い食事が高血圧の原因になっている』と分析。高血圧予防の注意点として、@味付けの濃い出来合いの食事を控える、A塩分の1日摂取量の目安は10g以下、B意識的に野菜や果物を多く食べる、Cバランスの良い食事を心掛ける、D積極的に身体を動かす…などを挙げている。

20倍に薄めても効果
食酢で殺菌

●毎日新聞7月4日付
 梅雨から夏にかけては食中毒が心配な季節。そこで、台所用品など小まめな殺菌が必要になるが、小さい子供がいて、まな板の殺菌などに漂白剤を使うのは少し心配な人もいるはず。そこで、安心して使え、環境にも優しい“食酢”を利用したい。まず、洗剤で洗ったまな板に熱湯をかける。次に、乾いたふきんをかぶせ、酢水をかけて1時間置き、その後、水洗いすると良い。実験では、20倍に薄めた濃度でも食中毒菌の増殖を抑える結果が出たという。また、おにぎりを作る時、米2合に対して大さじ1杯の穀物酢を入れて炊くだけで傷みにくくなり、弁当にもお勧めだ。

2005/6/20

豊富な抗酸化物質
大豆発酵食品『テンペ』

●毎日新聞6月6日付
 大豆を発酵させた食品『テンペ』が日本の食卓に並び始めた。テンペはインドネシアで古くから食べられている伝統食品。カビの一種『テンペ菌』で大豆を発酵させたものだが、納豆のような臭いや粘りはなく、淡白な豆の味がする。形状は大豆の粒がぎっしりつまった四角いケーキ状の塊。スライスして肉や魚の代わりに幅広い料理に使える。専門家によると、テンペには納豆と異なる抗酸化物質や血栓を溶かす酵素などが含まれているとのこと。コレステロール値や健康に気を使っている人にお勧めの食品だ。

梅雨時は要注意
水虫予防法

●毎日新聞6月6日付
 水虫は梅雨から気温が上がる夏の頃は原因となる菌の繁殖に適しており、患者が最も多い。そこで梅雨時の水虫予防策は…。まず、水虫の原因である白癬菌は足に付着して、菌糸を伸ばし、角質層に入り込むのに24時間以上かかる。なので、毎日、足を洗うことが予防の基本だ。ただし、垢すりのようにゴシゴシ強くこすると皮膚に傷がつき、かえって短時間で菌が角質層に入ってしまうので優しく丁寧に洗いたい。また、白癬菌は皮膚の垢と一緒に様々な場所に撒き散らされる。従って、ゴルフ場や銭湯、病院のスリッパ、居酒屋のサンダルなど、他人の白癬菌が足につく機会は少なくない。なので、利用後は乾いたタオルで足を拭くようにしたい。その他の予防ポイントは、『毎日、同じ靴をはかない』、『職場ではサンダルに履き替え足を蒸らさない』、『バスマットはこまめに取り返る』、『床はこまめに掃除』…など。

薬選びのポイントは!?
水虫撃退法

●東京新聞6月10日付
 水虫の薬選びのポイントは、『成分』や『剤形』。成分で軸になるのは白癬菌の増殖を抑え、死滅させる『抗真菌剤』のものや、『かゆみ止め』はアレルギー治療でも使われる抗ヒスタミン剤や局所麻酔剤など。剤形は軟膏やクリーム、スプレーなど。さて、水虫には、@指の間に出来る『趾間型』、A小さな水ぶくれが出来る『小水疱型』、Bかかとなど足の裏がかさつく『角質増殖型』、C爪に出来る『爪白癬』…がある。@でカサカサしている場合やAで水疱が潰れていない場合は液やスプレー、@やAでジュクジュクしている場合は軟膏やクリームがいい。また、Aで水疱が破れていないときは、中の液を吸い出す効果のある『アルコール基材』の薬がいい。Bで皮膚が固くなっているときは、軟化させるサルチル酸が配合されているものを。Cは市販の外用薬では治せないので皮膚科を受診したい。そして、薬を多く塗ったり、複数の薬を同時に使っても早く治るわけではないこと、民間療法でアロエや酢を使う向きもあるが、効果はないうえ、炎症を悪化させる恐れがあることは覚えておきたい。あと、症状が消えたからと薬を止めず、2〜3ヵ月は地道に薬を使うように。


2005/6/6

新素材が続々登場
高まる健康商品の開発

●東京新聞5月17日付
 健康食品、機能性食品が世にあふれ、新顔が次々と登場している。そこで、先頃開かれた日本栄養・食糧学会で話題になった物質を幾つか紹介してみたい。@トコトリエノール…パーム油に多く含まれ、米や麦、ココナツの油にも含まれるビタミンEの一つ。動脈硬化を防ぐ作用をヒト血管の培養細胞を使った実験で確認。Aカルニチン…肉に含まれるほか、体内でアミノ酸のリジンとメチオニンから合成されるビタミンに似た物質。ラットの実験で内臓脂肪の蓄積や体重増加を妨げることが報告された。Bベルガモチン…グレープフルーツの果肉や果皮に含まれる物質。培養細胞を使った実験で、脂肪細胞に働きかけ、アディポネクチン(血管の炎症や動脈硬化を抑え、糖尿病改善の効果も有する)というタンパク質の分泌を高めることが明らかになった。ただし、ベルガモチンは一部の高血圧の薬と摂取すると薬の濃度が上がりすぎて血圧低下につながるので注意が必要。C酵母マンナン…ビール醸造後に回収されたビール酵母の細胞壁に含まれる食物繊維。ラット実験で抗菌性のある物質が小腸全体で増加したことが判明。免疫活性化作用が注目される。

正しい磨き方が大切
電動歯ブラシ

●東京新聞5月29日付
 歯磨きが楽で歯垢も綺麗に取れると、電動歯ブラシが人気だ。しかし、大型家電店の店頭に行くと、ブラシ先が丸く回転するものや普通のブラシ型で上下左右に振動するもの、振動数が少ないものや一分間で3万回を超えるもの、価格が千円以下のものや2万円近いもの…と様々な電動歯ブラシが並び、何を選べば良いのか迷う。家電店の販売担当者によれば、売れ筋は1万円前後の商品群で、ブラシで磨く技術はほぼ同じ、メーカーが注力しているのは“音波”、“超音波”といった毛先が届かない部分の歯垢を落とす技術だそうだ。ただし、電動とはいえ、最も重要なのは手磨き同様、正しく磨くこと。とかく歯磨きは自己流が多く、面倒だからとブラッシングの時間も短縮しがち。その結果、歯の裏や奥歯、歯の間、歯茎との境に磨き残しが出来て、口臭や虫歯、歯周病の原因になる。手磨きにせよ電動にせよ100%歯垢が落ちるわけではなく、歯間ブラシなどを併用しながら正しい歯磨きを習慣化させることが大切だ。

我慢させるのは禁物
子供の偏頭痛

●毎日新聞5月30日付
 子供の偏頭痛患者が増えている。特徴は、@運動会の翌日などストレスから解放された時に痛むことが多い、A痛みの続く時間は数時間と短い、B頭痛以外にめまいや嘔吐を訴える…など。いじめや、診断が付きにくいため親や医師に『怠け病だ』といわれるなど周囲の無理解によってうつ状態になる子供もいるという。従って、我慢をさせるのは禁物。症状が似た別の病気で脳腫瘍など治療を急ぐ場合もあり、神経内科や頭痛外来を受診した方が良い。

2005/5/23
タバコが主因
COPD(慢性閉塞性肺疾患)

●東京新聞4月15日付
 肺気腫と慢性気管支炎の症状を併せ持つ病気、『COPD(慢性閉塞性肺疾患)』。呼吸機能が低下し、せきや痰に悩まされ、最悪の場合は呼吸困難に陥る疾患で、世界的に患者が急増、日本では500万人以上と糖尿病患者の約700万人に匹敵する。では、COPDはどのようにして発症するのか。そもそも、我々が鼻や口から取り込んだ空気は喉、気管を通り肺へ送られる。そして、肺には気管から枝分かれした細い気管支が伸び、それぞれの先に肺胞と呼ばれる袋状の器官があるが、最終的に空気はここへ運ばれ、酸素と二酸化炭素を交換、酸素は血液中へ、二酸化炭素は体外へ送り出される。ところが、タバコを長年吸ううちに、有害物質が作用し、気管支や肺などが慢性的に炎症を引き起こすようになるほか、炎症によって気管支の内側が肥厚し、分泌腺の活動が過剰になることで痰も良く出て、空気の通り道が狭くなる…といった慢性気管支炎になる。一方で、タバコの有害物質によってブドウの房のように小部屋に分かれる肺胞の部屋と部屋との間の壁が破壊されて、息を吐き出せなくなる肺気腫にもなってしまうのだ。COPDの怖いところは、ゆっくり進行し、重症化すると元に戻らない点。40歳以上の喫煙者で、一定の負荷がかかると呼吸困難症状が表れる人は要検査だ。

全身に悪影響
歯周病を予防する

●東京新聞4月29日付
 どんな人も口の中には無数の菌が存在する。そして、虫歯も歯周病も菌が第一原因で、歯周病の場合は菌による歯肉の炎症から始まる。歯肉に炎症が起こっただけならば歯肉炎というが、歯と歯肉の隙間に歯垢(“プラーク”という菌の塊)が入り込んでいくと歯周炎になる。歯垢が歯石になるなどして隙間が広がり、炎症がひどくなると、出血や膿が出てきて口臭も強くなる。加えて、破骨細胞が活性化して歯槽骨(歯を支える骨)が壊されて歯がぐらつき、最後には歯が抜け落ちてしまう。このように、歯周病は恐ろしい病気なのだ。しかも、歯周病は口だけの問題にとどまらない。歯周病患者は心内膜炎や心臓発作が起こるリスクが高くなるなど、全身に影響を及ぼす。予防や悪化の防止は、正しい口腔ケアに尽きる。歯だけを磨くのではなく、歯肉も含めて丁寧にブラッシングすることが大切で、歯と歯の隙間を綺麗にする糸ようじを使うのも良い。また、定期的に歯科で歯垢や歯石を取り除く必要がある。

野菜や果物が無効
大腸がんの予防

●毎日新聞5月10日付
 厚生労働省の研究班が、『野菜や果物を多く食べても大腸がんの予防には役立たない』という結果を発表した。これは、1990年と93年で約9万人に野菜と果物の食べる量をアンケート、その後7〜10年間追跡調査をし、大腸がんにかかったかを確認した結果によるもの。同研究班は以前、野菜や果物が胃がん予防に有効だと発表ししていた。

2005/5/2

爪の変化で健康チェック
スジやくぼみに注目

●東京新聞4月15日付
 爪にはスジが入るなど、様々な変化が表れるが、これは爪や周りの皮膚の病変で生じたり、全身疾患によって起ったりする。爪の変化は身体の健康状況を映す鏡というわけだ。爪の表面を横に走る細いスジは、高熱を出すなどの病気をした時や栄養障害、ストレスなどで爪の成長が一時的に抑制されるために出来る。また、湿疹などで爪の周りに炎症がある時も同様に表れる。爪の表面に小さな点状のくぼみが表れるのは、円形脱毛症や乾癬などの皮膚疾患の影響とされる。一方、色だが、爪は薄いピンク色に見えるが、これは指先の血液の色を反映したもの。つまり、爪は血液の状況を直に確認出来るため、色で全身の状況が判るといえる。白く変色するのは貧血などが考えられるほか、腎臓病の人にも見られる。青紫色は心臓病や肺疾患、膠原病などが隠れていることがある。緑色の場合は、緑膿菌や肺感染症を起こす“アスペルギルス”というカビに感染している疑いがある。最後に形だが、先が薄く二枚にはがれる“二枚爪”は貧血や血行不良で多く起こり、丸く膨らみを帯びた形になった場合は、肺ガンなどの肺疾患や心臓疾患、肝硬変のケースがある。

免疫力向上にひと役
オリゴ糖

●毎日新聞4月19日付
 『オリゴ糖』はブドウ糖や果糖などの単糖類が3〜10個程度結びついた少糖類の総称。タマネギやゴボウ、にんにく、アスパラガス、バナナ、大豆などに含まれているが量が少なく、普段の食事で十分な摂取は困難。そこで、今はシロップタイプや顆粒タイプの甘味料や菓子類やドリンク類など様々な食品が市販されている。このオリゴ糖だが、胃や小腸では吸収されずに大腸まで届き、ビフィズス菌はこれを食べて増殖する。ビフィズス菌は、@腸の運動を活発して便秘や下痢を防ぐ、A病原菌の増殖を抑え、感染を防ぐ、B腸内の腐敗を抑える、Cビタミンを作り出す、D体の免疫力を高める、E発ガン物質を分解する…などの働きがあることから、オリゴ糖はそれらの働きを助けているといえる。専門家はビフィズス菌を増やすヨーグルトなどと一緒に取ると効果的としている。

切らずに研ぐ
爪の手入れ

●毎日新聞4月22日付
 書類処理や空調、水仕事など、住宅やオフィスは季節を問わず乾燥の原因が多いが、その影響を直接受けるのが肌とともに『爪』だ。では、爪のトラブルを防ぐ対策とは…?パソコンや紙を扱う仕事の場合は、指先からどんどん水分や油分が奪われるので、こまめに水分補給ジェルや保湿オイルなどを使うのが効果的。また、先端が裂けて剥がれてくる『二枚爪』は爪切りで爪を切った場合に起こるケースが多い。それは爪が3層から成り立っているため、爪切りでパチンと切った場合、層の間に亀裂が入って裂ける要因になるためだ。従って、爪切りでなく爪やすりを使って手入れをしたい。

2005/4/18

小さな傷を治す
湿潤療法

●東京新聞4月1日付
 転んで足に擦り傷をつくったり、熱い物に触れて指に水ぶくれが出来たりと、日常生活の不注意から出来る小さな生傷を早く綺麗に治す『湿潤療法』が普及しつつある。これは、傷口から出てくる無色透明の『滲出液』の中に傷を早く治す成分が含まれている点に着目し、傷口を清潔にしつつ乾燥させないようにして自然治癒力を最大限に活かす治療法。消毒液はバイ菌とともに滲出液の成分も殺してしまい、ガーゼは滲出液を吸収してしまうので使用しない。使うのは傷口の潤いを保つための『被覆材』で、医療現場では頻繁に使われてきたが、一般家庭用にも昨年当たりから市販されて入手しやすくなった。まず、傷口を綺麗に洗い、薬に頼らずに被覆材で湿潤状態を保つようにする。こうすると、かさぶたをつくって治すよりも二倍くらい早く傷が治る。また、傷の種類によっても異なるが、傷跡が残りにくく綺麗に治り、皮膚細胞を殺さないので神経への刺激が少なく痛みも小さい。ただし、血がなかなか止まらない傷や壁などにぶつかって出来たギザギザの傷は病院にかかる必要がある。

危険な『アルハラ』
一気飲みはやめる

●東京新聞4月8日付
 新入学や就職の季節を迎え、歓迎コンパや飲み会が行われるこの時期、気を付けたいのが『アルコールハラスメント』、略称『アルハラ』。酒の一気飲みを強要するなどがそれで、時には人の命を奪い、重大な健康被害を及ぼすことを心得たい。そもそもアルコールは肝臓で酵素の働きによって解毒されるが、この酵素の働きはかなり個人差がある。アルコールに弱い人は少量でも命取りになるので、まずは自分の体質を知り、他人の体質にも気を配ることが大切だ。ちなみに、日本人のアルコール代謝体質は遺伝子型で見ると、『ほとんど飲めない』が6.8%、『かなり弱い』が39.4%との結果も…。

空も大地も農薬もない
都心の地下農場

●毎日新聞4月12日(夕)付
 東京・大手町のとあるオフィスビルの地下2階、約50平方メートルの部屋の壁じゅうにアルミが貼られ、壁や天井には56本の蛍光灯。そして、その部屋の中央には茎の太いトマトの木が3本、部屋の隅や天井からも別のトマトの株が伸び、互いに絡んで天井近くに張られた棚をはっている。青空も広い大地もないこの地下農場は、某人材派遣会社のビルの元地下金庫にオープンしたもの。目的は農産物の出荷ではなく、農業を身近に感じ、興味を持ってもらうことで就農を促し、農業分野に雇用を創出することだという。宇宙ステーションさながらの銀色の部屋には、前述のトマトのほかに、全国初の人口光による水稲栽培やサラダ菜の水耕栽培、花の種類に応じて様々な発光ダイオードを光源に使った花壇などがあり、育てている作物は野菜20種、花類10種、ハーブ類約100種という。日曜日以外は自由に見学出来、1日に100人以上の来場があるという。

2005/4/4

胃潰瘍を予防!?
ビールの原料『ホップ』

●讀賣新聞3月18日付
 ビール原料のホップから抽出した『ホップ・ポリフェノール』がピロリ菌の毒素を弱めることが、千葉大大学院医学研究院とアサヒビールとの共同研究で明らかになった。ピロリ菌は、毒素が胃壁に付着することで急性胃炎や胃潰瘍を引き起こす。研究では、ヒトの細胞を使ってピロリ菌の毒素にホップ・ポリフェノールを添加して培養、添加しなかった場合に比べ細胞の損傷が10分の1以下に抑えることが確認された。また、ピロリ菌により胃炎等が発症した場合は抗生物質による除菌治療が主流だが、抗生物質が効かない耐性菌の発生が問題になっていた。しかし、研究グループでは、ピロリ菌の毒素とホップ・ポリフェノールが結合し、毒素が胃壁に付着出来なくなることから、菌そのものに作用せず、耐性菌を生む恐れはないとしている。

湯気の力活用
『蒸し料理』復権

●毎日新聞3月21日付
 一時は電子レンジに追われた蒸し器やせいろが見直されつつあるほか、“水で焼く”オーブンが人気を集めるなど、『蒸し料理』への関心が高まっている。蒸し料理の特長は、水蒸気の力で食材を美味しく、しかも健康的に仕上げる点にある。具体的には、@材料の旨みや栄養分が奪われない、A全体をムラ無く過熱、B量がほとんど変化しないのであらかじめ味を決められる、C油を使わない…など。また、“水で焼く”オーブン(スチーム調理器)は、従来のオーブンの約8倍の熱量を持ち、食材の脂を素早く溶かして抜き、塩分も流し出す。専門家は、料理の腕がどうでも蒸し料理に『大失敗』はなく、初心者にこそ蒸し料理を勧めたいとしている。

過剰摂取は有害に!?
コエンザイムQ10

●東京新聞3月25日付
 『老化防止に効く』、『免疫力が向上する』として人気を集める“コエンザイムQ10”(CoQ10)。体内で合成され、細胞内で糖を燃やしてエネルギーを作る手助けをする物質で、以前から軽症の心不全などの薬として使用されてきた。しかし、2001年4月からは食薬区分改正で健康食品として、2004年11月からは薬事法改正で化粧品の添加物として使用が可能となって人気が過熱化している。ところが、専門家からは『場合によっては悪影響を及ぼす可能性もある』との声も。動脈硬化とCoQ10の関連について調査したところ、動脈硬化が進んでいる人ほど血中のCoQ10濃度も高いことが判ったとの結果もある。専門家によれば、CoQ10は、活性酸素と結びついて細胞を酸化から守る“抗酸化作用”も担っているが、酸素と結びつくということは自身も酸化物になるということで、脂溶性とはいえ、溶けずに残ったものは蓄積されるとしている。そして、CoQ10を長期間飲み続けた際の効果や副作用についての研究は十分でなく、不明点も多いことから、過剰摂取は避けるべきともしている。

2005/3/28

むずむず足症候群
睡眠不足の原因に

●東京新聞3月18日付
 『春眠、暁を覚えず』との言葉もあるように、春はぐっすり眠れる快適な季節だが、日本人の5人に1人は睡眠に問題を抱えているという。その問題の1つが『むずむず足症候群』(レストレス・レッグ・シンドローム)。足などに不快感があって寝付けずに睡眠不足に陥ってしまう病気だ。『足の表面ではなく内側がむずむずする』、『不快』、『かゆい』、『痛い』、『虫が這っているよう』…など患者の表現は様々だが、一般的にはひざ下のふくらはぎ周辺、ももや足先などに違和感が表れるもので、夜間寝入り際に起きることや、動くと一時的に違和感が治まるのが特徴。しかし、症状が起きる原因はわかっておらず、完治させるのも難しい。従って、予防が大切で、カフェインや酒類を避けること、マッサージをして筋肉疲労を軽減すること、鉄不足を補うことなどが有効だ。睡眠不足からうつ病になる人もいるだけに、不眠症にならないよう、十分に気をつけたい。

仕送り“冬の時代”に
1990年以降の最低額に

●毎日新聞3月19日付
 自宅外から大学へ通う学生(自宅外生)への仕送りが1990年以降で最低となり、学生の生活が経済的に苦しいことが全国大学生活協同組合連合会の実態調査で判った。自宅外生が親から受け取る1ヵ月当たりの平均仕送り額は8万5,650円で、2003年に比べ約4,000円低。仕送り額は、80年代前半が6万〜7万円台で推移、88年に8万円を超えてその後も順調に伸び、96年に10万2,240円に達した。そして96年をピークに減り始め、2004年は90年のレベルより下がってしまった。一方、1ヵ月の平均支出額は12万4,960円。支出の主な内訳は、住居費(5万5,060円)、食費(2万5,440円)、教育娯楽費(9,140円)、電話代(5,960円)、書籍費(2,650円)など。食費は80年以降で最低となっており、学生達の節約ぶりが窺える。

人と一緒に眠れるお墓も
愛するペットが亡くなったら

●毎日新聞3月22日付
 ペットを飼う人は年々増えているが、と同時に愛するペットが亡くなってしまった場合に人間と一緒に入れる墓も徐々に増えているという。全国にペット霊園は800以上あるとされるが、その多くは動物だけの墓地がほとんど。しかし、ペットブームを反映して墓地業界では差別化の一つとしてペットと一緒に入れる墓が増えているのだ。ところで、ペットが亡くなった時は何をすればいいのか。犬の場合、登録している区市町村に連絡し、飼い犬登録の抹消をする。他の動物には特に規定はない。埋葬については、庭先に遺骸を埋めることもあるが、衛生上は火葬が基本だ。費用は民間業者で1万〜10万円程度、遺骸の大きさや火葬方法で金額に差が出る。また、動物専用の火葬炉を持っている自治体では数千円で済むところも。ただし、いずれにせよ、遺骨を返してもらえるかどうかは事前に確認する必要があろう。



2005/3/21

危険因子を減らして予防
心筋梗塞

●東京新聞3月4日付
 日本人の死亡原因の2位は『心臓病』だが、2位を占めるその理由は『心筋梗塞』による突然死が多いからだ。ところで、心筋梗塞はどのようにして発症するのか。心臓の筋肉(心筋)に酸素と栄養を送るパイプが冠状動脈だが、この動脈は簡単に破れないように何層かの膜で出来ている。しかし、何らかの原因で内側の膜に傷がつくと隙間に血液中のコレステロールなどが入ってたまりやすくなる。これを『アテローム』というが、厚みを増してこぶのように膨らんでくると、動脈の壁が厚くなって血流が悪くなり動脈硬化につながる。そして、血管の状態が悪化して内側の膜が破裂すると、傷を塞ごうと血小板が集まってくるが、これが塊、つまり血栓になって血管を完全に塞いでしまう。これが心筋梗塞が発症するメカニズムだ。予防の 基本は高血圧や喫煙、ストレスなどの危険因子を減らすこと。高血圧は血管の内側を傷つけやすくし、動脈硬化を進行させる。タバコは血管を収縮させ、ストレスも心拍数や血圧を上昇させる。危険因子が重なるほど心筋梗塞を発症するリスクは高まるということだ。危険因子を減らす生活習慣を心掛けたい。

有害の恐れ
ポテトチップスも含有

●讀賣新聞3月7日付
 WHO(世界保健機関)とFAO(食糧農業機関)の合同専門委員会はポテトチップスやフライドポテトなど高温で調理された食品に含まれる化学物質アクリルアミドについて、『健康に有害な恐れがあるかもしれず、食品含有量を低減すべきだ』との勧告を出した。アクリルアミドは地下工事の土壌凝固剤などに広く使用される化学物質で、動物実験により発がん性が指摘されていた。ところが、2002年、スウェーデンの研究で炭水化物の多いイモ類などを120度以上で焼いたり、揚げたりした加工食品にも含まれていることが新たに判明した。合同専門委員会は加盟各国の食品安全を担当する部局に対してアクリルアミド含有量を減らす技術を食品業界が導入することを促すよう求めている。

生命保持に必要不可欠
化学工場・肝臓の仕組

●東京新聞3月11日付
 肝臓は人体の偉大な『化学工場』と呼ばれる。食べ物を体の組織に必要な物質に作り変えて全身に送り出し、体内の有毒物質も解毒、古くなった赤血球を分解・排泄し、消化を助ける胆液を分泌する…など、たった一つの肝細胞で同時に500種類以上の機能を持つのだ。肝臓が無ければ人間は生命を保つことが出来ない。そして注意したいのは、肝臓は『沈黙の臓器』で、肝機能が損なわれても痛みを起こさない点だ。例えば、肝臓の処理能力を超えて酒を飲み過ぎたために肝脂肪になっても、肝硬変に至って肝機能が著しく低下しても、肝臓は全く痛みを起こさない。従って、定期健診等をマメに行い肝機能の数値をチェック、数値に異変がある場合は速やかに精密検査を受けて肝臓を守りたい。

2005/3/7
料理の消臭にも活躍
コーヒーの実力

●日経プラスワン2月12日付
 ほっとひと息入れたい時のお供といえば『コーヒー』。かつては“体に毒”というマイナスイメージもあったが、最近では健康効果に注目が集まっている。例えば、コーヒーに含まれるカフェインは@覚醒作用を有し、A血管を拡張させて血液の循環を高めることで、腎臓内の血流も良くし利尿作用をもたらす、B血糖値を下げるインシュリンの分泌を促進、糖尿病に効果をもたらす。また、Cコーヒーに含まれるクロロゲン酸が活性酸素を抑制する、Dがんリスクを低減する…といった効果もあるとされるのだ。しかも、コーヒーは食べ物への応用もきく。例えば、イワシやサンマの煮物を作るとき、砂糖や酒、水のほか、インスタントコーヒーを大さじ2杯くらい入れると臭いがとれるし、レバーもインスタントコーヒーや牛乳などで作った液に15〜30分程度つけるといい。

コーヒーで半減
肝臓がんのリスク

●朝日新聞2月16日付
 米のがん専門誌に、『コーヒーの愛飲者は肝臓がんのリスクが半減する』という大規模調査の結果が掲載された。調査を行なったのは日本の国立がんセンターの研究チーム。9万人を超える男女を10年間に渡って追跡、調査したところ、日常的にコーヒーを飲む人が肝臓がんになる確率は10万人当たり約214人、ほとんど飲まない人の場合は約547人だった。また、1日に1〜2杯コーヒーを飲む人よりも、3〜4杯飲む人の方のリスクが低かったという。コーヒーが肝細胞がんを予防する詳しい仕組みについては不明だが、抗酸化作用のある成分がコーヒーに多量に含まれるためではないかと見られる。

たまの深酒は肥満の元
太りにくい飲み方

●朝日新聞2月20日付
 『飲みっぷり』と肥満の関係を探った調査結果を米国立保健研究所が発表した。1997〜2001年に行なった国民健康面接調査の参加者のうち、酒を飲む約3万7,000人の『1回の酒量』と『飲酒の頻度』を調べたところ、たまにしか飲まない酒で深酒する人は太りやすいことが判った。具体的には、BMI(体重を身長の二乗で割った数値、太っている人ほど数値が大きくなる)を見ると、1回の飲酒で1杯しか飲まない男性のBMIの平均が26.5で、4杯以上が27.5だった。女性の場合も25.1から25.9に上昇した。一方、年間の飲酒日数が少ない人ほどBMIの数値が大きかった。

高血圧予防に葉酸
緑黄色野菜などが含有

●讀賣新聞2月21日付
 緑黄色野菜や豆類に多く含まれる栄養素『葉酸』に女性の高血圧予防効果があることが米ハーバード大の研究で判った。葉酸はビタミンB群の仲間で、胎児の成長に欠かせない栄養素の1つだが、血管を柔軟にし、血液をスムーズに循環させるため、高血圧予防につながると考えられるという。

2005/2/21

『TAKE10』とは!?
老化予防プログラム

●東京新聞2月4日付
 老化予防プログラム『TAKE(テイク)10(テン)』が注目されている。これは、毎日10分間の簡単な運動を数回行なうとともに、一日に10の食品群から満遍なく食品を組み合わせて食事をとるプログラムだ。運動は、例えば、腿の後ろの筋肉を強くする運動として、@椅子の背に両手を置いて体を支え、A片足を後ろに、ひざが前に出ないようにしながら曲げて、片足で立つ…を左右の足とも各8〜15回ずつ行なうといったように簡単なもので良い。また、食事は、@肉、A魚介、B卵、C牛乳、D大豆・大豆製品、E海草、Fイモ、G果物、H油脂、I緑黄色野菜…からそれぞれ最低一品目ずつ、合計十品目を食べる。運動と栄養豊富な食事を組み合わせて、老化防止に努めたい。

減量が一番の予防・治療法
睡眠時無呼吸症候群

●日経新聞2月8日(夕)付
 睡眠中に呼吸が頻繁に止まってしまう『睡眠時無呼吸症候群』。一日、7〜8時間の十分な睡眠をとっても不意に強烈な眠気に襲われる人は要注意だ。放置しておいて最も問題になるのは、昼間の耐え難い眠気。厚生労働省の調査では重症患者の約1割以上が過去5年間に居眠り運転事故を起こしており、専門家は『眠気と戦いながらの運転は飲酒運転以上に危険だと認識してほしい』としている。また、呼吸の一時停止に伴う酸欠で、心臓や血管に『酸化ストレス』が蓄積、動脈硬化や高血圧、糖尿病など生活習慣病のリスクが高まる恐れもある。睡眠時無呼吸症候群の最大の原因は『肥満』とされ、患者は40〜50代の男性が多い。特に、首の太い人はのど回りの脂肪が増えると気道を圧迫して呼吸を止める原因になりやすい。また、過度の飲酒ものどの筋肉をゆるめるので原因になる可能性もある。とはいえ、最大の予防・治療法は『減量』といえる。心当たりのある人は早期予防のためにも生活習慣を見直し、減量に取り組みたい。

新ワクチンを開発
花粉症の治療

●朝日新聞2月16日付
 理化学研究所が花粉症予防の新ワクチンを開発した。現在の減感作療法よりも少量で効き、副作用も少なく抑えることが期待出来る。現在の減感作療法はスギ花粉エキスを注射して体の免疫細胞に働きかけ、アレルギーを抑える物質を分泌させる治療法だが、急なアレルギーの副作用が起きないように、注射はエキスの濃度を徐々に高めながら3年ほどかけて50回以上打つ必要があり、あまり普及していない。そこで、同研究所はこの療法に工夫を加え、エキスに含まれるスギ花粉のタンパクに細菌のDNA断片を結合させたワクチンを開発した。このDNA断片は鼻や目の粘膜にある細胞とスギ花粉が結びつくのを邪魔し、アレルギーを起こすヒスタミンなどを分泌にくくする効果がある。同研究所では現在、マウスを使った実験を進めているが、2008年には患者を対象にした臨床試験を始め、その後、実用化を目指す。



2005/2/7

生活にあった治療法選ぶ
早めの花粉症対策

●東京新聞1月21日付
 今年は花粉の飛散量が多く、新たに花粉症に悩む人が増えそうな雲行きだ。そこで、花粉症を予防出来る治療と効果をまとめてみた。@減感作(げんかんさ)療法…抗原である花粉エキスの注射を繰り返し、人為的に体を花粉に慣れさせる。唯一の根本的治療とされる。最初の数ヵ月は週一回、その後は月一回のペースで3年に渡って注射していくのがベストで、長期間、定期的に通院出来る人向け。A薬物療法…一番簡便でポピュラーな治療法。抗ヒスタミン剤を花粉が飛び始める2週間前から服用する。つまり、服用開始時期が最重要ポイント。服用後に眠気が生じるので、列車の運転士などには使えない。妊婦も厳禁。Bレーザー治療…鼻の粘膜が過剰に反応しないように粘膜をレーザーで焼く治療法。手術は簡単だが、効き目は数年間のみ。花粉症を完治させるものではない。

アレルギー併発に注意
花粉症に悩む人は

●日経新聞1月25日(夕)付
 昨年の猛暑の影響で早く生長したスギの花粉が秋から飛び始め、例年よりも4ヵ月も早く花粉症に悩む人が出ている。しかし、原因はスギ花粉だけでなく、他の植物に注意が必要な場合もある。例えば、観葉植物。花粉が飛散しにくくく、花粉症の原因になりにくいとされているものの、ガーデニングや生け花で花粉に触れる機会が多い人は注意した方が良い。予防法としては、マスクや眼鏡を着用し、花粉が肌に触れないようにしたい。また、花粉症の人は別のアレルギーにも用心する必要がある。というのも、花粉症患者は『口腔アレルギー症候群』を併発しやすいため。これは、果物や野菜の成分が口の粘膜に触れて、喉のざらつきや唇の腫れ、首にかけての発疹などの症状を引き起こすもの。アレルギーを起こす花粉の種類によって併発しやすい果物や野菜は様々で、スギ花粉症患者はトマトに反応しやすいという。専門家は、原因となる果物などを避けることが大切としている。

月曜が最多!?
自殺の多い曜日

●朝日新聞1月29日付
 厚生労働省の『自殺死亡統計』で、自殺は月曜日が多く、週末に向かうにつれて減っていくことが判った。過去最多となった2003年の自殺者約3万2,000人について初めて自殺曜日と時間別の分析を行なったところ、一日の平均自殺者数は男性が64.1人、女性が23.9人で、時間別では、男性は午前5時台(6.2%)がピーク、女性は午前10時台から5%を超え、午後0時台(5.6%)が最多となった。曜日別では月曜日が男性80.7人、女性27.3%でともに最多だった。また、土曜日は男性が53.5人、女性が21.2人でともに最少だった。欧米の研究などで、楽しい週末を過ごすはずだったのに期待外れに終わった失望が影響しているとする『ブロークン・プロミス・エフェクト』という仮説もあり、同省はデータを自殺予防対策に活かしたいとしている。

2005/1/24

異常な眠気
過眠症の恐れも

●日経新聞1月11日(夕)付
 十分、夜、寝ているにも関わらず、昼に強い眠気を感じて居眠りをしてしまう…そうした症状のある人は過眠症の恐れがある。過眠症としては、まず、『丸3日間、眠らずに数学の難問に取り組んでいるような状態』と表現されるほど強烈な眠気に襲われる“ナルコレプシー”が比較的良く知られているが、これは最近、遺伝的な体質に、ストレスや睡眠不足などが重なって発症する可能性があることが判ってきた。“突発性過眠症”はナルコレプシーほど眠気は強くないが、夜十分寝ていても昼間眠くなる。原因はいまだ不明で、眠気意外の症状がないことから本人も病気に気付かないことがある。このほかには、寝ている間に足が蹴る動作を繰り返し知らないうちに夜の睡眠が中断されている“周期性四肢運動障害”や大きないびきによる“睡眠時無呼吸症”で眠りが浅くなるなどがあるが、思い当たる人は早めに精神科に相談して適切な治療を受けたい。

8歳未満は使わないで
携帯電話の危険性

●朝日新聞1月13日付
 電磁波が体に与える影響を調べている英国の調査機関が『8歳未満の携帯電話使用は妥当ではない』との警告を発した。これは、英保健省の管轄下にある独立研究機関である放射線防護局(NRPB)による警告。頭蓋骨の発達が未熟な子供は聴覚や脳神経の病気にかかりやすいとの指摘を踏まえたもので、携帯電話と発病との因果関係を立証する確たる証拠を突き止めるには至っていないが、3〜7歳の携帯電話使用は妥当ではないとし、8〜14歳については保護者の判断に委ねるとしながらも通話時間を出来る限り制限し、メールの使用を勧めている。スウェーデンでの研究機関は昨年12月、携帯電話を10年以上使っている人はそうでない人と比べ聴神経腫瘍を患う危険が高いとの報告を発表、また、ドイツでは高速通信の第3世代(3G)の携帯電話は脳の働きに影響を与えるとの研究結果も出ている。

感染の予防
ノロウイルス

●東京新聞1月14日付
 年明け早々日本を騒がせている『ノロウイルス』。カキによる食中毒を起こすことで知られているウイルスで、感染した場合、下痢や嘔吐が一、二日続いたあと自然に回復したり、発熱など軽い風邪の症状で済むことが多い。ただし、高齢者や抵抗力の弱い乳幼児では重症化し、まれに死亡に至るケースもあるだけに正しい知識を持って予防に努めたいところだ。予防のポイントは、@85℃以上で1分以上過熱すると消毒出来るので、食品の料理や食器、まな板などの洗浄時は十分に過熱する、A野菜や生鮮食品は十分洗う、Bトイレの後や、調理・食事前によく手を洗う、C嘔吐物や便には直接触れず、触れた場合は良く洗う、D嘔吐物などを処理したぞうきんなどの用具は塩素系消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)に漬け置き洗いする…などが挙げられる。

新春特集号

冬場の運動のポイント
十分なウォーミングアップを

●東京新聞12月3日付
 暖冬とはいえ、朝晩の冷え込みが厳しくなってきた。この寒い時期の運動は時に、心臓発作などの思わぬ病気を引き起こすことが少なくない。しかし、家に閉じこもってばかりでは運動不足や肥満の悪循環になりかねない。では、冬場に運動をするポイントは何か。まずは十分にウォーミングアップして体を温めること。服装は、厚運動して温かくなったら脱げるよう、何枚か重ね着した服装が好ましい。また、水分を十分に摂取し、冷たい空気でのどを痛めないよう初めのうちはマスクを着けるのも効果的だ。そして午前中は、@気温が低い、A就寝中に体内の水分が失われた分血液の濃度が濃く、血流も悪くなっている…ことから心筋梗塞などを発症するリスクが高いので、気温が上がる午後まで運動を控えるのも良い。

上手な酒の飲み方
すきっ腹は危険

●東京新聞12月10日付
 忘年会・新年会シーズンを迎え、何かと酒を飲む機会が増える。しかし、その場は楽しくても、酔い潰れたり、二日酔いになったりすることも多く、如何に上手く酒を飲むかが重要となってくる。そこで、上手な酒の飲み方として覚えておきたいポイントを挙げると、@酒を飲める量は個人差が大きく、『鍛えれば強くなる』と強要するのは危険、A酒が飲めるタイプの人は急性アルコール中毒になりにくい分、ジワジワと酒が体を蝕む危険を抱えているので、アルコールの吸収を抑えるためにも“すきっ腹”では飲まない、B泥酔を招きやすい“一気飲み”はしない…など。また、体調が悪いので今日は軽く切り上げようと思っていながら結局飲んでしまって記憶がハッキリ思い出せない…このケースはアルコール依存症の疑いがあり、早急に専門医を受診したい。

顔立ちが変化!?
先端巨大症とは…

●日経新聞12月14日(夕)付
 『先端巨大症』という病気が30〜40代で増えている。脳の奥にある下垂体と呼ばれる器官から成長ホルモンが過剰分泌されて、手足やあご、舌などの体の末端部分が大きくなることから『先端巨大症』と病名が付いた。症状としては、@頭痛、A視野が狭くなる、B声が低くなる、C歯の噛み合わせが悪くなる、D額や目の上が突出する、E鼻が大きくなる、F口唇が厚くなる、G手が大きくなったり、指輪が入らなくなる、H指先がしびれる、I膝など関節が痛む、J足が大きくなり靴が入らなくなる、K汗をかきやすくなる…など。また、糖尿病や高血圧を併発する場合もあり、高血脂症や肝障害になるリスクも高まるとされ、厚生労働省の研究班の報告では『適切な治療を施さないと平均寿命が10年縮まる』と指摘している。専門家は『血液中の成長ホルモンの量を調べれば、先端巨大症かはすぐ診断出来る。体調のちょっとした変化を見逃さないようにし、また、友人や知人で急に顔立ちが変わった人がいれば失礼にならない範囲で教えてあげるべきだ。
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